2018/12/10
株式会社Shift
礒崎様
運用型広告事業にRICHKAで制作した動画を取り入れている株式会社Shift。動画広告への参入に障壁となっていたコストとクオリティのバランスと広告運用に必要なスピード感が、RICHKA導入で解消されたそう。社内リソースの負担とならない動画制作・運用フローも確立しており、静止画バナーと動画バナーの比較配信でも動画を継続して取り入れるメリットなど、トライアルの時点で実感していたRICHKA導入の効果についてお話を伺った。
株式会社Shift
RICHKAを知った経緯は、御社からの営業のメールが、きっかけでした。もともと動画広告に興味があり、「動画広告市場はこんだけ伸びますよ」という、大手広告会社が出しているようなグラフを見たこともありましたので「どこかのタイミングで、動画を導入していかないとな」という漠然とした焦りや不安が、正直ありました。
しかし、我々の事業はリスティング広告やネイティブ広告、ディスプレイ広告をメインで扱っていますので、いわゆるブランディング広告ではありません。動画広告を導入している他社を見ていると、ブランディングの気風が強いと感じており、弊社のようなダイレクトレスポンス広告での動画の取り入れ方が理解できていませんでした。また、制作コストとクオリティとのバランスも納得できるか不安でした。加えて、ダイレクトレスポンス広告では、クリエイティブの制作スピードと制作量も求められますので、既存のサービスに動画を取り入れたいと思いつつも、実行できていませんでした。
動画広告の運用経験でも、お客様がすでに持っている動画をいただいてSNSに使用してみる、といったことはありましたが、社内で動画を作るということはほぼありませんでした。例えばインフィード広告にしても、画像とテキストがあれば広告は入稿できるのが現状なので、自社制作という点では素人でした。
その点について、ご商談時に話をお伺いした際に「安くバナー感覚でできる」という点を教えていただけましたので、「トライアルやってみようか」という結論に至りました。
制作に関しては、「慣れると制作が早くなる」ということを実感しています。最初は制作に不慣れなことも、今はRICHKAとても使いやすいUIだと感じているのですが、例えばトリミングやフォーマット選びなどに時間を要していました。今では、他のスタッフもRICHKAを使って動画を制作しており、誰でも動画が制作できる便利なツールだと思います。
先日、自社でSEMohenro茶屋というイベントを開催したのですが、イベント中にRICHKAを使って動画を作成し、来場いただいた会社さんのSNSに動画広告を投稿させていただくなど、その簡単さには感心しています。
実際に、動画の制作経験のない制作体制であっても、動画クリエイティブでの広告運用に関して短期間で効果を実感することができています。既存の静止画広告と比較してみても、動画を運用広告に引き続き採用する価値は大いにあるという手応えがあります。
まず、アカウントに関しては、全社員で共有しています。利用シーンに関しては、運用型広告のクリエイティブ素材として活用しています。基本的には、営業担当が動画を制作し、それを広告運用を担当が入稿し運用する、というようなフローが定着しています。
お客様のビジネスについて最も理解している営業担当がクリエイティブを作成できるのは、弊社にとって強みになってきています。営業が動画を作りお客様にすぐに見せて、そして運用まで持っていくというフローが、自社では一番効率が良いと思っています。
広告なので、クリックをしてもらう必要がありますし、興味を持ってもらう必要がありますので、インパクトを意識して制作しています。フォーマットではそれぞれ文字数や大きさも決まっているので、「このサービスが何のサービスなのか」という点が伝わるように意識しています。
たとえば住宅ローン関係の広告を作ることがあると、「住宅ローン」とか「借り換え」などお客様の事業ドメインやサービス内容がわかるように、フォントの大きさなどを意識しています。具体的には、フォーマットに14文字の入力ができても、フォントがすごく小さかったら「伝わりづらいよね」となり、そういうフォーマットは使わない。ぱっと見で何の広告なのか分かりやすいフォーマットを選びながら動画制作をしています。
端的に言えば、既存のバナーや記事のLPがあり、そこでコンテンツやバナーのメッセージは決まっているので、その内容を単に動画にするだけです。あまり欲張らずに、バナーくらいで収まるメッセージを1.2とか1.5倍、せめてそれぐらいしか膨らませません。すでに手元にある構成ありきでバナーを動画化しています。
ある案件をYDNで、静止画クリエイティブと動画クリエイティブの両方を配信しました。動画クリエイティブの方が獲得単価が安く抑えられつつCVでも良い数字が出ており、「これはやりようによってもっといけるんじゃないかな」という感触を得ました。
具体的には、インフィード広告に静止画クリエイティブと動画クリエイティブの両方を配信しました。静止画クリエイティブの方は、CVが20数件でCPAが約1万6千円でした。動画クリエイティブの方は、インプレッションがそこまで出なかったのですが、それでもCVが10数件でCPAが約1万円でした。
静止画クリエイティブと比べて露出度が低いという点に関して、動画クリエイティブのひとつの課題ではあると感じています。ただ、それでもCVが10件以上出ているということとCPAも3分の2くらいで収まっていることで、いままで静止画しか採用していなかったところに動画を入れることによって新しいコンバージョンが取れたのかな、というひとつの気づきに繋がりました。短期間でここまで結果が出るとは思いませんでした。
やはり、これからは「深堀り」を考えています。トライアルで得られた動画広告運用の成功事例がありますから、それを再現性が高い成功事例を増やしていくことでお客様に貢献ができる、というところを目指していきたいです。
「お客様の事業に貢献する」という僕たちのビジョンの下では、お客さんの広告が伸びないといけません。お客様の事業が伸びないと広告費も大きくならないので、あくまでも動画はひとつのクリエイティブです。動画含めた広告の運用によってお客様の売り上げ・収益が伸びていき、そして広告費が伸びて動画広告の部分にも力を入れていける、というのが非常に理想です。
礒崎様ありがとうございました。
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