
marketing
2020年10月31日(公開: 2020年08月27日)
YouTube広告を効果的に使い分けるには?それぞれの種類を徹底解説
YouTube広告にトライしてみたいけれど、「どのような種類があるのかわからない」「効果的な出稿をしたい」と悩む方も多いと思います。
YouTube広告は、大きく分けると以下の5種類になります。
- Trueviewインストリーム広告
- Trueviewディスカバリー広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
ここでは、YouTubeの広告の種類と、効果的な利用法を紹介します。
YouTube広告の種類
YouTube広告の種類は、大きく分けると以下の5種類です。認知度アップや購買促進など、目的によって使う広告が変わってきます。
- Trueviewインストリーム広告
- Trueviewディスカバリー広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
TrueViewインストリーム広告
出典:(https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja)
インストリーム広告とは、ユーザーが動画を視聴しているときに、広告が流れる仕組みです。課金の条件は、ユーザーがスキップせずに30秒間視聴するか、ユーザーが動画広告をクリックすると発生します。
YouTubeの動画再生すると、この動画広告が使われているパターンが多く、最初に動画広告を使いたい場合でもTrue Viewインストリーム広告はおすすめです。
10~30円程度の入札から運用でき、低予算から始めることができます。まずは試してみて、適正な値段を決めることをおすすめします。
スキップ可能方式
スキップ可能方式は、ユーザーが見ている動画に広告が流れると、開始から5秒後にスキップ表示が出てきます。
ユーザーに興味がなければスキップされますが、必ず5秒は視聴されます。料金が発生するのは、30秒以上視聴された場合か、広告をクリックした場合です。
30秒経過する前に、ユーザーが広告をスキップした場合は課金されません。
スキップ不可方式
スキップ不可方式は、最大15~20秒はスキップできません。動画広告を入れるタイミングは自分で設定できます。
入札単価はインプレッション単価で、1000回の広告表示に対して費用が発生。認知度の拡大目的で使われます。
通常のインストリーム広告では5秒でスキップできます。しかしスキップ不可の広告は15秒スキップできないため、ユーザーに印象が悪くなる可能性がありますので、多用には注意してください。
TrueView ショッピング
出典(https://www.blog.google/products/ads/youtube-and-search-innovations-smx2018)
動画再生で、ショッピングカートを表示させ、写真や商品名、店舗名などの詳細情報を伝えられます。
通常の広告よりも映像やテキストでの訴求力が高く、見込み客に向けて購入促進ができます。
またユーザーにとってもクリックする段階で、商品の情報や値段などが分かり、安心して購入の検討が可能です。
オンライン店舗や実店舗の宣伝にもつながるので、小売業などの実店舗、またはEC事業者向けに適した広告形式です。
TrueView アクション
出典(https://www.blog.google/products/ads/youtube-and-search-innovations-smx2018)
動画広告に、ユーザーへ購買促進させるテキストを加えることで、CV(コンバージョン)の獲得を図ります。
またテキストの見出しやロゴなどもオーバーレイ表示可能で、ユーザーが購入のアクションにつなげやすくなります。
True View インストリームで広告を出しているが、クリック率の向上をしたいと検討している方にとって、True Viewアクションを取り入れることで、改善の効果がでる可能性があります。
TrueView リーチ
出典(https://www.blog.google/products/ads/youtube-and-search-innovations-smx2018)
TrueViewリーチとは、TrueView広告インストリームと同じく、動画再生中に広告が表示されますが、課金形態が変わり、CPM方式で表示回数ごとに課金されます。
TrueView広告のなかでも、認知度アップに特化しており、ユーザーが興味・関心のあるジャンルに対して、効率的にリーチできるように最適化されます。
まだ認知されておらず、興味のないユーザー層にむけて、幅広く広告を発信したいときに効果的。認知され見込み客の獲得に有効な手段です。
TrueViewディスカバリー広告
出典:(https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja)
TrueViewディスカバリー広告は、YouTubeで動画検索すると、検索結果の上部もしくは、画面の右側にある、動画再生リストに広告が表示されます。
動画広告のタイトルやサムネイルを、ユーザーがクリックすることで、再生ページへと飛びます。
ここでは表示形式と課金形態について詳しく解説していきます。
表示形式
①YouTube検索結果
②YouTubeの関連動画の横
③モバイル版YouTubeのトップページなどYouTubeのトップページや検索結果、関連動画の部分などに表示される広告。
出典(https://support.google.com/displayspecs/answer/6227733?hl=ja)
上記の写真のように、ユーザーにとって見やすい位置にサムネイルとタイトルが並べられています。したがって興味があるユーザーにとってクリックしやすい場所に設置してあるので、購入につながりやすいのが特徴です。
インストリーム広告では、動画再生中に広告表示されますが、ディスカバリー広告では、ユーザーは任意で動画広告にアクセスできます。
広告視聴で課金
ユーザーがYouTubeの検索で、現れた動画広告のサムネイルをクリックすると、課金されます。費用はクリック単価で管理され、一般的にCPC(Cost Par Click)と呼ばれています。
ユーザーが動画広告をクリックして、アクセスした際に課金が発生します。そのため広告表示で発生する課金方式と比べると、ユーザーがアクションがするので、効率よく費用がかけられます。
またクリック数を蓄積していくと、ユーザー分析しやすく、改善を行うのに、参考数値になります。
バンパー広告
出典:(https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja)
バンパー広告は、動画の途中や前後で再生される6秒以下の動画広告です。6秒間はスキップされないので、ユーザーに離脱されることはありません。
自社サイトや購入ボタンがないため、認知度アップやブランディングに適しています。通常のTrueViewインストリームでは、興味のないユーザーに対しては、スキップボタンに目移りしてしまい、記憶に残りにくい欠点があります。
しかしバンパー広告では、6秒間注意を惹きつけるので、記憶定着させるのが狙いです。まずは新規顧客の獲得に向けた、効果やプロモーションの宣伝に役立ちます。
6秒でいかにインパクトを与えるか
商品やサービスの特徴を、6秒間でまとめて、動画広告を作成する必要があります。6秒間は必ずユーザーに見てもらえますが、短いので十分に訴求できず、クオリティをだすのが難しいです。
ユーザーに認知されるのがねらいなので、複雑すぎる内容ではユーザーに伝えることができません。そのため、最も伝えたい内容を一つに絞り、いかにインパクトのある内容を伝えるかが重要です。
1000回ごとの課金
バンパー広告は、インプレッション課金方式が採用されています。表示回数が1000回の到達で課金される仕組みです。
自分で費用を想定して、入札するもので、高額であれば多くのユーザーの目に届く可能性が生まれます。まずは予算内で入札を行い、効果を見ながら調整をおこない、費用の目安をつけましょう。
アウトストリーム動画広告
出典:(https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja)
スマートフォンやタブレットに特化した広告フォーマット。インストリームの場合は、動画再生中に広告表示されますが、アウトストリームはYouTubeの外側で配信可能です。
これまでに紹介した広告表示はYouTube内での配信となりますので、大きく異なります。ここでは、詳細な広告内容と課金方式について詳しく解説していきます。
YouTube以外でも配信可能
アウトストリーム広告では、YouTube以外のサイトやアプリなどのGoogle動画パートナーサイトにて配信可能です。
アウトストリームでは、大きく分けて3つの広告形式があります。
・インバナー広告
ウェブサイトの検索画面やアプリのバナー枠に設置する広告形式です。ウェブのトップページやページの上部など、ユーザーに目が止まりやすい場所に設置できます。
YouTube以外のユーザーの認知度アップのために、使われる広告形式です。
・インリード広告
記事の間やコンテンツの間に、動画広告が表示される広告形式です。メインページに表示されるので、バナー枠よりもユーザーの目に止まりやすく、認知度の向上やブランディングに役立ちます。
・インタースティシャル広告
インタースティシャル広告は、アプリやウェブサイトで、広告がポップアップして表示される形式です。画面とページが切り替わるタイミングで表示されます。しかしユーザーの任意とは関係なく、ページが変わるため、ユーザーにストレスを与える一因にもなります。
またGoogleから評価を下げる一因にもなりますので、注意してください。
2秒以上で課金
ウェブサイトやアプリで、動画が2秒以上視聴されたら課金が発生します。課金方式はインプレッション方式を採用。
YouTubeのウェブ以外で、幅広いユーザーに広告を配信させ、新規顧客獲得に向けて役立ちます。
購入促進目的よりは、認知度の向上やブランディング目的に適してきます。
マストヘッド広告
出典:(https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja)
YouTubeのトップページ上部に表示される横長の広告です。パソコンやスマートフォンなど、どのデバイスからでもアクセスが可能で、音声なしで自動再生できます。
ユーザーがクリックすれば音声が流れ始め、ページ先のチャンネルにアクセスが可能です。
動画広告は、ホーム画面に大きく現れて、認知度の向上やブランディングの効果があります。
マストヘッド広告は一番目立つ場所に設置されるため、取扱いや課金方式が違います。ここでは、広告の表示の方法と単価について解説していきます。
1日につき1社
従来は1日につき1社が事前に予約することで、広告搭載が可能でした。しかし広告枠の制限がなくなり、同日に複数の会社が広告を搭載できるようになりました。
また通常のオークションとは異なり、事前にGoogleの担当者に問いあわせを行い、予約購入することで、広告表示ができるようになります。
デスクトップやモバイル版でそれぞれのフォーマットに適した広告で、ユーザーに注目されるようになるでしょう。
日別単価かインプレッション単価
課金形態は、日別単価のCPD(Cost Par Day)もしくはインプレッション単価のCPM(Cost Par Mile)どちらかの選択が可能です。
1日単位から購入でき、最大7日間の広告表示が可能。広告表示されると、動画の無音自動再生が最大30秒流れます。
費用はGoogleに直接問い合わせすることで確認できますが、YouTubeのトップページに広告が搭載されるので、高額な費用が予想されます。
YouTube広告を使い分けるには?
YouTube広告にはいくつもの種類があり、表示方式や課金方式がそれぞれ変わってきます。
商品やサービスを購入してもらうには、新規顧客の獲得のための認知度アップやイメージ向上のブランディング、購入を後押しする訴求力を高める必要があります。
うまく広告を使い分けることで、クリック率やCVなどの目標の数値達成のために効果的です。ここでは、目的に応じて効果的に広告を活用する方法を紹介します。
認知度を上げるなら「インストリーム」「バンパー」
商品やサービスをユーザーに購入してもらうには、認知度を上げる必要があります。そこで役立つのが「インストリーム広告」や「バンパー広告」です。
まだ知られていない新規のユーザーや見込み客に関係なく、繰り返し広告を流せるので、認知度アップに役立ちます。
同じ広告を流し続けると、時間の経過とともに、ユーザーに飽きられてしまい、興味を失われてしまいます。広告は何種類も流すと効果的です。
購買促進を図るなら「ディスカバリー」
ディスカバリー広告を活用することで、ユーザーへの購買促進につながります。インストリームやバンパー広告では、自動で動画広告が再生されるので、ユーザー側の視点では受動的に情報を受け取ります。
しかしディスカバリー広告ではユーザーが能動的にクリックをして、動画広告をみるので、購買につながる可能性が高くなるでしょう。
すでに見込み客となっているユーザーに対して、訴求のある映像やテキストを流すことで、ユーザーの購入の検討を後押しします。
また再生時間に制限がなくなるのも大きなメリットです。すでに興味のあるユーザーが視聴するので、多少再生時間が長くても最後まで視聴される可能性があります。
伝えたい内容を全て動画広告に流して、商品やサービスのさらなるアピールが可能です。
まとめ
YouTube広告には、目的によって最適な広告の種類があり、うまく活用することで、成果を出せるでしょう。
また成果は数値として、データとして表れ、改善に役立ちます。ぜひ動画広告の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
YouTube広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
YouTube広告は本当に効果があるのか?特徴・種類・メリットを探る
プロクオリティの動画をだれでも簡単に作れる「RICHKA」
RICHKAを使えば、だれでも簡単にプロクオリティの動画を作れます!
RICHKAは「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」公式ツールに採択されており、Yahoo! JAPANや日経ビジネスなど、広告代理店や大手メディアをはじめ400社以上の企業様にご愛用いただいております。
動画制作の時間やお金などのコストでお悩みの方は、まずはお気軽に資料をダウンロードしていただけますと幸いです。
この記事をシェア
KEYWORDS
ARTICLES
-
DaVinci Resolveで動画をカットするには? 機能や特徴も一挙紹介!
2021.01.12
-
DaVinci Resolveをダウンロードするには?機能や特徴も一挙紹介!
2021.01.12
-
DaVinci Resolveの推奨スペックは?機能や特徴も一挙紹介!
2021.01.12
-
OpenShot Video Editorで動画に音声を入れるには?そのほかの使い方も一挙紹介!
2021.01.12
-
OpenShot Video Editorで動画に字幕を入れるには?そのほかの使い方も一挙紹介!
2021.01.12
-
Free Video Editorで動画をカットする方法は?特徴も合わせて紹介!
2021.01.12