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2020年10月31日(公開: 2020年10月27日)
LINE広告の全てがわかる!広告の種類や料金など一挙解説
2020年3月末現在で、日本人の3/4にあたる、約8,400万人のユーザーを誇るLINEですが、広告を出稿するには、どうしたらよいのでしょうか。
ここでは、LINE広告の特徴や広告の種類、料金などを紹介します。
LINE広告とは

LINEは利用者8400万人のコミュニケーションアプリです。その中で特に優れているのは他のSNSではリーチできない顧客層へアプローチできる点、公式アカウントと連携して、友だち追加などさまざまな面で配信が行えるのが強みです。
LINE広告はあらゆる効果をうむプラットフォーム

商品やサービスの認知向上や売上向上、集客に利用できる運用型広告プラットフォームです。よくある例として、トークリストの上部に表示される
Smart Channel やタイムライン、 ニュースやマンガなどさまざまな方面からあらゆる効果をうむプラットフォームになっています。
LINEの利用者は8,400万人

利用者はLINE for Businessによると、2020年3月時点で、MAU(
Monthly Active Users )数が8400万人になっているので、現在ではもっと高くなっていると予想されます。
気軽にチャットでコミュニケーションが取れるのが強みで、老若男女問わず利用されています。若年層向けのマンガや、女性向けのショッピング、ポイントなどさまざまなターゲットを想定したサービスが展開されているのが強みです。
幅広いユーザーカバー率と高いアクティブ率
上述のとおり、幅広いサービスを展開しているため、高いユーザーカバー率とアクティブ率を誇ります。
スマホユーザーの調査結果として、上図からも分かる通り、「LINE広告」と一緒に活用すると、TwitterやFacebookなど他のSNSでカバー仕切れなかった部分をカバーすることが可能になりました。
その理由としては、多彩なターゲティングにあります。年齢・性別・地域などの属性や、使い手の興味関心、行動データなどを基にアクションされやすい広告を配信するので、費用対効果の高い優れた配信をすることが可能になっております。
LINE広告の種類

続いて、LINE広告の主な9パターンをご紹介します。
なお、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
1.Smart Channel

あなたも一番よく目にするものではないでしょうか?トーク一覧画面の一番上に広告が表示される種類の広告です。数あるメニューの中で、一番アクティブユーザーが多いです。
2.LINE NEWS

MAU( Monthly Active Users)が6800万人と高い利用者数を誇ります。
ニュースページやトップページに広告を掲載することができます。
ニュース利用者は、購入意欲が高くインフルエンサー要素も持ち合わせているてめ、新商品発売情報や即時性の高いコンテンツとの相性が良いです。
3.タイムライン

こちらもMAU( Monthly Active Users)が6800万人と高い利用者数を誇り、使い手は女性の方が多いです。
4.LINEマンガ

2013年4月に配信された、スマートフォン向けの電子コミック配信サービスです。使い手は若年層の割合が多く、10~20代の使い手が全体の85%以上を占めています。
5.LINE BLOG

2014年11月に開始され、2500名を超える人が利用しています。使い手は7割の人が女性と女性の使い手が多くなっています。
6.LINEポイント

さまざまな課題をクリアすると、ポイントが手に入る使い手の遊び心をくすぶるようなサービスになっています。利用者層としては、40~50代層が一番多いです。
7.LINEショッピング

アプリ上でさま゛さまざまな商品を閲覧・検索・購入ができるサービスです。使い手の割合としては、女性が7割ほどで、特に20~30代の若年層の使い手が多いです。
8.LINE広告ネットワーク

外部アプリやメディアに出稿できるサービスで、MAU( Monthly Active Users) が4600万人にリーチがをかけることができます。代表的なものは「クックパッド」 や「DELISH KITCHEN」 などがあります。
マンガやニュースなどそれぞれの生活に合わせた多くのジャンルを網羅しており、豊富なデータを利用したターゲティング方法と合わせて効果的な運用を行うことができます。
9.LINEチラシ

よくあるスーパーのチラシのような、ネットで閲覧できる電子版のチラシになります。
お買い得商品や新商品のサービスをチラシを利用して告知をしたり、使い手の興味関心やアクションに応じて最適な広告が表示されるような仕組みになっております。
LINE広告の配信方法

続いて、8つの配信方法を紹介します。
「年齢」「性別」「地域」「興味関心」「配信先デバイス」 など、多彩なターゲティングシステムによって属性を分けそれぞれに最適な広告を表示することで、使い手側の興味を惹かせることができ、配信側も費用対効果の高い運用を実現することが可能になります。
なお、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
1.デモグラフィックデータ配信

出典:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
「年齢」「性別」「地域」「興味関心」などさまざまな情報をカテゴライズし、利用者にとって最適な広告を表示させることができる配信方法です。
2.オーディエンス配信

Cookieを基にある商品を購入した利用者に、もう一度同じ商品の購入を促したり、類似した商品を表示させることによって購買意欲を高めることができる
配信方法です。
3.Cost Per Friends

よくスタンプをダウンロードしたいと思ったときに、友だち登録を促されたことはありませんか?それは、「Cost Per Friends」(CPF) の可能性があります。CPFは広告やスタンプダウンロードなどを通して登録を促すシステムのことです。
4.LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信

出典:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
公式アカウントの友だちをもとに 「ブロックされていない使い手」「ブロック中の使い手」それぞれに配信するターゲット(オーディエンス)を作成し、配信をすることができます。
5.類似配信

出典:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
あるコンテンツに登録したり、商品を購入したなどのアクションを起こした利用者や、それに類似した利用者を対象にカテゴライズして、興味関心の近い利用者を集め配信するシステムのことです。
6.リエンゲージメント配信

出典:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
新規顧客だけではなく、既存顧客にもアプローチができる手法で、インストールしたアプリが何らかのイベントが発生した時に任意のユーザーに表示させる配信方法です。
7.自動最適化配信

出典:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
機械学習を利用して、自動的に入札の最適化を行う配信方法です。設定された目標が達成できるように自動調整を行ってくれるので、運用の効率化、工数削減に貢献してくれます。
8.予約型広告

出典:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
あらかじめ配信面や期間などが定められている種類の広告を指します。リアルタイムに調整が可能な運用型広告と違って、配信後に調整ができない仕様になっています。
LINE広告の費用

費用は主に2タイプによってかかってくる料金の違いがあります。
基本的に静止画の場合はクリック課金タイプ(CPC課金)、 動画の場合はインプレッション課金タイプ(CPM課金)に分類されています。
1.クリック課金タイプ

クリック課金タイプは、広告が押された時に費用が発生する仕組みで押されなければ費用が発生しない仕組みになっています。
メリットとしては、興味のある使い手にのみに押させることができる点や、押すと、サイト遷移されるので自社のホームページなどに誘導しやすい点があります。
なお、広告の単価や単価の決定方法、追加オプションの詳細・料金について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
2.インプレッション課金タイプ

インプレッション課金タイプは、広告が表示された時に費用が発生する種類の広告です。LINE広告の場合は、1000回表示される度に費用がかかる仕組みになっています。
インプレッション課金のメリットは、インプレッションが最大になるように使い手に見てもらえる点や、いくら押されても費用が変わらないため魅力のあるモノにすれば費用対効果が高くなりやすいという点があります。
なお、広告の単価や単価の決定方法、追加オプションの詳細・料金について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
LINE広告のサイズ

サイズは、それぞれのクリエイティブ毎に最適なサイズが存在します。今回は、クリエイティブの大まかな種類と、最適な画像・動画のファイルサイズと形式について解説していきます。
クリエイティブの種類

クリエイティブの種類は5種類あります。
それぞれの種類と動画の比率は以下の通りです。
種類 | Card | Square | Vertical | カルーセル | 画像+テキスト |
---|---|---|---|---|---|
比率 | 16:9 | 1:1 | 9:16 | – | – |
「Card」は トークリスト最上部に表示されるSmart Channelやタイムライン、LINE NEWSなどさまざまな配信面に対応しています。
「 Square 」は、 Cardと同様、Smart Channelやタイムライン、LINE NEWSなど、さまざまな配信面に対応しています。
「 Vertical 」は動画専用のフォーマットで、タイムライン上に配信されます。
「カルーセル」は、最大10枚の画像をスライド形式で表示させるクリエイティブです。 タイムラインとLINE NEWSの一部に配信されています。
「画像+テキスト」 はLINEアイコンほどの画像と20文字以内のテキストで構成されているシンプルなフォーマットになっています。 トークリスト最上部のSmart Channelで表示されます。
画像・動画のファイルサイズと形式

画像の場合は、ファイル形式はJPGまたはPNG形式です。画像のサイズは、
「Card」なら1200×628px(ピクセル)、「Square」なら1080×1080px(ピクセル)、「カルーセル」なら600×600px(ピクセル)で制作しましょう。
また、ファイルサイズは1枚あたり5MBに抑えるようにしましょう。
動画の場合は、ファイル形式はMP4です。
長さは120秒以内までと制限されており、動画1つあたり最大100MBに抑える必要があります。
なお、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
LINE広告の出稿方法

出稿方法は主に2種類あります。それぞれ紹介します。
自分で出稿する

まずは、自分で出稿する方法です。
2019年10月までは、広告代理店を通してアカウントを開設しなければ、出稿できませんでした。
しかし、2019年11月に広告代理店を通さずにオンラインでも申し込みから配信、支払手続きなどができるようになり、自社で直接運用する企業が増えていきました。
自社で運用する場合は、コストがかからない上に自社のノウハウや自社の人材が育つというメリットがある一方で、初めのうちは右も左もわからない状態での運用になるので効果が出るまで時間がかかるというデメリットもあります。
運用代行に依頼する

続いて、運用代行に依頼するという方法です。代理店に依頼すると以下のようなメリットがあります。
- 自分で運用する時と比べて、効果が出やすい
- プロのノウハウを学べる
- 業務負担を軽減できる
- 炎上リスクを抑えることができる
- コストを抑えた戦略的なPRが可能
など、さまざまなものがあります。特に、運用を始めたばかりの頃は何から始めていいかわからなくなってしまう時が多く、時間が掛かってしまう可能性があげられます。
運用代行に依頼をすれば、効率よく効果を上げられるほか、プロのノウハウを学べるので運用スキルが身に着くでしょう。
なお、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
今回はLINE広告の種類・費用・配信方法・配信の仕方などを解説しました。
LINE広告は、2019年10月からオンラインで気軽に利用できるようになったこともあり、使い手がどんどん増えてきているサービスになっています。多彩なターゲティングにより、コストパフォーマンスの良い運用効果が見込めることもあり、一度利用されてみてはいかがでしょうか。本記事をよく読んで、お得に運用して頂ければ嬉しいです。
他のSNS広告についても詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
SNS広告とは?基礎から効果的な運用方法までわかりやすく解説
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