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Twitter動画広告徹底解説

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2021年09月06日(公開: 2020年06月20日)

Twitter動画広告の特徴を徹底解説【事例付き】

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Twitter広告は拡散性が高く、多くのユーザーへのリーチが期待できる媒体です。Twitterの中でも特に動画は拡散されやすく、動画広告に対する注目も集まってきました。しかし、Twitter広告にも様々な種類がありどれを選ぶのが適切か不安です。

そこでこの記事では、Tiwtterの動画広告の基礎知識から広告の種類などご紹介します。初心者の方にもわかりやすく事例も交えて解説していますので、記事を読んでぜひ動画広告に挑戦してみてくださいね。

Twitter動画広告の特徴

動画広告

Twitterは世界中で利用されているプラットフォームです。世界では月間アクティブユーザー3億8,600万人(2020年4月時点)、国内では月間アクティブユーザー4,500万人(2018年10月時点)と発表されています。

Twitterは10代〜20代の若年層ユーザーが多く、リツイート機能による拡散が期待できます。Twitterの仕様・特性を理解し、上手く動画広告を活用することで効果的な宣伝につなげることが可能です。

そのため、まずはTwitter動画広告の種類について覚えておきましょう。Twitter動画広告には以下の6種類に分類されます。

  • プロモビデオ広告
  • プレロール広告
  • スポンサーシップビデオ広告
  • ビデオカンバーセーショナル広告
  • ビデオアプリカード広告
  • プロモライブビデオ広告

それでは、順に解説していきますね。

プロモビデオ広告

プロモビデオ広告は、タイムラインにインフィード表示される自動再生動画です。

プロモビデオ広告

テキストと動画がセットとなって表示されます。テキストはリンクも含めて最大280文字(日本語の全角文字の場合140文字)になります。

タイムライン上に表示されることで、ユーザーの視覚に入りやすく、商品やサービス認知度が高いことが特徴です。

Twitterは文字数制限があるため、動画付きのツイートは画像付きのツイートよりも多くの情報を伝えられます。

また、Twitterのユーザー属性として、モバイル環境で使用しているユーザーが多いため、モバイルの仕様に適した動画にすることでより良い効果を期待できます。

プロモビデオ広告の仕様

文字数 最大280文字(日本語の全角文字の場合140文字)
ファイルサイズ 最大1GB
動画の長さ 最長2分20秒(※推奨: 15秒以下)
ファイル形式 MP4またはMOV
推奨動画ビットレート

推奨: 1080pの動画で6,000k、720pの動画で5,000k
最大: 1080pの動画で6,000k~10,000k、720pの動画で5,000k~8,000k

推奨フレームレート 29.97fpsまたは30fps
推奨オーディオコーデック AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨動画コーデック 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル
動画縦横比 2:1~1:1(1:1を超えるとプラットフォーム上で縦横比1:1にトリミングされます)
推奨サイズ 1200×1200(1:1の場合、最小は600×600)

参考:https://marketing.twitter.com/apac/ja/solutions/ad-format-specs/promoted-video

プレロール広告

プレロール広告とは、動画コンテンツの前に流れる動画広告のことを指します。

プレロール広告

Twitterでは、大手テレビ会社、スポーツリーグ、報道機関など200以上の動画パブリッシャーが動画コンテンツを配信しています。

アピールしたい商品やサービスと関連性の高い動画コンテンツの前にプレロール広告を配信することで、より正確なターゲティングが可能です。

また、Twitterのプレロール広告は他の動画投稿サイトに比べ、ユーザーからの嫌悪感が低く、結果として広告効果が高いことが特徴です。

プレロール広告

参考:https://twitter.com/i/events/996592881530908672

プレロール広告の仕様

ファイルサイズ 最大1GB
動画の長さ 推奨: 6秒以下
ファイル形式 MP4またはMOV
推奨動画ビットレート

1080pの動画で6,000k~10,000k
720pの動画で5,000k~8,000k

推奨フレームレート 29.97fpsまたは30fps
推奨動画コーデック 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル
動画縦横比 16×9または1×1
URL 必ずhttp://またはhttps://で始めます

参考:https://marketing.twitter.com/apac/ja/solutions/ad-format-specs/in-stream-video-ads-sponsorships

スポンサーシップビデオ広告

スポンサーシップビデオ広告とは、プレロール広告と同様に動画コンテンツの冒頭に流れる動画広告のことを指します。

上述したプレロール広告との違いは、プレロール広告ではカテゴリを選択して複数の企業の動画コンテンツからランダムで動画広告が配信されますが、スポンサーシップビデオ広告では、特定のコンテンツパートナーの動画にプレロール広告を配信することが可能です。

関連性が高い場合や、人気コンテンツを配信している動画パブリッシャーに対して配信できるため、高い宣伝効果を期待できます。

しかし、スポンサーシップビデオ広告は一般的なユーザーアカウントでは利用できないため、一般的にはプレロール広告を利用すると考えておきましょう。

スポンサーシップビデオ広告の仕様

ファイルサイズ 最大1GB
動画の長さ 推奨: 6秒以下
ファイル形式 MP4またはMOV
推奨動画ビットレート

1080pの動画で6,000k~10,000k
720pの動画で5,000k~8,000k

推奨フレームレート 29.97fpsまたは30fps
推奨動画コーデック 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル
動画縦横比 16×9または1×1
URL 必ずhttp://またはhttps://で始めます

参考:https://marketing.twitter.com/apac/ja/solutions/ad-format-specs/in-stream-video-ads-sponsorships

ビデオカンバーセーショナル広告

ビデオカンバセーショナル広告とは、動画に独自のハッシュタグをつけて、アクション誘導ボタンをつけたツイートのことを指します。

ビデオカンバセーショナル広告を見たユーザーに対して、独自のハッシュタグを使ったツイートをビデオカンバセーショナル広告.001してもらえるようにアクションを促すことができます。

例えば、「朝に飲むドリンクはなに?」という問いかけに対して、Aさんが「#コーヒー」とツイートした場合、Aさんのフォロワーにもビデオカンバセーショナル広告が表示されるようになります。

このように、ユーザーが能動的に拡散してくれるため、高い費用対効果が期待できるのが特徴です。

ビデオカンバセーショナル広告の仕様

ビデオカンバセーショナル広告の仕様はプロモビデオ広告と同じ仕様が適用されます。

文字数 最大280文字(日本語の全角文字の場合140文字)
ファイルサイズ 最大1GB
動画の長さ 最長2分20秒(※推奨: 15秒以下)
ファイル形式 MP4またはMOV
推奨動画ビットレート

推奨: 1080pの動画で6,000k、720pの動画で5,000k
最大: 1080pの動画で6,000k~10,000k、720pの動画で5,000k~8,000k

推奨フレームレート 29.97fpsまたは30fps
推奨オーディオコーデック AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨動画コーデック 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル
動画縦横比 2:1~1:1(1:1を超えるとプラットフォーム上で縦横比1:1にトリミングされます)
推奨サイズ 1200×1200(1:1の場合、最小は600×600)

参考:https://marketing.twitter.com/apac/ja/solutions/ad-format-specs/promoted-video

ビデオアプリカード広告

ビデオアプリカード広告とは、動画活用して認知度の向上やアプリのインストールを促せる動画広告です。

ビデオアプリカード広告

ビデオアプリカード広告では、タイムライン上で自動再生され、ユーザーに対してアプリをインストールする前に内容がわかるプレビュー体験を提供できます。

また、動画下にあるアクション誘導ボタンで、興味を持ったユーザーを感度が高いままインストール画面へ誘導します。

モバイルアプリを宣伝したい方には、とても相性のいい動画広告です。

ビデオアプリカード広告の仕様

ファイルサイズ 最大1GB。最適なパフォーマンスを得るために、ファイルを30MB未満にすることを強くおすすめします。
動画の長さ 15秒以内。動画の長さが60秒未満の場合、ループ再生されます。
ファイル形式 MP4またはMOV
タイトルの長さ 70文字。端末やアプリの設定により途切れる場合があります。50文字以内に収めることで、ほぼすべての端末でタイトル全体が表示されるようになります。
説明の長さ 200文字以内。アプリストアから取得された情報を含みます。
推奨動画ビットレート 1080pの動画で6、000k~10、000k(6、000kを推奨)
720pのビデオで5、000k~8、000k(5、000kを推奨)
推奨フレームレート 29.97fpsまたは30fps
推奨動画コーデック 4:2:0の色空間に対応する、H264、ベースライン、メイン、またはハイプロファイル
推奨オーディオコーデック AAC LC(ローコンプレキシティ)
動画縦横比

16×9: 640×360ピクセル
1×1: 360×360ピクセル

推奨サイズ 1200×1200(1:1の場合、最小は600×600)

参考:https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html

プロモライブビデオ広告

プロモライブビデオ広告とは、ライブコンテンツの配信中・配信前後を活用した動画広告です。

特徴としてプロモライブビデオ広告では、他の動画広告と比べて時間やコストをかけず、気軽に始められる点があげられます。

なぜなら、その場の状況をそのままライブコンテンツとして配信していることに価値が生まれ、事前に広告のための動画を制作する必要がないからです。

利用されるケースとして、スマートフォンなどの新製品発表会に限らず、セミナーやイベントもリアルタイム配信し、会場の参加者だけでなく、多くのユーザーにアプローチできます。

また、撮影した動画を60秒〜90秒に編集する機能が備わっているため、リアルタイムで見逃したユーザーに対してプロモビデオ広告として再配信することも可能です。

Twitter動画広告の課金形態

課金

次にTwitter動画広告の費用について覚えていきましょう。

広告掲載するには、最初に配信する広告キャンペーンの目的(ゴール設定)を選択しましょう。

広告キャンペーンの目的には、2種類あります。

  • プロビデオ動画の再生数
  • プレロール動画の再生数

参考:https://business.twitter.com/ja/resources/video.html

それぞれ、費用が発生するポイントを解説します。

プロビデオ動画の課金形態

1. プロビデオ動画の50%以上が画面に表示されてから2秒経過、もしくは動画の拡大、ミュート解除のクリック操作で課金される
2. プロビデオ動画全体が画面に表示された状態で3秒経過すると課金される
3.プロビデオ動画の50%が画面に表示された状態で6秒経過で課金される

プレロール動画の課金形態

1. プレロール動画の50%以上が画面に表示されてから2秒経過、もしくは動画の拡大、ミュート解除のクリック操作で課金される
2. プレロール動画全体が画面に表示された状態で3秒経過すると課金される
3.プレロール動画の50%が画面に表示された状態で6秒経過で課金される

Twitter動画広告の事例

事例

アディダス

アディダスはサッカー用品を提供しているブランドです。

サッカースパイク「プレデター」を競技用ではなく、普段使いにも使えるアイテムだとイメージを転換するためにTwitter動画広告を活用しました。

アディダスが行ったTwitter動画広告の戦略は、インストリーム動画広告(プレロール動画)の配信です。

関連性の高いスポーツ番組の前に動画広告を配信し、そのままビデオウェブサイトカード経由でアディダスのウェブサイトへ誘導、購入までできるようにしました。

<動画広告の成果>

  • CPV:€0.01(約1.2円)
  • 動画再生数:600万回以上
  • 動画再生時間合計(分):44万分以上

結果、多くのユーザーに「プレデター」の情報が伝わり、成功しました。

ワイルド・スピード

世界で放映されているカーアクション映画「ワイルドスピード」もTwitter動画広告で成功をおさめています。

ターゲットである若年層と相性の良いTwitterに着目し、映画公開前にプロモビデオ動画を使用して予告編を公開しました。

動画広告だけでなく、プロモツイートも活用して、映画のレビューをツイートすると豪華賞品が当たる特設ページを設置しました。また「‎#ワイスピ泣ける」という独自のハッシュタグを付け、多くのユーザーからレビューをもらうことに成功しています。

<動画広告の成果>

  • 興行収入:34億円(前作対比170%)
  • プロモビデオ動画のリツイート数:5.4万回
  • 作品関連ツイート数:2.5万件

タカラトミー

大手玩具メーカーのタカラトミーは、人気商品である「人生ゲーム」のリニューアルに伴い、発売前の話題性を高めるためTwitter動画広告を活用しました。

人生ゲームを現実世界で体験することをテーマにプロモビデオ動画を制作し、動画広告を配信する時期として成人式前を狙い、ターゲティングカテゴリもおもちゃ関連だけでなくバイラルメディア、母親向け雑誌などに設定することで多くのユーザーから拡散してもらえる広告設計をしました。

<動画広告の成果>

  • 動画再生回数:270万回
  • アーンドビュー比率:70%
  • 平均CPV:0.5円

結果、再生回数は一週間で約270万回を突破し、成功をおさめました。

Twitter動画広告を成功させるポイント

成功

動画以外の広告も併用する

Twitter広告には、動画広告以外にもプロモツイートやプロモアカウントなど画像やテキストを活用した広告もあります。

<動画広告以外のプロモーション手法>

  • プロモアカウント
  • プロモツイート
  • プロモトレンド

上述で紹介したワイルドスピードでは、映画公開前に動画広告でユーザーの興味を惹きつけ、公開後にはユーザーからレビューツイートを集め、熱を持続させることに成功しています。

Twitterの特性を理解し、広告配信する目的・ターゲット層・ユーザー動線などを考えて広告設計することで更なる効果が期待できるでしょう。

字幕をつける

Twitter動画広告で、ユーザーの興味を惹きつける動画制作に力を入れることも重要ですが、サポートも怠ってはいけません。

Twitterはモバイル環境で利用されていることが多く、スマートフォンがサイレントモードになっていることも想定して動画を制作する必要があります。

字幕をつけることは、動画の内容に対して伝えたいことを強調できたり、伝えたい内容を字幕で補うことも可能です。

また、世界中で利用されているプラットフォームだからこそ、国内だけでなく世界へ発信する場合も有効に活用できます。

短い動画であれば、キャッチコピーのような使い方も有効な手段であるといえるでしょう。

2次拡散を見込んだインパクトのあるクリエイティブ

Twitter広告の最大の強みは拡散力(リツイート機能)と言っても過言ではありません。

拡散には1次拡散と2次拡散があり、2次拡散からはエンゲージメントに対して課金が発生しません。

コストパフォーマンス向上において、2次拡散を見込めるかどうかは非常に大切な指標になります。

では、どのようなコンテンツが拡散されやすいのか気になりますよね。拡散されやすいコンテンツのポイントを見てみましょう。

<拡散されやすいポイント>

  • 話題を作る
  • リツイートする理由を与える
  • リアルタイム性の高いコンテンツである

1つ目の「話題を作る」では、Twitterで毎年のようにお祭り騒ぎになっているポッキーが成功事例として挙げられます。

2つ目の「リツイートする理由を与える」も拡散されやすくするためのポイントのひとつです。

ご紹介したワイルドスピードもこの手法を活用して多くのユーザーが拡散してくれています。

最後に「リアルタイム性の高いコンテンツである」ことです。

Twitterは他のSNSと比較して、リアルタイム性が高く、トレンドを生み出しやすいSNSといえます。

ジブリ映画「天空の城ラピュタ」がテレビ放映された際には、終盤の”バルス”というセリフに合わせてTwitterで多くのツイートが飛び交いました。

動画広告においても、世の中のリアルタイムな話題に合わせて配信することで拡散されやすくなります。

まとめ

Twitterの動画広告の種類から特徴、成功するためのポイントや成功事例までご紹介しました。Twitterの動画広告では、Twitterのユーザー層や特性を理解し、動画広告を配信することで高いコストパフォーマンスと拡散力が期待できます。

Twitter広告について詳しく知りたい人は下記の記事を参考にしてください。

Twitter広告とは?種類や効果、費用などを解説

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