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2021年08月03日(公開: 2020年06月29日)
【2021最新】動画広告とは?配信先、種類、課金形態などを徹底解説
無料:動画広告攻略100のテクニック集
YouTubeの台頭や5Gなどの環境によって動画広告の需要が増加してきました。しかし、動画広告と言っても配信先の媒体や広告の種類などがたくさんあります。「YouTubeやInstagramなど配信先がたくさんあってどれに出稿すればいいかわからない…」「インストリームとかインリード広告ってなんだ…」なんて悩みを持ってる方も多くいるのではないでしょうか?
この記事では、動画広告の種類と配信先をそれぞれの特徴やメリット、課金形態を含めてご紹介します。初心者の方向けに紹介していきますので、記事を読んで目的にあった動画広告を見つけて、ぜひ挑戦してみてください。
目次
拡大する動画広告の市場
出典:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=24125
Instagramのストーリーズ機能やYouTuberの誕生によるYouTubeの流行などの影響により、時代とともにインターネットコンテンツの視聴は動画中心にシフトしています。
こうして動画コンテンツがユーザーの生活になじむようになり、企業による動画を活用した動画広告は一般的なマーケティング手法となりました。
動画広告市場は年々拡大傾向にあります。調査によると動画広告の市場規模は、2020年に3,289億円、2023年には5,065億円になると予想されています。
なかでも、スマートフォン動画広告は全体の89%を占めているため、モバイル環境の動画広告戦略は成功の大きな鍵となるでしょう。
動画広告を広告フォーマット別の観点から見てみると、YouTubeなどの動画コンテンツ内に掲載されるインストリーム広告と、SNSのフィード内に掲載されるインフィード広告を中心に拡大していることがわかります。
しかし、今後新しい動画コンテンツを扱うメディアや新しい動画広告フォーマットの誕生によって、プロモーション活動の選択肢が広がることも期待できます。
こうした企業の動画広告の取り組みが加速していくことで、動画広告の市場規模は成長を続けていくことでしょう。
出典:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=24125
動画広告の配信先
動画広告の主な配信先をご紹介します。
それぞれ抱えているユーザー層に違いがあり、多様な配信フォーマットが用意されています。各配信先で特徴や課金形態などが異なるため、広告の配信目的にあわせて適切に見極めることが重要です。
- YouTube
- Facebook,Instagram
- LINE
- GDN, YDA(旧YDN)
動画広告施作を取り組むにあたっては、まずは上述した配信先から選ぶことをおすすめします。
動画広告の配信媒体についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
→動画広告ならアドネットワーク?初心者でも分かるアドネットワークについて
→タクシー動画広告のおすすめ比較4選と効果を出すポイントと事例
→動画アフィリエイトのおすすめ比較3選【メリット・デメリット】
動画広告の課金形態
動画広告の課金形態はさまざまです。単語だけでは覚えづらいので、大きく「再生された回数」「表示された回数」「クリックされた回数」で分けられると覚えておきましょう。
CPV課金
CPV(Cost Per View)とは、広告視聴1回あたりにかかるコストのことを指します。動画広告の広告視聴単価で使用される指標です。
CPM課金
CPMとは、インプレッション(広告が画面に表示された回数)1,000件ごとの平均コストを指します。
CPC課金
CPCとは、配信した広告が1回クリックされるたびにかかる平均コストのことを指します。クリック単価(Cost Per Click)という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
動画広告の単価や課金方法についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
【2020最新】動画広告の単価を媒体(メディア)別で比較
動画広告の課金方法は?CPV/CPCV/CPM/CPC
→CPCV(CostperCompletedView)とは?
動画広告の効果を測定する
動画広告の目的に合わせたKPI(重要業績評価指標)を設定することで、動画広告の効果を計測できます。
動画広告の効果を測定する指標には以下のようなものがあります。
- 再生回数
- ユニーク再生数
- インプレッション
- ブランドリフト効果
- 視聴率
- 再生率
- 再生完了率
- クリック数
- 問い合わせ件数
- 売上
動画広告の効果を測定する方法についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
→CPI(CostPerInquiry/Install)とは?
→eCPM(effectiveCostPerMille)とは?CPMとの違いは何
動画広告のメリット・デメリット
動画広告のメリットは以下の3点です
- 情報量が多い
- 商品への好意度を上げやすい
- 拡散されやすい
動画広告のデメリットは以下の2点です。
- 動画クリエイティブ次第
- コストと納期がかかる
動画広告のメリット・デメリットについてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
動画広告の成功事例
実際に動画広告を配信した企業では、以下のような成功事例が報告されています。
- バナー広告と比べ、動画広告はCVRが約1.6倍に増加
- 動画広告によって地方での差別化に成功
- 動画の制作時間が98%削減
- 動画制作ツールの導入で生産性が2倍に
- 動画広告だけでなく記事中のコンテンツとしても活用
- 動画コンテンツで独自性をプラス
動画広告の成功事例や成果を出すためのポイントについては、下記の記事で詳しく解説しています。
動画広告の媒体別のフォーマット・入稿規定
広告を配信する媒体では、動画広告のフォーマットや入稿規定が細かく規定されています。正しいフォーマットで動画を作成し入稿規定を守って配信することは、動画広告の効果的な運用ポイントです。
動画広告のフォーマットには以下のようなものがあります。
- ファイルタイプ
- アスペクト比
- 動画設定
- 解像度
- 動画のキャプション
- 動画音声
- 動画の長さ
- 最大ファイルサイズ
YoutubeやFacebook、Instagramなど、動画広告の配信媒体別のフォーマット・入稿規定については、下記の記事で詳しく解説しています。
動画広告の種類
自社の商品やサービスを宣伝する方法のひとつとして動画広告があります。誰しも一回は、YouTubeなどの動画サービスで動画を再生する前や途中で広告が流れてきた経験もあるのではないでしょうか。
動画広告には、どのように表示させるのか、どんな場所に表示させるのかによって、さまざまな種類が存在します。
今回は、動画広告の種類を8つご紹介します。
- インストリーム広告
- インバナー広告
- インリード広告
- オーバーレイ広告
- インタースティシャル広告
- 動画リワード広告
- アウトストリーム広告
- バンパー広告
それぞれ詳しく解説していきます。
インストリーム広告
インストリーム広告とは、動画の再生前後や途中で流れる広告のことを指します。YouTubeで動画を視聴する際に一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
インストリーム広告は、以下の3種類に分類されます。
・動画再生時:プレロール
・動画の途中:ミッドロール
・動画終了後:ポストロール
とそれぞれ配信するタイミングによって名称が違います。
インストリーム広告は、動画視聴する際に流れるため、多くのユーザーにアプローチすることができます。また、フォーマットによって動画を途中でスキップできないように設定できるため、ユーザーに伝えたい内容を届けることも可能です。
YouTubeやTwitter、Facebookなど配信先によって、ユーザー層が異なるため、ターゲット層を見極めて配信すると効果的です。
インストリーム広告のメリット
・広告再生時間が長く、より複雑なマーケティングメッセージを伝えやすくなる
・視聴完了率が非常に高く、見られやすい
インストリーム広告のデメリット
・長時間の動画広告の場合、途中でスキップされる可能性がある
・視聴者を引きつける動画クオリティが必要となる
インストリーム広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
インバナー広告
インバナー広告は、インディスプレイ広告とも呼ばれ、各プラットフォームのバナー広告枠に配信される動画広告です。
動画コンテンツ内に流れるインストリーム広告とは違い、ウェブサイトやアプリの動画コンテンツ外に表示されるアウトストリーム広告になります。Yahoo! JAPANなどのトップページなどで表示されているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。
インバナー広告の特徴は、動画サービスを利用していないユーザーにもアプローチすることができる点があげられます。
インストリーム広告のように動画コンテンツ内ではないため、確実にアプローチできるユーザーは限られてきますが、従来の静止画配信のディスプレイ広告と同様にターゲティング可能です。
つまり、ウェブサイトの形態に縛られることなく、多くのユーザーへターゲティングできるのが強みと言えるでしょう。
インバナー広告のメリット
・ウェブサイト形態に縛られず、多くのユーザーにリーチできる
・従来のディスプレイ広告と同様にターゲティング可能
インバナー広告のデメリット
・従来の静止画配信よりもCPMが高価になりやすい
インバナー広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
インリード広告
インリード広告とは、ユーザーがウェブページをスクロールし、コンテンツとコンテンツの間に表示される動画広告のことを指します。
ウェブサイトやアプリ、SNSなどで記事を読んでいる途中で動画広告が勝手に再生された経験もあるのではないでしょうか。似た用語として「インフィード広告」や「インスクロール広告」があります。
少しややこしいですが、それぞれの明確な定義に大きな違いはありません。インフィード広告との違いは、インリード広告の多くは”動画”フォーマットで利用されることです。
インスクロール広告との違いは、インリード広告よりも広義な意味で利用されることです。メインコンテンツの間に表示されるインリード広告とは違い、フッターの直前などコンテンツの間ではないものの”スクロール”することで表示される動画広告を指します。
インリード広告の特徴としては、ユーザーの視覚に入りやすい点があげられます。ユーザーが読んでいる記事(コンテンツ)と関連性の高い動画広告を配信することができれば視聴されやすく、有効に活用することができるでしょう。
インリード広告のメリット
・ユーザーの視覚に入りやすく、閲覧ハードルが低い
・ユーザーの興味を引きつけやすく、反応されやすい
インリード広告のデメリット
・検索連動型ではないため、アプローチ方法に工夫が必要
・幅広いユーザーに認知してもらえる反面、ターゲットではないユーザーからのクリックが増える可能性がある
インリード広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告とは、WEBサイトの画面の上に多いかぶさるように表示される広告です。主にスマホやタブレットなどのモバイル端末用の広告として利用されています。
画面の下部あるいは上部に表示され、画面をスクロールしても同じ場所に表示されるタイプと、画面上に浮き上がるように表示されるタイプがあります。
目立ちやすいので広告としての訴求効果は高いですが、WEBサイトが見づらくなる・邪魔と思うユーザーが多く、敬遠されがちな広告です。
オーバーレイ広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
インタースティシャル広告
インタースティシャル広告とは、ページ遷移などの合間に差し込まれる広告です。別名としてスプラッシュ広告とも呼ばれています。
ポップアップで画面全体を覆い尽くすところが特徴で、ダウンロードなどのボタンか閉じるボタンの2択の選択肢を迫ります。そのため、ユーザーに与えるストレスが非常に多い広告となっています。
googleはインタースティシャル広告がUXにおいて問題があるとして、掲載しているサイトを評価していません。
インタースティシャル広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
【事例あり】インタースティシャル広告とは?特徴やメリットを解説
動画リワード広告
動画リワード広告とは、便利アプリやゲームアプリ内のアイテムを獲得する代わりに、15秒から30秒程度の広告を視聴するタイプの広告です。
他の動画広告と大きく異なる点は、動画を見るかどうかを、アプリを利用するユーザーが決定できることです。
動画リワード広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告とは、WEBサイトやSNS、アプリの広告枠に配信される広告です。動画の途中で配信されるインストリーム広告に対して、動画の表示枠の外側で配信されるだ動画なので、アウトストリーム広告と呼ばれています。
インストリーム広告はyoutubeなどの動画をみているユーザーにしか見てもらえませんが、アウトストリーム広告はWEBサイト上に表示されるため、動画の視聴者以外にもアプローチが可能です。
- インバナー広告
- インリード広告
- オーバーレイ広告
- インタースティシャル広告
上記の広告を総称してアウトストリーム広告と表現します。
アウトストリーム広告広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
バンパー広告
バンパー広告とは、6秒以下のYouTube動画広告フォーマットで、インストリーム広告の1種になります。通常の動画広告はスキップできますが、バンパー広告はスキップできない仕組みです。6秒の動画に伝えたい情報を凝縮して、ユーザーにインパクトを与えることが重要になります。
バンパー広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
効果的な動画広告を作る方法
動画広告で失敗する原因は以下の3点です。
- 広告の目的が明確になっていない
- 動画の表現方法ばかりに注目している
- PDCAを回せていない
動画広告のメリット・デメリットを理解しておくことで効果的な動画広告を作ることができます。
効果的な動画広告を作るには、以下の点について理解することが必要です。
- 広告運用の流れ
- 構成の作り方
- 効果検証
広告運用の流れ
効果的な動画広告を作るには、広告運用の流れを理解し、細かな設計と徹底した準備が必要です。
構成の作り方
動画広告の構成はバナー(静止画)広告とは違い、ストーリーを伝えられる反面、時間軸やアニメーションなど要素が複雑なため、構成の作り方が難しいと言われています。
効果検証
A/Bテストや多変量テストによって、動画広告の効果を検証できます。
効果的な動画広告を作る方法についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
動画広告の種類と配信先をそれぞれの特徴やメリット、課金形態を含めてご紹介しました。
まずは、動画広告の種類を覚え、各配信先の特徴や課金形態を理解したうえでアプローチしたいユーザーを多く抱えている媒体に配信すると良いでしょう。
配信先についてもっと詳細を知りたい方は、ぜひリンクから各配信先の詳細記事を参考にしてみてください。
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