fbpx
動画コマース

marketing

2021年08月19日(公開: 2020年07月27日)

動画コマースの効果やメリットを徹底解説【事例あり】

無料:動画広告攻略100のテクニック集

資料をダウンロードする

動画を視聴したまま直接商品を購入できる「動画コマース」というものがあります。しかし、動画コマースは従来のコマースに比べて本当に効果があるのか、どうやって活用すればいいのか不安です。

そこでこの記事では、動画コマースの効果から事例までご紹介します。初心者の方向けに紹介していきますので、記事を読んでぜひ動画を活用してみてくださいね。


動画コマースとは

動画コマースの特徴

動画コマースとは、動画を見ながらその場で買い物ができるシステムのことです。商品紹介動画や使用方法等を解説した動画が埋め込まれているECサイトと大きく異なるのは、動画を閉じたり、商品の詳細ページに遷移したりすることなく動画から買い物ができるという点です。

主に、日用品やファッション用品を扱うサイトで活用されることが多く、モデルが実際に着用している動画や、日用品を使用しているシーンを動画で確認しながら、気になる商品を購入することができます。

5Gの到来やスマホの普及により、ネット上で商品やサービスを売買するシステムを活用する企業が増えてきています。これまでおこなってきた店頭販売からEC市場に乗り出す企業だけでなく、新しくEC市場に参入する会社も少なくありません。

数多くのECサイトが展開されている中、競争の激化も進んでいます。競争率の高いECサイト事業で成果を出すためには、ユーザーの利便性を考えた工夫が必要です。そこで活用されているのが動画コマースです。


動画コマースの特徴

動画コマース 比較

従来のECやライブコマースと比較した、動画コマースの違いや特徴は大きく分けて3つあります。

  • 多くの情報をユーザーに伝えられる
  • イメージとのズレが生じにくい
  • いつでも視聴できる

ひとつずつ詳しく解説します。

多くの情報をユーザーに伝えられる

多くの情報 伝えられる

動画コマースの特徴として、より多くの情報をユーザーに伝えることができるという点が挙げられます。テキストや画像だけで商品の説明がされているECサイトと比べて、動画を活用したサイトでは、商品詳細ページに含まれている情報量が格段に異なります。

人が動画を見ることによって得られる情報量は、従来のECサイトから得られる情報量と比べて5000倍にも及ぶとも言われており、動画を活用することによって伝えられる情報量が増えることは明確です。

また、多くの情報を伝えられることによって、購入する商品について調べる時間が短縮され、商品の魅力を動画1つで伝えられるため、ユーザーの購入意欲を刺激することもできるでしょう。

イメージとのズレが生じにくい

イメージズレ 生じにくい

動画コマースの特徴として、実際の着用シーンや利用シーンを動画にすることで、ユーザーにとってイメージがしやすく、手元に商品が届いたときにイメージとのズレが生じにくいことも挙げられます。

多くのECサイトでユーザーが不安に思うのが「紹介されていた画像とは違った」「想像していた使用感ではなかった」という、イメージとのズレです。イメージのズレを軽減できることも、動画コマースの特徴です。

商品のイメージをテキストと動画だけではうまく伝えることができず、ユーザーが実際に購入した時のイメージとのズレが生じてしまうというEC特有の問題を、軽減することができるのが動画コマースの特徴です。

ライブコマースとは異なりいつでも視聴できる

いつでも視聴

ライブコマースと動画コマースの大きな違いは、動画を視聴できる時間です。ライブコマースは、商品の紹介をライブで視聴することができその場で購入できるシステムですが、ライブ放送をしている時間に視聴する必要があります。

動画コマースであれば、動画が視聴できる環境であれば、いつどこにいても動画を見てショッピングを楽しむことが可能です。店頭に足を運ぶ時間も必要なく、気軽にショッピングを楽しめるECの強みを活かしているのが動画コマースの特徴の1つです。

動画コマースの利用シーン

動画コマース 効果 メリット

EC市場が拡大し競争が激しくなる中、様々な業界で動画コマースを活用する動きがあります。ここでは、各業界で動画コマースを活用した時に得られる効果とメリットを解説します。

ファッションアパレル業界

ファッション業界 動画コマース

動画コマースがよく活用されている業界として、ファッション・アパレル業界があります。服を購入する際、見た目やデザインはもちろんですが、質感や着心地の良さも服選びのポイントになります。

素材の質感や着心地は、テキストや画像よりも動画の方が伝わりやすく、消費者にイメージが伝わりやすいでしょう。モデルが着用して歩いている動画では、「服を実際に着用したらどう見えるのか」といった客観的視点で商品を確認できるため、ファッション・アパレル業界で動画コマースを活用する事例が増えています。

服だけでなく、靴やバッグなど革製品においても動画の活用は有効です。革製品の柔らかさや艶感などは、固定された角度で撮影された画像では確認が難しいでしょう。動画で様々な角度から撮影することによって、使用したときにどう見えるのか伝わりやすくなります。

服の購入を考えている時、どのようにコーディネートするか迷う方もいるでしょう。動画コマースなら、トータルコーディネートを紹介し販売することによって、複数の商品を同時に紹介することができ、同時購入の効果も期待できます。

食品・化粧品業界

動画コマース 化粧品

食品・化粧品業界でも動画コマースが活用されています。食品・化粧品など直接体内に取り入れたり、直接肌に触れたりするものは安全性が求められます。動画で、商品が作られる過程やどのような思いで作られたのかを紹介することによって、消費者により安全性を伝えやすくなります。

また、化粧品の場合、実際に化粧品を使用している様子を動画コマースにすることで、使い方の解説や使用感を紹介することができ、より消費者の購入意欲を刺激できるでしょう。

メイクアップ動画は、Youtubeでも視聴回数の多いジャンルであり、どのようにメイクを仕上げていくのか、その中でどんな商品を使用しているのかに興味関心が高いことがわかります。化粧品を紹介しつつメイクアップする動画コマースで、より多くの視聴者に動画を見てもらうことで、販売数増加が期待されています。

生活雑貨・百貨店業界

動画コマース 百貨店

生活雑貨を販売する百貨店業界でも動画コマースが活用されている事例が多くあります。

百貨店で買い物をする時の特徴として、一つの商品だけでなく関連する複数の商品を同時に購入することが多いという点が挙げられます。そのため、複数の商品を同時に紹介し販売できる動画コマースを活用することで、たくさんの商品の興味を持ってもらうことができます。

例えば、インテリアの動画コマースであれば、テーブルやソファ、本棚などが並ぶリビングの様子を写すことで、複数の商品を同時に見せることができ、インテリアコーディネートを元に購入する消費者も少なくないでしょう。

また、キッチン用品であれば商品を活用して実際に料理をする場面を動画にすることで、料理で活用したフライパンや鍋とともに、細かなカラトリーも合わせて「ついで買い」を促進する効果も期待できます。

動画コマースの事例

動画コマース 事例

動画から画面遷移することなく直接商品が購入できる動画コマースの事例を紹介します。インテリアを販売しているサイト、アパレル商品を販売しているサイト、BtoB向けサービスを販売している会社の動画コマースを紹介するので、参考にしてみてくださいね。

  • TED BAKER LODON
  • BAYCREW’S STORE
  • ニトリ ウチソト
  • 電子請求書早払い

TED BAKER LODON

TED BAKER LODON
出典:(https://www.tedbaker.com/row)

TED BAKER LONDONは、アパレル商品を販売している海外の動画コマースサイトです。男女2人が森の中を歩くシーンが動画になっており、男性が写っているシーンではコートやシャツ、ネクタイ等、女性が写っているシーンではマフラーや帽子などのアイテムが、クリックできる仕様になっています。

男女2人が歩きながら、手袋や傘、バッグなど様々なアイテムを手に取ります。動画に出てくる2人が手にとったアイテムは、その場でクリックすることが可能です。男性がポケットから長い傘を取り出したり、女性が森の中から現れるバッグを手に取るシーンなど、個性的でユーモアに溢れた動画になっています。

動画に出てくるアイテムをクリックすると、商品の詳細が動画の上にそのままポップアップで表示され、購入することができます。

ファッションアイテムは、実際に着用して動いているシーンを動画にすることで、画像では確認することができない質感や着用イメージを紹介することができます。また、どのようなシーンで利用するアイテムなのか、コーディネートを参考にしながら、ショッピングを楽しむことができるのも特徴的です。

TED BAKER LODON
https://www.tedbaker.com/row

BAYCREW’S STORE

BAYCREW’S STORE

BAYCREW’S STOREは、ファッションアイテムを販売している日本のアパレルブランドです。

動画では、男性がキャリーケースを運びながらコインランドリーへ入る様子から始まります。ランドリースペースでキャリーケースから洗いたい服を取り出し洗濯機の中へ入れ、その後来ていたジャケットもそのまま洗濯機の中へ入れます。

ここでは、ジャケットをクリーニングに出すことなく、そのまま洗濯機で洗えることを動画で紹介しています。

洗濯機の設定を終えた男性は、飲み物を持って待機スペースに座ります。男性は飲み物を少しこぼしますが、ここで紹介されるのが「水を弾くシャツ」です。実際の利用シーンを見せることで、商品の実用性が確認できます。

最後のシーンでは、洗濯機から取り出した洗濯物にアイロンをかけるシーンが映し出されます。ここでは、シワがつきにくいシャツが紹介されており、簡単にアイロンがかけられることがわかります。

ファッションアイテムは、見た目やデザインも大切ですが、洗いやすさや汚れにくさなど機能性も選ぶポイントの1つです。BAYCREW’S STOREの動画コマースでは、機能性に焦点をおき、商品が紹介されています。

動画から購入できる商品は、動画の中でタグが付けられており、ユーザーがクリックしやすい工夫がされています。気になった商品は、その場で購入が可能です。

同じファッション業界で動画コマースを活用した「TED BAKER LONDON」と比較すると、着用しているイメージだけでなく、機能性の紹介として動画を活用した事例です。

BAYCREW’S STORE
https://baycrews.jp/

ニトリ ウチソト

ニトリ ウチソト

ニトリのウチソトは、キャンプやBBQ、ガーデニングなど様々な手軽なアウトドアで使用する商品を紹介した動画コマースが公開されています。

「ウチソト 4月 春ピクニック」篇では、家族でピクニックを楽しむシーンが紹介されています。ワンタッチで簡単にできるテントや、テーブル、ピクニックで便利な弁当箱や食器類がメインに紹介されています。

「あったらいいな」「便利だな」と思う商品を、実際に利用している動画として紹介することで、消費者がイメージしやすくなり購入意欲を高める効果があります。

「ウチソト エンジョイガーデニング」篇では、家の庭におきたいインテリアやガーデニング用品がメインに紹介されています。ガーデニング用品とともに置いておくための棚や、テーブルなども紹介することによって、インテリアコーディネートの参考にもなり、小物アイテムの購入も検討できる仕様になっています。

キャンプやBBQの動画では、手軽に利用できるアイテムがメインに紹介されています。アウトドアを楽しむためには、火起こしをするための道具から、食器類、ベンチやテーブルなど幅広い商品が必要になります。

従来のECサイトでは、食器類とベンチなどは別のジャンルで紹介されている商品のため、別々に確認して購入しなければいけませんでしたが、動画コマースでは使用するシーンでまとめられているため、ユーザーとしても利便性が高くなります。

商品を利用するシーンに焦点をおいて動画コマースを活用した事例です。

ニトリ ウチソト
https://www.nitori-net.jp/ec/feature/uchisoto/

電子請求書早払い

電子請求書早払い

株式会社インフォマートとGMOインターネット株式会社が共同開発した「電子請求書早払い」サービスの紹介サイトです。

企業と企業の取引では、請求書が発行され実際に資金を調達するには多くの時間がかかってしまうことがあります。「電子請求書早払い」サービスでは、オンラインの簡単な手続きで資金調達ができるサービスです。

なぜ早く資金が調達できるのか、どのように始めるのか、サービスの安全性はどうなのか等が質疑応答形式の動画コマースで紹介されています。自分が気になるポイントを質問としてクリックして選択することで、選択された質問に対して答えてくれます。

回答は、動画に登場する人物が口頭で説明してくれるため、実際にその場で相談に乗ってもらっているような感覚で動画を見ることができます。それぞれの質疑応答のシーンでは、質問に適した解説が記載されているページへ遷移するためのボタンも設置されており、ユーザーの利便性も高く設計されています。

ファッションやインテリアなど物を販売するサイトではなく、サービスを販売するサイトで動画コマースを活用した事例です。

電子請求書早払い
https://www.infomart.co.jp/btobfinance-hayabarai/lp2.asp

まとめ

動画コマース まとめ

動画コマースとは、動画を視聴しながらその場で商品を購入することができるシステムのことです。動画コマースを活用することで、テキストと画像だけで商品が説明された従来のECサイトでは、説明しきれなかった商品の魅力をユーザーに伝えることができます。

特に、画像だけでは難しい商品を実際に利用しているシーンを動画にすることで、消費者が商品を手にした時のイメージがしやすく、購入に進みやすくなる効果があります。

また、複数の商品を紹介できるのも動画コマースの特徴です。動画で紹介された商品をまとめてチェックすることができ、気になった商品をその場で購入できるのがメリットです。

動画コマースが活用されているのは物を販売する企業やサイトだけではありません。サービスを販売するサイトでも、サービスの良さをユーザーに理解してもらうために動画コマースを活用している事例もあります。

紹介した様々な事例を参考にして、動画コマースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

動画は商品やサービスの紹介、企業のPR、採用活動、サイト運営など、さまざまな目的で利用されています。企業で実際に利用されている動画の事例について知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

企業における動画コンテンツの活用事例

リチカ クラウドスタジオはマーケティングに特化した、動画クラウドサービスです。

誰でもかんたんに、動画広告や動画コンテンツをつくれます。 広告・メディア業種で2年連続シェアNo.1を獲得。(*1)大手企業や広告代理店、制作会社を中心に、400社以上に導入されています。

1本あたり数千円、最短数分で動画広告が作り放題
・クリエイティブ動画広告が制作可能
YahooやFacebookの公認パートナー、専門ノウハウがフォーマットに凝縮

まずは、無料トライアルでリチカ クラウドスタジオを体験してみませんか?


3分でわかる資料をダウンロードする

*1「法人向け動画自動生成・配信ソフト市場の現状と展望 2020年度版」2019年度、2020年度見込https://mic-r.co.jp/mr/01930/

この記事をシェア