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2021年04月26日(公開: 2020年07月14日)
動画制作の見積もり項目を徹底解説
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プロモーションや広告で動画を活用したいと思うマーケターの方も多いのではないでしょうか。しかし、制作会社に依頼するとなるとどれくらいの見積もりになるのか、予算によってどれくらいのクオリティの動画が制作できるのか不安です。
そこでこの記事では、動画制作の見積もりパターンや失敗しない制作会社の選び方をご紹介します。今まで動画を作ったことがないという方もわかりやすいようにご紹介しますので、記事を読んで是非動画制作を依頼してみてくださいね。
目次
動画制作の見積もりの項目
動画制作の見積りは、以下の要素から決まります。
- 機材費
- 人件費
- 諸経費
見積もりの項目については制作会社によって異なる場合もありますが、主な内訳は同じです。それぞれの見積もりの項目がどのような内容なのかを解説します
企画構成費
どのような内容の動画にするかを決める費用です。動画の目的を達成するためにどのような訴求をおこなうのかなど、動画制作の核となる重要な要素になります。企画構成費の相場は約5〜15万円となっています。
ディレクション費
ディレクションとは、企画に合わせて動画の制作を進行する役割です。優秀なディレクターなら、撮影・編集・ナレーションなどの工程を上手につないでスムーズに作業をおこなえます。ディレクション費の相場は約5〜25万円です。
撮影費
インタビュー動画のように動きが少ない動画では撮影費用は安く抑えられますが、外部での撮影や動きの多い撮影の場合には費用が高くなりやすいです。クオリティの高い動画の場合には、使用する機材が高価になり撮影費が高くなる点に注意しておきましょう。撮影費の相場は約5〜35万円となっています。
編集費
撮影した映像や音声、テロップなどを組み合わせて動画を完成させる作業が編集です。動画に動きや変化をつけたり、印象に残る音声、インパクトのあるテロップなど凝った編集になるほど編集費は高くなりやすいです。編集費は動画自体の長さも影響します。編集費の相場は約5〜30万円です。
動作制作の見積もりを安く抑えるポイント
動画の見積り額を安く抑えるためのポイントは以下の3点です。
- 企画構成を用意する
- 動画に合わせた制作会社を選ぶ
- 個人クリエイターに依頼する
製作費を抑えた分、動画の品質が下がっては意味がありません。見積もり額が少なくても品質を維持できるかを意識して確認しましょう。
企画構成を用意する
動画制作において、企画構成は重要な要素です。効果的な動画を作るためには企画構成費がかかります。自社で企画構成を準備できれば見積もり額を抑えることができます。
動画に合わせた制作会社を選ぶ
動画制作会社によって、得意なジャンルが異なります。得意なジャンルであれば、見積もり額を抑えることも可能です。過去の実績を確認して、作ってもらいたい動画が得意かどうかを確認しておきましょう。
個人クリエイターに依頼する
個人クリエイターに動画の制作を依頼すれば、企業に依頼する場合より7割程度の費用に抑えることができます。ただし、誰に依頼するかで動画の品質に大きな差がでます。企業に依頼する場合よりリスクがあるので、メリット・デメリットを理解したうえで個人クリエイターへ依頼しましょう。
見積もり別の動画制作事例
制作会社に依頼した場合の見積もり別、制作事例を紹介していきます。
金額は50万円までから300万円超えまで幅広く紹介するので、あなたの予算に合わせて参考にしてください。
金額が上がるに従って、何が目的の動画なのか、どの媒体で利用するのかが変わってくるので、費用の相場が理解できると思います。
- ~50万
- 50~100万
- 100~200万
- 200~300万
- 300万~
~50万
まずは小規模な動画制作費用で多い50万円以下の制作です。
50万円以下の制作では、インタビュー動画や短めのセミナー動画が多いです。
含まれている費用は、インタビューの撮影と編集です。
インタビュアーがいないのであれば、キャスティング費用も含まれます。
50万円以下で制作できるインタビュー動画の参考例は以下のLINEワークス様の動画です。
【お客様の声】LINEワークス様_インタビュー映像_HUGE from 株式会社プルークス on Vimeo.
インタビュー動画を見やすく編集し、LINEワークスのサービスを利用した後の未来を分かりやくイメージしやすい動画になっています。
LINEワークス様がこの動画を50万円以下で制作し、お客様に見てもらうことで、制作費用の何百倍も売り上げを上げることができるはずです。
インタビュー動画なら自社で制作できるのではないかと思う方もいるかもしれませんが、細かな撮影テクニックや編集、スムーズで違和感のないインタビューなどを行うのは難しいです。
クオリティーの高い動画で売り上げを上げたい方は50万円以下で制作できることを知っておきましょう。
50~100万
制作費用が50~100万円ほどになると、簡単なアニメーション動画を制作することができます。
アニメーション動画の制作では、インタビュー動画のように実写撮影はありませんが、編集でかなりの時間がかかります。
制作に含まれている費用は、アニメーション制作の編集費とナレーション費です。
アニメーション制作には時間とお金が必要になるので、制作会社に依頼する場合は、このくらいの予算を用意しておくようにしましょう。
参考動画は浦和チラシサービス様のサービス紹介動画です。
【サービス紹介】浦和チラシサービス様_サービス紹介映像 from 株式会社プルークス on Vimeo.
2分ほどのアニメーション動画で、50万円前後で制作できるのではないかと思います。
アニメーション動画を制作する利点は、動画視聴者の意識を向けやすく、伝えたい情報を的確に届けることができます。
動画を制作してもしっかり見てもらうことができなければ、どれだけ良い動画を作れたとしても意味がありません。
視聴者を釘付けにするアニメーション動画で商品やサービスを伝えたい方は、50~100万円くらいの予算を用意しておくようにしましょう。
100~200万
100~200万円規模の動画では、ほとんどの個人クリエイターでは制作することが難しい、CG技術を駆使した動画や、複雑な映像描写を制作することができます。
参考動画のビルマテル様のヘルメット帽子の紹介ですが、アニメーションとは違いCGで制作されていることが分かるかと思います。
【商品紹介】ビルマテル様_ヘルメット帽子紹介 from 株式会社プルークス on Vimeo.
このくらいの制作費用があると、ほとんど希望の動画を制作することができるはずです。
撮影環境や複数出演者のキャスティング、アニメーション制作、ドローンによる空撮やアクションカメラ、ハイパースローモーション撮影などの動画を制作可能です。
予算が豊富にある会社で、注目商品のPR動画を制作する時や、革新的なサービスを公表する時など、インパクトのある動画を制作したい場合の費用目安になるでしょう。
個人クリエイターでこの規模の制作を行える方は、かなり少ないので、やはり制作に関わる人物が多く、優秀なスキルを掛け合わせて制作することができる制作会社に依頼するのは間違いないはずです。
200~300万
200~300万円の規模になると、ターゲティング・企画構成から制作後の運用まで一括で行い、アニメーション動画やCG動画など制作の難しい広告動画になります。
200~300万円で制作した動画はテレビCMとして利用する場合のクオリティーになります。
制作費用は完成した動画でどんな目的を達成したいのか?どの媒体で利用するのかによって変わってきます。
インタビュー動画やセミナー動画よりも直接集客・売り上げに繋がる広告動画の制作費用の方が高くなり、YouTube広告やWEB上の広告よりもテレビCMの方が高くなります。
必ずそうとは限りませんが、テレビCMの制作費用が最も高くなることが多いです。
更に以下のようなアニメーションを用いたCM動画では数百万という費用がかかります。
【WEBCM】日本住宅ローン様_住宅ローンサービス紹介映像 from 株式会社プルークス on Vimeo.
日本住宅ローン様のアニメーション動画はクオリティーが非常に高く、まるで映画を見るようにサービス内容を理解することができます。
300万~
最後に300万以上の制作参考例を紹介します。
イラストのクオリティーがかなり高いアニメーション動画で、ほとんどあの映画かと思うレベルです。
イラスト制作費用やナレーションにお金がかかっており、動画自体は30秒と短いですが、制作にはかなりの時間がかかっているはずです。
【webCM サイネージ】赤坂ユニベイス様_ブランディング映像 from 株式会社プルークス on Vimeo.
300万を大きく超える動画もありますが、その場合動画制作費用というより、有名人の出演費用などで高額になるパターンです。
制作会社に依頼する場合は、今回紹介した予算事に作れる動画を参考にして、相談してみてください。
まとめ
今回は動画制作の見積もりパターンや制作会社を選ぶ際のポイントを解説しました。
この記事で解説した知識があるかないかで、予算の範囲でクオリティーの高い動画を作れるかが変わってくるので、制作会社を選ぶ際のポイントなどを特に参考にして、依頼してみてください。
賢く依頼すれば予算が少なくても良い動画を作ることはできます。
動画制作会社の選び方や、おすすめの動画制作会社について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
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