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インタビュー動画

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2021年08月21日(公開: 2020年07月27日)

インタビュー動画の作り方と制作ポイント【事例あり】

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商品の魅力を伝えたり自社の魅力を伝えるための「インタビュー動画」があります。

この記事では、インタビュー動画の作り方や制作ポイントについてご紹介します。

インタビュー動画の活用事例

インタビュー動画の活用パターン

YouTube広告の発展やネット回線速度の向上により、インタビュー動画を活用し、高い成果を上げている企業が非常に増えてきている印象があります。

インタビュー動画を活用することで、商品やサービスの詳細を詳しくすることができますし、商品使用後の将来を具体的にイメージしやすくなります。

どんな人物が商品を購入しているのかも知ることができるので、共感を与えやすく、商品の売り上げに大きく貢献することでしょう。

インタビューを動画に活用するパターンとして多いのは、お客様の声を紹介する場合と社員や社長の思いを紹介する動画のどちらかです。

お客様の声

お客様の声

お客様の声をインタビュー動画で活用することで、通常ランディングページやホームページ内でテキストを使って解説していたお客様の声に、高い信憑性を与えることができます。

お客様の声として良い内容ばかりが掲載されていても「本当に実際の声なのか?」と疑問に思ってしまう方が多いです。

ランディングページやホームページ、商品紹介動画など販促に使用する媒体の目的は、お客様の不安や疑問をなるべく解消して、商品やサービス購入後の未来をイメージさせることです。

テキストのみでお客様の写真もない場合より、インタビュー動画で実際にサービスを利用した方の表情や生の声を聞くことができる場合の方が、お客様を安心させることができます。

インタビュー動画と言っても、実際にどんな動画なら効果があるのか不安に感じている方は多いのではないでしょうか。

インタビュー動画を効果的に活用して、成果を上げている有名企業を紹介致します。

パーソナルトレーニング業界最大手のライザップでは、実際にライザップに通われた方のインタビュー動画を公開しています。

ライザップといえば独特な音楽を使ったビフォーアフター動画が有名です。テレビCMでは広く認知度を獲得して、ランディングページに訪れたユーザーには、実際のお客様のリアルな体験談をインタビューした動画で、より具体的なサービスクオリティーやイメージを伝えることができています。

ただインタビューに答えているだけではせっかく動画で制作している効果が半減してしまうので、ライザップのこの動画のように、インタビュー動画にプラスして、実際にトレーニングを行っているシーンを活用すると、より信憑性を高めることができるのでおすすめです。

お客様の声動画の効果や制作ポイントについて詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

お客様の声動画の効果や制作ポイントを徹底解説【事例あり】

社員や社長の声

社員や社長の声

インタビューする相手をお客様ではなく、社員や社長にすることで、お客様の信頼感を高めることができます。

提供しているのが商品であれば制作者の思いや人柄をインタビューを通して伝わることで、安心感に繋がり、商品の売り上げはもちろん、クレームを防止することができます。

スーパーの野菜で農家のおじいちゃんの顔写真が貼ってあることと同じで、商品しか見ることができない場合と、商品を制作した先の人物を見ることができるのでは、購入者の感情に大きく影響します。

また、商品やサービスの魅了がテキストで記載されているよりも社員や社長のインタビューで、生の声として聞くことができると、内容の理解度が全く違ってきます。

参考例として、2018年の働き方カンファレンスのオープニングムービーをご覧ください。

この動画では、今後の働き方はどうすれば良いのか、豊かな人生を送るにはどう働けば良いのかを色々な経営者にインタビューを行い動画にしています。

インタビュー動画と言っても必ずしもインタビュアーの存在を出演させなければならない訳ではないので、この動画のように、経営者の働き方に対する考え方の解答と、働く現場のシーンを交互に見せる演出を行うことも可能です。

BGMも全く気になりませんし、映像、音質共にクオリティーのとても高いインタビュー動画になっています。

インタビュー動画の作り方

インタビュー動画の作り方

インタビュー動画の活用パターンを知ることができたので、実際にどのように制作すれば良いのかを解説していきます。

動画制作会社に依頼する方法もありますが、依頼する場合でも作業工程を知っておく必要はあるので、紹介致します。

以下の4STEPで制作していくのが基本的な流れになります。

  • STEP1:撮影機材を準備する
  • STEP2:シナリオや質問を準備する
  • STEP3:様々な角度から撮影する
  • STEP4:動画を編集する

動画制作は目的を明確にして、正しい順序で制作していくことが重要なので、各STEP毎に解説していきます。

STEP1:撮影機材を準備する

STEP1:撮影機材を準備する

まずは撮影機材を準備していきます。

インタビュー動画で必要な機材としては以下のようなものがあります。

  • カメラ
  • 照明
  • カメラスタンド
  • マイク

照明に関しては撮影環境によっては必要がないかもしれませんが、照明を使うと出演者の表情を明るく見せることができるので、可能であれば用意するようにしましょう。また照明も一つではなく、複数の照明を使うことで、顔の陰影を表現しやすくなり、クオリティーの高い映像にすることができます。反射紙を利用することで代用も可能です。

次にインタビュー動画ではカメラを固定して撮影するパターンがほとんどなので、カメラスタンドもあると便利です。

インタビュアーと出演者の声をはっきりと録音するために、小型マイクや、スタンドマイクを用意しておくと音質をよくすることができるのでおすすめです。

インタビュー動画の撮影にはそれほど多くの機材を使用しませんし、撮影技術も必要ないので、撮影機材があれば自社でも充分制作することができると思います。

STEP2:シナリオを準備する

STEP2:シナリオを準備する

撮影機材を準備できたら、次にインタビューのシナリオを作成していきます。

事前に打ち合わせを行って出演者の方には、どんな質問をするかを伝えておくようにしましょう。

シナリオの作成がインタビュー動画で最も重要な作業になります。

お客様が求めている情報をインタビューで聞くことができなければ、全く的外れな内容になってしまい、効果を上げることはできません。

事前にお客様の声として多かった内容を質問するのはもちろんですが、それ以外にもサービスを経験する前のイメージと経験した後の感想など、見ている方が共感するような内容にするように心がけましょう。

動画の視聴者が「私も同じ悩みがある!」「そうだよね!」と感じるように、サービス利用前に感じていた不安や悩みについて質問を行います。

お客様にインタビューする場合はお客様と実際に打ち合わせを行い、事前にインタビューをしておくことも大切です。

社員や社長にインタビューする場合のシナリオ作成はお客様にインタビューする場合と比べて簡単だと思います。

STEP3:様々な角度から撮影する

STEP3:様々な角度から撮影する

シナリオを準備できたら、撮影場所を確保して、いよいよ撮影に入ります。

インタビュー動画では基本的にカメラを固定して撮影を行うので、カメラワークがなく、視聴者が飽きてしまう可能性があります。

飽きを防ぐ対策としては、複数のカメラで別アングルから撮影し、切り替えながら動画にする方法が有効です。

また、インタビューシーンとは別に、お客様がサービスを利用しているシーンの撮影を行い、こちらも切り替えながら動画にすることで、飽きさせない演出にすることができます。

複数カメラを用意するには費用がかかりますので、必ず複数カメラで撮影しなければならない訳ではなく、視聴者が最後まで見てくれるシナリオや演出にできていれば問題ありません。

STEP4:動画を編集する

STEP4:動画を編集する

最後に動画の編集を行い、1本の動画へと完成させます。

動画の編集作業としては、撮影したインタビュー動画の不要な部分をカットし、繋ぎ合わせ、テロップ(字幕)の挿入を行います。

テロップについては、視聴者が必ずしも音を再生できる環境ではないことや、耳が不自由な可能性もあるので、必ず用意しておきます。

テロップは見やすければ派手な装飾は必要ありません。見やすく、誤字脱字がないことが1番重要です。

カットを行いテロップを挿入するだけである程度動画の形になるので、最後にBGMや音声の修正を行っていきます。

BGMは必ず必要な訳ではありません。動画の雰囲気によって変えるようにし、音量には十分気をつけましょう。

BGMがうるさすぎて、肝心なインタビューの声が聞こえないなんてことになったら意味がありませんので、かなり小さめに入れるようにしてください。

場合によっては多少のアニメーションを取り入れると、動画の質を上げることができるでしょう。

インタビュー動画の編集はそれほど難しくないので、音量に注意して制作してみてください。

インタビュー動画で成果を出すポイント

インタビュー動画で成果を出すポイント

ここからはインタビュー動画で成果を出すポイントを解説していきます。

なんでもかんでも好きなように動画にすれば見てもらえて効果が上がるなんてことは絶対にありません。

しっかりと動画の目的・ゴールを決めてシナリオ作成、撮影、編集まで一貫して行わことが大切です。

以下の3つのポイントについて解説するので、忘れずに制作を行うようにしましょう。

  • 動画のゴールを決める
  • 音声の質を高める
  • 視聴者が飽きない演出

動画のゴールを決める

動画のゴールを決める

成果の出る動画の特徴は、ゴールがはっきりと決まっていることです。

あなたが制作する動画を使って達成したい最終的なゴールはなんでしょうか?

この答えが明確でないと、お客様に伝えたい内容を届けることはできません。

インタビュー動画を制作するSTEPで解説した通り、ゴールを決めるシナリオ作成が最も重要な作業です。

お客様の声としてインタビューを行う場合は、ユーザーが購入前に感じる不安や疑問を解消するために質問を行い、最終的に商品やサービスの購入をしてもらうことがゴールになるはずです。

このゴールを明確にしないで制作すると、インタビュー動画なのに無駄な演出を入れてしまったり、インタビュー内容が的外れであったりと、効果のない動画になってしまいます。

また社内インタビューを行う場合では、採用活動や営業、商品の販促に動画を活用し、優秀な人物の採用や契約の獲得、売り上げの向上が最終的なゴールになります。

社員や社長がどういう思いで商品やサービスを制作しているのか、どんなビジョンがあるのかなどをインタビューを通して質問し、商品が誕生するまでのストーリーを伝えなければなりません。

このようにインタビュー動画の活用パターンによって最終的な目標は変わってくるので、シナリオ作成の段階で、しっかりと打ち合わせを行い、制作者全員で共有しておくようにしましょう。

音声の質を高める

音声の質を高める

インタビュー動画の音質は非常に重要になります。

もちろん実際のお客様の表情を見ることができる映像も大切ですが、それよりも音質がよくないと最後まで動画を見てもらうことができなくなります。

インタビューでは音質が命になるので、派手な演出をしようとして、録音環境の悪い屋外で撮影したり、費用をかけないために質の悪いマイクを使用したりすることは、絶対に辞めましょう。

どうしても屋外で撮影しなければならない場合は、音だけ別で録音を行うか、屋外でもしっかりと声を拾うことができる質の高いマイクを用意するようにしましょう。

映像の画質が多少悪くても見てもらうことはできますが、音量が大きすぎたり、小さすぎたり、ノイズが入っていたり、BGMがうるさすぎたりと言った音の問題があると、一瞬で見る気がなくなってしまいます。

音質を高めるには動画編集ソフトでノイズ除去なども行えますが、1番理想的な方法は、良いマイクを使って、そもそもノイズを含まない録音を行うことです。

カメラなどと比べてマイク自体はそれほど高額ではないので、機材準備を行う際になるべく優先して予算を確保するようにしましょう。

視聴者が飽きない演出

視聴者が飽きない演出

ゴールを明確にして、良い音質で録音を行ったら、最後に視聴者が途中で動画を見ることを辞めないように飽きさせない演出を行っていきます。

この作業は上の2つの工程をしっかりと行った場合にのみ効果があります。

飽きさせない演出を行うには、撮影の段階で、複数のカメラで撮影を行い、カメラを切り替えながらカメラワークを行ったり、インタビューの途中で商品やサービスの利用シーンを取り入れたりする方法が効果的です。

飽きてしまう動画は、1つのカメラで同じように撮影された動画が淡々と続く動画で、シーンの切り替えもないので、途中で見るのを辞めてしまいます。

編集上の注意点としては飽きさせない演出に集中するあまり、最終的なゴールを忘れてしまい、必要のない演出まで行ってしまうことです。

この線引きは経験が必要なので難しいかもしれませんが、とにかくインタビュー内容が分かりやすく、最後まで見ても疲れない動画に仕上がっていれば問題ありません。

ゴールからブレずにシナリオ通りに制作していけば自然と飽きることのない良い動画を作れるはずです。

まとめ

今回はインタビュー動画を活用して効果を上げている企業や、制作方法、制作する際のポイントを解説しました。

インタビュー動画を活用することができれば、商品やサービスの購入を悩んでいるお客様の不安や疑問を解消させることができ、売り上げを向上させることができます。

インタビュー動画は制作方法も費用もあまりかからずに高い効果を上げることができる可能性が高いので、ぜひ制作してみてください。

動画は商品やサービスの紹介、企業のPR、採用活動、サイト運営など、さまざまな目的で利用されています。企業で実際に利用されている動画の事例について知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

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