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2021年04月27日(公開: 2020年09月09日)
【2020年】Instagram広告の種類・特徴・仕組み・運用方法をすべて解説
無料:動画広告攻略100のテクニック集
「Instagram(インスタグラム)広告」の特徴は、日本だけでも3,300万人以上いるインスタユーザーに向けて、ターゲティング精度の高い広告を配信できることです。
個人から大企業まで活用事例はさまざま。「これからインスタグラム広告を出したい」、「すでに出している広告の効果を上げたい」という方に向けて、インスタグラム広告の特徴や料金体系、出し方、効果的な運用方法をまとめて解説してきます!
目次
Instagram(インスタグラム)広告とは
インスタグラム広告は画像や動画をメインとして配信することができる広告で、テキストメインのTwitterやFacebookとは違った表現を行うことができる特徴があります。
これからインスタグラム広告を活用して、ビジネスに活かしていきたい方は、以下で詳しく解説する特徴を深く理解してから利用してください。
インスタグラム広告の特徴
インスタグラム広告の特徴は画像や動画がメインのSNSという以外にも、以下の3つがあります。
- ユーザー数が多い
- ターゲティング精度が高い
- イニシャルコストが安い
インスタグラム広告を活用する際は、この3つの特徴を最大限活かすことができるように運用することが大切です。
特にターゲティング精度が高いことが魅力なので、以下で詳しく解説していきます。
ユーザー数が多い
インスタグラムを利用しているユーザー数は非常に多く、国内で3300万人以上、世界では10億人も利用しています。
これだけユーザー数の多いSNSで広告を配信することができれば、ターゲティングを精度高く行ったとしても、配信できるユーザー数も多く確保することができるでしょう。
国内の利用者データでは男女比が2:3で女性の割合が多い傾向にあるので、女性向けの商品やサービスを販促する場合に、最も効果があります。
Twitter広告のようにリツイート機能はないので、情報の拡散性は低いですが、コストが安くユーザー数が多いので、費用対効果も充分高く運用することが可能です。
ターゲティング精度が高い
インスタグラム広告はFacebook広告と同様に、非常に精度の高いターゲティングを行うことができます。
ターゲティングとは商品やサービスに興味関心があると想定されるユーザーに絞り込むことを言い、正確なターゲティングを行うことができれば広告効果を高めることが可能です。
インスタグラム広告で行うことができるターゲティングには以下の3種類があります。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
コアオーディエンスは他のSNS広告と同様に、ユーザーの基本的な登録情報から分類を行うことができ、年齢や性別、地域、興味関心がある内容、と言った項目があります。
インスタグラムとFacebookを連携させているユーザーは登録情報から分類し、それ以外のユーザーはフォローしているアカウントなどの情報から、ユーザー情報を予測することで絞り込むことができます。
インスタグラム広告のターゲティングが優れている理由は、残り2つのカスタムオーディエンスと類似オーディエンスの設定です。
まず、カスタムオーディエンスでは、既に獲得しているユーザーデータを元に広告を配信することができるターゲティングです。
例えば過去にWEBサイトにアクセスしたことがあるユーザーや、設定したアプリの利用状況などの情報からターゲットを絞り込むことができます。
既に反応があったユーザーに限定して広告を配信することができるので、当然結果も獲得しやすく、費用対効果の高い運用を行うことができます。
反対に反応があったユーザーを除外して配信することも可能なので、新規顧客の獲得や、別アプローチを試すこともできるでしょう。
カスタムオーディエンスよりも更に費用対効果の高いターゲティングが、類似オーディエンスです。
類似オーディエンスでは反応があったユーザーに類似しているアカウントに絞り込むことができ、興味関心が近いユーザーに限定して広告を配信することができるので、効果を上げやすい特徴があります。
以上の3つのターゲティングを設定することができるインスタグラム広告は、非常に精度の高い広告運用を行うことが可能です。
インスタグラム広告のターゲティングについて詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
Instagram広告のターゲティング徹底解説!種類から使い方まで
イニシャルコストが安い
インスタグラム広告は非常にイニシャルコストの安いメリットがあります。
インスタグラムは1日100円からでも広告出稿を行うことができ、予算の少ない企業でも運用を始めることができます。
インスタグラム広告はFacebook広告と同様に、セルフサーブ方式の課金方法を採用しており、設定した金額以上の広告費用が発生することはありません。
設定した費用の中で広告を配信することができ、発生した費用が上限に到達すると自動で配信は停止されて、表示されることはなくなります。
イニシャルコストの安いインスタグラム広告はSNS広告の中でも気軽に始めやすく、運用の経験も積みやすいので、初めてSNS広告を活用する方におすすめできます。
プロアカウント(ビジネスアカウント)とは
プロアカウント(ビジネスアカウント)とは、ビジネス用の機能が利用できるアカウントです。通常のアカウントからプロアカウント(ビジネスアカウント)へ変更することができます。
プロアカウント(ビジネスアカウント)には以下のようなメリット・デメリットがあります。
プロアカウント(ビジネスアカウント)のメリット
- ビジネスプロフィールを設定できる
- インサイト(分析機能)を利用できる
- 投稿を広告として出稿できる
プロアカウント(ビジネスアカウント)のデメリット
- アカウントを非公開にできない
- 1つのFacebookアカウントと結び付けられる
プロアカウント(ビジネスアカウント)について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
Instagramのプロアカウント(ビジネスアカウント)徹底解説!
インスタグラム広告の種類
インスタグラム広告は大きく分けて投稿のタイムライン上に配信することができるフィード広告と、画面最上部のストーリーズ広告、検索に表示される発見タブ広告の3種類があります。
それぞれどんな特徴があって、どう使い分ければ良いのかを解説していくので参考にしてください。
ストーリーズ広告
「出典:https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP」
ストーリーズ広告は、インスタグラムの投稿タイムラインの最上部に表示されているストーリーズに配信することができる広告です。
ストーリーズ広告の大きな特徴は、全画面に広告を表示できることです。
全画面で表示させることができるので、ユーザーに情報を伝えやすく、スルーされずに見てもらうことができます。
また、ストーリーズ広告をユーザーがスワイプアップすることで、設定したリンクへ誘導させることができるので、WEBサイトやランディングページのアクセス数を増やすことも可能です。
Instagramのストーリーズ広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【Instagram】ストーリーズ広告とは?活用方法や成功事例も
フィード広告
フィード広告は、インスタグラムの投稿タイムラインに表示させることができる広告で、以下の種類があります。
- 写真広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
インスタグラム広告を運用する目的や、あなたの商品やサービスによって活用するべき配信形式が変わります。
それぞれの特徴を把握して、使い分け れるようにしていきましょう。
写真広告
「出典:https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP」
写真広告は1枚の画像とテキストを使って配信することができ、CTAボタンを画像の下に掲載することができる広告です。
ユーザーの興味関心がある内容の写真を掲載することができれば、CTAのクリック率を高めることができます。
配信可能な画像は、正方形以外にも横長や縦長の画像も配信可能です。
フィード広告に配信することができる写真広告は、通常の投稿に混じって表示されるので、広告感を感じさせずに見てもらうことができます。
写真広告を活用する際は、画像内のテキストの割合を20%以下にしなければならない規約があるので、把握しておきましょう。
動画広告
「出典:https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP」
動画広告は最大で120秒の動画を活用した広告で、写真広告よりもユーザーの注目を集めやすい特徴があります。
動画広告はユーザーが再生ボタンを選択する必要がなく、画面に表示されると自動で再生されます。
自動で再生されるので、音声はミュート状態がデフォルトです。
動画の内容を作成する際は、音声なしでも内容を理解することができるように、作成しましょう。
ターゲティングを正確に行っている場合は、動画広告をしっかりと見てもらえやすくなります。
動画広告を活用する際は、写真広告と同様に、動画内のテキストの割合は20%以下になるように作成してください。
Instagramの動画広告については、下記の記事で詳しく解説しています。
Instagramの動画広告の種類3つと特徴を徹底解説【事例付き】
カルーセル広告
「出典:https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP」
カルーセル広告は、写真広告と動画広告の要素を組み合わせて配信することができる広告で、ユーザーが横にスワイプすると複数のコンテンツを見ることができます。
カルーセル広告は、商品やサービスのブランドストーリーを伝えやすく、掲載できる情報量も多いので、非常に効果の高い広告です。
ただし、ユーザーがスワイプしなければ複数のコンテンツを表示させることはできないので、スワイプを促すような内容で広告を作成することが重要になります。
また、写真広告や動画広告と同様に、カルーセル広告で活用するコンテンツも全てテキスト割合を20%以下に抑えなければなりません。
コレクション広告
「出典:https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP」
コレクション広告は、商品を販売している方におすすめの広告で、商品カタログを表示させることができ、ユーザーの購買意欲を高めることができます。
ECサイトを運営していて、インスタグラムとECサイトを連携させている場合は、コレクション広告を活用するのがおすすめです。
ユーザーはコレクション広告で表示された商品をすぐに購入することができるので、購入までのハードルを下げることも可能です。
インスタグラム広告の運用目的が商品販売の場合は、ぜひコレクション広告を活用してください。
発見タブ広告
「出典:https://business.instagram.com/advertising?locale=ja_JP」
発見タブ広告は、インスタグラム画面下部の発見タブを選択した際に表示されるタイムラインに配信することができる広告です。
発見タブ広告は写真と動画を活用させることができ、ユーザーの興味関心に合わせて配信させることができます。
フィード広告ではユーザーがフォローしているアカウントの投稿に混じって配信されますが、発見タブ広告はユーザーが興味関心のある内容で配信されるので、フィード広告よりもユーザーの反応を獲得しやすい可能性もあります。
インスタグラム広告の精度の高いターゲティングを活用すれば、非常に効果のある広告です。
インスタグラム広告のバナーデザインについて詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【Instagram広告】バナーデザインのルールと作成のコツまとめ
インスタグラム広告の課金方法
インスタグラム広告の課金方法は以下の4種類です。
- CPM
- CPC
- CPI
- CPV
課金方法の詳細については別の記事で解説しているので、ここでは利用頻度の多い、CPMとCPCについて解説します。
インスタグラム広告の利用目的によって、ベストな課金方法は変わってくるので、以下を参考に最適な方法を選んでください。
CPM
CPMは広告がユーザーに表示された回数によって課金される方法です。
具体的にはインプレッション1000回毎に費用が発生します。
費用はターゲットユーザーの広告単価によって変動するので、商材によって金額は変わります。
CPMは商品やサービスの認知度拡大を狙って、広告運用を行う際に活用できます。
その際はターゲティングを広く設定して、多くのユーザーに配信するのがおすすめです。
CPC
CPCは広告がクリックされた時に課金される方法で、WEBサイトやランディングページへのアクセスを誘導する際に活用できます。
他にもアプリのインストールや商品の販売など、成果によってのみ費用が発生するので、無駄な広告費をかけることなく運用することが可能です。
インスタグラム広告の課金方法・費用について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
Instagram広告の費用まとめ|課金方法や費用対効果を高める工夫
インスタグラム広告の出し方
インスタグラム広告の出稿方法を実際の手順に従って解説していきます。
初めてインスタグラム広告を活用する方は、以下を参考にして進めていきましょう。
- アカウントの準備
- 広告の作成
- 支払い方法の設定
- 審査
広告アカウントを用意することから、最終的に広告として配信する為に必要な審査まで解説します。
審査に通るには、審査ポリシーに違反していないことが大切なので、実際に広告の作成を行う前に確認するようにしてください。
アカウントの準備
インスタグラム広告を利用するにはFacebookページとインスタグラムアカウントを連携して、広告アカウントを作成する必要があります。
インスタグラムアカウントとFacebookページを用意できていない方は、先に用意してから以下をご覧ください。
アカウントを用意できている方は、Facebookビジネスマネージャーから広告の設定を行っていきます。
Facebookビジネスマネージャーにアクセスすると、画面の右上に「ビジネス設定」と表示されるので、選択します。
画面左側の項目から「Instagramアカウント」を選択し、Facebookページとの連携を行います。
連携手順は以下の通りです。
- Facebookビジネスマネージャー側で、連携するInstagramアカウントにログインする
- Instagramアカウント側で、プロフィール画面右上のハンバーガーメニューから「設定」を選択する
- 「アカウント」→「リンク済みアカウント」を選択し、連携したFacebookページへログイン
以上でインスタグラムとFacebookの連携を行うことができました。
次は、広告アカウントを作成します。
InstagramアカウントとFacebookページが上手く連携できている場合は、Facebookビジネスマネージャー側で、このような画面になっているはずです。
画面左側の「広告アカウント」を選択します。
上の画像の右側にあるIDを入力するので、コピーしておきましょう。
広告アカウントIDの箇所に、先ほどコピーしたIDをペーストして、「広告アカウントを追加」を選択します。
以上でインスタグラム広告を出稿するまでのアカウントの準備が完了します。
次は、広告内容の設定を行っていきましょう。
広告の作成
インスタグラム広告の作成は以下の手順で行います。
- ビジネスの目的を設定する
- オーディエンス(ターゲット)を設定する
- 広告を設定する
あなたがインスタグラム広告を活用して、達成したい目的を正確に選んで、ターゲットを明確にして、配信形式を設定していきます。
ビジネスの目的を設定する
まずはインスタグラム広告を活用する目的を選択しましょう。
ここで適切な目的を選ばないと広告の課金方法も変わってくるので、間違えないように気をつけてください。
項目は大きく分けて認知・検討・コンバージョンの3種類があります。
広告の目的を選択したら、次に広告のキャンペーン名や1日の予算を設定していきます。
予算の上限を設定しておくことで、予想外の費用の発生を抑えることができます。
広告キャンペーンの名前は、担当者の方で共有しやすく分かりやすい名前で設定するのがおすすめです。
広告キャンペーンを設定したら、広告のゴールとなる広告セットの設定を行います。
広告セットでは、広告のゴールを設定し、正しくデータを計測できるようにします。
上の画像のコンバージョンが目的の場合は、コンバージョン先のアクションまで細かく設定することが大切です。
ここまでで、広告の概要とゴールを設定することができたので、次に中身の設定を行っていきます。
オーディエンス(ターゲット)を設定する
次は、広告を配信するターゲットを設定していきます。
インスタグラム広告で設定することができるオーディエンスは以下の3種類です。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
詳しくは別の記事で解説しているので、ここでは簡単に紹介します。
コアオーディエンスはユーザーの基本的な情報から絞り込むことができ、年齢・性別・地域・興味関心といった情報で分類できます。
カスタムオーディエンスは、既に投稿に反応しているユーザーに絞って配信したり、反対に除外して配信することができ、よりユーザーの反応を獲得しやすいターゲティングができます。
最後に類似オーディエンスは、広告で成果まで到達したユーザーに類似しているアカウントに絞って配信することができます。
カスタムオーディエンスで絞り込んだユーザーから、成果に到達したユーザーデータを獲得することができるので、類似オーディエンスは非常に成果を上げやすい設定を行えます。
広告を設定する
オーディエンスが設定できたら、広告内容を作成していきます。
まず広告名を設定し、アイデンティティを選択します。
アイデンティティは広告に表示されるアカウントのことで、最初に連携したInstagramアカウントを設定するようにしましょう。
次に配信形式を「カルーセル」「画像または動画」「コレクション」の中から選択します。
インスタントエクスペリエンス広告についてはモバイルのみに表示できる広告で、フルスクリーンでランディングページや動画を再生させることができます。
配信形式を選択したら、以下の手順で内容を設定します。
- メディアコンテンツを設定
- テキストとCTAを設定
- ブランドコンテンツの設定
- 言語の設定
支払い方法の設定
次に広告費の支払い方法を設定します。
一度最初のFacebookビジネスマネージャーに戻り、ビジネス設定画面の「支払い」を選択し、「支払い方法を追加」を選びます。
するとクレジットカード情報の入力画面が表示されるので、全て入力します。
請求先の国と通貨の設定を間違えないように気をつけてください。
審査
最後に審査を行ってから配信を始めることができます。
審査は通常24時間以内に完了します。
審査で確認する主な項目は以下の通りです。
- 禁止されているコンテンツ
- 制限コンテンツ
- 動画・画像の内容
- 動画・画像内のテキスト率
- ブランドアセットの使用
など他にも複数項目があります。
広告に含まれるテキストは20%未満に
動画や画像内のテキストが20%を超えるコンテンツも禁止されています。
インスタグラム広告は画像や動画の画面占有率が高いので、画像内にテキストが多いとインスタグラムの魅力が低下してしまうからです。
インスタグラム広告はCTAボタンを設置することができるので、画像や動画内にはキャッチコピーや商品名など重要なテキスト以外、掲載しないようにしましょう。
インスタグラム広告のポリシー (審査基準)を確認しておく
差別的な表現やアダルトコンテンツなど、インスタグラム広告で禁止されている内容は多いので、広告作成前には広告ポリシー をチェックするようにしましょう。
審査に落ちた広告は、修正を行い再度審査を行う必要があるので、スケジュールに支障をきたさないように、余裕を持って広告を作成し、審査に出すようにしましょう。
期間限定のキャンペーンなどで、配信期間が決定している場合は要注意です。
Facebook広告のポリシーと審査基準について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
Facebook広告のポリシーと審査基準チェックリスト形式で解説
Instagram広告の出し方について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
Instagram広告の出し方を4ステップで徹底解説!注意点もあり
インスタグラム広告を効果的に運用する方法
インスタグラム広告を効果的に運用する方法は、以下の2点を意識して広告を制作することです。
- 視覚に訴える
- 感情に訴える
インスタグラム広告は画面の占有率が高いので、ユーザーの視覚に訴えることができる広告なら、スルーされる可能性を低くできます。
注目を集めることができたら、ユーザを目的に応じて誘導させる必要があります。
その為にはターゲットユーザーの感情に訴えかけるストーリー性のある広告内容と魅力的なCTAを設置しましょう。
視覚に訴える
インスタグラム広告の効果を高めるには、最初に多くのユーザーに広告を見てもらわなければなりません。
広告のインプレッション数を高めるには、ユーザーの視覚に訴える画像や動画、キャッチコピーが重要です。
ユーザーは投稿のタイムラインを流し見している方がほとんどなので、ユーザーの指を止めるきっかけを作るようにしましょう。
ターゲッティングをしっかりと行えている場合は、ユーザーが何に興味関心を持っているかを理解しているはずなので、画像や動画でユーザーを引きつける内容で制作します。
あなたの商品やサービスによって、最適な配信形式は異なるので、どの方法が最もユーザーの視覚に訴えることができるかを考えて選ぶようにしましょう。
感情に訴える
ユーザーの視覚に訴えることができて、広告を見てもらうことができたら、感情に訴えるコンテンツで行動を促すようにしましょう。
感情に訴えるコンテンツとは、目的に合った適切なCTAです。
例えばストーリーズ広告で商品のランディングページに誘導を促したい場合は、ユーザーが広告をスワイプアップして続きを見たくなるようなCTAを設置するなどです。
カルーセル広告であれば、ユーザーに横スワイプを促して、スワイプする毎に商品やサービスを理解することができ、購買意欲が高まる内容にすることです。
広告のインプレッション数を高めることができても、広告を見たユーザーを適切に誘導することができていなければ成果を上げることはできません。
反対に、既に感情に訴えかけることができており、誘導率が高い広告は、インプレッション数を高めるだけで効果を高めることができます。
インスタグラム広告の効果について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
Instagram広告の効果はいかに?便利な機能や活用事例も紹介!
インスタグラム広告の成功事例
最後にインスタグラム広告で成功した企業をいくつか紹介していきます。
成功した企業が、どの配信形式で、どんな目的で広告を活用したのかに注目してご覧ください。
成功事例を知ることで、インスタグラム広告の活用方法がより具体的にイメージできるはずです。
StyleShare
「出典:https://business.instagram.com/success/styleshare/」
女性向けファッション総合ECサイトを運営しているStyleShareはインスタグラム広告のフィード広告とストーリーズ広告を活用して成功しました。
インスタグラムは女性のユーザー数が多く、ファッションやコスメと相性が非常に良いSNSです。
フィード広告では複数の動画を活用したカルーセル広告、ストーリーズ広告ではフルスクリーンの画像を活用しました。
フィード広告ではカルーセル以外にもブランドコンテンツ広告を活用して、広告感を出さずにユーザーに商品を訴求しています。
ブランドコンテンツ広告ではユーザーからの信頼感が高い、インスタグラマーの投稿を活用するので「あの人が着ている服が欲しい!」と自然に感じさせることができます。
また、広告配置では商品の潜在層にもアプローチする為、自動配置機能を使って、広告配置を最適化させています。
MOO:D MARK by ISETAN
「出典:https://business.instagram.com/success/mood-mark/」
三越伊勢丹が運営しているオンラインギフトショップのMOO:D MARK by ISETANは画面全体に広告が表示されるコレクション広告を活用し、オーディエンス設定を工夫したことにより成功しました。
ECサイトを運営している方はMOO:D MARK by ISETANのようにコレクション広告を活用するのがおすすめです。
コレクション広告ではユーザーがクリックすることで、全画面でカタログを表示させることができ、インスタグラムとECサイトを連携させている場合、すぐに購入に繋げることができるからです。
MOO:D MARK by ISETANが行ったターゲティングは、類似オーディエンスを活用し、既にサイトを利用している方に類似しているユーザーに絞って広告を配信しました。
また、期間限定のホワイトデーのギフト購入検討者をターゲットに絞って配信したことで成果を上げることができました。
ECサイトと類似オーディエンスの相性はとても高いので、ECサイトを運営している方は、コレクション広告と類似オーディエンスを活用するのが良いでしょう。
J&Co Jewellery
「出典:https://business.instagram.com/success/j-co-jewellery/」
J&Co Jewelleryはインスタグラム広告経由の売り上げが総売上の58%と成功しています。
活用した広告はストーリーズで、全画面に表示される動画で商品の訴求を行いました。
ジュエリーブランドの魅力的が伝わるシンプルな動画でユーザーの注目を集め、割引コードも広告に掲載することで、購買意欲を上手く刺激することができています。
また、ターゲティングではジュエリーに興味がある層にだけ配信するように設定し、広告費用を低く抑えながら成果を上げることができました。
ブランドイメージをユーザーに伝えるには動画を活用した広告が適しており、フィード広告よりもストーリーズ広告の全画面で表示させるのが良いでしょう。
ストーリーズ広告ではユーザーがスワイプアップするだけで、商品に誘導させることができるので、魅力的なCTAを設置して更に効果を高めるのがおすすめです。
Visa
「出典:https://business.instagram.com/success/visa-japan/」
クレジットカード会社のVisaはストーリーズ広告の画面を上手く使って成功しました。
ストーリーズ広告は全画面で表示させることができるので、Visaは画面を上下に2分割で広告を作成し、別々の動画を再生させることで、多くの情報をユーザーに届けることができています。
動画ではブランドロゴとクレジットカードの活用場面の2つの動画が表示されており、具体的な活用方法を知ることができ、ブランドロゴや名前も記憶に残りやすい構成になっています。
更に動画内でスマホ画面を上にスワイプアップするシーンがあり、広告を見たユーザーもスワイプアップを自然にしてしまうようなトリックも隠されています。
ダイキン工業
「出典:https://business.instagram.com/success/daikin/」
ダイキン工業は若年層の認知拡大を目的にストーリーズ広告を効果的に活用して、成功しました。
ダイキン工業はストーリーズ広告でアンケート機能を活用し、ユーザーの注目を集めて、自然な流れでサイトに誘導することができました。
アンケート機能は、ストーリーズ広告内にユーザーが選択することができるアンケートスタンプを掲載することができる機能で、ただ配信するだけの広告ではなく、ユーザーに参加してもらう仕組みによって注目させることができます。
更に「答えはこちら」のCTAを設置して、ユーザーのスワイプアップを促すことができています。
ダイキン工業のように、一見若年層にリーチさせるのが難しい業種でも、インスタグラム広告で工夫して配信すれば、注目を集めて成果を上げることもできます。
インスタグラム広告の問い合わせ先
インスタグラム広告のお問い合わせ先については、Facebook広告と同様にFacebookビジネスヘルプセンターにアクセスします。
ヘルプセンター画面下部に「Instagram広告」とあるので選択し、質問事項を検索するようにしましょう。
まとめ
今回はインスタグラム広告の特徴・仕組み・運用方法について詳しく解説しました。
インスタグラム広告の概要について知ることができたと思います。
リチカタイムズではインスタグラム広告のターゲティング設定や、広告配信形式の違いをより詳細に解説している記事もあるので、合わせてご覧ください。
リチカ クラウドスタジオはマーケティングに特化した、動画クラウドサービスです。
誰でもかんたんに、動画広告や動画コンテンツをつくれます。 広告・メディア業種で2年連続シェアNo.1を獲得。(*1)大手企業や広告代理店、制作会社を中心に、400社以上に導入されています。
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