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2021年05月11日(公開: 2020年07月31日)
埋め込み動画をダウンロードするのは違法。罪に問われる場合も
YouTube動画やブログ・SNSなどの埋め込み動画をダウンロードすることは違法です。刑事罰に問われると懲役や罰金が科されることもあります。今回は、YouTube動画や埋め込み動画が違法にあたるケースや違法ソフトについて解説致します。
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TwitterなどのSNSに埋め込まれている動画をオフラインで視聴するためにダウンロードしてみたいと思ったことはないでしょうか。
違法にアップロードされた動画をダウンロードすることは違法です。この記事では、埋め込み動画をダウンロードすることで違法になる2つのケースと、違法にならないケースについて解説します。
目次
埋め込み動画をダウンロードするのは違法
埋め込み動画をダウンロードする際は、以下に該当する場合は違法となるので十分に注意してください。
・違法アップロードされた動画をダウンロード
・ダウンロードした動画をアップロード
一般的にSNSやブログなどには、YouTubeの動画が埋め込まれる場合が少なくありません。
よって、YouTubeの規約に反するもの(上記2点)は、たとえ埋め込み動画であっても違法と判断され、最悪の場合は著作権侵害として刑事罰に問われます(2年以下の懲役または200万円以下の罰金)。
違法アップロードされた動画をダウンロード
違法アップロードされた動画は、埋め込み動画であろうとダウンロードしてはいけません。
違法アップロードとは、個人が企業などに著作権の許可を得ずYouTubeなどに動画を投稿することです。たとえば、テレビ番組を録画したものを勝手に投稿すると違法アップロードとなります。
ときにはSNSやブログなどに違法アップロードされた動画が埋め込まれているケースもあるでしょう。違法アップロードされた埋め込み動画をダウンロードすることも違法行為にあたるため、絶対にダウンロードしないでください。
ダウンロードした動画をアップロード
ダウンロードした動画をアップロードすることも違法行為にあたる可能性があります。
違法アップロードとは、「他人の著作物を勝手にWeb上に公開すること」です。企業が作成した動画はもちろん、個人が撮影した動画も著作物に該当するため、勝手にアップロードすると無許可で著作権を二次利用したことになり、罪に問われます。
当然ですが、埋め込み動画をダウンロードし、その動画をSNSやブログ、動画投稿サイトなどにアップロードすることも禁止です。
埋め込み動画をダウンロードしても違法にならないケース
埋め込み動画のダウンロードは違法になるケースが多いものの、なかには違法性の薄いケースも存在します。埋め込み動画を視聴する場合は、特に違法性はありません(モラル上の問題点はあります)。
違法アップロードされた動画を視聴する場合
YouTubeなどの動画は、基本的に視聴するだけであれば違法にはあたりません。たとえ著作権を無視した違法アップロードの動画であっても、視聴する分には問題はないということです。
動画をダウンロードする際は、キャッシュという形でデータのダウンロードが行われます。しかし、キャッシュのダウンロードは法的に問題ではないため、違法にはあたらないのです。
ただし、モラル上の観点からすると、違法アップロードされた動画を視聴する行為は推奨できません。
YouTube Premiumのオフライン再生
YouTubeの動画を気軽に楽しむサービスとして、YouTube Premiumがあります。YouTube Premiumとは、スマホに動画を一次保存してオフライン再生ができるサービスです。
YouTubeの正式な機能にあたるため、オフライン再生に関して違法性が問われることはありません。
埋め込み動画のダウンロード方法
埋め込み動画はYouTube動画が多いですが、YouTube動画は基本的に「ダウンロード可能」と記載しているもの以外ダウンロードしてはいけません。規約に反してダウンロードした場合、違法ダウンロードした本人がすべて責任をとる必要があります。
しかし、最近では独自のソフトを利用したYouTubeや埋め込み動画ダウンロードサービスも増えています。もちろんソフトを使った動画ダウンロードも違法にあたるため、以下のようなサービスは利用しないようにしましょう。
FonePaw スーパーメディア変換
「FonePaw スーパーメディア変換」は、YouTubeなどの動画URLを貼り付けるだけで簡単にダウンロードができるサービスです。埋め込み動画もダウンロードすることができます。
ダウンロード方法は非常に簡単です。
1.動画上で右クリックを押し、「動画URLをコピー」を選択
2.FonePaw スーパーメディア変換のサイトで動画URLを貼り付ける
上記の手順だけで済みます。
しかし、YouTubeや埋め込み動画を問わず、動画ダウンロードソフトを利用することは違法行為なので、絶対に使用してはいけません。
Douga Getter
「Douga Getter」とは、埋め込み動画を自動検知してダウンロードできる、Google ChromeまたはFirefoxの拡張ツールです。
Douga Getterは以下のように簡単に導入・設定することができます。
1.Google ChromeまたはFirefoxにDouga Getterをインストール
2.Douga Getterの機能を有効にする
3.埋め込み動画があるブログなどにアクセスする
4.Douga Getterをクリックすると動画一覧が表示され任意にダウンロードできる
もちろんFonePaw スーパーメディア変換と同じように違法行為にあたりますし、そもそもYouTubeやニコニコ動画には対応していません。絶対に利用しないようにしましょう。
使っているツールが違法だと気付いていないかも
FonePaw スーパーメディア変換やDouga Getterといったツールは誰でも簡単に利用でき、サイト上で違法性について言及しているわけでもありません。そのため、多くの人が違法な行為とは気付かずに罪を犯している可能性があります。
映画や音楽の著作物を違法ダウンロードした場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金に科されるため、十分に注意してください。
まとめ
YouTube動画や埋め込み動画は合法的にダウンロードできる場合もありますが、ほとんどのケースが違法にあたる点は覚えておきましょう。
もちろん、安易に利用できるからといってソフトを使ってダウンロードしてもいけません。トラブルが起こってからでは後悔することになるため、健全に動画を視聴するようにしてください。
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→【保存版】HTML5・videoタグでHPに動画を埋め込む方法まとめ
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