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2021年03月23日(公開: 2020年08月06日)
Facebook広告の費用対効果を高める方法【失敗しない!】
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Facebook広告は、リーチ数の多さとターゲティング精度の高さから、他の広告媒体と比較して高い費用対効果が期待できます。とはいえ、「効果がない」、「売り上げにつながらない」といった声があるのも事実です。
そこで、広告の効果を測定する方法や、改善方法、さらに効果を高めるために押さえておきたいポイントをまとめました。これからFacebook広告を始めたい方も必見の内容です!
目次
Facebookが高い費用対効果を期待できる理由
Facebookが高い費用対効果の期待できる媒体である理由は4つあります。
- リーチ数が多い
- ターゲティング精度が高い
- 課金方法を選べる
- 拡散が期待できる
それぞれの角度から解説していきます。
リーチ数が多い
Facebookは、世界で月間23億7,500万人、国内では月間2,600万人もアクティブユーザーを抱えています。またFacebook社の傘下であるInstagramにも広告を出稿することができます。
当たり前ですが、利用するユーザーが多ければ多いほど、リーチ量の母数が増えていきます。
ターゲティング精度が高い
Facebookは他のSNSと大きく違う点として、実名制を採用していることです。
これにより他の媒体よりも細かいユーザー属性の情報を取得しており、ターゲティング設定を細かく設定することができます。
ユーザーに限らず、自身のビジネスの目的に沿ったターゲット設定もできるため、配信の目的とユーザー情報の両面を活用してターゲティングします。
また最低100円から始めることできるため、無駄なコストを払わずに広告を出稿することができる媒体と言えるでしょう。
課金方法を選べる
Facebookでは、広告フォーマットに最適な課金方法を選ぶことができます。
- CPM(インプレッション課金)
- CPC(クリック課金)
基本的にはこの2つの課金方式が採用されていますが、他にも、動画広告であれば「ThruPlay」といった視聴完了、もしくは15秒以上再生された動画広告のみに対して課金されるFacebook独自の方式があり、興味のないユーザーに対しては費用が発生しないため、高いコストパフォーマンスを発揮します。
拡散が期待できる
Facebookには独自の「いいね!」や「シェア」機能が備わっています。
シェア機能では、シェアしたユーザーの周りの知り合いにまで広告が表示される仕組みになっているため、一度の配信で多くのユーザーにリーチできる可能性が高まります。
また、シェアされた広告に費用がかかるわけではないため、コスト以上のパフォーマンスを期待することが可能です。
効果測定と改善の方法
広告を配信しても「効果がない」「売り上げにつながらない」という方は、最適な方法で広告を出稿できないことが多いです。
適切な広告を出稿する、または高い費用対効果につなげるためには、効果測定と改善を繰り返すことが大切になります。
この章では、効果測定によく使われる指標と効果検証のやり方を紹介します。
効果測定に使える指標(KPI)
効果測定には、目標を達成するために必要な最適な指標(KPI)を設定しましょう。
例えば、営業で1カ月で受注件数を5件と目標に設定した場合、そのために必要なアポイント数を15件に設定します。この目標を達成するために効果的なプロセスをKPIと呼びます。つまり中間目標というわけです。
では、ウェブマーケティングでよく使用される指標(KPI)を紹介します。
インプレッション数(表示回数)
インプレッション数では、ユーザーに対して広告が表示された回数を指標(KPI)とします。
例えば、アプリのインストールをゴールと設定した場合、インプレッション数に対してインストール数の割合を導き出すことで、広告に興味を示したユーザー数が分かります。
逆にインストール数に対してインプレッション数が多すぎる場合は、広告の改善をした方がいいかもしれないということです。
クリック数
クリック数では、ユーザーが広告をクリックした回数を指標(KPI)とします。CTR(クリック率)で表します。
例えば、商品購入をゴールと設定した場合、ランディングページへのリンクのクリック数を指標(KPI)とすることができます。
広告を見てからのクリック数は稼げていても、実際の購入までに至っていない場合は、広告よりもランディンページの訴求力を改善する必要がある考えることができます。
アクション数(いいねの数)
アクション数では、Facebookページやイベントなどのいいね数を指標(KPI)とします。CTA(アクション率)で表します。
例えば、サービス導入をゴールに設定した場合、いいね数は稼げているのに実際のサービス導入までに至っていないとなると、興味はあるけどユーザーの動機付けはできていないことが考えられます。
サービス導入イメージやメリットをもっと表現した方がいいかもしれないですね。
コンバージョン数
コンバージョン数では、CTA(Call-To-Action)に対してリアクションしたユーザーの人数を指標(KPI)とします。CPA(平均コンバージョン単価)で表します。
CTAとは「ダウンロード」や「資料請求」、「問い合わせ」など、ユーザーにアクションを促す”行動喚起”のことです。
例えば、参加費が2,000円のセミナーに対して、10万円かけて広告を出稿して200人のユーザーを獲得した場合、CPAは500円になります。
つまり、CPAは新規顧客を獲得するためにかかった費用です。CPAが低ければ低いほど費用対効果が高いということになります。
A/Bテスト
指標(KPI)が決まったら、検証していきましょう。効果検証の方法の一つにA/Bテストがあります。
A/Bテストでは、「2つの検証対象のどちらがより効果的か」を検証することができます。
パターンAとパターンBの2パターン用意し、一定期間ユーザーの反応を比べて、どちらがCVRやCTRなどの向上につながっているかを検証します。
例えば、メインのキャッチコピーだけが異なるバナー広告を2種類用意してどちらがよりクリックされているかを確かめます。これによりより訴求ができている文言を発見することができます。
検証したい部分以外は、同じものを使用しないと正しい検証ができないため注意が必要です。
Facebookピクセル
効果検証のもうひとつの方法として、Facebookには独自の分析ツール「Facebookピクセル」が備わっています。
Facebookピクセルとは、Facebook以外のウェブサイトに埋め込むことでユーザーアクションを把握し、宣伝効果を可視化することができます。
Facebookピクセルでできること
では、もう少し具体的に分析できることを見てみましょう。
・設定したターゲットユーザーに広告が配信できているか
・目標のCVを達成するためのユーザーにリーチできているか
・広告を見たときのユーザーのアクション率を確認
ターゲティングやユーザーアクションを正しく把握することで、リターゲティングやカスタムオーディエンスなど、より精度の高い広告を配信することができるようになります。
Facebookピクセル設置方法
Facebookピクセルを作成後、以下の方法からウェブサイトに設置することができます。
方法1.ピクセルコードを手動でウェブサイトに追加する
方法2.パートナー統合を使用する
方法3.手順をメールで送信する
詳しい手順については、「ビジネスヘルプセンター」を参考にしてみてください。
マーケティングエキスパートに相談する
マーケティングエキスパートとは、Google AdWordsなどの広告サービスと同様に、Facebookの担当者に直接電話で広告に関する実務的なアドバイスを受けることができるプログラムです。
相談のみであれば特別な利用条件などは設けられておらず無料で利用できます。
しかし、マーケティングエキスパートと提携したいとなると、現状は完全招待制となっているため、一部の広告主しか利用することができません。
今後、提供範囲を拡大していく予定だと発表しているため、活用したい場合は気長に待つしかありません。
Facebook広告の効果を高める方法
「効果測定の方法はわかったけど、効果がない場合は何をしたらいいかわからない」という方も多いですよね。
そんな時は、以下の6つの方法を検討してみると良いです。
- 複数のオーディエンスを試す
- 類似オーディエンスを活用する
- 動画を活用する
- 競合他社の事例を参考にする
- 成果を出しやすい広告の特徴を取り入れる
- 運用代行を依頼する
それぞれの対応方法について紹介していきます。
複数のオーディエンスを試す
想定よりも効果がない原因として、適切なユーザーに広告が配信できていない可能性があります。
Facebook広告では、1つの配信目的に対して複数のターゲットオーディエンスを設定することができるため、1つのオーディエンスに絞らずに最初から複数のオーディエンスを用意しておくと良いです。
ターゲットになる可能性があるオーディエンスを作成し、成果が出なかった場合はすぐに次のオーディエンスに切り替えることをおすすめします。
類似オーディエンスを活用する
類似オーディエンスでは、Facebook独自のターゲティング設定により、最初に設定したターゲットユーザーの情報を元に、Facebookのシステムが類似するユーザーを探してくれるため、自分では見つけられなかった潜在顧客も見つけることができます。
動画を活用する
もし、画像だけの広告であれば、動画素材を活用してみましょう。
動画には、映像・音声・テキストをフル活用して静止画よりも多くの情報をユーザーに届けることができます。
またFacebook広告には、多彩な広告フォーマットが用意されており、動画と画像の両方を活用したコレクション広告では、1つの動画を大きく表示してコンセプトを紹介し、関連商品を画像で並べるなどカタログのような使い方もできます。
競合他社の事例を参考にする
Facebookには、Instagramを含むFacebookアプリ・サービスに掲載されている広告を誰でも簡単に検索・情報の確認をすることができる「広告ライブラリ」という機能が備わっています。
広告レイアウトに設置されているCTAから、実際にリンク先に飛ぶことができるため、競合他社がどのように活用しているかを調べることができます。
競合他社のいいところを真似してみるのも良いでしょう。
成果を出しやすい広告の特徴を取り入れる
成果の出やすい広告の特徴をチェックして、自身の広告にも反映できる内容であれば積極的に取り入れていきましょう。
<成果の出やすい広告の特徴>
- 時事や流行など世の中のトレンドを反映
- ユーザーの目に入りやすい広告フォーマットを活用する
- ユーザー参加型などが楽しめるエンタメ要素を取り入れる
- A/BテストやFacebookピクセルなどの効果検証を必ず行う
運用代行を依頼する
ウェブマーケティングを得意とした人材がいない場合や、広告をしっかり運用するための時間を確保できない場合は、運用代行に依頼してみることも検討してみてはいかがでしょうか。
実績の豊富な運用代行を活用することで、運用代行会社が抱えるノウハウや専門知識から短期的な成果が期待できる可能性が高まります。また、運用・管理を一括で任せることができるため、浮いた時間を他の業務に有効活用することもできます。
しかし、すべて運用代行に依頼すると自社運用よりもコストがかかってしまう可能性が高いため、予算と相談しながら部分的な依頼も検討してみると良いです。
まとめ
以上、広告の効果を測定する方法や、改善方法、さらに効果を高めるために押さえておきたいポイントを紹介しました。
費用対効果の高い広告を出稿するには、競合他社や成果の出やすい広告の特徴を真似し、適切な指標(KPI)を設定して、効果検証を繰り返すことが大切です。
そこまで時間をかけられないという方は、運用代行に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。
Facebook広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【保存版】Facebook広告とは?仕組みから運用方法まで徹底解説
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