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2021年08月19日(公開: 2020年08月17日)
社内報動画のメリットや活用方法を徹底解説
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社内でのコミュニケーション(インターナルコミュニケーション)に動画を活用する企業が増えています。社内報動画を使うことで、社内の意思決定や出来事を、正確かつスピーディーに伝達することが可能に。アメリカなどの海外では、2013年時点ですでに7割以上の企業で社内動画を導入してその必要性を実感しています。社内報動画の用途や作り方、社内報動画の活用事例を紹介します。
目次
社内動画の必要性
社内動画では企業と従業員間のコミュニケーションや認知の不足を解決する方法として需要な役割を示しています。実際にマーケティングの先駆者であるフィリップ・コリラーは「顧客にサービスを提供する前に、社内のスタッフが素晴らしいサービスを提供する心構えをする必要がある」と述べています。
海外では社内動画を使う企業が増えている
実際に海外では、社内動画を使う企業が増えてきています。
その理由としては、スタッフの増加や事業戦略の変更などにより、経営者側と従業員とのコミュニケーションや認識のギャップが生じることがあります。
特に会社の規模が大きいほど、部署間での意思伝達が難しくなり、会社全体のコミュニケーションの質が低下する可能性があります。
このようにコミュニケーションや認識不足を解決する方法として、海外では社内動画を使う企業が増えてきています。実際に海外では、2013年の時点ですでに7割の企業が導入しており、さらに7割が今後も増やしていく予定と答えていました。
社内コミュニケーションに動画を導入している
社内報に動画を使うと、社員の情報接触頻度が上がります。
情報接触頻度を上げるためには、閲覧側が利用しやすい方法で届けることが重要です。スマートフォンが普及された現在、映像で利用者に届けることも大事な選択肢のひとつでしょう。
社内報に動画を使用すると、文章では伝わらないような社員の熱量や会社の雰囲気を視覚や聴覚を通して、利用者に届けることが可能です。
社内報やポスターなどの文章をメインにした媒体よりも、動画を使うことでより強く印象を与えることができるのです。
社内報動画を作るメリット
社内報動画を作るメリットとして以下の3点があげられます。
- わかりやすい
- スピーディーに伝えられる
- コストの削減
それぞれについて詳しく解説していきます。
わかりやすい
社内報動画のメリットとしてはわかりやすいことがあげられます。
文章や画像を用いた社内報では、送り手側の意図を正確に伝えることができない、受け手側が間違った意図の受け取り方をしてしまう可能性があります。
動画では、文字では伝わりにくい動きや音、表情などをリアルに表現することができるというメリットがあります。
話し方であったり、細かいニュアンスなど実際の雰囲気を生で感じてもらえるのが社内報動画の醍醐味であります。
文章で読む場合に躊躇してしまうような 専門性の高い内容であったとしても、動画であれば親しみやすく、わかりやすく伝えられます。
このように、社内報動画はさまざまなメリットがあるのです。
スピーディーに伝えられる
社内報動画はスピーディーにものごとを伝えられたり、動画の尺だけ時間を作れば良いので業務の効率化に繋がります。
例えばインターネット配信を活用する場合、国内外の各拠点に社員が説明しに回る場合であったり、DVDや印刷物などの郵送物を送る場合に比べてタイムラグが少なく利用できます。
さらには、インターネット配信の場合は、場所を問わず全従業員に向けて一斉に配信が出来ます。ライブ中継機能を用いれば会場の様子などをリアルタイムに従業員に配信することが出来るので、一体感を与えるという意味でもメリットになります。
動画配信においては、拠点数が多い企業ほど活用を重視しており、国内30拠点30箇所以上の企業は25%、海外拠点ありの企業は20%が、社内の情報共有で動画を活用しています。
コストの削減
社内報動画はコストの削減にも活躍してくれます。
社内間のコミュニケーションにおいては、コンテンツあたりの人的コストや金銭的コストをいかに減らして、コンテンツ量を増やしていくことが重要です。
動画の場合は一度作ったものは使い回して使用することもできます。
例えば新人研修向けに社内報動画を用いる場合は、何度も繰り返しその動画を用いれば良いので、担当者が研修に割く時間やコストを削減することができます。
このように、人的コストや金銭的コストを極力削減できるコンテンツに動画を活用することで、経費削減に貢献することができ、余った資金を別のコンテンツに回すことができるのです。
社内報動画の用途
実際に社内報動画はどのような場面に使われるのか。代表例をいくつかご紹介します。
代表からのメッセージ
ケイワークスリクルートサイトの代表メッセージです。経営理念に「人と幸せを運ぶ」を掲げています。
ケイワークス リクルートサイトでは、10年の間に10倍以上の売り上げを達成しました。初めの失敗を反省し、社員教育や環境整備に力を入れたおかげだと話されています。
代表のメッセージは、経営層と従業員の間の信頼関係を築くのに効果的です。
実際に話している様子から社長の人柄、考えをリアルに感じ取ることができ、時には代表としての威厳を示すのに有効です。代表のメッセージから、従業員の士気や忠誠心を高める効果もあります。
以下が具体例です。
- 企業の動向や業績
- 企業方針や経営理念
- 優れた業績や社員に対する祝辞
- 社員教育
代表のメッセージは数分程度で視聴できるような簡潔な動画が望ましいです。
移動中の人にも見られるように、テロップを入れましょう。
業績など具体的に数値で示す必要がある場合は、グラフを用いて説明するとより伝わりやすいコンテンツになります。
ニュースの共有
楽天の社内報動画になります。社内広報の役割は「世界中の楽天社員をつなぐこと」と言及されています。面白いと思ってもらえる社内報動画を作ることで従業員の士気を高める効果もあります。
社内で使用されるすべての変更事項や理由については、全従業員間で共通の理解を持っていなければなりません。文章や画像だけでは表現しにくいような内容であっても、動画で図や表を用いることで、わかりやすく伝えることができます。
以下が具体例です。
- 社内ルールの変更
- 商品リニューアル
- 企業の事業方針や社内体制の変更
ニュースを共有する場合は、変更するポイントはどこか、なぜ変更するのかを理解しやすいようにまとめる必要があります。
会社の事業方針など、全体に関わることは経営者が伝えることで説得力を増すことができます。業務に関する変更程度であれば、動画のようにマニュアルに沿った動画でも良いでしょう。
モチベーションの向上
社内報アワード2019のオープニング動画になります。絶え間ない努力と探求心で生み出された195社の社内報と、社内報担当者の想いが込められた513企画の頂点を決める動画です。良い成績を収めることができれば、知名度の向上や従業員の士気も高まります。
このように、社内報動画は従業員のモチベーションを向上させるメリットもあります。
例えば社内イベントの実施です。イベントの様子を録画をしておくことで、従業員同士の思い出の共有であったり、参加していないスタッフに参加を施すこともできます。他にも社員総会などのオープニング、エンディングに動画を用いることでイベントを盛り上げることもできます。
以下が具体例です。
- 懇親会
- 社外活動の様子
- クラブ活動
- 優れた成績をおさめた社員の紹介
このような目的で社内報動画を用いる場合は従業員の心を動かす必要があります。そのためには、プロの人に頼んでクオリティの高い動画を作る方が効果的です。
効果的な社内報動画の作り方
最近ではSNSや企業のサイトなどで商品やイベントの紹介動画を掲載しているケースが増えています。
ある統計データでは、ユーザーがサイト上の動画を見る割合が80%に対して、テキスト全文を読む割合は20%という結果も出ています。
社内コミュニケーションに動画を使用する場合、どのような内容や話題を用いるのか、どのくらいの長さや量が適切かどうかを決めた上で制作を行う必要があります。
プレゼンテーションの構成を考える時に重要なのが、SDS法やPREP法です。
どちらも共通しているのは、冒頭で結論を持ってくるという点です。 冒頭の「つかみ」部分は非常に重要です。
SDS法は Summary (要約) → Details (詳細の説明) →Summary (要約) で説明していくのに対して、PREP法は Point (結論) ⇒Reason (理由) ⇒Example (具体例) ⇒Point (結論) でプレゼンテーションを展開していきます。
社内報動画の活用事例
ここで動画社内報歴30年越えのキャノン株式会社の事例を紹介します。
(出典:https://shanaiho-navi.jp/archives/5956/)
特徴としては分担制が多い中で、企画段階で全員が一緒になってアイデアを出し合うこと。冊子にするのか動画にするのかは、テーマごとにどのメディアが最適なのか初めに見極めることが大事なんだそうです。
社内報動画の特徴としては、写真では表せないストーリー性。
写真は点と点ですが、映像はその間の線を見せることができます 。その線の抑揚によってどれだけ人に心を響かせるかが重要です。
そして、映像の出来を左右するのはシナリオ作り。準備に8割ものの時間を費やすことと、映像は冊子と違って「見直されることが少ない」ので知識が無くても分かるように作成されているとのことです。
まとめ
今回は社内コミュニケーションに動画を用いることによってさまざまなメリットがあることをお伝えしました。
動画を用いることで、文章や写真では表現しにくいことをわかりやすく伝えることができ、多くの人の心に響かせることも可能になります。アメリカなどの海外では7割以上の企業が使用しており、これからもっと多くの企業が活用していく機会も増えるでしょう。
この記事を読んでいただき、社内報動画の活用を検討されてみてはいかがでしょうか。
動画は商品やサービスの紹介、企業のPR、採用活動、サイト運営など、さまざまな目的で利用されています。企業で実際に利用されている動画の事例について知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
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