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2021年03月23日(公開: 2020年08月24日)
Twitter広告の費用はいくら?費用を決める仕組みと費用対効果
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世界中にユーザーのいる人気のTwitterに広告を出したいと考えているマーケターの方も多いと思います。
しかし、費用がどれくらいかかるのかや課金の仕組みを知らないと不安です。
そこでこの記事では、Twitter広告の種類や費用を決める要素や課金の仕組みについてご紹介します。
初心者の方向けに紹介していきますので、記事を読んで目的にあった配信先を見つけて、Twitter広告に挑戦してみてくださいね。
目次
Twitter広告の費用を決める要素
Twitter広告は世界中にいるユーザーに向けて精度の高いターゲティングを行い、広告を配信することができます。Twitterは非常に拡散力が高いSNSで、広告内容が良ければ広告費用をあまりかけなくても多くのユーザーにリーチすることが可能になります。そんなTwitter広告に出稿する場合に、費用を決める要素として以下の4つがあります。
- オークション
- 品質スコア
- 入札
- ターゲット
あなたが配信する広告の内容や設定した1日の予算額、ターゲットユーザーなどの要素によって総合的に広告費用が決定します。広告費用を少しでも低く抑えたいという方は、以下で解説する各要素で費用を決める仕組みについてご覧ください。
オークション
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/overview/ads-pricing.html」
Twitter広告でプロモツイートやプロモアカウント、プロモトレンドなど広告枠はオークションで決定します。ユーザーのターゲティング設定を行う際に、興味がある分野で絞り込むと思いますが、この際に商品やサービスを購入する可能性の高いユーザーに限定して広告を配信すると費用が高くなる場合があります。
なぜなら購入見込みの高いユーザーに広告を配信することができ、成果を上げやすいからです。Twitter広告では他の広告主が欲しがっている広告枠の獲得をオークションで競わなければなりません。 見込み客ばかりに広告を配信すれば、広告費用が自然と高額になってしまうことを頭に入れておく必要があるでしょう。
品質スコア
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/overview/ads-pricing.html」
Googleのリスティング広告と同様にTwitter広告でも広告品質によってランクがつけられます。オークションのみで配信権を決定してしまうと、予算のある広告主だけ配信することができるようになり、情報の偏りが生まれてしまいます。なのでオークション価格とは別に品質ランクを設定して、配信権を決定しています。
広告の品質ランクを決める要因は以下の内容です。
- 共感性
- 関連性
- リーセンシー
この3つの品質ランクを決める要因を意識して広告を作成することで、品質ランクを高めることができるでしょう。オークション価格と品質ランクを総合的に評価した物を広告スコアと呼び、広告スコアによって配信権を獲得することができるかが決まります。必ずしも多くの広告予算がある企業だけが配信することができる訳ではありません。
入札
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/overview/ads-pricing.html」
ここからは実際にオークションに参加して広告権を獲得する為に入札を行う方法をいくつか紹介していきます。
- 自動入札
- 上限入札単価
- 目標単価
の3種類の入札方法を選ぶことができ、あなたの予算や経験によってどの入札方法を選ぶべきかは変わってきます。それぞれの入札方法を活用するメリットについて解説していくので、参考にしてください。
自動入札
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/overview/ads-pricing.html」
まず自動入札は名前の通り、設定した予算の範囲内で最大限の効果を出せるように自動で入札を行うことができる方法です。自動入札を活用するメリットとしては1度予算を設定すれば、特に時間を取られることなく入札を行うことができることです。オークションの入札を初めて行う方は、この自動入札から利用するのがおすすめです。
予算を超えて入札することは絶対にないので、オークションを上手く進められるか不安がある方は積極的に自動入札を活用しましょう。実際に多くの企業が自動入札を活用して広告を配信しています。
上限入札単価
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/overview/ads-pricing.html」
上限入札単価の方法ではあらかじめ設定した広告予算の上限を超えることなく、入札するタイミングなどを細かく設定しておくことができる方法です。事前に設定を行っておくことで自動で入札を行うことができるので、広告オークションを経験したことがある方が利用するのが良いでしょう。
自動入札では予算の範囲内で最大限の効果を出すように入札することができますが、上限入札単価ではあらかじめ広告権を獲得しやすいタイミングで入札を設定することができるなど、経験のある方であれば自動入札よりも費用を抑えることができる可能性があります。
目標入札単価
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/overview/ads-pricing.html」
目標入札単価は非常に魅力的な入札方法で、広告配信の目標が達成された場合毎に(リツイートやWEBサイトのクリックなど)入札金額を設定することができる方法で、正しく設定することができれば最も広告費用を抑えて最大限の成果を上げることができる可能性が高い方法です。
目標毎に入札金額を設定しなければならず、ユーザーのLTVやランディングページのCVRなど色々な指標を元に分析するスキルが必要になる方法なので、少し難易度が高いです。
しかしTwitter広告を継続して活用していきたい場合は、非常に効果が見込める方法なので、目標入札単価の設定をできるようにしておきましょう。
ターゲット
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/overview/ads-pricing.html」
最後にターゲティングによっても広告費用の目安が変わってきます。ターゲティングを精度高く行った場合はユーザー数を絞り込むことになり、配信範囲は狭くなりますが、その代わりに購入する可能性の高いユーザーに配信することになるので、広告単価は高くなる可能性があります。
ターゲットユーザーによって変わってきますが、購入見込み客を狙って広告を配信している競合は多くなるので、ターゲティングを絞りすぎると広告単価が高くなる仕組みです。
反対にターゲティングをあまり行わずに広い範囲で配信した場合は競合の数は減ることになり、広告単価を安く配信することができます。しかし、ターゲティングを行わなければ見込み客の集客を行うことは難しくなるので、無駄なコストが発生してしまう可能性もあるので覚えておきましょう。
Twitter広告の費用の発生タイミング
Twitter広告の費用が発生するタイミングは、広告キャンペーンの作成時に設定した目的によって変わります。Twitter広告は目的を達成した際にのみ費用が発生するので、非常に費用対効果の良い運用を行うことができます。目的と関係のないユーザーアクションでは課金されないので、無駄なコストを払う必要がありません。
以下の3種類の配信形式別に、費用の発生タイミングを解説します。
- プロモツイート
- プロモアカウント
- プロモトレンド
プロモツイート
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html」
プロモツイートは商品の認知度向上、WEBサイトへの誘導、アプリのインストールを目的とした配信をすることができます。プロモツイートを活用した場合の目的別発生タイミングは以下の通りです。
- 認知度向上=インプレッション数が1000回を超えた時、動画の画面割合に応じて〜秒以上再生された時、いいねやリツイートなどの反応があった時
- WEBサイトへの誘導=広告がクリックされた時、リンク先で設定したアクションが行われた時
- アプリのインストールまたはアクション=アプリがインストールされた時、アプリ内で設定したアクションが発生した時
プロモアカウント
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html」
プロモアカウントは新規フォロワーの獲得を目的として配信することができる広告です。プロモアカウントを配信した際の費用が発生するタイミングは以下の通りです。
- フォロワーの獲得=フォロワー数が増加した時
目的がフォロワーを増やすことなので、ユーザーにフォローされない限り費用はかかりません。
プロモトレンド
「出典:https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html」
プロモトレンドは24時間限定でトレンドリストに広告を配信することができます。1日1社限定でトレンドリストの最上部を独占することができるので、費用は課金形式ではなく、買い切り型です。通常価格は990万円で、Twitter側で設定しているプレミアムデーは1188万円からとなっています。
Twitter広告の費用対効果を高める方法
Twitter広告で費用対効果を高く運用していくにはどうすれば良いのかについて解説していきます。広告運用は広告費をたくさん使えばそれなりの成果を上げることができますが、せっかく運用するのであれば費用対効果を高めることが大切です。
Twitter広告の運用を行う場合は、以下の内容を必ず行ってから配信するようにしましょう。
- 適切な配信目的
- 2次拡散を狙う
- 細かいターゲティング
- 商材の相性
- クリエイティブ
Twitter広告はかなり工夫して配信することができる特徴があるので、あなたが広告運用を行う最終的な目標を達成する為に最適な方法で広告内容を作成してみてください。
適切な配信目的
適切な配信目的が定まっていない場合はターゲティングを正確に行うことができませんし、広告内容を決めることができません。Twitter広告だけの話ではありませんが、広告を配信する最終的な目的が決まっていないと一貫した内容で配信していくことは難しくなります。
Twitter広告を運用する場合は、1番最初に配信する目的を明確に定めてから、その目標を達成する為にどんな配信形式を選択するべきか、ターゲティングはどうするかなどを決めていきます。目的が決まれば自然と広告内容を作成することもでき、最適な方法で配信することもできるようになるでしょう。
二次拡散を狙う
Twitter広告は匿名性が高いことや、リツイート機能によって非常に情報が拡散されやすい特徴があります。ユーザーの興味や関心のある内容の投稿は拡散されやすく、的確なターゲティングを行って広告を配信することで、ユーザーの興味を引きつけることができるでしょう。
拡散を狙って広告を作成するのがTwitter広告を活用する上で重要なことになりますが、なぜ拡散されると良いのかというと、Twitter広告では2次拡散には費用が発生しないメリットがあります。
2次拡散とは、配信した広告をユーザーがリツイートした先でさらに別のユーザーがリツイートを行うことを言います。つまり実際に配信した投稿がリツイートなどアクションを行われない限り、2次拡散では費用はかからないということです。このメリットは非常に画期的で、費用対効果を圧倒的に高めることができます。
細かいターゲティング
Twitter広告の費用対効果を高めるには単純に購入見込みの高いユーザーにだけ広告を配信することです。
ターゲットユーザーに絞り込んで配信することをターゲティングと言い、適切なユーザー分析ができている場合は、非常に精度の高い分類を行うことができます。Twitter広告のターゲティングではユーザーの基本的な情報である年齢や性別、地域、言語などから、ユーザーの興味関心による分類を行うことも可能です。
ユーザーが投稿した内容や検索したワード、フォローしているユーザーなどの行動情報から興味がある内容を分析して広告を配信することができます。あなたの商品やサービスに興味がある可能性の高いターゲットユーザーを分析することができている場合は、Twitter広告のターゲティング機能を活用して費用対効果を高めていきましょう。
商材の相性
Twitter広告はテキストメインではあるものの、画像や動画、アプリのインストールなど工夫次第で様々な目的で配信することができます。
費用対効果を高める方法としては商材に合わせて適切な配信方法を選択することです。動画を活用した方が多くの情報をユーザーに届けることができる商品なのに、画像やテキストをメインで配信していたり、反対に動画ではなく、画像でじっくりと見せた方が良い商品という場合もあります。商材によってどの配信方法が適しているかは、あなたが1番分かることだと思いますので、内容には十分注意して作成していきましょう。
クリエイティブ
ユーザーの注目を集めるようなクリエイティブな広告を作成することも、拡散を促すことができるので費用対効果を高める為に非常に大切です。Twitter広告は投稿のタイムラインに配信することができる配信形式がありますが、ユーザーはタイムラインを流し見している場合がほとんどなので、スルーされないキャッチーな見出しや画像、動画など引きつける要素を取り入れるようにします。
テキストよりも画像や動画の方がユーザーの注目を集めることができるので、なるべく目立つ配色の画像を用意して、複数枚の画像よりも1枚の画像でアピールできるようにしましょう。動画の場合はしっかり再生して最後まで見るユーザーは非常に少ないので、なるべく動画の前半に伝えたい情報を盛り込むようにして作成し、続きを見たくなる内容の動画を意識して作成するのが良いでしょう。
Twitter広告と他の媒体の費用を比較
最後にTwitter広告と他のSNS広告の費用を比べていきます。ここまで解説したTwitter広告のメリットや活用方法を踏まえて費用の面から総合的に考えていきましょう。それぞれのSNS広告に特徴があり、活用メリットがあるので、利用者ユーザーに合わせて使い分けるようにするのも効果的です。
Facebook広告
Facebook広告は実名登録が必須のSNSで、インスタグラム広告も合わせて運用を行うことができる特徴があります。利用者ユーザー数が圧倒的に多いFacebookはターゲティングの精度が非常に高く、匿名ユーザーの多いTwitterと比べると、ユーザーの質が高くビジネス目的にFacebookを利用している方が多いです。
Facebook広告はあらかじめ設定した金額の範囲だけで配信することができ、投稿タイムラインなどに画像や動画、カルーセル、商品ラインナップを表示させることができるコレクションなどの配信形式を選ぶことができます。
Twitter広告と同様にクリック課金やインプレッション課金、エンゲージメント課金などの方法があります。あなたの商材によって大きく変わりますが、Twitter広告との費用比較に関しては拡散させることができる場合はTwitter広告の方が費用対効果を高く運用することができ、精度の高いターゲティングを行いたい場合はFacebook広告の方が費用を抑えることができるでしょう。
リスティング広告
リスティング広告はGoogleの検索プラットフォーム上に掲載することができる広告で、検索連動型広告とも言われています。
あなたも1度は利用したことがあるGoogleの検索結果の最上部に表示させることができるのがリスティング広告で、ユーザーの興味関心を元に適した広告を配信することができる特徴があります。ユーザーは検索結果の1番上から順番に見る傾向があるので、最上部に配信数rことができるリスティング広告はユーザーに情報を届けやすいです。
リスティング広告のターゲティングの方法は、ユーザーがGoogleの検索窓に入れたワードの情報によって配信することができ、ユーザーの年齢や性別、エリアなどのコア情報から細かく分類することが可能です。リスティング広告はTwitter広告よりもユーザーの興味関心に直結する情報を配信しやすい為、広告先の内容が優れている場合はかなりの成果を上げることができるでしょう。
リスティング広告の課金方法は広告がクリックされた時で、ターゲットワードのクリック単価によって費用は変わってきます。リスティング広告は活用方法次第ではまだまだ効果的な広告なので、Twitter広告でイマイチ成果を出せない場合は、ユーザー情報を再度分析してリスティング広告を利用して見るのが良いかもしれません。
YouTube広告
YouTube広告は動画配信プラットフォームのYouTube上に掲載することができる広告で、動画再生前や再生中に表示される動画広告やバナーでの広告、とアップロードした動画の拡散広告など、目的に合わせて色々なタイプの広告形式を選択することができます。
YouTubeの市場規模は年々成長しており、広告費も増え続けています。Twitter広告は広告内容によっては拡散させることができるのに対して、YouTube広告は拡散させることはできないので、広告予算に応じて大きく成果が変わってくる特徴があります。
課金されるタイミングとしては、30秒以上広告を再生した場合に課金されるインストリーム広告や、1000回表示される度に課金されるバンパー広告などがあります。ユーザーに見てもらえない限り費用は発生しませんが、当然成果を上げることもできないので、再生してもらえる魅力的な動画広告を作成する必要があるでしょう。動画広告で販促した方が商品やサービスの魅力を伝えることができる場合はTwitter広告よりもYouTube広告を活用するのが良いかもしれません。
まとめ
今回はTwitter広告の費用感や課金される仕組み、費用対効果を少しでも高める方法について解説しました。Twitter広告を活用して成果を上げるには、商材に適した配信形式を選択し、ユーザーに拡散される内容の広告を配信することが大切です。
その為には精度の高いターゲティングの方法など細かい知識が必要になるので、この記事や当メディアで学んでみてください。
Twitter広告について詳しく知りたい人は下記の記事を参考にしてください。
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