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2021年04月05日(公開: 2020年08月19日)
【事例あり】インナーブランディングに動画を活用する理由とは?
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企業のブランディングは、社外に向けた「アウターブランディング」と社内に向けた「インナーブランディング」の2つに分けられます。インナーブランディングにも力を入れることで、企業の内外でブランドイメージが一致し、また社員のモチベーションが高まることで、より高い効果が期待できます。最近ではインナーブランディングに動画を活用する企業が増えてきました。インナーブランディング動画のメリットや、作成のポイント、活用事例を紹介していきます。
目次
インナーブランディングとは
インナーブランディングとは、社内の従業員全員に会社のことを知ってもらうことを目的としたPR活動のことです。
いままで社外に向けたアウターブランディングは活発に行われてきましたが、それだけでは不十分です。顧客向けと社内向けの両方からブランディングを行うことで、両者のブランドに対するイメージの合致や理解を深めることができ、従業員全員が同じ方向性からブランド構築を行っていくことができます。
これにより、いままで仕事にやりがいを感じていなかった従業員も、モチベーションの向上に繋がるでしょう。結果的にインナーブランディングを重視して行うことによって、アウターブランディングの効果も高まる相乗効果もあります。
アウターブランディング動画について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
インナーブランディングのメリット
インナーブランディングのメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
具体的には
- 企業の理念・ビジョンを共有できる
- 社員満足度の向上
- 顧客満足度の向上
この3点です。詳しく解説します。
企業の理念・ビジョンを共有できる
インナーブランディングを実施することにより、企業の理念・ビジョンを共有できます。
入社してからまもない新入社員は、企業の理念や今後のビジョンなどの理解ができていないケースもあります。そうした新人へ、企業の理念やビジョンを共有し理解を促すことができます。また長年働いている社員の中にも、企業のコンセプトや目標などの理解が曖昧で共有できていないケースもあります。
このようにインナーブランディングによって、従業員達全員の理解を促し、理念やビジョンを共有することができます。
社員満足度の向上
インナーブランディングの実施により、社員満足度の向上の効果があります。
企業の中には、自分の働いてる企業に対して不満を持っている人もいます。
その不満は自社のブランドを正しく理解していないことで起きている可能性が高いです。
それをインナーブランディングを用いて、ブランドの理解や共有を促すことにより、やりがいを見つけることもでき、不満度が下がり満足度が上がる可能性もあります。
従業員の満足度が上がれば、生産性の向上や、離職率の低下に繋がります。 このようにインナーブランディングの実施により、ブランドを正しく理解させることで社員満足度を向上させることができるのです。
顧客満足度の向上
インナーブランディングの実施により、顧客満足度の向上の効果があります。
一見、インナーブランディングは社内向けのブランディング手法であるため関係なさそうに思われがちです。しかしながら、従業員にインナーブランディングを行うことで従業員が企業ブランドを理解し、同じ目標意識を持ちながら働くと、企業価値を顧客に伝えることができたり、接客等の顧客対応における質の上昇が期待でき顧客満足の向上に繋がります。
このようにインナーブランディングを上手に活用することで、間接的に社外向けのアウターブランディングの効果も上がるという相乗効果が期待できます。
従業員それぞれが顧客の望むブランド価値を提供できれば、顧客満足度も向上するのです。
インナーブランディングに動画を利用するメリット
インナーブランディングに動画を利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
具体的には
- わかりやすい
- 記憶に残りやすい
- 何度も伝えられる
この3点です。詳しく解説します。
わかりやすい
インナーブランディングに動画を利用するメリットとして、わかりやすいことが挙げられます。
文章や画像だけでの社内コミュニケーションでは、送り手側の意図が正確に伝わらない、受け手側が間違って理解をしてしまうことが多くあります。動画を活用することで、文字では表現しにくい動きや音、話し手の表情や話し方、想いや感情などをわかりやすくリアルに伝えることができるというメリットがあります。
その結果視聴者の感情を動かせたり、強く印象付けるということが可能です。文章だけでは伝えにくい事柄も、動画であれば短時間で理解しやすいです。
実際に株式会社Jストリームの調査によると、動画のメリットとして第1位に 「理解しやすい・わかりやすいこと」(34.3%)がランクインしていました。(出典:http://www.jstream.jp/resource/detail/20141105/)
記憶に残りやすい
インナーブランディングに動画を利用するメリットとして、記憶に残りやすいことが挙げられます。
紙などの広告の場合、商品やサービスを一度目にしただけでは、購入したいとすぐに思わせるようなアクションの動機付けはできないでしょう。例えば洗顔フォームであれば、ドラッグストアに足を運んだ時に想起してもらうように記憶に定着させなければなりません。
記憶を定着させるのは動画が有効です。動画はテキストに比べ記憶に残りやすいです。その理由は、人の脳はできるだけ負荷がかかることを嫌うので、文章を理解するよりもイメージで理解することを好むからです。
特にストーリー性を持たせることで、視聴者により具体的に内容を想像させることができるので、さらに記憶の定着をすることが可能になるでしょう。
何度も伝えられる
インナーブランディングに動画を利用するメリットとして、何度も伝えられることが挙げられます。
動画は一度収録しておけば何度でも視聴ができます。例えば社内向けに企業の理念やビジョンを伝える動画を制作したら、定例会や社員総会などの行事に使いまわすことが可能になります。これにより担当者の説明にかけるコストを削減することが可能になります。
また、社内だけではなく社外に向けて発信する時も動画を活用することで、多くの顧客に信頼性と安心感を与えることもできるのです。
このように何度も伝えられるというのは、工数の削減、多くの人に伝えられるというメリットも生み出すのです。
インナーブランディング動画作成のコツ
インナーブランディング動画作成のコツとしては、感情に訴えかけることが重要です。
ビジョンやミッションを淡々と伝えるのではなく、その背景にある歴史や想いを伝えることで明確にすることができ、理解促進させることができるでしょう。
インナーブランディング動画の活用事例
インナーブランディング動画の活用事例はどのようなものがあるのでしょうか。今回は代表的な事例として、3点ご紹介します。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ
全国にTSUTAYAや蔦屋書店、図書館、Tポイントカードを展開するカルチェア・コンビニエンス・クラブの活用事例です。
「世界一の企画会社」という企業理念を軸にして、
- CCCが考える「世界一の企画会社」とは何か
- どんな「世界一」を目指すのか
この2点についてアニメーションを使いながら、CCCの社員向けにイメージさせやすく作られています。2分半という短い動画でありながら、企業の理念やビジョンについてとてもイメージが湧きやすく、理解のしやすい動画です。
西武鉄道
「かなえたい」が繋がる西武鉄道へ。
西部鉄道では「あれもこれもプロジェクト」として、 誰もが自分らしく生きる街へをスローガンに抱え、都市や自然、仕事や遊び、暮らしや観光など多彩な二面性を持つ沿線の魅力をWEBサイトやSNSなどさまざまな活動を通して発信しています。
従業員たちにこの目標意識を持ってもらいたいという想いから、現場で活躍している従業員の話や代表の思いをインタビューとしてまとめた動画になっています。
McKinsey&Company
コンサルティングファームで有名な McKinsey&Company(マッキンゼー) の動画です。
マッキンゼーといえば、世界トップレベルの優秀な社員が集まる会社。優秀と聞くと、どこかビジネスライクで冷たい印象があると思われがちですが、そんなイメージを裏切る手書き風アニメーションが印象的です。
マッキンゼーが成長したい人にとって最高の環境であること、社員を大切にする会社であることが語られています。企業文化やキャリアイメージをポジティブに伝えることによって、社員のモチベーションの向上や企業への理解が深まるでしょう。
まとめ
今回はインナーブランディング に動画を活用する理由やメリット、その活用事例についてご紹介しました。インナーブランディングに動画を活用することで、動画ならではの「わかりやすさ」「記憶に残りやすい」「何度も伝えられる」などさまざまなメリットがあります。動画を通して、視聴者の感情に訴えかけることにより、より良い効果をもたらすことができるでしょう。今後の社内向けブランディングとして、動画の活用をしてみてはいかがでしょうか。
動画は商品やサービスの紹介、企業のPR、採用活動、サイト運営など、さまざまな目的で利用されています。企業で実際に利用されている動画の事例について知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
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