marketing
2021年08月21日(公開: 2020年08月24日)
メルマガの効果UP!動画メールの作成方法5選
メルマガに動画を埋め込む「動画メール」があります。
この記事では、メルマガ配信での動画メールの作成方法とその効果についてご紹介します。初心者の方向けに紹介していきますので、動画メールに挑戦してみてください。
目次
動画メールとは
動画メールとは、メールマガジンの中に動画が埋め込まれているものを指します。配信されたメールマガジンを開いたり、メールマガジンをクリックしたりすると動画が再生されるように作られており、埋め込みにはHTML方式が使われています。
動画メールの作成方法5選
動画メールを作る時には、基本的にはHTMLタグを活用してメール内に動画を埋め込む形をとります。Youtube等動画投稿サイトの動画ページのリンクを活用して、動画ページへ誘導してユーザーに試聴してもらう方法も併せて解説します。
- フル動画読み込み (VIDEOタグ)
- GIFアニメ読み込み (IMGタグ)
- GIFアニメ添付 (IMGタグ)
- Youtubeなどの動画ページへ誘導
- 自動ツールを使用
フル動画読み込み (VIDEOタグ)
VIDEOタグは、MP4やMOVなど高画質の動画をメールマガジンに埋め込みたい時に利用する方法です。メリットは画質の良い動画をメール内で再生できることや、埋め込むファイルのサイズに制限がないため、長い動画でも埋め込めることが挙げられます。
デメリットとしては、埋め込みたい動画を置いておくためのサーバーが必要なことや、再生できるメーラーが限られているため、ユーザーが使用しているメーラーによっては動画が表示されなくなってしまう点が挙げられます。
VIDEOタグを使用した動画メールの作成手順は以下の通りです。
- 埋め込みたい動画をWEBサーバーにアップロードする
- 動画を埋め込みたい位置にVIDEOタグを記載する
- テキストのスタイルを変更したり画像を挿入したりして見た目を整える
- メールマガジンを配信する
タグ例:<video autoplay controls preload=”none” src=”[(1)のURL]” type=”audio/mpeg”></VIDEO>
VIDEOタグを使用した動画メールを配信する時は、メールを受け取る相手はインターネットを介して動画を読むこむことができる環境であることが前提です。
また、VIDEOタグに対応しているメーラーは、Outlook2011/2016 mac版やMac mail等、主にmacのPCを利用しているユーザーに限られていることも注意しましょう。
GIFアニメ読み込み (IMGタグ)
IMGタグは、比較的高画質なアニメ動画をより多くのメーラー向けに配信する時に利用する方法です。メリットは、画質の良いアニメ動画をメールの中で再生できることや、VIDEOタグを使用した場合と同様に、埋め込む動画のサイズに制限がないことが挙げられます。
デメリットとしては、動画をGIFアニメに変換しなければいけないことや、変換した動画を保存しておくためのサーバーを準備しなければいけないことなどが挙げられます。
IMGタグを使用した動画メールの作り方は以下の通りです。
- 元になる動画を用意してGIFアニメーションに変換する。
- 埋め込むGIFアニメーションをサーバーにアップロードする。
- 動画を埋め込みたい位置にIMGタグを記載する
- テキストのスタイルを変更したり画像を挿入したりして見た目を整える
- メールマガジンを配信する
タグ例:<img src=”[(2)のURL]”/>
IMGタグを利用した動画メールを配信するときは、VIDEOタグを利用していた時と同様、受け取るユーザーがインターネットを介して動画を読み込める環境にあることが前提になります。
動画を一度GIFアニメに変換しなければいけない手間がかかりますが、VIDEOタグを利用した場合と比較して、対応しているメーラーが多いことがメリットです。iPhoneやAndroid、利用しているユーザーが多いGmailなども対応しているため、多くのユーザーに動画を見てもらうことができるでしょう。
多くのメールマガジンを配信できるサービスがありますが、サービスによってはGIFアニメを保存するためのサーバーを用意してくれているものもあるため、活用してみてはいかがでしょうか。
GIFアニメ添付 (IMGタグ)
IMGタグは、比較的短いGIFアニメーション動画をメールに直接添付してユーザーに配信する方法です。
メリットとしては、メールに直接添付する形のため、ほとんどのメーラーで表示できる点や、読み込み型のようにインターネットを介してのダウンロードが必要ないため、メールが届いていればオフライン状態でもユーザーに動画を試聴してもらえる点が挙げられます。
デメリットとしては、配信したい動画を一度GIFアニメに変換する手間がかかることや、メールに直接添付できるファイルの大きさに収めるため、あまり長い動画や高画質な動画は利用できない点が挙げられます。
IMGタグを利用してGIFアニメを添付し、動画メールを作る方法は以下の通りです。
- 元になる動画を用意してGIFアニメーションに変換する
- HTMLメールに変換したGIFアニメーションを貼り付ける(画像を挿入するのと同様)
- テキストのスタイルを変更したり画像を挿入したりして見た目を整える
- メールマガジンを配信する
動画をGIFアニメに変換する手間がかかりますが、変換した動画を画像と同様に挿入するだけなので、メール本文を作成するのは比較的簡単です。
メールを受け取る側の容量制限や、メールマガジン配信サービスを利用している場合では一度に送信できる容量の制限などを考慮して、GIFアニメの長さを調整し、ファイルのサイズを抑えられるように工夫しましょう。
VIDEOタグを利用する場合や、長くて高画質な動画を埋め込む場合とは異なり、サーバーを用意して動画をアップロードしておく必要がないため、手軽に始められるのもポイントです。
Youtubeなどの動画ページへ誘導
再生してもらいたい動画のリンクを記載しておいたり、クリックすると動画ページへ遷移する画像を挿入したりすることで、Youtubeなどの動画ページへ誘導します。
メールマガジン自体に動画が埋め込まれているわけではないので、ファイルサイズを気にする必要がありません。
また、ユーザーに動画のリンクをクリックしてもらうだけなのでメーラーの制約を受けにくく、ほとんどのメーラーで使用することができます。
動画ページへ誘導する場合の動画メールの作り方は以下の通りです。
- 視聴してもらいたい動画をYoutubeなどの動画投稿サイトに用意しておく
- 用意した動画のURLをメール本文に記載する
- テキストのスタイルを変更したり画像を挿入したりして見た目を整える
- メールマガジンを配信する
試聴してもらいたい動画を動画投稿サイト等に用意しておく必要があるため、利用したことがない場合はアカウント登録が必要になります。
しかし、Youtubeをはじめ多くの動画投稿サイトが無料で始めることができるため、動画をアップロードしておくためのコストはほとんどかかりません。
メール自体に動画が添付されていたり、動画をダウンロードするためのタグが挿入されていたりするわけではないため、動画ファイルの大きさを気にすることなくメールを配信することが可能な方法です。
自動ツールを使用
最後に紹介するのが、メールマガジン配信サービス等の自動ツールを活用した方法です。
メールマガジンを受け取る側のメーラーに合わせて適切な方法で配信してくれることや、動画を保存しておくためのサーバーの準備や、GIFアニメーションに変換する等の手間がかからないことが、メリットとして挙げられます。
使用するサービスによって多少差はありますが、自動ツールを利用する手順は以下の通りです。
- 動画メールの配信が可能なサービスに登録する
- サービスの管理画面から配信する動画のアップロードや細かい設定をする
- 動画メールを作成する
- 作成したメールマガジンを配信する
自動ツールを利用すると、難しいタグを使用しなくても簡単に見栄えの良いメールマガジンを作ることができたり、動画を簡単に埋め込むことができたりするのがメリットです。
また、メールマガジンを受け取る側のメーラーに応じて、適切なタグに変換してくれるのも大きなメリットです。
メールマガジン配信サービスを利用するためには、もちろん料金が発生しますが、様々な手間がかかることや、せっかく動画メールを作成して送ったとしても、正しく再生されないかもしれないことを考慮すると、自動ツールの導入も動画メールを配信するための一つの方法でしょう。
動画メールの効果やメリット
メールマガジンに動画を埋め込む動画メールには、どのような効果やメリットがあるのか、主に2つのポイントに絞ってご紹介します。
- CTRの向上
- 離脱率の改善
CTRの向上
CTRとは、配信したメールマガジンの数に対して、どのくらいの人数がユーザーに届けたい広告や商品URL等をクリックしてくれたかの回数を現しています。
テキストのスタイルを変更して強調したり、画像を用いてアピールしたりしている通常のメールマガジンと比較すると、動画メールはCTRが向上する効果が期待できます。
動画は、短い時間でより多くの情報をユーザーに届けることができます。テキストと画像のみで作られているメールマガジンと比較しても、同じ1通のメールマガジンから得られる情報にはかなりの違いがあります。
動画を通して多くの情報をユーザーに届けることで、ユーザーの興味関心をひき購買意欲の向上につながることが期待できます。
離脱率の改善
メールマガジンに動画を埋め込むことで、テキストや画像だけでは最後まで見てもらえていなかったメールやサイトの、離脱率が改善する効果が期待できます。
離脱率とは、ユーザーがサイトを訪れてからどのくらいのページを閲覧してからサイトを離れたか、最後までメールやサイトを確認せずに画面を閉じるなど離脱してしまった人がいたか、等を現します。サイトを訪れた後、そのまま離脱してしまった確率は直帰率とも言います。
メールマガジンに動画を埋め込むことで、商品やサービスに関する情報を短時間でユーザーに伝えることができます。商品の魅力を知ったユーザーは、最後まで商品の解説を見てくれたり、そのままサイトを訪れた場合はサイトに滞在してくれている時間が長くなる傾向にあります。
離脱率が改善することで、メールマガジンを配信するにあったってかかるコストに対して、どれくらいの効果が得られるのか、費用対効果の改善も期待できるでしょう。
動画メールで成果を出すポイント
動画メールで成果を出すためには大きく分けて2つのポイントがあります。
- 短尺の動画
- メルマガの目的に合わせた動画クリエイティブ
ひとつずつ詳しく解説します。
短尺の動画
メールマガジンで動画を活用するときは、まず動画の尺は短めに設定するのが良いでしょう。
メールマガジンは、手軽に商品やサービスを知ることができるのが良さの一つです。詳細な説明は、リンクを設置してサイトに誘導するなどして、動画メールでは紹介したい商品に興味を持ってもらえるように意識するのがポイントです。
動画メールを作るときに大切にしたいのが「視聴完了率」です。動画を最後まで見てもらい、短い動画でユーザーに興味を持ってもらうことで、詳細ページや購入ページへのリンクをクリックしてもらえる可能性が高くなります。
動画メールを開いて動画を視聴したユーザーが思わずクリックしたくなるような、印象に残りやすい動画を埋め込むことがポイントです。
メルマガの目的に合わせた動画クリエイティブ
メールマガジンをユーザーに配信することで、ユーザーにどのような体験をして欲しいのか、実際にどのような行動をして欲しいのか目的に合わせて動画を作ることがポイントです。
例えば、動画メールを見たユーザーに実際に商品の購入を促したいなら、動画の最後に動画メール限定のクーポンをつけることも有効的でしょう。
動画メールを通じて商品やサービスを知ってもらい、詳細ページを訪問してもらうことが目的なら、短い動画で商品の良さを伝え、企業や店長の挨拶等も入れることで、商品の安全性を伝えることも効果的でしょう。
メールマガジンを読んだユーザーに、どのような行動を取ってもらうことが目的なのかを明確にして、目的に合わせた動画クリエイティブを取り入れることもポイントです。
動画メールでは主に、商品に興味を持ってもらうことが目的となるため、動画の画質はそれほど関係ありません。画質を高める努力をするよりも、動画の内容をより濃くできるように質を高めることを意識しましょう。
まとめ
メルマガに動画を取り入れることで、CTRの向上や誘導したサイトの離脱率の低下が期待できます。またユーザーにとっても、長いテキストで商品を解説されるよりも短時間の動画で商品を知ることができるため、ストレスが少なくメールを開くことができます。
動画の長さや質を重視したいときに利用できる方法や、手軽に動画メールを作れる方法など5つの方法を詳しくご紹介しました。動画メールでどのような効果を期待しているのか、目的に合わせた方法を選択して、動画メールにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
目的に合わせた方法、動画クリエイティブで、動画メールを最大限に活かしていきましょう。
動画は商品やサービスの紹介、企業のPR、採用活動、サイト運営など、さまざまな目的で利用されています。企業で実際に利用されている動画の事例について知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
リチカ クラウドスタジオはマーケティングに特化した、動画クラウドサービスです。
誰でもかんたんに、動画広告や動画コンテンツをつくれます。 広告・メディア業種で2年連続シェアNo.1を獲得。(*1)大手企業や広告代理店、制作会社を中心に、400社以上に導入されています。
・1本あたり数千円、最短数分で動画広告が作り放題
・クリエイティブ動画広告が制作可能
・YahooやFacebookの公認パートナー、専門ノウハウがフォーマットに凝縮
まずは、無料トライアルでリチカ クラウドスタジオを体験してみませんか?
*1「法人向け動画自動生成・配信ソフト市場の現状と展望 2020年度版」2019年度、2020年度見込https://mic-r.co.jp/mr/01930/
この記事をシェア
KEYWORDS