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2021年08月03日(公開: 2020年10月26日)

【事例あり】オーバーレイ広告とは?特徴や種類、注意点など

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この記事では、Web広告の一種「オーバレイ広告」について解説していきます。オーバレイ広告の特徴やメリット・デメリットといった基礎知識から、オーバレイ広告の注意点や効果的な広告の作り方、実際の事例もあわせて紹介しています。ぜひ最後までご覧になってください。

オーバーレイ広告とは

オーバーレイ 広告

オーバーレイ広告とは、上から覆いかぶさるように表示される広告です。

パソコンやスマートフォンで検索したり、記事を読んでいたりすると上から覆いかぶさるように広告が表示された経験はありませんか? 

オーバーレイ広告では、多様な表現が使われています。具体的には以下のような表現が可能です。

  • 画面を好きに上下し、移動する
  • 湧き出るように表示させる
  • 利用者の動きに合わせて拡大・縮小させて表示させる
  • 広告を点滅させ、クリックさせるように誘導する

このように、多種多様な表現が可能であるため、場合によってはユーザリビティを下げてしまう可能性があります。

オーバーレイ広告の種類

オーバーレイ 広告

オーバーレイ広告の種類は主に3種類があります。
それぞれ詳しく解説します。

アンカー広告

オーバーレイ 広告
出典:https://www.smbc-card.com/index.jsp

画面の上部または下部に表示され、画面をスクロールしても常に追従してくるタイプの広告のことです。「モバイルビッグバナー」と呼ばれるサイズの広告が常時表示されるのが特徴です。

アンカー広告はPCとモバイル両方に表示され、Googleアドセンスの場合は、上部または下部に表示させるのはユーザーエクスペリエンスを考慮して、Google側が判断します。

ポップアップ広告

オーバーレイ 広告

出典:https://digital-marketing.jp/ad-technology/what-is-overlay-advertisement/

WEBサイトをサーフィンしていると、急に別窓で小さいウィンドウが表示された経験はありませんか? それはポップアップ広告のことで、自動的に開く小さなウィンドウに広告が表示されるタイプのことを言います。

なお、広告を装った悪質なプログラム(スパム)により、ウィンドウが多重に表示されるケースもあります。

ポップアップ広告は、誤って誤クリックを誘発させるコンテンツなので、利用者から不快感を買う可能性があります。ポップアップ広告を使用する場合は、ユーザーエクスペリエンスを阻害しないように配慮した運用を心がけるべきでしょう。

インタースティシャル広告

オーバーレイ 広告

出典:https://digital-marketing.jp/ad-technology/what-is-overlay-advertisement/

インタースティシャル広告は、ページの切り替え・遷移のタイミングで、アプリ画面やWEBサイトの前面に表示されます。

クリックして、「広告ページに移動する」または「閉じる」を選択することができます。
インタースティシャル広告は以下の2種類に分類されます。

  • コントラスト→広告が表示されると、背景色をグレーまたはブラックにすることで、広告を際立たせる方法
  • フォーム→不動産や保険などの広告において、「資料請求」や「お問い合わせ」、「会員登録」といった利用者からのアクションが欲しい時に使う方法

インタースティシャル広告は、メインコンテンツよりも手前に表示されるため、視認性が高いですが、過度な表示はユーザリビティを下げてしまうので禁物です。

また、Googleはインタースティシャル広告が明確に利用者に悪影響を及ぼすものだと認識しており、ユーザリビティを配慮せずに使用しているサイトは検索結果に悪影響を及ぼすとしています。(インタースティシャル広告に関するガイドラインより)

オーバーレイ広告のメリット・デメリット

オーバーレイ 広告

続いて、オーバーレイ広告のメリット・デメリットについてご紹介致します。

オーバーレイ広告のメリット

オーバーレイ 広告

メリットとしては、以下の3つがあります。

  • 費用対効果の高い・コストが掛からない
  • CTRの向上
  • 多彩なターゲティングにより、コンテンツの適切な絞り込みが可能

オーバーレイ広告は、クリックされた時に課金されるので、費用対効果が高く、コストも最低限で抑えることができるのが強みです。

また、利用者の視認性が大きく、露出性が高いため、CTR(広告が表示された回数に対して、どれくらいの割合でクリックされたか)が向上することも大きいです。

さらには、利用者が興味関心のある内容の広告に絞って表示されるため、
コンテンツの適切な絞り込みが可能になります。

オーバーレイ広告のデメリット

オーバーレイ 広告

デメリットとしては、以下の3つがあります。

  • 広告数の制限
  • ユーザビリティの低下
  • ブロック機能を使うと広告が表示されない

先述しましたが、オーバーレイ広告の一番のデメリットは、ユーザビリティが低下して、自社やサービスのブランディングに悪影響を及ぼすことが考えられます。

広告を利用する場合は、コンテンツにアクセスしづらくなるほど過度な施策は厳禁で、ユーザビリティを考慮した適切な広告の配置が求められるでしょう。

また、オーバーレイ広告の一つであるインタースティシャル広告は、 2017年1月よりインタースティシャルを表示するモバイルページの評価を下げ、検索結果に影響の出るアルゴリズムを導入しています(参考:ウェブマスター公式ブログ:モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために)

なので、この広告を利用する際は、より一層細心の注意を払って運用する必要があります。また、利用する広告媒体によっては、複数の広告を同時に表示できない・数が制限されるなどの制約があります。

さらには、現在では2019年7月にGoogle Chromeに広告ブロック機能が追加されました。ブロック機能により、画面の閲覧を阻害したり、しつこく追従してくるような広告を排除できるようになりました。

利用者に不快感を与える可能性のあるオーバーレイ広告ですが、過度に使いすぎると、不快感を与えてしまい広告ブロック機能を使用する利用者も増えてくるでしょう。

そうならないように、ユーザリビティを考慮して運用を心掛けるようにするべきです。

オーバーレイ広告の注意点

オーバーレイ 広告

2018年5月にGoogleが業界団体のCoalition for Better Adsが定めた「Better Ads Standards」の基準に満たない広告をGoogleChrome上で表示させない対応を施しました。( 参考:スマホの動く「オーバーレイ広告」に規制の動き 広告業者「主要広告事業者間で意見交換を行った」

そのため、広告を出稿する際に気を付けておきたいポイントを3つお伝えします。

  • ページのコンテンツと関連しているかどうか
  • 表示タイミングはユーザリビティを考慮しているか
  • 利用者に嫌われないようにする

まずは、メインコンテンツの内容と親和性の高い広告を表示させるようにしましょう。

あまりにもかけ離れてる内容ですと、利用者にストレスを感じさせてしまいます。親和性の高い広告を表示することで、利用者に対して訴求もしやすくなりますし、反感を買うリスクを下げることができます。

また、広告の表示タイミングも重要です。タイミングとしては、Webサイトを閲覧した直後や、WEBページをスクロールした後、またはWEBサイトを閲覧してから時間がたった後が良いでしょう。
いずれにしても、ユーザーリビティを考慮して、ストレスを与えないような配慮をする必要があります。

広告配信をする時に一番重要なのは、やはり利用者に嫌われないようにすることでしょう。過度な演出や追従機能、多重表示などでクリックを促したりする行為は逆効果になります。

以上のことをきちんと考慮して、利用者に取って好かれる広告とは何かを考えて運用していく必要があるでしょう。

効果的なオーバーレイ広告の作り方

オーバーレイ 広告

続いて、CTRを向上させるような効果的な広告の作り方のポイントを3つご紹介します。

デザイン

オーバーレイ 広告

オーバーレイ広告の標準的な大きさは728×90、480×70、468×60、450×50の4種類が一般的です。
広告のサイズが大きすぎるとコンテンツの圧迫が生じてしまい、小さすぎると視認性が悪くなってしまうので、デザインと兼ね合わせて、バランスの良い大きさにするようにしましょう。

また、フォーマットには、テキスト・画像・リッチメディアの3種類があります。リッチメディアとは、テキストや画像だけではなく、動画や音声などを盛り込んだ広告のことです。

テキストのみの場合は、製作費は安く済みますが、利用者に与える影響は薄く、目に留まりにくい傾向があります。同じ内容でもテキストだけより、画像や音声・動画を駆使した華やかなデザインの広告の方が、利用者の目を惹けるでしょう。

もちろんテキストのみの場合でも、大事な箇所を強調したり、動きのある表現をすることで訴求率は高くなります。さらには、目を惹きつけられるような画像と合わせて利用するとさらに効果は高まるでしょう。

近年では、スマートフォンの解像度も向上していることから、より高い解像度の広告の方が効果が高くなっています。そのため、テキストより画像、画像より動画、それぞれの利点を組み合わせた高解像度のデザインの方が利用者の目を惹きつけられるポイントになります。

表示するタイミング

オーバーレイ 広告

広告の表示するタイミングの違いによっても、大きくCTRを向上させることができます。
先述しましたが、例えば以下のようなタイミングがあります。

  • Webサイトを表示してすぐ
  • Webページのスクロール後
  • Webサイトへ訪問し、一定時間が経過してから

新規顧客やリピーターに対して、キャンペーンを告知したいなら、「Webサイトを表示して、すぐ」の表示がおすすめです。なぜなら表示のタイミングとして、もっともアピール力があるからです。

Webページのスクロール後は、関連性のある広告の表示が望ましいでしょう。
例えば、お得にお金を貯める方法のコンテンツなら、「お得にお金を貯める投資信託の進め方.pdf」などのガイド資料をオーバーレイ広告からダウンロードしてもらうことで、コンバージョンの高い見込み客を効率良く集客することができます。

また、自社のコンテンツを理解を深めてもらってから、コンバーションに繋がる行動を起こしてもらいたい時は、Webサイトへ訪問し、一定時間が経過してからのタイミングで表示させるようにしましょう。ある程度、反応率が高まった状態で制約まで持っていくことができます。

文章

オーバーレイ 広告

文章においては、利用者を惹きつけるコピーライティングが重要です。

例えば、「 安く利用できるダイエットのジム 」を勧めるのであれば、「価格」・「痩せる」などのメリットだけではなく、「異性にモテモテ」などのダイエットをすることによってもたらされるベネフィット(利益)についても提示するようにしましょう。

また、コピーライティングで利用者を惹きつけた後、「ダイエットジムの無料体験はこちら」など、テキストを利用したCTAボタンなどでクリックを促すことでさらなる効果が見込めるでしょう。

オーバーレイ広告の活用事例

オーバーレイ 広告

活用事例として、代表的なものを2種類ご紹介します。

  • 株式会社インフラトップ
  • 三井住友株式会社

株式会社インフラトップ

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出典:https://infratop.jp/

マイナビニュースでは、記事ページの下部にスクロールしても広告が追従しているタイプの「アンカー広告」で表示されています。
広告内容は、株式会社インフラトップが運営するプログラミングスクール「DMM WEBCAMP」です。

事業としては、「DMM WEBCAMP」の他に、転職サービスの「WEBCAMP CAREER」 、プログラミング初心者向けに情報発信することを目的とした「WEBCAMP NAVI」をメインに活動しています。

未経験からエンジニアを目指す向けに作られており、小さい広告ながらも最大56万円キャッシュバック等、具体的な数字を盛り込ませて利用者の目を惹かせるような内容になっています。

三井住友株式会社

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出典:https://www.smbc-card.com/index.jsp

エキサイトニュースでも、 記事ページの下部にスクロールしても広告が追従しているタイプの「アンカー広告」で表示されています。

広告内容は、三井住友カード株式会社が提供するマイナポイントの広告です。
三井住友カード株式会社は、株式会社三井住友フィナンシャルグループの傘下で、クレジットカード事業をメインに行う会社です。

三井住友カードを登録・利用することで、5000円相当のポイントがつきますよ。といった内容になっています。クレジットカードを検討している・お得にカードを利用したい人にとって刺さる内容になっています。

まとめ

今回は、オーバーレイ広告の特徴や種類、注意点などを活用事例を交えてご紹介しました。

オーバーレイ広告は、多彩な表現が可能なため、場合によってはユーザリビティを下げてしまう可能性もあります。本記事を良く読んで、効果的な広告運用の仕方を学んで頂ければ幸いです。

動画広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

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