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2021年03月29日(公開: 2020年11月16日)
【AviUtl】字幕・テロップを入れる方法を解説|自動化も可能
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この記事では、無料動画編集ソフト「AviUtl」で字幕やテロップを入れる方法を解説してきます。テキストオブジェクトの基本的な使い方から、表示をカスタマイズする方法、便利なプラグインやスクリプトなど、必要な知識をまとめました。字幕製作の一部は自動化することも可能です。自動化に便利なツールも併せて紹介していきます。
目次
AviUtlで字幕を入れる手順
AviUtlで字幕を入れるには拡張編集プラグインを導入しておく必要があります。拡張機能を導入していない方はまず、下記のリンクからプラグインのダウンロードを行ってインストールを行ってください。導入後の字幕設定手順は以下の通りです。
- テキストオブジェクトを追加する
- 文字を入力する
- 表示する位置・タイミングを調節する
- 見た目を整える
【準備】拡張編集を導入する
まずは拡張編集プラグインを導入して動画に字幕を入れる下準備を行いましょう。このプラグインはAviUtlを作成した「KENくん」が作成した公式のプラグインです。拡張編集プラグインを導入することで、字幕の追加だけでなく以下の編集を行えるようになるので、AviUtlを利用していてまだ導入していない方はすぐに試してみてください。導入は5分もかからず行えます。
- 動画の合成
- 画像の合成
- 音声の合成
- 字幕の合成
- 動画にエフェクトを適用
- 3D編集
「出典:http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/」
導入するにはこちらのAviUtlのお部屋から「拡張編集プラグイン」のダウンロードを行います。ダウンロード後はzipファイルを展開してAviUtlの「aviutl10」のフォルダの中に移動させることでインストールが完了します。
1. テキストオブジェクトを追加する
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
字幕を追加する手順について解説していきます。まずは動画タイムラインにテキストオブジェクトを追加します。動画を追加したレイヤーの下の空欄で右クリック「メディアオブジェクトの追加」、「テキスト」を選択します。
動画レイヤーの下にテキストオブジェクトを配置しなければ字幕が隠れて表示できないので、注意してください。
2. 文字を入力する
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
テキストオブジェクトの追加ができたら、文字を入力していきます。テキストオブジェクトをダブルクリックすることで「設定ダイアログ」を開くことができるので、下部にある空欄に文字を入力します。
3. 表示する位置・タイミングを調節する
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
文字を入力できたので、動画内の表示する位置とタイミングを調節していきます。プレビュー画面上の文字をドラック&ドロップすることで表示位置を変えることができます。設定ダイアログから「X」「Y」のスライダーを使って位置を調節することも可能です。
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
画面の中央に文字を揃えたい場合は、ドラック&ドロップではなく設定ダイアログから「X」の値を0に設定するか、「中央揃え」を選択するのどちらかがおすすめです。
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
次に表示タイミングを変更する方法は、動画タイムライン上でドラックしてタイミングを変更するか、オブジェクトの端をドラックして表示時間の変更を行います。
4. 見た目を整える
文字と表示位置、タイミングの設定ができたら最後に見た目を整えてみましょう。見た目の調節は設定ダイアログから以下の項目を変更することができます。
- 色
- サイズ
- 影・縁取り
- フォント
- 字間・行間
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
まず文字の色は単色やグラデーションを加えることができます。単色で変更する場合は「文字色の設定」から選択して、グラデーションをかけたい場合は設定ダイアログ画面の右上の「+」を選択して「グラデーション」をクリックします。「開始色」と「終了色」、「幅」や「強さ」の設定を行ってグラデーション表示を調整します。
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
次に文字の大きさは「サイズ」のバーをスライドして調節することができます。大きく表示しすぎると文字が荒れてしまう可能性があるので注意してください。
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
文字に影や外枠を付けるには「標準文字」から「影付き文字」を選択して色を選びます。外枠を表示させるのも同じように「標準文字」から「縁取り文字」を選択して色を設定します。
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-text」
フォントの調節と行間は文字入力欄上部から設定することができます。フォントはフリーフォントをPCに追加していれば利用することが可能です。
アニメーション
文字の見た目の部分以外にも表示方法を設定してアニメーション表示させることも可能です。具体的には以下の表示方法を設定できます。
- 1文字ずつ表示
- 自動スクロール
- 文字毎に個別オブジェクト
- 移動座標上に表示する
「出典:https://sosakubiyori.com/aviutl-text2/」
まず1文字ずつ表示する方法は、設定オブジェクトで表示速度を調節することで1秒間に表示させる文字数を指定することが可能です。表示速度を変更するとオブジェクトの長さも自動で調節されます。
「出典:https://sosakubiyori.com/aviutl-text2/」
次に自動スクロールと言って、文字を上下左右にスライドさせて表示させる方法は、自動スクロールにチェックを入れるだけです。文字が1行の場合は横にスクロールされて、複数行の場合は縦にスクロールされます。オブジェクトの長さを短くすることで文字のスクロールスピードを調節することができます。
「出典:https://sosakubiyori.com/aviutl-text2/」
文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れることで、拡大率の変更や回転などのアニメーションを1文字ずつ動かすことができます。
「出典:https://sosakubiyori.com/aviutl-text2/」
最後に、文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れると移動座標上に表示するのチェックボックスが表示されます。ここにチェックを入れると、文字を画面の色々な位置に表示させることができます。設定ダイアログから座標を調節することもできますが、メインのウィンドウでドラックして移動させた方が感覚的に操作できるのでおすすめです。
字幕に便利なプラグイン・スクリプト
字幕のアニメーションを追加するには、デフォルトの設定ではなくプラグインやスクリプトを活用する事をおすすめします。AviUtlは色々な方がプラグインやスクリプトを作成して無料で利用することができるので、積極的に取り入れて使ってみましょう。
【便利なスクリプト】
- TA:スクリプト一式
- 領域枠:スクリプト置き場-ティムの部屋
- ラベルText3D:ぷりんかどっとわーく
- タイピング:こちら
- プレート:nicotalk&キャラ素材配布所
上記のリンクからダウンロードページにアクセスできます。
次に字幕に便利なプラグインは以下の2つです。
字幕アシストプラグインはエディタやブラウザ上から選択した文章をタイタイムラインにドラック&ドロップで追加することができる機能で、字幕の入力を格段に速くすることができます。
字幕を自動で入れる方法
字幕を自動で入れる方法を紹介します。字幕設定にはかなり時間が必要になるので、自動で設定できるようになれば大幅な時間短縮を実現することができます。
音声ファイルさえあれば自動で認識して字幕を入力してくれるので非常に便利です。以下のどちらかを試してみてください。
- ゆかりねっとコネクター
- Jmaker
ゆかりねっとコネクター
ゆかりねっとコネクターは音声を自動で翻訳して字幕化できるツールで、ツールの導入は無料で行うことができます。翻訳しない場合でも音声を字幕として表示させることができるので、AviUtlでも活用することが可能です。
Jmaker
「出典:http://tsrglog.blog.jp/archives/1050964952.html」
JmakerはAviUtlに自動で字幕を追加することができる拡張機能で、こちらからダウンロードすることができます。エイリアス立ち絵という項目でキャラクターを表示させることができますが、字幕だけの場合はエイリアス字幕を編集するだけで追加可能です。
まとめ
今回はAviUtlで字幕を入力する方法について解説しました。簡単な字幕ならデフォルトでも全く問題なく設定することができます。ただしアニメーションを加えたり、文字の自動入力などを行いたい場合は、スクリプトやプラグインを活用する必要があるので、この記事を参考に試してみてください。
AviUtlの使い方については、下記の記事で詳しく解説しています。
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