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2021年03月29日(公開: 2020年11月16日)
【AviUtl】音声(BGM)を合成する方法まとめ|設定や編集など
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無料動画編集ソフト「AviUtl」では、効果音やBGM、ナレーションといった音声を自由に追加したり差し替えたりすることができます。AviUtlで音声を扱う方法をまとめました。基本設定から音量・再生スピードの調節、音が出ないときの対処法を解説していきます。高度な音声編集に便利なプラグインも紹介しているので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
AviUtlで音声(BGM)を合成する方法
AviUtlで音声またはBGMを合成する方法には以下の2種類の方法があります。
- AviUtl本体の基本機能で合成する
- 拡張編集プラグインの機能で合成する
どちらの方法でも行えるので、まずはAviUtl本体機能から合成する方法から解説します。
本体機能から追加する場合
AviUtl本体の機能から音声またはBGMを合成する方法は以下の3ステップで行います。
- 音声の追加
- 音声の位置調節
- 音量の調節
基本機能で追加する方法は非常に簡単ですが、動画ファイルの音声が途中で消えてしまう不具合や、音声の位置を調節しづらかったり、追加できる音声も1つだけなど欠点があるので、特に理由がない場合は拡張編集プラグインの機能から合成を行うことをおすすめします。
1. 音声の追加
「出典:https://aviutl.info/onnsei-gousei/」
まず音声の追加を行う方法は、ファイルから音声読み込みを選択して追加します。その際元々存在していた動画の音声は消えてしまうので、注意してください。
2. 音声の位置調整
「出典:https://aviutl.info/onnsei-gousei/」
次に追加した音声の位置調節を行います。メニューの設定から音声の位置調節の設定を選択することで、追加した音声の開始位置を決めることができます。音声の位置調節はパラメーターを左右にスライドさせることで簡単に調節することが可能です。
3. 音量の調節
「出典:https://aviutl.info/onnsei-gousei/」
最後に音量の調節を行います。音量を調節しないと素材音量のままになってしまうので、メニューの設定から音量の調節の設定を選択します。音量もパラメーターを左右に移動させることで簡単に設定できます。
拡張編集プラグインから追加する場合
「出典:http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/」
拡張編集プラグインから追加する場合は、複数の音声を重ねて編集することができるので、この方法で行うことをおすすめします。まだ拡張編集プラグインを導入していないと言う方は、AviUtlのお部屋からダウンロードしてインストールしておきましょう。
- 音声の追加
- 基本設定
- その他の設定
1. 音声の追加
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-audio#i」
まずは音声の追加を行います。拡張編集プラグインを導入している場合は、タイムラインをに音声素材をドラック&ドロップするだけで簡単に読み込むことができます。ただし複数の音声ファイルをまとめて読み込むことはできないです。
再生位置の調節
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-audio#i」
音声を追加したら再生位置をオブジェクトをクリックした状態で左右にドラック移動させます。AviUtl本体ではパラメーターを操作して再生位置を調節するので、ドラックで直感的に移動できる拡張編集機能は調節しやすいと思います。ドラッグする際の注意点としてはカーソルがオブジェクトの端を選択していると、素材の長さが変わってしまうので気をつけてください。
不要な部分をカットする
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-audio#i」
追加した音声に不要な部分がある場合はカット編集を行って削除します。元の動画ファイルの音声は「動画ファイルと連携」にチェックが入っているとカットしたフレーム以降の音が消えてしまうので、チェックを外してからカット編集を行うことをおすすめします。
2. 基本設定|音量や再生スピードなど
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-audio#i」
次に音量や再生スピードなどの基本設定を調節します。音量の調節は音声オブジェクトの設定ダイアログ上で音量パラメーターを左右に動かすことで簡単に調節することができます。音声の調節を行う際は、ヘッドホンやイヤホンなどをつけて音量が大きすぎたり、反対に小さすぎたりしないか注意して行ってください。
再生スピードの調節も同じ設定ダイアログからパラメータの移動で簡単に行えます。
3. その他の設定
最後に以下のその他の各種設定についても紹介します。
- フェード
- ディレイ
- モノラル化
フェード
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-audio#i」
音声にフェードをかけて徐々に音量を大きくする設定を行うことができます。その反対にだんだん小さくする設定も行えます。設定方法はフェードをかけたい音声オブジェクトの設定ダイアログを開いて右上の「+」から音量フェードを選択します。インとアウトの音量を設定することでフェードをかけることができます。
ディレイ
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-audio#i」
音声にエコーをかけるディレイを設定するには、かけたいオブジェクトの設定ダイアログから画面右上の「+」、「音声ディレイ」を選択します。ディレイをかけただけでエコーをかけることをできますが、強さや遅延を調節することでエコーのかかり方を変えることが可能です。
モノラル化
「出典:https://vip-jikkyo.net/aviutl-audio#i」
モノラル化と言って音声を片方から聞こえない場合は、音声オブジェクトから設定ダイアログを開いて「+」から「モノラル化」を選択します。左右の音量比率を調節することができます。
高度な音声編集を可能にする「VSTプラグイン」
「出典:https://sosakubiyori.com/aviutl-vst/」
AviUtlの本体機能、拡張編集プラグインよりも高度な音声編集を可能にするのが「VSTプラグイン」です。VSTプラグインをインストールする方法は、 まず最初にGitHubからVSTプラグインを使えるようにするためのzipファイルのダウンロードを行います。フォルダをダウンロードしたら、zipファイルを解凍してフォルダ内の以下のファイルをAviUtl本体に移動します。
- vsthost_1.auf
- vsthost_2.auf
- vsthost_3.auf
- vsthost_4.auf
- wavpatch.auf
「出典:https://sosakubiyori.com/aviutl-vst/」
次にVSTプラグインのインストールはまず、Leslie Sanfordからzipファイルをダウンロードします。zipファイルを解凍してAviutl本体の設定からVST Hosting#1の設定を選択し、SanfordReverbフォルダ内の、「SanfordReverb32.dll」を開きます。
音が出ないときの対処法
AviUtlで音声を追加したのに音が出ない時の対処法について解説します。入力したタイミングで音声が出ない場合や出力したタイミングで音声が出ない場合があるので、それぞれ確認してください。
入力した音声が出ない場合
「出典:https://jp.videoproc.com/troubleshoot/aviutl-sound-cannot-output.htm」
入力した音声が出ない場合は、まず最初に再生ウィンドウを起動できているかを確認してください。AviUtlの再生ウィンドウを使うことで音が出ると思います。タイムラインにドラック&ドロップしても音声が出ない場合は、タイムラインで右クリック、メディアオブジェクトから音声ファイルを選択することで解消できるはずです。
それでも音が出ない場合は、フィルタから音量の位置調節、音量の調節、音量の最大化のチェックを外してみてください。また音量がゼロになっていないかも確認してください。もしくはパソコン自体の音量がゼロの可能性もあります。
出力した音声が出ない場合
「出典:https://jp.videoproc.com/troubleshoot/aviutl-sound-cannot-output.htm」
動画をエンコードして出力して音声が出ない場合は、エンコード設定で音声なしにチェックが入っていないかを確認してください。もしくは特殊な音声コーデックを使用してエンコードしている場合は、再生できない可能性があるので、一般的に使用されているmp3やwavなどを使用するようにしましょう。
まとめ
今回はAviUtlで音声やBGMを合成する方法について解説しました。動画編集で音声やBGMはとても重要な要素で、動画の良し悪しを大きく変えてしまいます。正しい方法で音声を合成することができれば視聴者が違和感なく楽しめる動画を作ることができるので、この記事を参考にして行ってみてください。
AviUtlの使い方については、下記の記事で詳しく解説しています。
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