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2021年08月19日(公開: 2020年11月26日)
企業における動画コンテンツのメリットや事例、活用ポイントを解説
無料:動画広告攻略100のテクニック集
動画広告や企業のプロモーション動画などの動画コンテンツは、スマホやネット環境の普及によりさまざまなシーンで需要が増えてきています。
動画が活用される目的は、商品やサービスの紹介、企業のPR、採用活動、サイト運営など。企業で実際に利用されている動画の事例を確認し、効果的に動画を活用してみましょう。
この記事では、動画コンテンツのメリットやデメリット、企業における動画コンテンツの活用事例をご紹介します。
目次
動画コンテンツ市場について
まずは動画コンテンツの市場について、以下の3つの要素から解説していきます。動画コンテンツの需要はこれからは今まで以上に活発になっていくことが予想されています。
どんな業界でどんなビジネスを行っていても、動画コンテンツを制作し、販促や集客に活用して行かないと、需要の流れに乗っていくことはできません。
これから動画コンテンツの需要が加速すると予想されている理由としては、ユーザーのモバイルシフトが進み、動画配信サービスの利用者が増え、それを5Gが後押しする流れが理由になります。
それぞれの要素を詳しく解説していくので、流行に遅れないように参考にしてください。
- モバイルシフト
- 動画配信サービスの伸び
- 5Gの普及
モバイルシフト
まずこれから起こることは、動画コンテンツのモバイルシフト化です。
モバイルシフト化は既に起こっていますが、これまで以上に加速していきます。
今まで広告費が使われていた市場のテレビ業界は完全に衰退し、動画配信サービスであるYouTubeやその他の動画プラットフォーム上に広告費が移行しています。
日本やアメリカなど多くの国では、まだまだ1日にテレビを見る時間が多い世代がたくさんいて、完全にテレビ業界が衰退した訳ではありません。
しかし現在の若い世代のテレビ離れや、今後5Gが普及し、より動画を身近に楽しめる環境が整うことになれば、動画をテレビではなくモバイル端末やスマートフォンで視聴する機会が増えるのが必然です。
モバイル化が進めば、よりどこでも気軽に動画を見ることができるようになる為、動画コンテンツの市場はさらに拡大していくでしょう。
動画配信サービスの伸び
ネットフリックスから始まり、AmazonプライムやHulu、U-NEXTなどなど、現在では様々な動画配信サービスが登場しています。
この流れは今後も変わらずに拡大し、更に細かいジャンル毎のニッチな動画配信サービスなどが増えてくることが予想できます。
動画配信サービスを立ち上げる方法も確立されてきているので、今後は各企業が月額制の動画配信サービスを立ち上げて、マネタイズしていくことになるでしょう。
ユーザーは動画配信サービスに課金することや利用方法に慣れているので、新しいサービスが登場しても、あまり抵抗なく良いサービスであれば安定した事業に発展させていくことができるはずです。
有料課金型のネットフリックスのような動画配信サービスだけでなく、YouTubeなどの無料プラットフォームの利用者数の伸びも大きいので、今後はあらゆるジャンルの企業がYouTubeを集客やブランディングに活用して、いくことになります。
既に多くの企業がYouTubeチャンネルを立ち上げて試行錯誤していますが、YouTubeチャンネルを上手く伸ばせるかどうかが企業の成長に大きく関わってくるでしょう。
動画コンテンツを持っていない企業は今後生き残れない時代がくるかもしれません。
5Gの普及
最後に動画市場を拡大させる要因として最も大きい理由は、5Gの普及です。
5Gは現状の4Gの次の世代となる次世代型高速通信システムのことを呼び、超高速、超低遅延、超多数同時接続といった特徴があります。
5Gが普及すると、あらゆることが可能になり、様々な用途で動画コンテンツが利用されるようになることが予想されます。
2時間の動画が3秒でダウンロードすることができるようになると言われており、動画配信サービスの需要が増し、ストリーミングサービスの利用も増しますが、ダウンロードする需要が増えることになるでしょう。
動画コンテンツを用意していた企業は5Gの波に乗ることができ、ビジネスを拡大させることができるはずです。
動画コンテンツのメリットや効果
動画コンテンツを制作して活用するメリットとして、以下の3つの点が上げられます。
動画コンテンツを制作するメリットを把握していない方は、今後の市場拡大についていけなくなってしまうので、必ずご覧ください。
テキストや画像のみでコンテンツを制作する場合より、短時間で多くの情報をユーザーに届けることができ、更に印象に残りやすく購買意欲を高める効果があります。
まだ動画コンテンツを活用したことがない方は、大きな機会損失をしているので、以下を参考に制作を始めましょう。
- 短時間で多くの情報を伝えられる
- 印象に残りやすい
- 態度変容を起こしやすい
短時間で多くの情報を伝えられる
動画コンテンツを活用することで、テキストや画像コンテンツよりも短時間で多くの情報を伝えることができるようになります。
動画では画面上で表現できる情報量が多く、テキストでは表現が難しく伝えることができなかった内容も、映像では簡単に伝えることができ、内容の勘違いも起こりにくいです。
情報を伝える為に長いテキストやたくさんの画像を用意することもできますが、ただ情報量が多ければ良い訳ではありません。
ユーザーは長すぎるテキストや画像をしっかりと注視している可能性は非常に低く、短時間で情報を得ることができなければサイトから離脱されてしまい、商品やサービスが売れることはありません。
その点動画であれば、ユーザーがテキストを読み込んで頭でイメージするよりも早く、短時間で多くの情報を伝えることができるので、ユーザーを飽きさせることなく、最後まで見てもらえる可能性が高まります。
印象に残りやすい
動画コンテンツを活用すると、テキストや画像と比べて、印象に残りやすいメリットもあります。
動画でサービス内容や商品の活用シーンを見ることで、購入後の未来をイメージすることができ、商品やサービスをユーザーの記憶に定着させることができます。
テキストや画像だけのランディングページでは先ほども解説した通り、ユーザーはしっかりと見てはいないので、多くの情報を覚えてはいません。
しかし動画では印象に残りやすいだけでなく、記憶に残る情報量もテキストよりも多い特徴があります。
更に動画コンテンツにリズミカルな音楽が使われていたり、有名な人物が出演していたりすると、よりユーザーの記憶に商品と関連して印象付ける効果があります。
テレビCMで有名俳優や女優が使われているのは、これが理由です。
態度変容を起こしやすい
ユーザーの態度変容も行いやすいメリットも動画コンテンツにはあります。
これはどういうことかというと、そもそもユーザーは正しく情報を認識していない場合が多く、商品やサービス内容を間違って解釈しているユーザーも珍しくはありません。
そういったユーザーが動画を見ることで、映像として商品活用シーンやサービス内容を理解することができることになり、動画コンテンツを見る前は購入意欲の低かったユーザーの態度を変容させることができます。
つまり動画コンテンツには情報を誤解させずに正しく伝えることができる特徴があり、購入可能性があるユーザーをとり逃さずに、販促を行うことができるということです。
また誤解を与えないということは、商品購入後の誤解によるクレームを未然に防ぐ効果もあるということにもなります。
このように動画コンテンツはユーザーの態度変容を起こしやすいので、上手く活用することができれば上記のようにメリットがある一方で、間違った印象をユーザーに与えてしまい、購入しようと思っていたユーザーの気持ちを下げてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
動画を活用するデメリット
動画を活用することはメリットばかりではなく、デメリットもあります。
制作コストがかかる
動画の制作は、動画の制作機材と企画・構成、撮影、ナレーション、編集など多くの工程が必要です。自社ですべてをまかなうのはかなり大変な作業になります。動画の制作会社に依頼することも可能ですが、費用対効果を意識する必要があります。
クオリティが低い動画はイメージダウンになる可能性がある
企業が公開している動画でクオリティが低いものはあまりみかけませんよね。画質が悪い動画や聞き取りにくい動画など、クオリティが低い動画は企業のイメージダウンにつながります。コストを意識しすぎて手作り感が満載な動画を作るより、専門の制作会社に依頼することも検討しておきましょう。
動画コンテンツを活用して成果を上げている企業
ここからは実際に動画コンテンツを活用して成果を上げている企業をいくつか紹介していきたいと思います。
これから動画コンテンツを制作して事業に役立たせようと考えている方は、大変参考になる企業ばかりなので、ご覧ください。
- ウォンテッドリー株式会社
- Sansan株式会社
- レノボ株式会社
ウォンテッドリー株式会社
「出典:https://youtu.be/IWYRMPSz_9A」
採用活動のプラットフォームを提供するウォンテッドリー株式会社では、実際にサービスを利用して採用活動を行った大手企業の採用担当者の方にインタビューを行い、なぜウォンテッドリーを利用したのかや、どういう点で採用活動を上手く行うことができたのかを紹介しています。
他にもウォンテッドリーを利用して求人を掲載している企業の他に、ウォンテッドリーを利用して仕事を面接を行い、実際に企業に採用された方にもインタビューを行っており、ウォンテッドリーの機能としてポートフォリオを掲載することができる点や堅苦しくないプロフィールの設定に魅力を感じて利用しているという内容の動画になっています。
優秀な人材を探している採用担当者の方から、仕事を探している方まで、この動画コンテンツを視聴するだけで、サービスの良さや、実際に採用されるかもしれない、良い人材を見つけることができるかもしれないというイメージを抱くことができると思います。
ウォンテッドリーは他にもインタビュー形式の動画を公開しており、サービスを実際に利用している方のインタビュー動画が信頼性の向上や、ユーザーのサービス理解に貢献するということがよく分かる内容になっています。
ウォンテッドリーの動画のように、サービス利用者にインタビューを行う方法は動画コンテンツ制作でおすすめの方法なので、大変参考になると思います。
Sansan株式会社
「出典:https://youtu.be/gpM_rnQBCr0」
この動画コンテンツでは、音声がなく映像だけでサービス内容を表現している面白い動画で、色々な人種の男女が名刺交換を行う様子を動画にしています。
最初は手で名刺交換を行っているのですが、少しづつ人数が増えていき、最終的にはスマートフォンを取り出して、名刺をスキャンし、全員に名刺が共有され、最後に「名刺は、こうなる」というメッセージで終了する斬新な動画になっています。
動画時間も短く、ナレーションは一切なく、サービスの解説テロップも最後に一言だけというかなり凄い動画ですが、これだけでサービス内容を理解することができるのはかなり面白いです。
最初はなんだこれ?と疑問を持って視聴するのですが、不思議な映像なので、なぜか見続けてしまい、最後のメッセージでなるほど!と理解することができます。
動画の印象も頭に残りやすく、名刺交換を無駄なく楽に行うことができるEightというアプリは公開されてすぐに100万回もされたそうです。
この動画コンテンツはサービス内容を詳細に解説はしていませんが、強烈なインパクトを残すことができる動画内容なので、広いターゲットに訴求を行うテレビCMなどで、サービスの認知度向上に適している動画になります。
レノボ株式会社
「出典:https://youtu.be/adfO32D45Xs」
この動画はレノボのスクリーン機能つきタブレッドを有名なYouTuberの方を使って紹介している面白い動画コンテンツの活用方法です。
登録者が多いYouTuberの広告力はとてつもなく、日本でも有名なYouTuberが紹介していた商品やサービスはあっという間に売り切れになるほどです。
世界的に有名なYouTuberともなれば、どんな方法でマーケティングを行っても決して敵わない集客力を発揮することが可能になります。
さらに頭に残るリズムの音楽による印象の植え付けも行い、このYouTube動画1本で、3000万回以上も再生させることができています。
この動画コンテンツ活用例のように、現在はYouTubeの広告市場が拡大している為、YouTube広告に動画コンテンツを出すだけではなく、あなたの商品やサービスと関連性が高い人気YouTuberに直接紹介を依頼する方法も非常に効果的です。
自社のYouTubeチャンネルを育てることにも力を入れながら、YouTube市場を効果的に利用する為にも、やはり動画コンテンツは用意しておく必要があるでしょう。
企業PRなど社外に向けた動画コンテンツの活用事例
企業PRなど社外に向けた動画の活用事例の種類を紹介します。
今回は、
- 会社紹介
- プレスリリース
- IR活動
- コーポレート
- ブランディング
- 面白さやオリジナリティをアピールしている例
- 漫画動画を使った企業PR
上記の事例をそれぞれご紹介します。
企業におけるPR動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
【事例あり】PR動画とは?メリットや作り方、活用方法まで
会社紹介
会社の紹介動画とは、その会社の理念や事業内容、社会貢献の様子や社員が普段どのように働いているのかを伝える動画です。
会社紹介動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 社内の様子を伝えられる
- 短時間で伝えられる
- 抽象的な内容を伝えやすい
上記は、Yahoo! JAPANにおける若手社員を中心としたインタビュー記事になります。オフィスの中でインタビューをしているので、普段の社員がどんな職場で仕事をしているのかがダイレクトに伝わってくる動画になっています。
また、デザイン職・エンジニア職・ビジネス職と職業ごとに分けてインタビューしているので、幅広い層にアプローチが出来るのも魅力の一つです。
会社紹介動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
会社紹介動画とは?種類や作り方、活用方法を紹介【事例あり】
プレスリリース
プレスリリース動画とは、企業・団体が、 経営に関わるニュースや、新商品・新サービスの情報を多くの人に知らせるための動画のことです。
プレスリリース動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 動画にすることで、テキストや画像でのプレスリリースよりも伝わりやすい
- 動画として配信することで、伝達力が高く効果を発揮しやすい
上記のPeach株式会社の動画では、実際に商品やサービスを利用したユーザーの声を動画にしています。ユーザーの実体験を元にストーリーを展開しており、聴覚と視覚両者から訴えることで、説得力のある配信が可能になっています。
さらに、専門家や社内で商品に携わった方のインタビュー映像を加えることにより、より視聴者を動画に引き込むことが可能です。
プレスリリース動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
プレスリリース動画を活用しよう!効果や作成コツ、具体的事例も
IR活動
IR活動動画は、単純に資金調達を遂行するだけではなく、企業価値や株価を上げることを目的にした動画です。具体的には借入金に対する支払利息や、株式の支払いに対する配当コストを下げることで、企業価値や株価を上げることに繋がっていきます。
IR活動動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 感情を動かせる
- 事業内容を正確に伝えられる
- より多くの投資家に伝えられる
上記のサイバーエージェントの動画では、『21世紀を代表する会社を創る』 というビジョンを掲げ、 メディア事業、広告事業、ゲーム事業をメインに展開している会社です。
有名なWeb系企業だけあり、先端技術をフルに活用した広告クリエイティブ動画となっています。具体的には、国内トップシェアを誇る先端技術を活かして、AI技術の活用に加え、人物や商品などのスキャニング技術、人物とCGを合成して違和感の感じさせない動画に仕上げるバーチャル撮影システムなどが挙げられます。
この動画では特に、バーチャル撮影システムを活用しており、クオリティの高さが伺える動画になっています。
IR活動動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
IR活動に動画を利用する理由とは?配信サービスや事例も紹介
コーポレート
コーポレート動画とは、会社の紹介をする動画です。会社のコンセプトを紹介するため、『コンセプト動画』とも呼ばれます。
コーポレート動画では、会社の企業理念や事業内容を紹介したり、ブランディングやIR、採用活動など幅広い用途に利用できます。いずれの場合も、会社の顔となる動画のため、制作は慎重に行わなければなりません。
コーポレート動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- ブランディングに利用できる
- 社員満足度の向上につながる
- 採用活動にも役立つ
上記のfreee株式会社は、中小企業・個人事業主向けの、事務管理を効率化するためのSaaS型クラウドサービスを運営している会社です。経営者・フリーランス・個人事業主などの方は会計ソフト『freee』を使用している方も多いのではないでしょうか。
動画では、「スモールビジネスを、世界の主役に」 というミッションを掲げ、実際のユーザーが利用する前と利用する後でどのように変わっていくのかをナレーションをベースに紹介している動画になります。
コーポレート動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
コーポレート動画とは?メリットや作成のコツ、事例を紹介
ブランディング
ブランディング動画とは、企業・商品・サービスの認知度やブランドイメージの向上を目的にした動画です。
直接的な売上に繋げるというよりは、 まずはサービスや商品を使用してもらいユーザーに『知ってもらう』ことを目的としており、企業全体や商品・サービスの価値を伝えていきます。
ブランディング 動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 感情に訴えかけられる
- SNSでの拡散に期待できる
- BtoBでも利用できる
上記のツバキスタイルの動画では、プラスチック容器や化粧品の販売および製造をしている企業です。
「商品に込めた想いをカタチづくる場所」というコンセプトから、新工場を舞台に制作されています。商品をただ作るといった単純作業ではなく、全ての
商品がひとつひとつ丁寧に人の手と目で確かめられていて、ツバキスタイルの商品に対する想いや考え方が伝わってくる動画になります。
ブランディングに動画を活用した事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
ブランディング動画とは?メリットや活用シーン、注意点も!
面白さやオリジナリティをアピール
中には、多くの人に興味を持ってもらうために、面白さやオリジナリティをアピールしている企業PR動画も多数あります。
企業PR動画は、採用活動や商品プロモーション、サービスの認知拡大など効果を高める目的で使われています。
企業PR動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 人材獲得に繋がる
- サービスの認知拡大に繋がる
- 面白さやオリジナリティをアピールできれば、他社と差別化が可能になりさらなる効果が期待できる
面白さやオリジナリティをアピールしている企業PR動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
思わず見入ってしまう!面白い企業PR動画10選|制作のコツも
漫画動画を使った企業PR
最近では、漫画動画を使ったPR動画を活用する企業も増えてきています。
人気の理由として、海賊版サイトの閉鎖やスクロール動画の規制、さらにはYouTubeを台頭とする漫画動画チャンネルの急増などがあります。
漫画動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 情報伝達量が多い
- 実写では表現しにくいことやコストがかかる映像でも低コストで実現可能
上記は、株式会社フォーナイトが提供する、企業ブランディング動画広告です。
会社に勤めながら、空き時間に資格を取得した経験がある方も少なくはないのではないでしょうか。
普段の仕事で忙しい25歳のOLが、資格の勉強に励み合格を目標にするという内容になっており、共感できる要素も積み込まれています。
フォーナイトでは、資格取得に関する通信教育やアプリの紹介をしており、
漫画を使う事で、親近感が湧いて自分が物語の主人公になったような気分になる動画です。
漫画動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
漫画動画を使った企業PR広告とは?メリットや作成手順、事例を紹介
食品業界のプロモーション動画
新しい商品が次々と登場し、似たような格安のプライベートブランドなどが出回る食品業界では、どの企業も多種多様でユニークな動画マーケティングを行っているようです。
話題性のある広告動画は、SNSなどでシェアされることも多いため、食品業界においても効果的なプロモーションが可能です。
食品業界のプロモーション動画については、下記の記事で詳しく解説しています。
【最新】食品業界|十人十色な動画を活用したプロモーション事例3選
インフォグラフィック動画
インフォグラフィック動画とは、商品やサービスを、視聴者が興味をもちやすく、かつ理解しやすい視覚的な表現にしたものです。
「インフォグラフィック動画」の視聴がスマホやSNSで急激に増えてきたことで、企業の活用事例も沢山出てきています。
インフォグラフィック動画については、下記の記事で詳しく解説しています。
単なるデータを「魅せるデータ」に!インフォグラフィック動画まとめ
ミニチュア動画
ミニチュア動画は、YouTube、Instagramを中心に多くのSNSで人気を呼んでいます。どれも完成度が高く、見栄えも良いため、つい視聴してしまうような動画ばかりです。
特にSNSでは拡散性とフィード上での露出度が高いため、多くの人の注意を引くことが可能です。こうしたSNS上での動画トレンドをいち早く参考にし、企業のマーケティングに取り入れるのも効果的な手法と言えるのではないでしょうか?
ミニチュア動画については、下記の記事で詳しく解説しています。
いま「ミニチュアな」動画がアツい!小さな世界を写すSNS動画集
ロゴアニメーション
企業の顔とも言えるロゴマークを、動画で表現したものをロゴアニメーション(又は、モーションロゴ)と呼びます。ロゴアニメーションは、PR動画の前後どちらか、もしくは前後どちらにも挿入される場合が多く、時間としては全体の1割程度に抑えると自然な流れになります。
ロゴアニメーションは動画での企業啓蒙活動が盛んになった今、大企業だけが利用するものではなくなってきました。制作者が大幅に増えた分、費用もとてつもなく高い!ということが減ってきています。
ロゴアニメーションについては、下記の記事で詳しく解説しています。
ロゴアニメーションが実は鍵?世界中のショートアニメーションから感じるインスピレーション!
採用活動に対する動画コンテンツの活用事例
採用活動で動画を利用する場合の活用事例の種類を紹介します。
具体例としては以下があります。
- 会社説明
- 社員紹介
- オフィス紹介
それぞれ詳しく見ていきましょう。
会社説明
2020年採用市場では新卒の求人倍率は1.8倍にものぼり、優秀な人材を確保するために 企業側もさまざまな工夫をしています。最近ではTwitterやFacebookなどのSNSで『〇〇の企業動画が面白い』と流れてくることもあり、上手くいけばバズらせることで、一気に企業のブランディング力を向上させることも可能です。
会社説明動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 言葉では表現しづらいことも伝えられる
- 学生の不安を軽減できる
- ミスマッチを防げる
上記は、おもちゃで有名なタカラトミーの新卒を対象にした紹介動画です。
人事や品質管理、マーケティング担当などさまざまな部署で活躍されている社員インタビューがメインの動画になっています。 担当ごとに社風や仕事のやりがい・楽しさ・大変さなど実際に働いている現場の生の声が聞けるので、職場環境がどのようになっているのかをイメージすることができます。
入社する前から『自分の働く姿』を想像させることができるため、入社意欲を向上させるメリットもあります。
採用動画・会社説明動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
失敗しない採用動画・会社説明動画の作り方|コツや事例紹介も
社員紹介
社員紹介動画も、採用市場において優秀な人材を確保するために使用される動画です。企業側は就活生に会社の雰囲気を伝えやすくなり、就活生は自分に合った企業を探しやすくなります。
社員紹介を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 興味を持ってもらえる
- 説明会以外でも利用できる
- 学生の不安を軽減できる
上記の株式会社バンダイは、「突き破り創り出せ!そして世界をあっと言わせよう!」を企業理念として掲げて、キャラクターを使ったおもちゃやグッズの販売、イベントの運営、バンダイナムコアミューズメントというゲームセンターの展開などを行っています。
株式会社バンダイの動画はシンプルですが、企業や社員の雰囲気がダイレクトで伝わってくる上、さまざまな部署の社員が出演しているので、会社全体の雰囲気が伝わりやすいです。
また、結婚している女性社員も紹介されているので、女性が不安に陥りやすい結婚後も働ける環境かどうかについても説得力のあるアピールが出来ている動画です。
社員紹介動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
社員紹介動画(インタビュー動画)とは?実例やポイント解説
オフィス紹介
社会で働いた経験がほとんどない就活生にとってオフィス紹介動画は職場の雰囲気が掴める重要な動画です。文字などのテキスト媒体を使用するより、動画を活用した方がリアルに社内の様子を就活生に伝えることができるのも魅力です。
オフィス紹介動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 言葉にしづらい雰囲気を伝えられる
- 学生の不安を軽減できる
- ミスマッチを防げる
上記の株式会社ルートゼロは、生産管理や発注を手助けするシステムを提供している会社です。 主に社員の方のインタビューを中心に構成されていて、スタイリッシュでエネルギッシュな社員の様子が伝わり、社内の明るい雰囲気が感じられる動画になっています。
オフィス紹介動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
オフィス紹介動画で採用活動に差をつけよう!作り方や事例を紹介
企業内での動画コンテンツの活用事例
ユーザーや就活生など、企業外部に発信する動画も多くありますが、主に従業員に向けた企業内向けの動画も多数あります。今回は、企業内での動画の活用事例をご紹介します。
具体例として以下の通りです。
- 従業員の教育
- インナーブランディング
- 社内報
- 業務マニュアル
それぞれ詳しく見ていきましょう。
従業員の教育
従業員の教育動画として、社員向けの研修動画があります。新入社員研修や業務マニュアルに動画を取り入れることで、社員の教育にかかる金銭的・時間的コストを下げることが可能です。
従業員の教育動画 を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 理解しやすい
- いつでもどこでも視聴できる
- 教育の質を保てる
- 教育コストを削減し業務効率化できる
上記の動画は、ビジネスマナー(日本サービスマナー協会)が提供するビジネスマナー研修の動画です。 企業の中には研修に掛ける時間や資金が足りない場合があります。そのような時に、動画を活用することで、全社員に配信することができ、研修にかかるコストや時間を大幅に削減することが可能になります。
また、ビジネスマナーは1回で身に着くものではないため、動画を通じて何度も見返すことが出来るのもメリットの一つです。
社員教育・研修動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
社員教育・研修に動画を導入するメリットとは?コツや事例も紹介
インナーブランディング
企業のブランディングは、社外に向けた「アウターブランディング」と社内に向けた「インナーブランディング」の2つに分けられます。
インナーブランディング動画は社内の従業員全員に会社のことを知ってもらうことを目的とした動画になります。
インナーブランディング動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 企業の理念・ビジョンを共有できる
- 社員満足度の向上
- 顧客満足度の向上
上記の動画は、カルチェア・コンビニエンス・クラブ( CCC )の企業の理念やビジョン について説明した社員向けの活用事例です。 「世界一の企画会社」という企業理念を軸にして、
- CCCが考える「世界一の企画会社」とは何か
- どんな「世界一」を目指すのか
上記2点をアニメーションを用いており、2分半という短い時間でありながら、イメージが湧きやすく理解しやすい動画になっています。
インナーブランディング動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
【事例あり】インナーブランディングに動画を活用する理由とは?
社内報
社内動画では企業と従業員間のコミュニケーションや認知の不足を解決する方法として需要な役割を示しています。実際に商品をユーザーに提供する前に、社内のスタッフが素晴らしいサービスを提供する心構えをする必要があるからです。
社内報動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- わかりやすい
- スピーディーに伝えられる
- コストの削減
上記の動画は、ケイワークスリクルートサイトの代表メッセージです。 代表メッセージは経営層と従業員の間の信頼関係を築くのに効果的です。
実際に話している様子から社長の人柄、考えをリアルに感じ取ることができ、従業員の士気や忠誠心を高める効果もあります。
社内報動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
社内報動画のメリットや活用方法を徹底解説
業務マニュアル
業務マニュアル動画とは、主に企業が自社の仕事内容や製品・サービスの用法を説明するための動画です。 文字や画像などのテキスト形式に比べて、実際に動きのある表現を交えながら解説するため、理解しやすい特徴があります。
業務マニュアル動画 を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- より分かりやすく伝達が可能
- より短い時間で情報の伝達が可能
- 何度でも情報伝達が可能
- マニュアル作成コストを削減できる
上記のNTTドコモの衛星電話「ワイドスターⅡ」の利用方法について説明しています。 実際に設定を行いながら説明しているので、細かい所もひと目で理解できるのが特徴です。
テキスト媒体の説明だと理解するまでに時間がかかってしまったり、途中で読むのをあきらめてしまうケースもありますが、動画形式で伝えることによって、短時間で多くの情報を与えることができるのが魅力です。
動画マニュアルの活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
動画マニュアルとは?メリットや作り方、コツ、事例を解説!
商品紹介・サービス紹介の動画コンテンツの活用事例
商品紹介・サービス紹介の動画の活用事例としては、以下が挙げられます。
- ランディングページ
- 動画コマース
- FAQ
- お客様の声
- インタビュー
- 導入事例紹介
- 商品やサービスの解説
- デジタルサイネージ
- 営業
それぞれ詳しく見ていきましょう。
商品紹介・サービス紹介動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
商品紹介・サービス紹介動画の効果は?制作ポイントと事例紹介
ランディングページ
ランディングページ(LP)とは、インターネット検索や広告をクリックしてWebサイトに訪問した時、一番初めに目にするページをさします。 最近ではLP内に動画を活用する企業も増えてきています。
LP動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 注目度が高く滞在時間が長くなる
- 情報量が増え質が上がる
- 訪問ユーザーの行動につながりやすい
上記は、マルコメ株式会社の「おいしいみそ汁の作り方」の動画LPです。初めてサイトを訪れた時に、一番上に動画が再生されるのが特徴です。
動画を用いて作り方を短時間でわかりやすく伝えて、暖かいみそ汁を作る様子をうつすことで商品イメージを伝わりやすくした動画LPの活用事例です。
動画を活用したランディングページの事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
動画LPランディングページの効果を徹底解説【事例あり】
動画コマース
動画コマースは、動画を視聴したまま直接商品を購入できるシステムのことです。動画を閉じたり、商品の詳細ページに転移することなく、直接動画内で商品・サービスの購入が可能なのが特徴です。
動画コマースを活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 多くの情報をユーザーに伝えられる
- イメージとのズレが生じにくい
- いつでも視聴できる
上記のTED BAKER LONDONは、アパレル商品を販売している海外の動画コマースサイトです。男女2人が森の中を歩くシーンになっており、身に着けている
コートやシャツ、ネクタイ、帽子やマフラーをクリックすることで直接購入できる仕様になっています。クリックすると、ポップアップが現れ、購入画面が表示されます。
着こなしている姿を直接動画で見れて、ユーザーの購買意欲を高める効果があります。
動画コマースの活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
動画コマースの効果やメリットを徹底解説【事例あり】
FAQ
お客様からのFAQへの解答方法としてテキスト以外にも『 FAQ動画 』を制作する方法があります。 動画を活用することで、カスタマーサポートなどの人件費を無くすことも可能です。
FAQ動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- ユーザーにイメージを伝えやすい
- カスタマーサポートの業務負荷が減る
- 解約率や継続率につながる
上記は、給与即サービス『Payme』のFAQ動画になっています。サービス内容で疑問が浮かぶ点などをあらかじめ動画で説明することで、 ユーザーの利便性を向上させることができます。
実際の使用例をアニメーションを用いて説明することで、よりユーザーに伝わりやすい動画となっております。
FAQにおける動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
FAQ動画の効果や活用パターン3選【事例あり】
お客様の声
お客様の声を動画として活用する効果はとても大きいです。 例えば、テキストでお客様の声を紹介しても本当にお客様の声なのか、いまいち信憑性に欠ける部分も多いです。
お客様の声動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 信憑性のある生の声を届けることができる
- 課題感を共感しやすい
- 利用シーンがイメージしやすい
お客様の声における動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
お客様の声動画の効果や制作ポイントを徹底解説【事例あり】
インタビュー
商品の魅力を伝えたり自社の魅力を伝えるための『 インタビュー動画 』があります。 どんな人物が商品を購入しているのかも知ることができるので、共感を与えやすく、 商品の売り上げに大きく貢献できます。
インタビュー動画 を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 商品使用後どうなっているのかをイメージできる
- どんな人物が商品を購入しているのかを知ることができる
- テキスト媒体に比べて、商品や自社の魅力が伝わりやすい
上記はパーソナルトレーニング業界最大手のライザップに実際に通ったユーザーのインタビュー動画になっています。
ライザップと言えば、ビフォーアフター動画が有名ですが、 ランディングページに訪れたユーザー向けに『実際のリアルな体験談』を紹介することで、
より具体的なサービスやイメージをユーザーに植え付けることができます。
インタビュー動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
インタビュー動画の作り方と制作ポイント【事例あり】
導入事例紹介
導入実例動画とは、実際に商品やサービスを活用して、どういう変化があったのか、どんな成果を得ることができたのかを紹介する、実績をアピールする動画になります。
導入実例動画 を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 課題感を共有しやすい
- 様々なチャネルで活用できる
- サービス利用後の未来をイメージすることができる
- サービスを利用する前に抱く不安を解消できる
上記は、ソフトバンク株式会社が提供するクイックサイネージの導入事例動画になります。 インタビュー形式で構成されており、導入前に利用していた紙媒体での問題点や悩みの紹介から入り、実際に活用して、どんな効果があったのかをグラフも交えながらわかりやすく説明しているのが特徴です。
導入事例動画については、下記の記事で詳しく解説しています。
導入事例動画の制作方法や活用ポイント【事例あり】
商品やサービスの解説
解説動画を活用すると、商品やサービスを販促する場合でも、 営業活動を行う場合でも効果を発揮します。また、しっかりと細かい解説を行う動画を制作しておけば、購入後のクレームを防ぐこともできます。
解説動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 商品やサービスの情報を伝えやすい
- 購入を妨げる不安を解消
- 購入後のクレームを防止
上記の動画は、 漫画を使ってフロリダ産のグレープフルーツが美味しい理由を解説しており、 シンプルなイラストからシュールなイラストに変わるなど面白くユーザーを惹きつける動画です。
動画の尺自体は短いですが、グレープフルーツ=フロリダ産というイメージをつけるには、丁度良い長さです。
解説動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
解説動画とは?制作ポイントと事例紹介
デジタルサイネージ
『 デジタルサイネージ 』とは、電子看板のことです。液晶ディスプレイやLEDディスプレイが使われており、繁華街などでビルの上にデカデカと大きな広告が表示されていて、 思わず立ち止まって見入ってしまった経験がある方も少なくは無いのではないでしょうか。
デジタルサイネージを活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 目立ちやすい
- ピンポイントで訴求できる
- 広告の入れ替えが容易
上記は富士通株式会社が提供する『 緊急連絡/安否確認サービス 』の紹介です。
具体的な活用方法から活用シーンまで、映像とテキストを駆使してわかりやすく解説しています。多くのアニメーションも取り入れており、見ているユーザーを飽きさせない工夫もされているのが特徴です。
デジタルサイネージ動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
デジタルサイネージ動画とは?メリットや作成のコツ、事例を紹介
営業
実は、営業で動画を活用した事例が増えているのはご存じでしょうか。
営業に用いる資料としてはテキスト媒体でも良いですが、 テキスト資料では伝えたい内容を100%伝えることは難しく、商談相手にも資料を読み込む手間をかけさせてしまいます。
営業で動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 短時間で商談相手のサービス理解が深まる
- 相手の要望のヒアリングに時間を割くことができる
- プレゼンが人の能力に依存しない
また、最も多い活用方法が商品やサービスの説明動画 になります。
上記の育てる記事のサービス紹介では、分かりやすいアニメーションを使って、ユーザーの悩みを紹介し、 離脱率の改善やCVRの上昇などに貢献しています。
アニメーションの制作には時間がかかりますが、実写では難しい表現も容易に表現することができ、制作にかける価値は大いにあると言えます。サービス解説動画ではよく利用されているので、参考にしてください。
営業で動画を活用した事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
営業の効果UP!動画の活用方法3選やメリット
Appプレビュー動画
Appプレビューとは、App Store内のアプリ紹介ページで再生される動画のことです。アプリの訴求を効率よく行えますが、プレビュー動画を利用するには審査があり、定められた仕様や規定に従う必要があります。
Appプレビュー動画については、下記の記事で詳しく解説しています。
AppStoreのプレビュー動画を制す!!成功させるためのポイント
サイト運営における動画コンテンツの活用事例
サイト運営においても、動画を活用することは集客において重要です。
具体的な活用事例はこちらです。
- WEBサイトのデザイン
- ECサイト
- ネット通販
- Googleマイビジネス
- メールマガジン
- 動画SEO(VSEO)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
WEBサイトのデザイン
WebサイトやHPなどのデザインに動画を活用した事例は増えています。動画を組み込むことで、テキストだけでは表現できないことも実現可能です。
最近では、画面のスクロールに合わせて動画やアニメーションが再生される「パララックスデザイン」が採用されているサイトも増えております。
WebサイトやHPのデザイン動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- Webサイトを訪れた人に強く印象を残こせる
- テキストだけでは表現できないことも実現可能
上記は、動画制作サービスである『RICHKA』の企画・開発・運営等をおこなう、カクテルメイク株式会社の公式ホームページです。
まず目を引くのは企業のカラーとも言えるオレンジ色と、画面上部に表示される『どの様な理念を持った会社なのか 』をアニメーションで表している所です。全体的にページをスクロールしたり、マウスポインタの移動によってアニメーションが連動して動く画面が印象的なサイトになっています。
WebサイトやHPなどのデザインに動画を活用した事例については、下記の記事を参考にしてください。
動画が印象的なWebサイトのデザイン事例9選【2020最新】
ECサイト
ECサイトに、動画を活用している企業も増えています。 具体的にはECサイト内に商品を紹介する動画が埋め込まれているものの他にも、動画からそのまま買い物ができるシステムなどがあります。
ECサイトに動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 顧客情報のデータ化とターゲットの絞り込みが容易
- 実際に利用しているシーンを想像しやすい
- 消費者から見た安心感と信頼感
- 低コストで運営可能
- より多くのユーザーに商品やサービスを知ってもらえる可能性が広がる
株式会社Abema TVでは、『 ABEMA Shopping 』というECサイトでさまざまな商品を紹介しています。特徴的なのは、『 買えるABEMA 』という番組で、番組内で紹介された商品を買えるというシステムです。往来の商品ページをテキストで紹介していた部分を動画に置き換えて紹介しており、動画主体で構成されている新しいECサイトになっています。
動画を活用したECの事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
【事例あり】動画ECの効果やメリットを徹底解説
ネット通販
ネット通販は、実際に店舗に足を運ぶ必要性がなく、気軽にショッピングを楽しむことができます。ネット通販内でも動画を活用されるケースが増えています。
ネット通販 で動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 通販サイトの訪問者により多くの情報を伝えることができる
- 通販を利用する人の信頼度を上げられる
- 企業の宣伝効果としても有効
上記は、ユニファ株式会社が提供しているネット通販サイト『
ルクミー 』です。 サービスのメリットや利用方法、実際に利用している人の感想などを含めて動画を活用しているのが特徴で、主に保育士が抱えている悩みに寄り添って共感を得られるような工夫があります。
ネット通販における動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
通販動画の効果やメリットを徹底解説【事例あり】
Googleマイビジネス
GoogleマイビジネスとはGoogleの検索やマップに自社のビジネス情報を載せることができるものです。
Googleマイビジネスに登録できる情報としては以下の通りです。
- 自社の正式名称
- 店舗や事務所の住所・連絡先
- 自社の営業時間
- 店舗の写真・動画
- 商品情報やお得なクーポン情報
また、Googleマイビジネスにも動画を載せることができます。動画を活用することで、自社のブランディング効果を高めることができます。
Googleマイビジネスに動画を活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 伝えられる情報量が多い
- 購買意欲、来店意欲を高めることができる
Googleマイビジネスにおける動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
Googleマイビジネスの動画の投稿方法とメリット
メールマガジン
メールマガジンに動画を埋め込む『 動画メール 』があります。
配信されたメールマガジンを開いたり、メールマガジンをクリックしたりすると動画が再生されるように作られており 、埋め込みにはマークアップ言語であるHTMLか使われていることが主流です。
作成のポイントとして、 動画メールを開いて動画を視聴したユーザーが思わずクリックしたくなるような、印象に残りやすい動画を埋め込むことがポイントです。
動画メールを活用するメリットとしては以下が挙げられます。
- 離脱率の改善
- CTRの向上
メールマガジンにおける動画の活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
メルマガの効果UP!動画メールの作成方法5選
動画SEO(VSEO)
動画SEO(VSEO)とは、Video Search Engine Optimizationの略で、 動画検索エンジン最適化ともいいます。つまり、SEOの動画版ということです。
動画検索においていかに上位に表示させるようにするのか、最適化することを表しています。
特に、YouTubeに対するSEO対策をすることをおすすめします。なぜなら、
YouTubeはGoogleに次ぐ世界二位の検索エンジンだからです。
動画SEO対策としては以下が挙げられます。
- 動画の目的を明確にする
- タイトルにはキーワードを入れる
- 説明文とタグもしっかり設定する
- 動画の最後にはテキストでアクションを入れる
動画SEOについては、下記の記事で詳しく解説しています。
動画コンテンツの活用ポイント
動画コンテンツを活用する際のポイントを解説していきたいと思います。
闇雲にどんなコンテンツでも動画にすれば良い訳ではありません。
動画として表現した方が良いコンテンツもあれば、反対にテキストがあっているコンテンツも中にはあります。
どんな動画コンテンツなら効果を上げることができるのか?動画コンテンツを制作し、活用する上で大変重要なポイントを紹介していくので、参考にしてください。
- 目的を明確にする
- ターゲットを明確にする
- 音声無しでも伝わるようにする
- CTAを用意する
目的を明確にする
動画コンテンツを制作しようと考えた時に、いきなり撮影を行うのではなく、まずは動画の目的を明確にしましょう。
早く撮影を行い、動画コンテンツを公開したい気持ちは分かりますが、この動画の目的が明確に決まっていないと、何を伝えたい動画なのか分からなくなってしまい、ユーザーを混乱させてしまいます。
動画の活用目的によって、撮影方法も編集方法も、動画の表現方法も全く異なるので、目的を決めるのは、制作を考えた時にまず最初に行うことになります。
目的としては商品やサービスの紹介動画や、採用活動に使う動画、社内研修で利用する動画、短時間の広告として利用する動画などなど目的に応じて色々なパターンの動画が存在します。
目的毎にインタビュー動画や解説動画、セミナー動画、アニメーション動画、イメージ動画など撮影方法も変わってきます。
まずは目的を明確にして、大まかな動画構成を考えていくようにしましょう。
ターゲットを明確にする
動画コンテンツの目的を明確に定めたら、次はターゲットを絞っていきます。
動画の場合でもマーケティング戦略は変わらず、ターゲティングをしっかりと行い、どの年齢層のどう言った人物をターゲットにして動画を制作するのかを制作担当者で話し合うようにしましょう。
ターゲティングを広く取ればとるほど、動画が与えるインパクトや購買意欲の促進力は低くなってしまいますが、その代わりに多くのユーザーに商品の認知度向上を狙えるメディアでの広告運用での活用が適しており、色々なチャネルからの集客として活用することもできます。
反対にターゲットを絞った動画を制作すれば、多くのユーザーに訴求することはできませんが、ターゲットの印象に残し、購買意欲を高めるような効果を期待することができます。
ターゲットを明確にしていない動画では、どちらの効果も中途半端になってしまい、誰の心にも響かない動画になってしまいます。
そうならないように、動画の目的と同様にターゲットも明確にしてから制作に入るようにしましょう。
音声無しでも伝わるようにする
動画コンテンツを制作する際のポイントとしては、動画の音声なしでも伝わる内容にすることも大切です。
これはなぜかというと、全ての人が動画の音声を出して視聴できるかは分からないことや、耳が不自由な方でも動画を理解できるようにする為です。
スマートフォンで動画コンテンツを見る場合に、音が出せない環境で再生する時は意外と多く、その際に字幕が設定されていなかったり、音声がないと分からない内容の動画では、視聴者の利便性を損ないますし、最後まで視聴されない動画になってしまいます。
必ずしも音を出せるかは分からないので、あらかじめ音声なしでも理解できる内容の動画を制作しておくことがおすすめです。
音声なしでも理解できる内容の動画を制作しておくと、ランディングページに動画を埋め込んだ際に、自動で再生される設定にすることができたり、繰り返し再生を設定できたりするので、メリットがたくさんあります。
動画コンテンツのシナリオ作成の段階で、音声なしで制作できる内容を考えるようにしましょう。
CTAを用意する
CTAはコールトゥーアクションと言って、ユーザーに何かアクションを起こさせる決めてのようなもので、YouTube動画の最後に「チャンネル登録よろしくお願いします」というのもCTAになります。
動画コンテンツを視聴したユーザーに、どんな行動を起こして欲しいかをよく考えて、動画の終わりにCTAを用意するようにしましょう。
せっかく動画コンテンツで商品やサービスの紹介を行って、ユーザーに商品を欲しいと感じさせることができたとしても、CTAがなければユーザーはすぐに購入することができずに、購買意欲を失わせてしまいます。
ランディングページに動画コンテンツを埋め込んでいる場合は、動画のすぐ近くにCTAボタンを配置するようにしたり、資料請求、お問い合わせリンクなどを目立つように配置しましょう。
CTAは回りくどい表現をせずに、直球でユーザーに伝えるようにするのがポイントです。
ユーザーに行って欲しい行動がある場合は、動画の最後に分かりやすく訴求しなければ、行動を促すことはできないので覚えておきましょう。
実写動画とアニメーションの使い分け
アニメーション動画には、不思議な親しみやすさにあります。実写の場合、タレントの起用や撮影場所によって与える印象が大きく変わってきますが、アニメーションの場合はもっと手軽です。抽象化されたキャラクターや、ポップな効果音を使えば、親近感のわく動画が手軽に作れます。
それぞれが違う効果を持っているため、一概にどちらの動画形式が良いのかは断定できません。したがって、動画コンテンツの導入を検討する際には、あなたがその動画で「何を達成したいのか」を意識して決めてみると正しい道筋が見分けられるでしょう。
実写動画とアニメーションの使い分けについては、下記の記事で詳しく解説しています。
【事例】実写とアニメーション、それぞれの特性から見る動画の使い分け
動画は縦型か正方形か
スマートフォンやタブレットが台頭してきた今、動画はスマートフォンやタブレットで観る人々が圧倒的に増加。にも関わらず、これまでアップされたパソコンサイズの動画をフル画面で視聴する場合、これらの機器を横にしなくてなりませんでした。
縦型動画のメリットは操作性の高さです。何と言ってもスマートフォンは、従来「縦」向きで操作するものなので、横向きよりも操作性に優れています。縦型動画のデメリットは、サイズの都合上、字幕や文字テロップを入れることに不向きであるという点です。
一方、ちょうど良いサイズ感でフィード上でも動画を閲覧できると注目され始めたのが、「スクエア動画」というフォーマットになります。
縦型動画と正方形動画の特徴やメリット・デメリットについては、下記の記事で解説しています。
SNSで目にする正方形動画「スクエア動画」って何?活用方法を調べてみた
注目の「縦型動画」を知っていますか?各種SNSなど最新事例を交えてご紹介!
HHH戦略
「HHH戦略」とは、Googleが公式に発表しているYouTube戦略のひとつです。今このYouTube戦略が、動画の活用に関する役立つ知見として注目されています。
「HHH戦略」は動画を「ヒーロー(Hero)型」、「ハブ(Hub)型」、「ヘルプ(Help)型」の3タイプに分類しており、各企業の動画戦略に合った動画の運用方法を解説しています。
HHH戦略については、下記の記事で詳しく解説しています。
まとめ
今回は、さまざまなケースにおいて企業における動画の活用事例をご紹介しました。テキスト媒体に比べて、動画を活用することで、より多くのユーザーにアプローチできるだけではなく、動画の使いまわし等による各種コスト削減にも繋がり、メリットは数多くあります。本記事を読んで、動画の活用を検討されてみてはいががでしょうか。
リチカ クラウドスタジオはマーケティングに特化した、動画クラウドサービスです。
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