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2021年03月23日(公開: 2017年10月10日)
Facebookのスライドショー広告とは?メリットや活用方法を紹介
無料:動画広告攻略100のテクニック集
Facebookのスライドショー広告とは、複数の画像をスライドさせることで動画のようなダイナミックな広告を手軽に作成できる広告です。
スライドショー広告は目的に応じて広告の種類を自由に選べるFacebook広告の中の一つ。少ない予算でストーリー性のある広告を作りたい場合や、通信速度が遅いユーザーにも動きのある広告を確実に届けたい場合におすすめです。
スライドショー広告の基本や作成方法、活用方法、活用事例をまとめて紹介していきます。
目次
Facebookのスライドショー広告とは
スライドショー広告とは、複数の画像を使用して、画像をスライドさせることで動画のような表現でユーザーに訴求できる広告です。
動画広告では、動画を作成するための時間や費用がかかったり、そもそも動画作成できる人材がいない場合など、初めて広告を作成する方にはハードルが高く大変です。
その点、スライドショー広告は、動画編集ソフトなどを使用することなく、数枚の画像を用意さえすれば、モバイル端末からでも簡単に作成することができるため、時間と費用の両方を抑えることができます。
手軽で効果のある広告を作成したい方にはぴったりの広告フォーマットと言えるでしょう。
スライドショー広告はFacebook広告の中の一つであり、Facebook以外にもInstagram、Audience Network、Messengerでも利用できます。
Facebook広告は、Twitter広告やLINE広告などと同じSNS広告のひとつですが、Facebook社の傘下であるInstagramにも広告を配信できるため、他のSNS広告と比べても圧倒的なリーチ量を誇ります。
また、Audience Networkでは、GDN(Googleディスプレイネットワーク)などと同じアドネットワークを利用することができるため、食べログや東洋経済オンラインといったFacebook社が提携している数千以上のモバイルアプリに広告を配信することが可能です。
Facebook広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【保存版】Facebook広告とは?仕組みから運用方法まで徹底解説
Facebookのスライドショー広告のメリット
動画広告の劣化版だと感じる方も多いかと思いますが、動画広告と比較した時、スライドショー広告のメリットは大きく以下の3つが挙げられます。
- 簡単に動きのある広告が作れる
- 通信速度が遅くても大丈夫
- 制作コストが安い
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
簡単に動きのある広告が作れる
動画形式の広告を出稿したい場合には、動画広告とスライドショー広告の2つの出稿方法があります。
動画広告では、1本の動画を作成する必要がありますが、スライドショー広告では、3〜10枚の画像を繋ぎ合わせてループ動画を作成します。
画像のアスペクト比については、Facebookから正方形(1:1)、長方形(16:9)、縦型(4:5)のいずれかに設定することで揃えることができるため、元素材をリサイズする必要もありません。
つまり、画像さえ用意してしまえば動画形式の動きのある広告を簡単に作成することが可能です。
通信速度が遅くても大丈夫
スライドショー広告は、動画広告と比較してデータ使用量が少なくて済みます。
スライドショー広告のファイルサイズは、動画広告の約5分の1程度です。つまり、ユーザーのインターネット通信速度が遅い場合でもスムーズに再生されるため、ターゲットの通信環境や使用モバイル端末状況に左右されずに広告を出稿することができます。
制作コストが安い
スライドショー広告は、動画広告より安く広告を作ることができます。動画を制作するためには、素材以外にも構成の作成、動画編集のソフト、編集スタッフなどさまざまなコストが必要です。一方、スライドショー広告なら数枚の画像だけで広告を作れるので、広告の製作費を抑えることができます。
Facebookのスライドショー広告のフォーマット
スライドショー広告のデザイン仕様について解説していきます。
スライドショー広告を作成する際は、以下のFacebookが推奨しているクリエイティブデザインに従うことで品質を高く保つことができます。
解像度 | 1280 x 720ピクセル以上 |
---|---|
アスペクト比 | 16:9、1:1、4:5のいずれか ※異なるサイズを使用している場合は、自動的に1:1のアスペクト比にトリミングされます。 |
ファイル形式 | MOVまたはMP4 |
音楽の使用 | 音楽を使用する場合は、その曲の使用許諾または法的権利を獲得する必要があります。 ※購入またはダウンロードした曲やアルバムをスライドショーに使用することはできません。 |
音楽関連の機能については、2020年4月20日より一時的に利用できなくなっているため注意が必要です。
2020年4月20日より、スライドショーの作成において音楽関連の機能を一時的にご利用いただけなくなります。この期間中は、スライドショー広告で音楽をアップロードしたり使用したりすることはできません。
参考:https://www.facebook.com/business/help/2121936501364733?id=603833089963720
Facebookのスライドショー広告の作成方法
スライドショー広告は以下の手順で作成することができます。
- 広告を作成する
- エフェクトを設定する
- 音楽を設定する
1つずつ順に解説していきます。
広告を作成する
広告マネージャから「+作成」をクリックして新しく広告を作成します。
従来の広告を作成と同様に、キャンペーンの目的からターゲット設定、予算、掲載期間などを設定していきます。
広告設定のセクションで形式を「1件の画像または動画」に設定します。
そのままスクロールしてクリエイティブのセクションから「スライドショーを作成」をクリックしてスライドショー作成の画面に移行します。
正方形か縦型を選択し、再生時間や画像枚数を参考に用意されているテンプレートを選び、次へをクリックします。
背景に使用する画像をアップロードし、必要であればロゴを追加することも可能です。
テンプレートを使用しない場合は、テンプレートを選択せずに「次へ」をクリックすることで以下の画面に移行します。
アスペクト比や画像の表示時間、画像の切り替えのトランジションを設定して、使用したい画像をアップロードします。
エフェクトを設定する
テンプレートを使用したスライドショー作成画面では、エフェクトを追加することも可能です。
例えば、「スタンプ」→「スタンプを選択」から用意されているスタンプのテンプレートを追加できます。
他にもフレームやカラーを追加してカスタマイズすることができます。
音楽を設定する
テンプレート使用せずに作成した場合、音楽を追加することができます。
対応している音楽ファイル形式である、WAV、MP3、M4A、FLAC、OGGから使用する音楽素材をアップロードします。
または、用意されている音楽を利用することも可能です。「元気」「インスピレーション」「楽しい」「信頼」「モダン」のカテゴリから雰囲気に合わせて選べます。
Facebookのスライドショー広告の活用方法
スライドショー広告の活用方法として効果的な例を3つ紹介します。
- 商品の魅力を紹介する
- 使い方を説明する
- ストーリーを伝える
それぞれの活用方法について詳しく解説していきます。
商品の魅力を紹介する
商品を魅力的に紹介したい場合に使える方法です。
スライドショーの特徴は複数の静止画を繋ぎ合わせて表現することです。この特徴を生かし、1つの商品をさまざまな角度から紹介して、ユーザーにより具体的に商品について知ってもらうことができます。
また画像ごとに違う商品を紹介することで短時間にたくさんの商品をアピールすることも可能です。
使い方を説明する
サービスやアプリなどの使い方を説明する方法としても、スライドショー広告では効果的に伝えることができます。
手順や仕組みを各画像で実演しつつ、テキストで詳細の説明を記載することでより詳しい情報をユーザーに訴求できます。
テキストを使用した訴求の場合は、できるだけシンプルな画像を活用することでより伝わりやすい広告になります。
ストーリーを伝える
動画形式の広告のメリットの1つにストーリーの伝えやすさが挙げられます。
スライドショー広告でも、競合他社との差別化やブランディングに活用できます。画像がスライドすることでストーリーとなっていたり、ターゲット層に響くシーンを各画像を使用して紡ぎます。
その際、画像ごとにテキストを追加してメッセージ性を高めることで、より効果的な広告になります。
Facebookのスライドショー広告の活用事例
上手くスライドショー広告を活用して成功した企業を3社紹介します。
- ANA
- アイスランド航空
- Brava Fabrics
それぞれの活用方法と実績について参考にしてみてください。
ANA
ANA(全日本空輸株式会社)は、Facebookマーケティングパートナーであるsocial gearと連携してスライドショー広告を含むさまざまな広告を出稿しました。
スライドショーによる広告キャンペーンをさまざまなターゲット層グループに合わせて展開した結果、目標より1.8倍高い広告費用対効果を実現しています。
<広告実績>
目標に対する広告費用対効果の実績値:1.8倍
推定広告想起リフト率:1.2倍
全地域合計での売上:1.3倍
アイスランド航空
アイスランド航空は、アイスランドと米国・ヨーロッパ間で50路線を運行する航空会社です。
広告では、スライドショー広告とカルーセル広告を活用して配信しました。ロンドンなどの人気都市を中心に、画像がスライドされると現地を自分の足で歩いたときのことが想像できるような街や自然の風景写真がストーリー形式で表示されるようになっています。
結果、広告パフォーマンスが飛躍的に向上しました。
<広告実績>
フライト検索:74%増加
フライト検索単価:43%低減
Brava Fabrics
Brava Fabricsは、スペインのアパレルブランドです。
広告では、カルーセル形式とスライドショー形式のダイナミック広告を配信しています。
商品の魅力を伝えやすいスライドショー形式の広告では、関連性の高い製品写真を連続して見せることでユーザーの反応率が高く、広告費用対効果が大きく向上しました。
<広告実績>
広告費用対効果:1.4倍
広告費用対効果:30%向上
顧客獲得単価:13%低減
まとめ
以上、スライドショー広告の基本や作成方法、活用方法、活用事例をまとめて紹介しました。
スライドショー広告は、動画形式で表現できる広告です。動画広告とは違い、手軽に安価で作成できます。初めて広告を出稿する初心者の方にはおすすめの広告フォーマットです。
ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。
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