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2021年03月23日(公開: 2020年07月20日)
【Facebook】広告ライブラリとは?使い方や具体的事例を紹介
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2019年3月、Facebookは広告の透明性を高めるために「広告ライブラリ」という新機能を公開しました。InstagramやAudience Networkを含めて、現在配信されているすべてのFacebook広告を誰でも簡単に検索・閲覧できます。競合他社のリサーチに便利な広告ライブラリの使い方や注意点、Facebook広告の具体的な事例を紹介していきます。
目次
Facebook「広告ライブラリ」とは?
Facebookの公式ページでは以下のように説明されています。
広告ライブラリは、Facebookの広告の透明性を保証する最も包括的な機能です。Facebookのアプリやサービスに掲載される広告を表示できます。利用者に表示される広告の詳細情報を提供することで、広告の透明性を確保します。
噛み砕いて説明すると、
Instagramを含むFacebookアプリ・サービスに掲載されている広告を誰でも簡単に検索・情報の確認をすることができる機能です。
Facebook広告ライブラリで確認できるのは、広告主のFacebookページと出稿された広告の2つです。
広告主のFacebookページでは、大きく以下の項目を確認できます。
- Facebookページのいいね数
- Instagramアカウントのフォロワー数
- Facebookページの作成日
他にはページ名の変更回数や管理者の移住国など基本的なプロフィールであれば確認することも可能です。
もうひとつ、出稿された広告で確認できる項目は、以下の3つです。
- 広告の掲載が開始された日時
- 広告が表示されたアプリ・サービス
- 掲載された広告レイアウト
広告レイアウトに設置されているCTAから、実際にリンク先に飛ぶことができるため、競合他社がどのように活用しているかを調べることができます。
広告ライブラリの使い方
Facebookの広告ライブラリは、Facebookアカウントを持っていないユーザーでも利用可能です。ただ、広告の報告と成人向けコンテンツの表示には、アカウントとログインが必要になります。
初心者の方でも簡単に使えますので、この機会にぜひ覚えておきましょう。それでは、順に説明していきます。
手順1.広告ライブラリページを開く
まず、「広告ライブラリ」のページを開きます。
任意の語句、名称、ページのいずれかを入力して探したい広告を検索します。
社会問題、選挙、政治に関連する広告以外を検索したい場合は、「すべてを検索」に切り替えて検索しましょう。
手順2.検索結果で内容を確認
検索を実行すると検索結果ページに遷移します。
出稿された広告が一覧で表示され、フィルターから「国」「インプレッション時期」「プラットフォーム」の3つから検索結果を絞り込むことも可能です。
検索されて表示されている広告に対しては、インプレッションやクリックスルーなどが結果に反映されないようにFacebook運営側で設定されています。
Facebookページからも広告ライブラリにアクセスできる
検索したい広告をうまく探しだせないという方は、Facebookページからアクセスしてみてください。
Facebookで探している広告を出稿している広告主のFacebookページを開きます。
次に、Facebookページにある「ページの透明性」からすべてを見るをクリックします。
ポップアップされた画面をスクロールすると、「広告ライブラリに移動」という項目があり、クリックすることで広告ライブラリへアクセスできます。
Facebook広告の事例5選
事例1:京都やまちや
京都やまちやは、健康食品ブランドを提供している会社です。累計200万本以上売れている”なたまめ歯磨き粉”のプロモーションにFacebook動画広告を活用しています。
CTAでは、LPにアクセスできるようになっており、興味を持ったユーザーに対して詳しい説明で訴求できるようになっています。
事例2:ニフティ不動産
ニフティ不動産は、賃貸物件や購入物件を掲載している不動産サイトから、さまざまな条件でまとめて検索できるアプリを運営している会社です。
動画では、次々と写真をスピーディーに表示させることで多くの物件の内装イメージをユーザーに伝えることができています。
CTAでは、アプリのダウンロード画面に遷移するようになっており、アプリダウンロード促進として活用しています。
事例3:Yahoo!(ヤフー)マーケティングソリューション
Yahoo!(ヤフー)マーケティングソリューションでは、Yahoo!広告に出稿する広告主を獲得するためにFacebook広告を利用しています。
広告では、初めて広告出稿をする方をターゲットにインセンティブを用意することでまずは興味を持ってもらえるようになっています。
CTAではLPへ遷移し、申し込みまでできるようになっています。
事例4:コクヨマーケティング株式会社
コクヨマーケティング株式会社は文具・事務用品などオフィス用品を販売している会社です。
Facebook広告では、フリーアドレス導入に検討している企業を獲得するために活用しています。
CTAでは、無料でダウンロードできる導入ガイドを配布し、ユーザーの悩みを解決できるようになっています。
事例5:menu株式会社
menu株式会社は、スマホで有名飲食店のメニューをデリバリー/テイクアウトできるアプリ「menu」を運営している会社です。
Facebookでは、動画広告を活用して、30日間の無料トライアルをインセンティブにユーザー獲得を目指しています。
CTAでは、アプリダウンロード画面に遷移するようになっています。
広告ライブラリの注意点
実際の表示と異なることがある
Facebook運営側で、クーポン付きの広告については、クーポンが非表示になり、クリックできないように設定されています。
そのため、実際の広告レイアウトの表示と異なる場合があります。
また、ダイナミック広告については、一部のサブセットのみが対象になり、それ以外は検索やインデックス化の対象にならないようになっています。
掲載が終了すると見られなくなる
Facebookの広告ライブラリでは、すべてのアクティブな広告は表示することができますが、掲載が終了している広告については確認できなくなります。
ただし、社会問題等は例外で、広告の掲載日から7年分のアクティブと非アクティブ両方の広告の結果を確認できます。
競合他社の広告分析として、過去の広告から追っていきたい場合は、随時バックアップを取るなどで記録しておくと良いです。
広告ジャンルによってみられる情報が異なる
Facebookの広告ライブラリは透明性を高めることを目的としています。そのため、社会問題、選挙または政治に関連する広告の場合は、広告費用の出資者、広告費の金額範囲、広告がリーチした利用者層などの詳細な情報を追加で確認できるようになっています。
また、Facebookの広告ライブラリは、誰でも利用することができますが、未成年ユーザーに対しては、アルコール飲料やギャンブルなど年齢制限のある広告については表示されないようになっています。
まとめ
以上、Facebookの広告ライブラリについて解説しました。
広告ライブラリは、誰でも簡単に競合他社の広告情報を確認できます。また、うまく広告を活用している企業の運用方法を研究したり、効果的な広告の共通点を見つけたり、広告ライブラリの登場により、今後の広告業界はますますレベルアップしていきそうですね。
ぜひ、本記事を参考にFacebookの広告ライブラリを活用してみてはいかがでしょうか。
Facebook広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【保存版】Facebook広告とは?仕組みから運用方法まで徹底解説
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