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2021年03月23日(公開: 2020年07月20日)
Facebook広告の画像や動画サイズ・推奨文字数を種類別に解説
無料:動画広告攻略100のテクニック集
Facebook広告では、目的に応じてさまざまな配信方法があります。広告の効果を最大限に発揮するためにも、画像や動画のサイズ、文字数などの推奨要件を確認しておきましょう。
FacebookやInstagramの利用者は、9割以上がモバイル端末を使ってアクセスしています。モバイルファーストで広告を作るために押さえておきたいポイントをまとめました。
目次
Facebook広告とは
Facebook広告は、Facebookの他にも、MessengerやInstagram、Audience Networkの4つの提携先に配信できる広告です。
Twitter広告やLINE広告などと同じSNS広告のひとつですが、Facebook社の傘下であるInstagramにも広告を配信できるため、他のSNS広告と比べても圧倒的なリーチ量を誇ります。
また、Audience Networkでは、GDN(Googleディスプレイネットワーク)などと同じアドネットワークを利用することができるため、食べログや東洋経済オンラインといったFacebook社が提携している数千以上のモバイルアプリに広告を配信することが可能です。
Facebook広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【保存版】Facebook広告とは?仕組みから運用方法まで徹底解説
Facebook広告に最適な画像・動画のサイズ
出典:https://www.facebook.com/business/help/103816146375741?id=271710926837064
9割以上がモバイル環境で利用されているFacebookやInstagramでは、画像や動画をできるだけ画面いっぱいに表示させた方がユーザーから注目を集めやすいです。
ただ、Facebook広告にはさまざまな広告フォーマットが用意されているため、それぞれ適切な画像・動画のアスペクト比で制作する必要があります。
しかし、各フォーマットには、それぞれデザインの推薦事項が定められていますが、規定内であれば、推薦事項よりも小さいサイズでも広告自体は表示させることができてしまいます。
モバイルファーストを優先し、配置場所にあわせた適切なアスペクト比に変更することをおすすめします。
汎用性の高いサイズ
Facebook広告で汎用性の高いサイズは以下の通りです。
- 画像サイズ:1080×1080ピクセル
- 画像アスペクト比:1:1
- ファイルタイプ: .jpgまたは.png
上記のサイズで広告用の画像を準備しておけば、さまざまな広告に対応できるため汎用性が高くなります。
最大サイズと最小サイズ
Instagramの広告画像では、先ほど説明した推薦事項とは別で、以下の画像サイズの条件を守らないと広告を出稿できませんので気をつける必要があります。
<Instagram広告の画像の推奨サイズ>
最小解像度 | 最大解像度 | |
正方形 | 600 x 500ピクセル | 1,936 x 1,936ピクセル |
横型 | 600 x 315ピクセル | 1,936 x 1,936ピクセル |
縦型 | 600 x 750ピクセル | 1,936 x 1,936ピクセル |
Instagramに広告を出稿する場合も、Facebookと同様に、できる限り推薦事項を守りながらクリエイティブを制作しましょう。
Facebookで利用できる広告フォーマットは以下のようなものがあります。
- フィード広告
- ストーリーズ広告
- カルーセル広告
- インストリーム広告
- Audience Network
それぞれの広告フォーマットで推奨されている、画像や動画のサイズを紹介します。
フィード広告の推奨サイズ
フィード広告とは、FacebookやInstagramのタイムライン上に投稿形式で表示される広告のことです。
他の投稿と馴染んで表示されるため、ユーザーに嫌悪感を持たれにくく、自然に視界に入ることができます。
画像のアスペクト比が正方形1:1、動画のアスペクト比は縦型4:5を推奨している理由も投稿に馴染みやすいという点もあるからです。
また、動画広告の場合は、自動再生されるため、ユーザーのアテンションを引きやすいこともメリットのひとつです。
Facebookフィードと、Instagramフィード(発見タブ)では、画像の場合、アスペクト比を正方形1:1に、動画の場合は、アスペクト比を縦型4:5で制作することをおすすめします。
<対応可能なフィード広告の推薦アスペクト比>
Facebookフィード | Instagramフィード | |
横型 1.91:1 |
○ | ○ |
横型 |
○ | ○ |
縦型 4:5 |
○ 動画に推薦 |
○ 動画に推薦 |
正方形 1:1 |
○ |
○ 画像に推薦 |
縦型フルサイズ 9:16 |
○ | ○ |
ストーリーズ広告の推奨サイズ
ストーリーズ広告は、ストーリーズ機能を活用した縦型にスマホ画面いっぱいに表示される広告のことです。
画面占有率が高いため、ユーザーに没入感を与え、伝えたいメッセージを届けやすいのが特徴です。
動画・画像とともに横型のアスペクト比でも対応可能ですが、できる限り画面を占有できる縦型フルサイズの16:9を活用することをおすすめします。
動画広告でない場合でも、画像を複数用意してスライドショーのように活用することも効果的な手法です。
ストーリーズ機能は、スマホを縦にして利用するケースがほとんどです。そのため、Facebook、Instagram、Messengerのすべてで、9:16の縦型フルサイズがおすすめです。
<対応可能なストーリーズ広告の推薦アスペクト比>
Facebookストーリーズ | Instagramストーリーズ | Messengerストーリーズ | |
横型 1.91:1 |
○ | ○ | ○ |
横型 |
○ | ○ | ○ |
縦型 4:5 |
○ | ○ | ○ |
正方形 1:1 |
○ |
○ | ○ |
縦型フルサイズ 9:16 |
○ |
○ 画像と動画に推奨 |
○ 画像と動画に推奨 |
カルーセル広告の推奨サイズ
カルーセル広告は複数の画像・動画を活用して表示させる広告です。
広告出稿では、最大10個まで画像や動画・見出し・リンク先を使用できるため、商品の使用手順を順に説明したり、サービス比較などで複数の画像・動画で説明することで効果的に訴求することができます。
また、カルーセル広告では、正方形1:1のアスペクトを推薦していますが、使用する広告すべてのアスペクト比を統一することも重要です。
カルーセル広告では、画像と動画とともに正方形1:1のアスペクト比を活用することをおすすめします。
また、複数のクリエイティブを利用するため、すべてのアスペクト比を統一することで違和感なくキレイなレイアウトになります。
Facebookカルーセル広告 | Instagramカルーセル広告 | |
横型 1.91:1 |
○ | ○ |
横型 |
○ | ○ |
縦型 4:5 |
○ | ○ |
正方形 1:1 |
○ |
○ 画像と動画に推薦 |
縦型フルサイズ 9:16 |
○ | ○ |
インストリーム広告の推奨サイズ
インストリーム広告は、動画内の途中や再生前後で流れる広告のことです。
プレロールやミッドロール、ポストロールと広告が配信されるタイミングによって名称が変わります。
インストリーム広告は、動画内で流れるため、再生されている動画サイズに合わせて、横型16:9のアスペクト比でクリエイティブを制作することをおすすめします。
そうすることで、ユーザーに違和感を与えずに広告を視聴してもらえるようになります。
インストリーム動画広告では、再生されている動画サイズとあわせたアスペクト比にした方が違和感がでないため、横型16:9のアスペクト比がおすすめです。
Facebookインストリーム動画 | |
横型 1.91:1 |
○ |
横型 |
○ 画像と動画に推薦 |
縦型 4:5 |
○ |
正方形 1:1 |
× |
縦型フルサイズ 9:16 |
○ |
Audience Networkの推奨サイズ
Audience Networkは、Facebook社の膨大のネットワークから提携している数千以上のアプリに広告を配信できます。
また、Facebook広告のターゲティング精度の高さを活かし、関心のあるユーザーに対してリーチすることが可能です。
また、Audience Networkは、画像広告、動画広告、カルーセル広告に対応しています。基本的には、縦型16:9のアスペクト比がおすすめですが、配信方法によって、適切なアスペクト比に変更して配信すると良いでしょう。
Audience Networkでは、Facebook社が提携している他のアプリに広告を出稿できるため、縦型16:9のアスペクト比がおすすめです。
Audience Network | |
横型 1.91:1 |
○ |
横型 |
○ |
縦型 4:5 |
○ |
正方形 1:1 |
○ |
縦型フルサイズ 9:16 |
○ 画像と動画に推薦 |
画像・動画のアスペクト比
画像・動画でよく使われるアスペクト比は以下の5種類です。
- 横長 1.91:1
- 横長 16:9
- 正方形 1:1
- 縦型 4:5
- 縦型 9:16
数字だけ見ても分かりにくいかもしれないので、画像でアスペクト比を確認しておきましょう。
横長 1.91:1
横長 16:9
正方形 1:1
縦型 4:5
縦型 9:16
【Facebook広告】テキストの注意点
Facebook広告では、ユーザーと広告主のビジネスの価値を最大化することを目的としているため、常に高品質な広告であることに努めています。
そのため、独自の広告審査基準を設けており、広告で使用されるテキスト量も審査対象になります。
せっかく広告を出稿しようと思ったのに「表示されない」「ペナルティを受けた」ということにならないように注意が必要です。
Facebook広告で意識するべき項目を紹介しますので、参考にしてみてください。
モバイルファーストを意識する
モバイルファーストは、Googleにおいてもサイトを上位に表示させるための重要なポイントとして求められています。
これは、9割以上がモバイル環境で利用されているFacebook、Instagramにおいても同じことが言えます。
テキストはもちろん、画像・動画サイズにおいても、Facebookが提唱している推薦事項の項目をできる限り守ることで、モバイルファーストを意識することにつながります。
大事なことは左詰めで
モバイル端末はユーザーによって画面サイズが異なります。また広告配置によっても表示のされ方が異なるため、こちらの意図と関係なくテキストが途切れてしまう可能性があります。
そのため、広告に使用するテキストは可能な限り左詰めに設定するようにしましょう。
画像内のテキストは控えめに
Facebook広告では、基本的に画像内のテキストが少ない方が、低いコストでより多くの人にリーチできます。
審査方法は、シングル画像広告・カルーセル広告・動画広告のフォーマットによって異なります。
・シングル画像広告:広告内の画像を確認
・カルーセル広告:広告内の各画像を確認
・動画広告:サムネイルを確認
テキスト量の基準値としては、画像に占めるテキスト面積の割合が20%以上となる場合は、広告品質が低いと評価されます。
テキスト量が適切かどうかを調べたい場合はFacebookが提供している「画像テキストチェック」ツールを使って調べることができます。
まとめ
Facebook広告の画像や動画の適切なサイズをフォーマット別で解説しました。
Facebook・Instagramは9割以上がモバイル環境で利用されているサービスのため、モバイルファーストを意識することで評価が高くなり、広告をリーチしやすくなります。
そのためには、適切な画像・動画サイズや、適切な文字数などFacebook社が推奨している項目を守ることが大切です。
本記事を参考にして、広告品質を高く保ちつつ、どうやったらユーザーに訴求しやすい広告になっているのか模索しながらクリエイティブを制作してみてください。
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