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2021年03月23日(公開: 2020年07月29日)

Facebook広告の広告費の目安と料金体系の仕組みをわかりやすく解説!

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SNSの代表格「Facebook」は広告媒体としても人気があります。Facebookのユーザー数は日本だけでも2,600万人ほど。一度に多くの人にアピールできるだけでなく、高いターゲティング精度を生かして、見込みのあるユーザーにより効果的にアプローチできます。

そんなFacebook広告に興味のある方に向けて、広告にかかる料金や予算の設定方法、支払い方法など、料金体系をまとめて解説していきます。

広告費の目安

広告費の目安

最低100円から始めることができるFacebook広告ですが、実際「広告費はいくらで始めるべきなのか」と悩む方も多いかと思います。

広告費は、1日1,000円・月間3万円程度から始めて、少しづつ金額を大きくしていくことをおすすめします。金額が小さすぎれば効果の検証が難しくなりますし、大きすぎても効果が出なければ費用対効果が悪くなります。

適切な広告費を探る方法

適切な広告費を正確に見つけるのはなかなか困難です。適切な広告費を探る方法は以下の3種類になります。

  • 広告費とその効果をシミュレーションする
  • 具体的事例から相場を探る
  • 広告代理店を使う

広告費とその効果をシミュレーションする

シミュレーション

Facebookが導き出したシュミレーション結果からコストパフォーマンスを判断する方法です。

Facebookで広告セットを作成する際に、ターゲットオーディエンスを設定すると画面右側に想定される成果が表示されます。

画像では、コンバージョンをキャンペーン目的として作成した広告ですが、トラフィックを目的とした場合は、想定されるリーチ量とリンクのクリック数が表示されます。

具体的事例から相場を探る

広告ライブラリ

Facebookが提供している「広告ライブラリ」を活用して相場を探る方法です。

広告ライブラリは、Instagramを含むFacebookアプリ・サービスに掲載されている広告を誰でも簡単に検索・情報の確認をすることができる機能です。

広告ライブラリでは、広告レイアウトに設置されているCTAから、実際にリンク先に飛ぶことができるため、競合他社がどのように活用しているかを調べることができます。

広告代理店を使う

広告代理店

広告代理店を利用する場合は、Facebookに支払う広告費に加えて、運用代行費が発生します。

相場としては、最低3〜5万円はかかります。もちろん自社で運用する(インハウス)方がコストを抑えることができますが、運用リソースの削減や、運用ノウハウがあるプロに外注することはそれだけメリットもあります。

広告代理店のメリット

広告代理店を利用するメリットは大きく3つあります。

  • クリエイティブ制作
  • 運用リソースの削減
  • データ分析

クリエイティブ制作では、広告に使用するバナー画像や動画広告であればサムネイル画像の制作を依頼することが可能です。

また、基本的には広告運用を代行してくれるため、広告運用者やデータ分析などの人件費のリソースを浮かすことができます。実績のある広告代理店であれば今までのノウハウを生かした運用方法によってより効果的な広告運用が望める可能性も高いです。

支払方法

支払い方法

Facebook広告では、「自動決済」と「手動決済」の2種類の支払い方法があります。広告作成時に追加したアカウントの支払い設定が適用されるため、予めアカウントの支払い設定を確認しておきましょう。

<自動決済>

自動決済では、事前に設定した一定の金額を消化したときに自動的に請求されます。

設定した金額に満たない料金が請求期間を過ぎた場合は、設定した毎月の請求日に請求されます。

<手動決済>

手動決済では、広告掲載日から1日1回、事前にアカウントに追加した残高から広告料金が差し引かれます。

手動決済では、請求単位額は適用されません。

Facebook広告の主な課金方式

課金方式

Facebook広告の料金設定には大きく”予算”と”課金方式”があります。

まず、広告出稿に使用できる「1日あたりの平均予算額」と「掲載期間全体の通算予算額」を設定します。

そして、予算内から選択した以下の課金方式により広告料金が確定します。

  • インプレッション課金(CPM)
  • クリック課金(CPC)

基本的にはこの2つの課金方式が採用されていますが、他にも、配信の目的によって「ThruPlay」といった動画再生時間によって課金される方式や「いいね!」の数に応じて課金される方式など、一部違う課金方式を設定することも可能です。

始めに、主な課金方式と目的別に設定できる課金方式の設定について解説します。

インプレッション課金(CPM)

CPM

CPM(Cost per Mille)は、広告が画面に1,000回表示された回数(インプレッション数)ごとにかかる費用のことを指します。

たとえ広告がクリックされていなくても表示される度に費用が発生するため、ブランド認知度の向上などの”表示された”回数に重きを置いた広告の場合に有効と言える課金方式です。

CPMは、予算内で広告に使用した金額からインプレッション数で割ることで計算することができます。つまり、インプレッション数が大きくなればなるほどCPMが低くなり、費用対効果が良いということになります。

クリック課金(CPC)

CPC

CPC(Cost Per Click)は、配信した広告を1回クリックされるごとにかかる費用のことを指します。

CPCは、いくら広告が表示されてもクリックされない限り費用が発生しない成果報酬型の課金方式です。確実にリアクションを起こしたかどうかを判断できるため、無駄なコストを抑えることができるが可能です。

また、配信した広告がターゲット層にどれだけ興味を持たれたかどうか、広告運用の分析をしやすいのも特徴のひとつです。

しかし、CPCは入札制を採用しているため、競合他社が多いとコストも増加する可能性もあります。状況に合わせた使い分けを心がけましょう。

課金方式は目的によって変わる

広告の配信目的

Facebook広告では、キャンペーン作成時に「広告の目的」を選択する必要があります。

広告の目的は「認知・検討・コンバージョン(CV)」の3段階あるフェーズに応じて、設定できる課金方式や広告の種類が異なります。

自身のビジネスがどこのフェーズなのか、達成したい目的はなにか、などを基準に適切な広告の目的を選びましょう。

認知

新サービス・新製品のプロモーション活動など多くのユーザーに対してアプローチしたい場合に活用します。

認知では、以下の2種類から広告の目的を選ぶことができます。

  • ブランド認知度アップ
  • リーチ

<認知で選べるキャンペーン種類>

キャンペーン種類 利用シーン 課金方式
ブランド認知度アップ ・新サービス・新製品のプロモーション
・ブランドを想起して欲しい
CPM
リーチ ・イベントやキャンペーンの告知
・できるだけ多くのユーザーにアプローチしたい
CPM

検討

ユーザーに対して商品やサービスの購入・導入を検討してほしい場合に活用します。例えば、ウェブサイトへの誘導や広告へのエンゲージメントなど、商品やサービス理解に必要な検討材料をユーザーに提示できる広告の目的が設定できます。

<検討で選べるキャンペーン種類>

キャンペーン種類 利用シーン 課金方式
トラフィック ・ウェブサイト、アプリなどのリンク先へユーザーを誘導したい CPM / CPC
エンゲージメント ・Facebookページや投稿への「いいね!」やエンゲージメントを増やしたい CPM
アプリインストール ・アプリのインストール数を増やしたい CPM / CPC
動画の再生数アップ ・動画広告に利用した動画の再生数を増やしたい CPM / ThruPlay
リード獲得 ・ブランドやビジネスに関心がある人のメールアドレスを獲得したい CPM
メッセージ ・問い合わせやサポート対応する手段として、Messengerの利用を促したい CPM

※ThruPlayとは、広告動画が最後まで再生された、または15秒以上再生された回数で費用が発生する課金方式

コンバージョン(CV)

商品の購入、お問い合わせ、サービス導入など、広告配信の最終目標であるアクションをユーザーに促したい場合に活用します。

また、”コレクション広告”や”ダイナミック広告”などの配信方法を選択したい場合も「コンバージョン(CV)」を活用します。

キャンペーン種類 利用シーン 課金方式
コンバージョン ・商品の購入、お問い合わせ、サービス導入などのアクションを増やしたい CPM
カタログ販売 ・通販サイトでカタログを表示したい
・”コレクション広告”や”ダイナミック広告”を活用したい
CPM / CPC
来店数の増加  ・オフラインの実店舗への来店を伸ばしたい
・店舗へのお問い合わせや予約を増やしたい
CPM

広告費の設定方法

広告費の設定方法

続いて、Facebook広告の広告費用の設定方法を解説します。

Facebook広告は「アカウント>キャンペーン>広告セット>広告」の4つの構造で構成されており、広告を作成する際は順に設定していきます。

また、広告費用が確定するまでの流れは以下の設定によって決まります。

  • アカウント予算の上限設定
  • キャンペーン予算の上限設定
  • 広告セット予算の上限設定
  • 入札単価の上限設定

それぞれの設定内容を理解しておくことで、効果測定やコストパフォーマンスの向上に大きく関わってきますので覚えておきましょう。

アカウントの上限予算

アカウントの上限予算 

アカウントの上限予算は、広告出稿済みの広告を含めたすべての広告キャンペーンに対して、調整が可能な通算予算の上限を設定できます。

アカウントの上限予算を設定することで、広告作成時に広告予算を間違えて設定してしまった場合など、意図していない広告費用がかかることを防ぐことができます。

上限に達すると、すべての広告が表示されなくなり、課金もストップします。そして、上限に達したことを知らせる通知が届くようになっています。

キャンペーンの上限予算

キャンペーンの上限予算

キャンペーンの上限予算は、各キャンペーンごとに設定できる予算のことです。設定には、”1日の予算”と”通算予算”の2種類の設定があり、設定することで最も効率的に予算が消化されるように最適化されます。

アカウントの上限予算とは違い、キャンペーン別に設定できるため、目的に応じたコスト配分によってコストコントロールができるため、必ず両方設定するようにしましょう。

広告セット

広告セット

広告セットは、ターゲットオーディエンスや広告レイアウトなどが設定できる項目ですが、広告セットごとに予算を設定することも可能です。

キャンペーン予算上限内からそれぞれの広告セットに掲載期間と最大・最小消化金額を設定することで、投じた予算配分からより正確な効果測定が測りやすくなります。

入札単価

入札単価

入札単価には「入札上限単価」と「ターゲット単価」の2種類から設定することができます。

基本的にはFacebookの方で自動的に入札単価の最適化を行いますが、手動で設定することができる項目です。

入札上限単価を設定しない場合は、予算内で獲得できるのであれば上限なく入札単価が上がってしまうため、結果CPCやCPAが高くなる可能性があり、コストパフォーマンスが低下します。

ターゲット単価では、設定した入札単価に近づくように調整してくれる機能です。

注意点として、入札単価が高くなりそう場合は、ターゲット単価に近づくよう調整されますが、逆に入札単価が低くなりそうな場合でもターゲット単価に近づくように調整されてしまいます。

まとめ

以上、Facebook広告の料金体系の仕組みをわかりやすく解説しました。

広告費用は予め設定した予算から、広告作成時に設定した課金方式によって料金が確定します。

配信の目的にあわせた課金方式を活用することで、高いコストパフォーマンスを発揮することが可能です。自社のリソースが足りない場合は、広告代理店へアウトソースすることも検討してみると良いですね。

運用を継続しながら、高いコストパフォーマンスが発揮できるように試行錯誤してみてください。

Facebook広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

【保存版】Facebook広告とは?仕組みから運用方法まで徹底解説

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