カルーセル広告

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2020年10月11日(公開: 2020年08月19日)

Facebookのカルーセル広告とは?効果や活用方法、注意点も

Faceook広告の特徴の一つに、目的に応じて配置や広告の種類を選べる自由度の高さがあげられます。

「カルーセル広告」は、複数の画像や動画を並べることでユーザーにより多くの情報を伝えられるのが特徴です。カルーセル広告の特徴や効果、作成方法、活用事例などをまとめて解説していきます。

Facebook広告とInstagram広告では若干仕様が違うので要注意です!

カルーセル広告とは

カルーセル広告

カルーセル広告は、複数の画像や動画を並べて製品を表示したり、1つの製品のストーリーやプロセスを多角的に伝えられる広告フォーマットです。

カルーセル(carousel)は、回転台や回転木馬という意味を持つ英単語ですが、ウェブページ上では、横または縦方向にスライドする表示画面領域のことを指して呼ばれます。

カルーセル広告の特徴

カルーセル広告

カルーセル広告は、他の広告フォーマットにはない特徴やメリットが4つあります。

  • 最大10枚のカードが使える
  • 各カードにリンクを設定できる
  • 各カードにCTAを設定できる
  • スワイプでカードを切り替えられる

最大10枚のカードが使える

カルーセル広告は、最小2枚から最大10枚まで画像や動画を並べることができます。

活用方法としては、1つの商品の利用シーン別に複数の画像を活用して、ユーザーに使用感を伝えたり、製品の仕組みを順に伝えることが可能です。

各カードにリンクを設定できる

複数の画像や動画それぞれのカードに異なるリンクを設定することができます。

例えば、複数の商品にそれぞれの購入ページのリンクを設定することで、ユーザーにリンクからスムーズに購入まで誘導すること可能です。

各カードにCTAを設定できる

複数の画像や動画それぞれのカードに異なるCTAを設定することができます。

「購入する」や「ダウンロード」、「問い合わせ」など、各カードに合わせて適切なCTAを設置することで、コンバージョンの向上を目指します。

スワイプでカードを切り替えられる

カルーセル広告で並べられた画像や動画は、スワイプすることで切り替えることが可能です。

モバイル環境での利用が多いFacebookやInstagramには大きなメリットのひとつと言えます。

また、スワイプをしなくても自動で切り替わる自動回転と矢印マークをタップすることでも切り替えることができるため、ユーザーが見逃すことを防ぐ機能も備わっています。

カルーセル広告の効果

カルーセル広告 効果

Kinetic Socialの調査では、通常の画像広告に対してカルーセル広告は、CTR(クリック率)が10倍向上していることが判明しています。

また、Facebook社のデータでは、1枚の写真広告に対して、カルーセル広告のキャンペーンは、CPA(顧客獲得単価)が30~50%の低減、CPC(クリック単価)は20~30%のコスト削減に繋がる結果も出ています。

カルーセル広告の主な用途

カルーセル広告の主な用途

カルーセル広告が訴求力の高いフォーマットであることから、FacebookとInstagramの両方において”ダイレクトレスポンス”や”ブランディング”を目的とした利用がおすすめです。

ダイレクトレスポンス

ダイレクトレスポンスとは、ユーザーに対して購買などのアクションを促すことを目的としたマーケティング手法です。

分かりやすい例をあげると、自動車保険会社の広告では「お問い合わせは、今すぐ0120-000-0000まで」と、ユーザーに対して”電話で問い合わせする”というレスポンスを獲得しています。

カルーセル広告に置き換えて考えると、各カードに対して異なるリンクやCTA設置ができるカルーセル広告は、ダイレクトレスポンスの効果を最大化しやすい広告フォーマットであると考えられます。

ブランディング

カルーセル広告は、サービスや製品紹介だけでなく、企業ブランディングにも活用できる広告フォーマットです。

それは、カルーセル広告の最大の特徴である複数の画像や動画を駆使することで、共感を呼びやすいストーリーを生み出しやすいからです。

スタンフォード大学のマーケティング学教授であるJennifer Aakerの研究によると、「ストーリーは、事実だけの場合よりも最大22倍記憶される」と発表しています。

つまり、ストーリーを作りやすいカルーセル広告と企業ブランディングは相性がいいと言えます。

カルーセル広告の配信先

カルーセル広告は配置できる配信先を表にまとめました。

Facebook ・フィード
・右側広告枠
・インスタント記事
・Marketplace
Instagram ・フィード
・ストーリーズ
Audience Network

・ネイティブ
・バナー
・インタースティシャル

Messenger ・ホーム

【仕様に注意!】カルーセル広告のフォーマット

FacebookとInstagramのどちらに広告を出稿するかによって、カルーセル広告のデザイン仕様が異なるため注意が必要です。

それぞれのデザイン仕様やクリエイティブのオプションについて解説します。

Facebook広告の場合

デザイン仕様が異なる部分を表にまとめました。Facebook広告では、Facebookを含む、Audience NetworkとMessengerも同じ仕様です。

<デザイン仕様:Facebook / Audience Network / Messenger>

カードの最小・最大数 2〜10
アスペクト比 1:1 を推奨
※比率許容誤差: 3% (Facebookのみ)
解像度

1080 x 1080ピクセルを推奨

動画の長さ 240分以内
※15秒を推奨
テキスト量 125文字以内

Instagram広告の場合

Instagram広告では、配置場所によってデザイン仕様が異なります。

<デザイン仕様:Instagram>

カードの最小・最大数 2〜3(ストーリーズ)
2〜10 (フィード)
アスペクト比

9:16 (ストーリーズ)
1:1 (フィード)
※アスペクト比の比率許容誤差: 1%

解像度

1080 x 1920ピクセル(ストーリーズ)
1080 x 1080ピクセル(フィード)

動画の長さ 15秒以内(ストーリーズ)
60秒以内(フィード)
テキスト量 2,200文字以内

異なる部分だけを紹介しましたが、すべてのデザイン仕様を確認したい場合は、Facebookのビジネスヘルプセンターで確認できます。

カルーセル広告の作成方法

カルーセル広告の作成手順は以下の通りです。

  1. 広告マネージャから広告を作成
  2. 広告レベルで形式からカルーセルを選択
  3. 画像や動画をアップロード
  4. 配置やテキストを編集
  5. レビューを確認して問題なければ完了

広告マネージャから広告を作成

広告マネージャから広告を作成

まずは、「広告マネージャ」を開きます。

「+作成」または「広告を作成」をクリックして、広告作成画面に移動します。

広告レベルで形式からカルーセルを選択

手順2.広告レベルで形式からカルーセルを選択

通常の広告作成と同様に、広告の配信目的や広告セットレベルでオーディエンスや予算・スケジュールを設定します。

配信目的では、”エンゲージメント”と”動画再生数”を選ぶとカルーセル広告が使用できないため、注意してください。

広告レベルでは、形式の欄から「カルーセル」を選択します。デフォルトでは、「1件の画像または動画」が選択されているため、必ず切り替えましょう。

画像や動画をアップロード

手順3.画像や動画をアップロード

クリエイティブの欄から「画像」または「動画・スライドショー」の表示形式を選択してから使用する画像をアップロードします。

1・2・3のタブから適切な画像をアップロードしてください。また、カード数を増やしたい場合は数字の隣にある「+」ボタンをクリックすることで増やすことができます。

配置やテキストを編集

手順4.配置やテキストを編集

各カードで表示したいテキストやリンクURLを設定します。

カードを削除したい場合は、右上にある「削除」をクリックすることで削除できます。

レビューを確認して問題なければ完了

広告をプレビューするには、配置の欄にある「プレビュー」をクリックして、ドロップダウンメニューから”デスクトップニュースフィード”、”モバイルニュースフィード”、”モバイルのMarketplace”、”Instagram”のいずれかを選択します。

問題なければ、「確認」をクリックして広告を公開します。

カルーセル広告の活用方法

 カルーセル広告を活用した企業をそれぞれの活用方法で紹介します。

カルーセル広告をどのように活用するか悩んでいる方は参考にしてみてください。

一つの商品を紹介する

一つの商品を紹介する

出典:https://www.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

Tieks by Gavrieliは、女性用のフラットシューズをカルーセル広告を活用して宣伝しています。

複数の画像で1つの製品を表示しています。インパクトのある表示形式にユーザーは思わずスライドしたくなうような訴求ができています。

複数の製品をアピールするために使用するイメージが強いカルーセル広告ですが、活用次第では、1つの製品を効果的に宣伝することも可能です。

複数の商品を紹介する

複数の商品を紹介する

出典:https://www.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

Tyme Hairは、自社製品のヘアアイロンをカルーセル広告を活用して宣伝しています。

複数の画像を活用して実際にヘアアイロンを使っているイメージを表現しています。3ステップで簡単にカールが作れるというイメージをユーザーに訴求することができています。

アプリの使い方を説明する

アプリの使い方を説明する

出典:https://www.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

カルーセル広告では、アプリのアプローチにも有効な手段です。

音楽ストリーミングアプリを提供するDeezerは、カルーセル形式で各カードにアプリの主な機能を紹介しています。

アプリのダウンロード前にどのようなアプリなのかを表現することができているため、ユーザーにとってメリットのあるかどうかが明確になっています。

結果、クリック単価を50%、インストール単価を60%も削減することに成功しています。

ストーリーを伝える

ストーリーを伝える

出典:https://www.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

オーダーメイドの手作りブレスレットを販売しているPura Vida Braceletsは、ブレスレットを使用している人たちの日常や海辺の暮らしに交えて紹介しています。

製品だけでなく、使っている人たちのストーリーと一緒にアプローチすることで、多くのユーザーの共感を呼び、掲載開始からわずか2か月で注文数が4倍に増えています。

カルーセル広告の活用事例

カルーセル広告を活用した企業の事例を紹介します。

カルーセル広告だけでなく、他の広告フォーマットと併用することでより大きな成果を得ることもできるため、参考にしてみてください。

Opel

Opel Netherlands

出典:https://www.facebook.com/business/success/opel-netherlands

Opelは、ドイツの自動車メーカーです。

認定中古車の検索サイト「Opel Occasions」へのトラフィック増加を目指しカルーセル広告を活用しています。

サイト上で販売している自動車を複数並べることで、認定中古車の購入を検討しているユーザーに対してアプローチしています。CTAでは、そのまま「Opel Occasions」へ遷移するようになっているため、購買意欲の高いユーザーの誘導に成功しています。

<カルーセル広告の成果>

  • サイト内在庫検索単価:20%削減
  • コンバージョン:27%増加
  • リーチ:15%増加

Apartment Guide

Apartment Guide

出典:https://www.facebook.com/business/success/apartment-guide

Apartment Guideは、賃貸物件を探している人の手助けをする不動産会社です。

カルーセル広告を活用して、さまざまなアパートやマンションを1つの広告で紹介しています。ダイナミック広告と併用することで、ユーザーは気になったアパートやマンションのリンクをクリックすることで、最低賃料、内外装の写真、設備を見ることができるようになっています。

結果、物件の問い合わせのコンバージョンが2倍に増えています。

<カルーセル広告の成果>

  • 物件の問い合わせのコンバージョン:2倍
  • インクリメンタルコンバージョンの単価:45%減少

Brava Fabrics

Brava Fabrics

出典:https://www.facebook.com/business/success/2-brava-fabrics

Brava Fabricsは、スペインのアパレルブランドです。

運営しているオンラインの通販サイトをカルーセル広告を活用して宣伝しています。カルーセル広告を活用すると決めた理由は、他の広告フォーマットと比較検証し、一番良好な成果を生み出したためです。

ダイナミック広告と併用して、スライドショー形式で関連性の高い製品写真を連続して表示しています。

結果、30%も高い広告費用対効果を達成しています。

<カルーセル広告の成果>

  • 広告費用対効果:1.4倍
  • 広告費用対効果:30%向上
  • 顧客獲得単価:13%低減

まとめ

以上、カルーセル広告の特徴や効果、作成方法、活用事例などをまとめて紹介しました。

カルーセル広告は、1枚の写真広告よりも効果的にアプローチができる広告フォーマットです。

「1つの製品しか宣伝するものがない」方や「製品ではなくブランディングに力を入れたい」という方でも、活用次第ではカルーセル広告の方が大きな成果を得ることができます。

ぜひ一度、カルーセル広告を試してみてはいかがでしょうか。

Facebook広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

【保存版】Facebook広告とは?仕組みから運用方法まで徹底解説

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