動画マニュアル

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2020年10月16日(公開: 2020年08月19日)

動画マニュアルとは?メリットや作り方、コツ、事例を解説!

情報端末や通信の発達もあり、近年では、企業がマニュアルを作るときに動画を使う場面が増えつつあります。

業務内容または製品の使い方を動画でマニュアル化すると、文章よりも多くの情報を正確に伝えることが可能。金銭的・時間的コストの削減が期待できます。

そんな「動画マニュアル」の作り方をステップバイステップで解説します。

動画マニュアルとは

動画マニュアル3

動画マニュアルとは、主に企業が自社の仕事内容や製品・サービスの用法を説明するための動画です。一般的な文章型のマニュアルに比べ、一目でどんな情報が記載されているのか分かりやすい特徴があります。

たとえば、自社の業務内容を動画として保存しておくと、保有するタブレットやパソコンから内容を確認できます。OJTや研修の際に活用することで、参加者は内容をより深く理解できるでしょう。また、工場などに業務マニュアル動画があれば、経験の薄い方でも簡単に機械を動かせるようになります。

特に規模の大きい企業の場合、各マニュアルの資料が膨大な量になることも珍しくありません。動画であれば一度作成した内容を保存しておけるため、印刷コストや資料管理に悩まされることも少なくなります。

動画マニュアルのメリット

動画マニュアル2

動画マニュアルを利用するメリットは以下の4点です。

  • より分かりやすく伝達が可能
  • より短い時間で情報の伝達が可能
  • 何度でも情報伝達が可能
  • マニュアル作成コストを削減できる

より分かりやすく伝達が可能

より分かりやすく伝達が可能

動画マニュアルを使うと、紙で内容を伝えていたときよりも情報が鮮明に相手に伝わります。文章や画像に比べて、動画のほうが一目で中身を理解しやすいからです。

たとえば、製造業で業務マニュアル動画を使う場面を考えてみましょう。

製造業で利用する機械は複雑で、誰にでも簡単に扱えるわけではありません。文字やイラストのみで内容を紹介しているだけでは、業務を理解するまでに長い時間が必要です。

一方、紙のマニュアルを動画に変えるだけで、作業の理解が早くなります。なぜなら、作業者は動画で作業している方法を見よう見まねで覚えれば良いだけだからです。

また、消費者向けの製品マニュアルにも同じことがいえます。たとえば、最新のIT機器や複雑な工作道具を購入した場合は、紙の説明書は長すぎて読む気も起こりません。しかし、上記と同様、動画ならマニュアルの内容を見ながら同じように製品を使うことができます。

より短い時間で情報の伝達が可能

より短い時間で情報の伝達が可能

紙のマニュアルよりも、動画マニュアルのほうが短い時間で情報を伝えることができます。人は文章を読むよりも、映像を観るほうが容易に情報を把握できるからです。

たとえば、おすすめのストレッチを知りたいと思い、トレーニング向けの雑誌を購入しました。雑誌では主に文章とイラストなどを使ってストレッチの方法を解説するため、把握するまでに時間がかかります。また、自分で試しに行ってみるときも、本当にこの方法で合っているかと不安になることも多いはずです。

一方、YouTubeなどでストレッチ方法を検索すると、簡易的なストレッチなら数十秒程度の動画が見つかります。情報量が非常に少ないにもかかわらず、雑誌を見るよりも少ない時間で理解できることが分かるはずです。

もし、これが製品マニュアル動画だった場合、紙の説明書をペラペラとめくっていくよりも少ない時間で内容が判断できるでしょう。ユーザーにとっては利便性が高まるため、顧客満足度の向上に役立つといえます。

何度でも情報伝達が可能

何度でも情報伝達が可能

動画マニュアルは、同じ情報をループして伝達可能です。なぜなら、一度作成した動画は半永久的に保存しておけるからです。仮に覚えの悪い新入社員がいた場合でも、業務マニュアル動画によってしつこく教える手間もかかりません。

また、動画は好きな時間を指定してスタートしたり、ループさせることができる点もメリットです。業務マニュアル動画などですでに覚えた箇所を飛ばし、未習得の内容だけ集中的に視聴することができます。一度に理解できないときは、その箇所だけをループ再生して繰り返すのもよいでしょう。

マニュアル作成コストを削減できる

動画でマニュアルを作成することで、紙でマニュアルを作る場合より作成コストを抑えられます。紙でマニュアルを作成すると、保管する場所が必要になったり、追加が必要な場合には印刷する費用や手間が発生します。動画でマニュアルを作成すれば、保管する必要がなく再配布のコストも少なくなります。

動画マニュアルの種類

動画マニュアル4

動画マニュアルの種類は、全部で3種類です。それぞれの特徴を覚えておくことで、動画を視聴する対象者に合わせて適切なアプローチができるでしょう。

業務マニュアル

業務マニュアル

業務マニュアル動画とは、自社の業務内容や仕事の進め方などを詳しく述べた動画のことです。特に研修やトラブル対処時に社員が視聴者になることが多いといえます。

たとえば、OJTに業務マニュアル動画を活用するとしましょう。OJTに参加するのは、社会経験の浅い新入社員が中心です。そのため、本来であれば簡単な業務のやり方まで手取り足取り教える必要があるものの、マニュアル動画があれば口で説明する手間が削減できます。

特に、教える立場にある上司や教育係の方にとっては、大変有難い存在といえるでしょう。

営業マニュアル

営業マニュアル

営業マニュアル動画は、主に営業に関する業務内容や手順を詳しく述べた動画のことです。

OJTや研修のシーンで営業マニュアル動画は役立ちます。特に営業部署は業務プロセスが複雑に細分化しているので、理解しやすい動画のほうが向いています

製品マニュアル

製品マニュアル

製品マニュアル動画とは、分かりやすくいえば「取扱説明書の動画版」です。従来は文章や画像、イラストなどで説明していたものを、すべて動画のなかで解説します。

たとえば、高性能のインクジェットプリンターを購入したとしましょう。プリンターはセットアップだけでも複数の手順に分かれており、取扱説明書は50~60ページの分量になることも珍しくありません。機械に疎い高齢者の方であれば、少し読み進めるだけで嫌気を感じるでしょう。

一方、製品マニュアル動画であればわずか5~10分ほどの時間で済み、複雑なセットアップも見よう見まねで行うことができます。ユーザーにとって利便性が高いのはどちらなのか、比べるまでもないでしょう。

動画マニュアルの作り方5ステップ

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動画マニュアルを作る場合は、次の手順に沿って進めていきます。

  1. 情報収集
  2. 構成作成
  3. 台本作成
  4. 撮影・ナレーション収録
  5. 編集

それでは、動画マニュアルの作り方をステップバイステップで解説していきましょう。

1.情報収集

情報収集

まずは、動画マニュアルに必要な情報を集めていきます。

たとえば、業務マニュアル動画を制作する場合、自社の業務内容や基本的な仕事の進め方のほかにも、新入社員がどのようなことで悩んでいるのか、よくある失敗はどのようなものか、などについても調査しておく必要があるでしょう。視聴者のことを細やかに考えて作成するほど、動画を観たときの理解を助けます。

また、動画の理想的な完成形をイメージしておくことも大切です。

製品マニュアル動画では、消費者にとって余計な情報まで含めてしまうと動画時間が長くなり、視聴する気も無くなってしまいます。このような事態を避けるためにも、絶対に必要な情報から優先順位をつけるようにするとよいでしょう。

2.構成作成

構成作成

次に、動画マニュアルの構成を考えていきます。構成とは、論点から結論までの流れを表した大まかな骨組みのことです。

たとえば、製品マニュアルの場合は、製品の各部の名称から始まり、セットアップ方法や具体的な使い方へとつなげ、最終的にはトラブル時の対処法を説明して終わるのが一般的な流れです。構成では、このような簡単な流れを視覚的に落とし込んでいきます。

また、構成を作成する場合は、ターゲットを明確にしておきましょう。視聴者層によっては、先に要点や結論を述べたほうが適切なこともあるからです。視聴する人のことを考えて、構成の流れを作成・修正していくとよいでしょう。

3.台本作成

台本作成

今度は、作成した構成に沿って台本を作っていきます。構成で全体の骨組みを構築できたので、実際に筆入れ(細かい文章を作成)を行っていきましょう。

仮に構成を作らずに台本を作成してしまうと、情報の順序が分かりにくくなってしまうので注意してください。構成がなければ論点から結論までの流れがなく、視聴者に要点が伝わりづらくなりかねません。

また、文章だけではなく挿入する画像の添付も忘れないようにしましょう。文章を書いた人の気持ちが伝わるよう、ナレーションについても指示しておくと動画の質が向上しやすくなります。

4.撮影・ナレーション収録

撮影・ナレーション収録

台本を作成した後は、実際に撮影を行ったり、ナレーションの収録を行います。

特に動画マニュアルを撮影する際は、現場で働く従業員が登場するシーンも多くなるはずです。製品マニュアル動画の場合はエンドユーザーが視聴者にあたるため、気分を害さないような表情や態度、説明方法なども細かく指示しておかなければなりません。

また、撮影時はさまざまな角度から動画を撮ったり、何度かリテイクを繰り返しておくと後で便利です。撮影した動画を見返すときに気に入らないシーンがあった場合、複数の撮影動画から選択することができます。

5.編集

編集

最後に撮影した動画の編集を行っていきましょう。このとき、映像だけではなく、音声もしっかりと編集することが大切です。たとえ映像がキレイだとしても、ノイズがあったり音質が悪いと動画そのものの品質を下げてしまいます。

編集作業では、複数の映像を組み合わせ、不要な箇所があれば削ぎ落とします。そして、最終チェックを行うときは必ず複数人の目を通して確認し、不備な点がないか見落とさないようにしましょう。

動画マニュアル作成のコツ

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動画マニュアルを作成するときは、編集時にほんの少し工夫するだけで品質を高めることができます。特に以下3つのポイントを意識するようにしてください。

  • 字幕を入れる
  • 矢印やハイライトを使う
  • 短く区切る

以下を参考に、少しだけ手間をかけて動画マニュアルをよりよいものにしていきましょう。

字幕を入れる

字幕を入れる

動画マニュアルには字幕を入れることが大切です。字幕を入れるだけで可読性が高まり、視聴者がより簡単に情報を取得することができます。

動画は映像と音声で情報を伝えるため、字幕は必要ないようにも思えます。しかし、視聴者が必ずしも音声を快適に聞き取れる環境で視聴しているとは限りません。もしかすると、音声が聞き取りにくい人の多い場所や、音を小さくせざるを得ない環境で視聴しているかもしれないのです。

動画マニュアルに字幕がつくと、多少音声が小さくても内容が理解しやすくなります。

矢印やハイライトを使う

矢印やハイライトを使う

動画マニュアルを編集する際は、できるだけ矢印やハイライトを適度に挿入しておきましょう。矢印やハイライトが重要な理由は、動画内で視聴者の行動を指示する場合にポイントが分かりにくいからです。

たとえば、Webサービスを展開する企業の製品マニュアル動画は、「画面上のこのボタンをクリックしてください」という指示が多くなります。このとき矢印やハイライトがないと、視聴者は「どのボタン?」と疑問を抱いてしまうのです。

よって、視聴者の行動を指示する場合は、矢印やハイライトを使ってポイントを分かりやすくしましょう。

短く区切る

短く区切る

動画マニュアルはポイントを絞って短く区切ることを意識してください。あまりにも長い動画は視聴する意欲を下げてしまいます。また、説明する手順が長くなるほど、視聴者は動画のスピードに付いていけません。

製品マニュアル動画などを作る際、どうしても動画時間が長くなりそうなときは、各ポイントに分けて複数の動画に区切りましょう。

たとえば、初期設定方法や具体的な使い方など、テーマごとに動画を作成すると1つの動画あたりの時間が短くなります。1つの動画で2~3分以内におさめるのが目安です。

動画マニュアルの活用事例

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最後に、動画マニュアルをうまく活用した事例をお伝えします。

近年は動画マニュアルを用いる企業も増加しました。各社がどんな動画マニュアルを作っているのか参考にすると、動画制作もスムーズに行いやすいでしょう。

NTTドコモ

NTTドコモは、法人向けのYouTube公式チャンネル「ビジどこ」にて、製品やサービスの解説を行っています。

出典(https://www.youtube.com/watch?v=BxnB0qPiuRs

この動画は、衛星電話「ワイドスターⅡ」の利用方法について説明するものです。実際に設定を行う映像のほか、字幕や画像を使って分かりやすく解説されています。また、質の高い映像を利用し、単なる説明動画におさまらない独自のこだわりが伺えます。

株式会社 高儀

株式会社 高儀は、工具やDIY用品を製造するメーカーです。YouTubeチャンネルにおいて、自社製品の取扱方法を丁寧に解説しています。

出典(https://www.youtube.com/watch?v=Gl8dE8JshpE&t=1s

この動画は、ナイロンコードカッターの刈払機への取り付け方法を説明するものです。そもそも工具は構造が複雑なので、慣れない場合は取り扱いに困ることも珍しくありません。一方、動画を確認することで、取扱説明書よりも簡単に使い方を知れるでしょう。

動画時間は1分半と短くおさまっています。また、字幕やハイライトを付けるなど、動画マニュアルの編集技術も高いため、質の良い動画といえるでしょう。

株式会社セキド

株式会社セキドは、ドローン製品の販売やイベント・講習の企画運営を行っています。YouTubeの公式チャンネルでは、ドローン製品のセットアップ方法などを解説しています。

出典(https://www.youtube.com/watch?v=qF_nufxbFrU&t=1s

この動画は、ドローン製品のマニュアルやアシスタントソフトを公式サイトからダウンロードする手順を説明したものです。

音声はありませんが、ハイライト付きのマウスポインターを使って視聴者が理解しやすいように伝えています。動画マニュアルでWeb上の商品などの取扱方法を載せる際は、この動画が大いに参考になるはずです。

無料で動画マニュアルの作成・編集できるアプリ

無料で動画マニュアルの作成・編集できるアプリは、以下の2種類です。

  • imovie
  • Kine Master

動画マニュアルの作成にコストがかけられない場合は、無料のアプリを活用してみましょう。

imovie

imovieは、iPhoneやiPad、Macbookなどのアップル製品で利用できる動画編集アプリです。

  • 動画のトリミング
  • 文字・音楽の挿入
  • 演出の追加
  • SNSへのシェア

上記のような基本的な編集機能が利用できます。

Kine Master

Kine Masterは、スマホで簡単に動画の編集ができるアプリです。iOSでもAndroidでも利用できます。

まとめ

まとめ

動画マニュアルを作成することで、今まで利用してきた紙の業務マニュアルや取扱説明書が必要なくなるかもしれません。印刷代の削減に役立つほか、視聴者にとっても情報を理解しやすくなる利点があります。

YouTubeには動画マニュアルが投稿されていることも珍しくありません。さまざまな企業の事例を参考に、より良い動画マニュアルを作ってみましょう。

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