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2021年03月23日(公開: 2020年08月24日)
Trueviewディスカバリー広告とは?その効果と活用法を詳しく解説
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Trueviewディスカバリー広告は、関心のあるユーザーが能動的にクリックする広告なので、最も購買や申込などにつながりやすい広告です。ここでは、ディスカバリー広告の特徴を紹介するほか、効果的な活用法を説明します。
目次
Trueviewディスカバリー広告とは
引用:(https://support.google.com/google-ads/answer/7166933?hl=ja)
ディスカバリー広告の概要を説明します。ここではディスカバリー広告の再生方式や具体的な活用方法をそれぞれ順番に解説していきます。
- ディスカバリー広告とは
- 再生されるのは3箇所
- ユーザーの能動的アクションで再生
- クリックで課金
- ディスカバリー広告の長さは?
ディスカバリー広告とは
YouTubeのトップページや検索結果に表示され、ユーザーに関連がある広告動画が表示されます。
YouTubeの動画再生中ではなく、検索結果の一覧から広告が表示されるので、ユーザーの目に止まりやすいのが特徴。広告費はユーザーのクリックで発生します。
ユーザーのクリックで初めて費用が発生しますので、低コストによる広告出稿が可能となります。クリックされることで費用が発生されますが、YouTubeの動画再生にカウントされるのも一つのメリット。
TrueViewインストリーム広告では、30秒以上視聴されないとカウントされません。そのため、インストリーム広告は再生回数を増やす目的にも有効です。
再生されるのは3箇所
①YouTube検索結果
引用:https://support.google.com/displayspecs/answer/6227733?hl=ja
②YouTubeの関連動画の横
引用:https://support.google.com/displayspecs/answer/6227733?hl=ja
③モバイル版YouTubeのトップページ
引用:(https://support.google.com/displayspecs/answer/6227733?hl=ja)
再生されるのは主に3箇所です。上記の写真を見ると、検索画面から見やすい位置でサムネイルとタイトルが表示されます。
ユーザーに見やすく、すでに商品やサービスに興味をもっているユーザーにクリックされる可能性が高く、導線をうまく設置する事で、購入につながります。
ユーザーの能動的アクションで再生
サムネイルとテキストの表示画面をクリックすると、広告動画が再生されます。ユーザーの能動的アクションで再生されるため、商品やサービスがすでに認知されていれば、購入につながる可能性が高くなります。
クリックで課金
ユーザーが検索結果で現れたサムネイルをクリックすると、課金が発生。クリック単価(CPC:Cost Par Clickの略)として、管理されています。
クリック単価は、広告費の合計÷クリック回数で算出。クリック単価が蓄積されると、統計からユーザー分析で、改善を行うための数値として参考データとなります。
ディスカバリー広告の長さは?
ディスカバリー広告は、再生時間に制限がありません。ユーザー能動的にクリックするので、多少再生時間が長くても、最後まで視聴される可能性があります。
見込み客として、訪れるユーザーに対し、訴求効果のある映像やテキストを流すことで、ユーザーの購買促進を促す必要があります。
商品やサービスの魅力を宣伝するのに、ディスカバリー広告は有効ですので、上手に活用しましょう。
ディスカバリー広告のメリット
ディスカバリー広告には、下記のようなメリットがあります。それぞれ順番に説明していきます。
- 精度の高い顧客が集まる
- 再生回数・登録者数を増やすのに効果的
- 購入促進に最適
- セグメントを細かく設定できる
- アプリではトップ画面に掲載
- コスト管理がしやすい
精度の高い顧客が集まる
ユーザーは広告動画を視聴するために、クリックという能動的なアクションをするので、より関心のある層が集まります。
そしてユーザーのリマーケティングリストを作成して、見込み客に適切な広告表示がされることで、ROI(投資回収率)の向上が実現可能です。
再生回数・登録者数を増やすのに効果的
ユーザーが1回クリックするたびに、カウントされます。動画広告を出稿すると、通常では再生数は増加しにくい傾向です。インストリーム広告を活用することで、まだブランドが認知されていなくても、ユーザーの検索結果から、広告に目が止まり、認知されるきっかけにつながります。
再生回数や登録者を増やす効果だけではなく、認知度向上にも効果があります。
購入促進に最適
YouTube広告は、検索したキーワードと関連性の高い商材があれば、最適な広告表示が可能です。Google広告でも使われるリスティング広告と同じく、キーワードから特定のユーザー層にターゲティングを行うことで、動画広告の効果が発揮され、ユーザーの購入促進につながります。
セグメントを細かく設定できる
的確にセグメントを設定することで、動画広告の効果が反映されます。年齢や性別、配偶者や子どもの有無などの項目から、さまざまなターゲティングを行うことで、コンテンツの使い分けをすることが重要になってきます。
動画のコンテンツがターゲットにマッチしているか、しっかり設定を行うようにしましょう。
アプリではトップ画面に掲載
タブレットやスマートフォンなどアプリでは、トップ画面の搭載枠に表示され、大きく目立ちます。購入促進だけではなく、認知度アップやブランディングにもつながります。
スマートフォンでの動画視聴率は70.6%で、そのうち6割以上の1日1時間以上で動画を視聴されています。
ディスカバリー広告方式では、パソコンのディスプレイやアプリ問わず、目立つところに表示されるので、費用対効果として成果が出やすいのが特徴です。
コスト管理がしやすい
ディスカバリー広告は、クリック単価(CPC:Cost Par Clickの略)として、ユーザーにクリックされない限り、費用は発生しません。
そのため、低コストで配信でき、予算内での配信が可能です。コストを抑えながら、コンバージョン率が上がりやすいのが特徴です。
ディスカバリー広告のデメリット
これまでディスカバリーのメリットを紹介してきました。一方でいくつかのデメリットも
あります。それぞれ順番に解説していきます。
- クリックされない可能性がある
- テキストと画像のみで伝えないといけない
- ネガティブなイメージを与える可能性も
- 審査に時間がかかる場合も
クリックされない可能性がある
ディスカバリー広告は、動画再生中には広告が流れないため、必ずしも視聴されるわけではありません。ユーザーの任意でクリックされるため、興味のない広告であれば、そのままスルーされる可能性があります。
関心をもたせるために、視聴者をひきよせる動画広告を制作することが重要です。
テキストと画像のみで伝えないといけない
ディスカバリー広告を視聴してもらうためには、テキストと画像のみで伝えないといけません。そのため動画内容だけではなく、テキストと画像に訴求の効果が高いものを取り入れる必要があります。
動画制作の技術だけではなく、ライティングや画像加工の技術も必要になるでしょう。ディスカバリー広告で得られる効果が高い分、それなりの技術が求められます。
ネガティブなイメージを与える可能性も
ユーザーに対して必要以上にあおったり、無理にセールスを押し付けるのは、控えた方がいいです。まだ見込み客になっていない、全く興味のないユーザー層には印象が悪くなってしまい、後に影響する可能性があります。
ネガティブなイメージを与えてしまうので、露骨なPRは避けた方が良いです。
審査に時間がかかる場合も
通常は1営業日で審査が通りますが、審査の内容によっては時間がかかる場合があります。
もしポリシー違反やガイドラインの違反に該当する可能性がある場所があると、広告を出稿するタイミング遅れ、広告の運用に影響を及ぼします。
最初に動画広告を出稿する際は、慎重に行うようにしましょう。
ディスカバリー広告の出稿方法
ここでは、ディスカバリー広告の出稿方法を説明していきます。
Googleの登録から出稿に向けての設定まで、それぞれ順番に解説していきます。
- 事前に準備しておくこと
- ディスカバリー広告出稿方法
事前に準備しておくこと
YouTube広告の配信に向けて、事前に準備しておくことを説明します。
- Google広告への登録
- 配信用動画の作成
Google広告への登録
YouTubeに動画広告を出稿するには、事前にGoogle広告への登録してください。
登録にはまずアカウントの開設を行ってください。
- Google専用のメールアドレス
- 電話番号
- 住所、氏名
- 自分名義の銀行口座、もしくはクレジットカード
配信用動画の作成
Google広告の登録が完了したら、配信する動画の作成を行います。素材となる撮影した動画や写真に加え、BGMや必要であればアニメーションを追加していきます。
またコンテンツの内容によっては撮影機材や人員も必要になるでしょう。もし業者に制作を依頼するときは、企画の段階から納品まで、必要費用がまとめて算出されます。
ディスカバリー広告出稿方法
ディスカバリーの広告出稿する際は、以下の手順が必要になります。それぞれ順番に解説していきます。
- 目標・配信期間設定
- 配信内容の決定
目標・配信期間設定
ディスカバリー広告の配信は、まず目標と配信期間の設定を行います。
- Google広告にアクセスして、ログインを行い、キャンペーン作成を選択します。
- TrueViewディスカバリー広告は、「見込み客の獲得」を選択します。
- キャンペーンタイプで動画を選択した後、予算や配信期間・戦略の設定を行えば、完了です。
配信内容の決定
目標と配信期間の完了後、配信内容の詳細を決定していきます。
・言語や地域
日本語での言語の他に、その他の国の言語の選択も可能です。ターゲットとする地域と言語を設定を行います。
・ターゲット
ターゲットとなるユーザーの属性を細かく絞っていきます。主な項目として、性別や年齢、住居地、興味などがあります。
・入札単価
入札単価は、クリック単価のことで、入札単価の上限を設定することで、今後のトラフィックや露出に影響が出てきます。
効果的なディスカバリー広告の作り方
目標の達成に向けて、KPIを達成できる上手なディスカバリー広告制作のコツを紹介して
いきます。
- 目的を達成するコンテンツ
- ターゲットを明確に設定
- イメージダウンに気を付ける
- 導線を用意する
- PDCAを行う
目的を達成するコンテンツ
目的を達成させるためのコンテンツ作りが重要です。そのためには、多くのユーザーに視聴してもらう必要があり、映像やBGM、テキストなどの工夫が必要です。ユーザーに訴えかけるコンテンツ作りをすることで、購買や申込などにつながります。
ターゲットを明確に設定
ターゲットを明確に設定を行い、ユーザーのニーズにあったコンテンツ内容を企画します。
その結果、見込み客となっている一定層のユーザーに、購入促進の効果が期待でき、売り上げが向上する可能性があります。
イメージダウンに気を付ける
ユーザーに向けて必要以上にあおったり、広告に誇大表現をしすぎると、イメージダウンになります。
企業からの信頼を失ってしまい、価値が下がってしまう可能性があります。動画広告を扱うときは、露骨な表現は避けるよう注意してください。
導線を用意する
動画広告内には、必ず自社のウェブサイトや購入ページにアクセスできる導線を設置しておきましょう。このときに注意したいのが、購買・申込につながる導線は分かりやすく設置する必要があります。
ユーザーの購入意欲があっても、導線が設置されていないと機会を逃してしまいます。
もし購買・申込に成果がなかったら、リマケーティングを活用して、再度広告を流すことで、改善される可能性があります。
PDCAを行う
動画広告は、PDCAサイクルをうまく回すことでうまく運用していきます。
Pの段階では、目指すべき目標や計画をたてます。細かいところまでまとめたあと、Dの段階では、計画した内容を実際に実行します。a/bテストなどを用いて、比較検討をすると効果的です。その後のC・Aの段階で効果測定・分析をしっかり行っていきましょう。
まとめ
ディスカバリー広告は、動画再生中に表示されるのではなく、動画検索結果の広告枠に搭載することで、購買促進に効果があります。
また既に見込み客となっているユーザーへのクリックで、広告が視聴されるので、コンバージョン率が把握しやすく、分析や改善を行うのに役立ちます。ぜひ、YouTubeへ動画広告の出稿を検討してみてはいかがでしょうか。
YouTube広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
YouTube広告は本当に効果があるのか?特徴・種類・メリットを探る
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