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2021年03月23日(公開: 2020年08月27日)
YouTubeのTrueviewインストリーム広告とは?その効果と活用法を詳しく解説
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YouTube広告の中でもTrueviewインストリーム広告は、動画広告の中でも最も利用されており、主流となっている広告です。
ここでは、YouTubeのTrueviewインストリーム広告の概要や効果的な活用方法について紹介します。
目次
YouTubeのTrueviewインストリーム広告とは
引用:(https://support.google.com/google-ads/answer/7166933?hl=ja)
Trueviewインストリーム広告とは、動画再生中に流れる広告のことです。
ユーザーが動画を視聴している最中に、動画の合間に30秒ほどのCMが流れ、認知度アップやブランド力の向上の効果があります。
インストリーム広告は、具体的にどんな活用方法があるのか、具体的に説明していきます。
インストリーム広告とは
インストリーム広告とは、YouTubeの動画を視聴の際に流れる広告。30秒ほどの広告がありますが、5秒間スキップ可能広告と15秒はスキップ不可広告の2種類に分かれます。
課金方式は、30秒ユーザーに視聴されたら、課金が発生するか、もしくは30秒いかなければ、動画が最後まで視聴されれば課金が発生します。
再生のタイミングで3種類
動画再生のタイミングは主に3種類あります。動画再生前は、プレロール広告といいます。動画の再生中はミッドロール広告。動画の最後にはポストロール広告と呼ばれています。
それぞれ主な特徴がありますが、主に使われているのはプレロール広告やミッドロール広告がほとんどです。ユーザーが本動画を最後まで視聴されず、途中で離脱してしまうと、動画広告も視聴されません。
もし本編の動画が短ければ、終わりのほうに入れるポストロールを入れる場合もあります。
それぞれ動画の尺によって、動画を入れるタイミングが変わってきます。
インストリーム広告の長さは?
インストリーム広告は、Googleの推奨では12秒から3分の間となっています。しかし、ユーザーが離脱してしまい、最後まで視聴してもらえないといった可能性もあるため、15~30秒までの長さの広告が多いです。
短い動画の間で、いかにインパクトがある訴求力が高い広告を流すかが重要です。
必要以上に、商品やサービスの特徴やメリットなどを伝えてもユーザーに覚えられない可能性があります。
インストリーム広告の際は、15~30秒で、コンパクトな動画を心がけましょう。
スキップ可能なインストリーム広告
引用(https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja)
動画広告の再生が始まったら、5秒後にスキップできる広告です。
動画がスキップされると、費用は発生せず、運用がしやすいのが特徴。初めての動画広告にはおすすめの方式です。
再生形態
再生形態として、YouTubeの動画ページやまたGoogleの動画のパートナーサイトやアプリにも表示可能です。動画再生中に、広告が流れコンテンツが表示されます。
課金形式
ユーザーが広告動画を30秒視聴したかもしくは、自社のウェブサイトや購入ページにアクセスした場合に課金が発生します。
課金方式は入札形式となっており、平均的に3円から20円がメインです。
途中から入札金額の変更や停止はいつでも可能なので、まずは低価格から始めていき、適正な価格に調整することをおすすめします。
スキップ不可インストリーム広告
引用(https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja)
スキップ不可インストリーム広告とは、15秒間はスキップされません。
そのため、ユーザーの認知度アップには有効活用できます。しかしスキップできないことがユーザーにとって、ストレスとなりかねないので、使用は極力控えるようにしましょう。
再生形式
スキップ可能なインストリーム広告と同じく、YouTubeの動画ページまたはGoogle動画パートナーサイトやアプリに流すことができます。
課金形式
広告の課金形式は、インプレッション単価制。広告表示することで、課金が発生する仕組みです。課金が発生する区切りとして、1000回を目安とされています。
スキップ可能なインストリームでは、動画再生するたびに発生するので、課金方式が違うので注意してください。
YouTubeのTrueviewインストリーム広告のメリット
YouTubeのTrueviewインストリーム広告では、他の動画形式にはないメリットがあります。それぞれのメリットについて順番に解説していきます。
・印象に残りやすい
・狙ったターゲットにリーチ
・認知拡大に最適
・自社サイトに直接誘導
・コスパがよい
印象に残りやすい
バナー広告と比べると、視聴者の印象に残りやすいので、ブランド訴求力が高まります。
ユーザーが、動画視聴中であれば、必ず広告が目につくので、まだ何も知らない新規の状態から徐々に見込み客となる可能性があります。
そして、見込み客の購買意欲が高まり、アクションが起こることで、購入まで成果が出るでしょう。
主に認知度アップやブランディングをメインとした目的で、インストリーム広告を活用すると成果があります。
狙ったターゲットにリーチ
ターゲットにしたいユーザー層の年齢や性別、子どもの有無、職種などステータスなど、セグメントを細かく設定できます。
狙ったターゲットにリーチして、ニーズに合う動画広告を流すことで、大きく認知度が変わり、成果に結びつく可能性が高まります。
認知拡大に最適
情報量が非常に多い動画では、5秒以内に最低限伝えたい内容を流して、認知拡大につながります。
動画広告は繰り返しで流すことが可能です。1回限りではなく、何回も広告が流れることで、ユーザーに認知され、印象に残る広告であれば、記憶に定着しやすいです。
まだユーザーに認知されていない段階で、YouTubeなどのSNSに広く発信することで、新規顧客の獲得が期待できます。認知されたかどうかの指標は、CVRやCTRの分析によって確認できます。
自社サイトに直接誘導
動画内に、CTAを設置することができ、動画再生中でも自社サイトへのアクセスを促しやすく、集客に活用できます。
CTAとは、Call To Actionの略。日本語では行動喚起の意味で、購入を促すキャッチコピーが入ったボタンを設置するサイトが多くあります。
コスパがよい
インストリーム型の動画広告は、全てのユーザーが最後まで広告を視聴するのではなく、興味のあるユーザーが視聴することで課金が発生します。
5秒でスキップされれば課金は発生しません。そのためコスパがよく、売上アップの効果にも期待できる広告形態です。
YouTubeのTrueviewインストリーム広告のデメリット
インストリーム広告にはさまざまなメリットがあり、効果的に活用することで、さまざまな効果が得られます。一方でいくつかのデメリットもありますので、大きく4つに分けて解説していきます。
・スキップされる可能性がある
・クォリティに工夫が必要
・ネガティブなイメージを与える可能性
・審査に時間がかかる
スキップされる可能性がある
ユーザーにとって興味のない広告であれば、スキップされる可能性があります。最初に結論を述べることで、何を伝える動画なのか、はっきりさせる必要があります。
最初の5秒でいかに惹きつけるかが重要です。すべてのユーザーではなく、1人の見込み客に向けた動画を発信することで、その後の商品やサービスの購入につながりやすくなります。
クォリティに工夫が必要
インストリーム広告は、全体の視聴は20~60秒と短い動画再生となります。クオリティが低ければ、ユーザーにスキップされてしまうため、動画制作には工夫が必要です。
企画の段階から動画の完成度は決まります。素材やテキスト、BGMなどは何を使うのか、明確にしておきましょう。
ネガティブなイメージを与える可能性も
動画の視聴中に、動画広告が流れるため、ネガティブなイメージを与える可能性があります。特にスキップ不可のインストリーム広告では、15秒間は強制的に広告が流れるため、スキップできません。
ユーザーが見たくない広告でスキップできないストレスから、印象が下がってしまう恐れがあります。あまり多用しないよう注意してください。
審査に時間がかかる場合も
通常は、1営業日で審査が通ります。しかし審査内容によっては、時間がかかる場合もあります。ポリシー違反や契約違反をしている可能性があると、広告の出稿のタイミングが変わり、運用に影響を及ぼす可能性があるでしょう。
その場合は時間がかかるケースもありますので、気をつけてください。
YouTubeのTrueviewインストリーム広告の出稿方法
インストリーム広告には、事前に必要な手続きを行ったり、広告内容によって、出稿する方法が変わります。出稿に必要な手順や配信内容の設定について、それぞれ解説していきます。
事前に準備しておくこと
YouTube広告を配信する前には、Google広告への登録と配信用動画の作成が必要です。具体的にどんな手順を実施すれば良いか解説していきます。
Google広告への登録
YouTubeに動画広告で設定をする前にはGoogle広告の登録が必須です。
Google広告のアカウントの設定をはじめに実施してください。その次に個人情報の取得とメールアドレスの取得を行います。
Gmailアドレスと住所、氏名、電話番号の登録を行ってください。
最後に銀行口座、もしくはクレジットカードの登録が必要です。
配信用動画の作成
配信用動画の作成は、素材となる撮影した動画や静止画、もしくはアニメーションなどを準備する必要があります。また場合によっては、撮影機材や人員なども必要です。
魅力的で効果のある動画を作成するには、それなりの費用がかかります。
インストリーム広告出稿方法
インストリームの広告出稿で項目を選択する際に、必要となる手順を解説していきます。目標と配信期間設定、配信内容の決定をしてください、
目標・配信期間設定
インストリーム広告の配信は、まず目標と配信期間の設定を行います。
・Google広告にログイン後に新しいキャンペーン作成を行ってください。
・「目標を設定せずにキャンペーン作成する」を選択して、目標の設定を行います。
・入札戦略、予算と日程の設定、ネットワークの種類を選択します。
配信内容の決定
・言語や地域
日本語の選択以外にもさまざまな国の言語が選択可能です。もし国外にむけた広告であれば言語と地域を変更してください。
・ターゲット
ターゲットとなる属性を細かく絞る必要があります。性別や年齢、地域など特定のジャンルに広告が多く流れます。
・入札単価
入札戦略ごとに単価入力が必要です。CPVやCPMなどさまざまな課金方式があります。
入札した金額が高ければ高いほど、広告出稿に有利になりますが、コストが増えるので、注意してください。
キャンペーン期間全体の予測データが広告出稿の一つの目安になります。
効果的なインストリーム広告の作り方
最終的な目標達成に向けて、それぞれの項目にKPIを設定が必要です。ここからは効果的なインストリームの作成の際に気をつけるべき内容を5つのポイントに分けて説明します。
・最初の5秒が肝心
・記憶や印象に残るコンテンツ
・ターゲットを明確に設定
・イメージダウンに気を付ける
・導線を用意する
最初の5秒が肝心
YouTube広告には、最初の5秒が肝心です。伝えたい内容を最初に持っていき、情報を分かりやすく伝えることが大事です。インパクトのある映像やBGMを使うことで、注目が集まります。
またターゲットには当てはまらないユーザーにも広告を流すので、興味のないコンテンツを視聴することになります。続きが気になる要素を盛り込むことで、見込み客の獲得につながります。
記憶や印象に残るコンテンツ
内容には、意外性やユーモアさを織り交ぜることが、ユーザーへ記憶や印象が残るコンテンツになります。ロゴのデザインやキャラクターを用いて、繰り返し流すことで、ブランディング効果があります。
さらにキャラクターやキャストを起用して、ストーリー要素で伝えることで、ユーザーの記憶に残り、イメージアップにもなるでしょう。
ターゲットを明確に設定
ターゲットを明確に設定することで、ニーズに合ったコンテンツ内容を企画して、ターゲットとなるユーザーに広告の発信は可能です。
興味のないユーザーには、成果が出るとは限らないものの、ターゲットとなる一定層のユーザーには認知され、購入促進の効果が期待でき、売上げが向上する可能性があります。
イメージダウンに気を付ける
ユーザーを引き付けたり、興味を持ってもらうにはコンテンツの内容次第です。しかしPRしたい商品やサービスを必要以上に購入催促したり、誇大表現をしすぎると、企業の信用力の低下やイメージダウンにつながりますので、十分気をつけてください。
導線を用意する
興味をもったユーザーがすぐにアクションを取ってもらうように、動画広告内に必ず自社のウェブサイトや購入ページへ行ける導線を設置しておきましょう。
もしユーザーが購入に至らなければ、リマケーティングを活用して、再度広告を流すことで、売上の向上につながる効果もあります。
まとめ
インストリーム広告は、動画広告としてよく使われている手法で、認知度アップや購入促進などさまざまな効果があります。
また商品やサービスを紹介したり、ユーザーへ機能や特徴を説明する際にも。動画広告を有効活用できます。ぜひ、YouTubeへ動画広告の出稿を検討してみてはいかがでしょうか。
YouTube広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
YouTube広告は本当に効果があるのか?特徴・種類・メリットを探る
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