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2021年03月25日(公開: 2020年09月16日)
ユーチューバーの収入はどのくらい?YouTubeで収益を得る方法を徹底解説
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見るだけではなく、今や収益を得る手段となったYouTubeですが、ユーチューバーはどうやって収益をあげていのでしょうか。
ここでは、トップユーチューバーの年収や、収益を得る方法、動画の再生回数を上げるコツなどを紹介します。
目次
ユーチューバーの平均収入は?
YouTubeを始める方の多くが気になることとして、どのくらい稼げるのか?ということがあげられます。人気YouTuberとして活動している方の平均年収は900万ほどと言われています。
日本人の平均年収が400万円前後と言われている中で900万円はかなり高収入であると言えるでしょう。ただし、あくまでも登録者数の多い人気な方の平均年収になるので、実際の平均はずっと低くなるはずです。
登録者数が多く、再生数が多い方は稼ぐことができますが、人気がなければなかなか稼ぐことができません。稼いでいる方と稼げない方の差が非常に激しい業界です。
トップ100人の平均は、3,000万円超え!
YouTuberのトップ100人の年収の中央値は約3,200万円でした。(参考:TuverTown) トップ100人の年収は半端じゃないですね。これで中央値なのでトップ10に入る方は億超えになるでしょう。
全ての人が稼げる訳ではありませんが、普通にサラリーマンをしていたら到底到達することができない年収を目指すことができるので夢がある職業だと思います。
子供のなりたい職業ランキングNo.1がYouTuberというニュースが話題になりましたが、この金額を知れば大人のなりたい職業ランキングでもランクインするのかも知れませんね。
YouTubeの単価は、1再生あたり0.1円
YouTubeに動画を公開し、ユーザーに動画が視聴されることで表示されていた広告に応じて報酬が決定します。平均的な1再生あたりの報酬は0.1円と言われています。
なので10万回再生されてようやく1万円ということです。あくまで平均単価なので、0.1円よりもずっと高い単価のジャンルもありますし、反対に0.1円よりも安い単価のジャンルもあります。
再生単価の高いジャンルは金融・不動産・保険・健康などのジャンルです。このジャンルの視聴者は金銭的に余裕がある場合が多いので、広告主も多く予算をかけているということです。高単価ジャンルのYouTuberであれば再生単価2〜3円という方も存在しているので、0.1円はかなり控えめに見た単価だと覚えておいてください。
ユーチューバーの収入の仕組み
収入の仕組みについて解説していきます。YouTuberが稼げるという認識は一般的になりつつありますが、どうやって 稼いでいるのか具体的な所はあまり知られていません。
登録者の多い人気な方は広告の再生単価よりも、高額報酬で色々な仕事を行っています。稼ぐ仕組みは以下のように広告収益だけでなく、以下の6種類の方法があります。
- 広告収入
- スーパーチャット
- メンバーシップ
- 企業とのタイアップ動画
- アフィリエイト
- オリジナル商品販売
1.広告収入
YouTuberの収入源と聞いて、最もイメージする方が多いのは広告収入だと思います。広告収入とは収益化したチャンネルの動画内に広告を表示させることができ、広告の再生数に応じて報酬を得ることができます。
再生単価が0.1円と言われているのは、この広告収入のみを考えた場合です。動画内に表示させることができる広告には以下の種類があります。
- Trueviewインストリーム広告
- Trueviewディスカバリー広告
- アウトストリーム広告
- バンパー広告
- オーバーレイ広告
- ディスプレイ広告
- スポンサーカード
これらの広告を動画内に表示させることで、報酬を獲得できます。広告収入は再生数によって左右されるので、登録者数が増えるまでは大きく稼ぐことが難しくなりますが、他の収入源と比べると安定して発生する特徴があるので、YouTuberにとって広告収入は安心材料になるでしょう。
では、表示形式別にそれぞれの広告を紹介していきます。
①Trueviewインストリーム広告
「出典:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja」
この広告は動画の前中後の任意の箇所に運営者が表示させることができる広告です。5秒後にスキップすることができる広告は全てインストリーム広告になります。
報酬が発生するのはスキップされずに30秒以上再生された場合か、クリックされた時になります。運営者側でどの広告を表示させるかを選ぶことはできないので、広告ジャンルや内容によって収益は変わります。
広告配信者側では広告が注目された場合かクリックして誘導できた場合にだけ費用が発生する仕組みなので、無駄な広告費をかけることなく良質な見込み客を獲得することが可能です。
②Trueviewディスカバリー広告
「出典:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja」
この広告はYouTubeの検索画面や、関連動画の最上部などにバナーとして表示させることができる広告で、クリックされた場合のみ報酬を得ることができます。
ディスカバリー広告も運営者側でコントロールすることはできません。広告配信者側ではインストリーム広告と同様に、クリックされた場合のみ費用が発生するので広告費を抑えることができます。
③アウトストリーム広告
「出典:https://blog.hubspot.jp/youtube-ads-cost」
この広告はスマートフォンでのみ表示される広告で、広告の50%が2秒以上表示された場合にだけ報酬を得ることができます。
他の広告と同様に運営者側で広告内容をコントロールすることはできません。画面を大きく占有して表示される広告なので、視聴者の興味がある内容であれば見られる可能性は高いです。
④バンパー広告
「出典:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja」
この広告はインストリーム広告とは異なり、スキップすることができない広告です。ただし再生時間は6秒間で、動画の前中後に表示させることができます。報酬はバンパー広告が合計1000回再生されるごとに発生します。
スキップできない代わりに6秒間しか表示させることができないので、短い時間で伝えたい情報を盛り込む必要があり、広告制作者にとって難易度の高い広告です。
⑤オーバーレイ広告
「出典:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja」
この広告は動画再生画面下部に表示されるバナー広告で、×ボタンを視聴者が選択しないと広告を消すことができません。また、×ボタンも非常に小さいので誤って広告をクリックしてしまうことがよくあります。
視聴者にとってオーバーレイ広告が毎回表示される広告は消す作業が面倒なので、視聴者の利便性を考えると表示させるのはあまりおすすめできません。
⑥ディスプレイ広告
「出典:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja」
この広告はおすすめ動画の最上部に表示させることができる広告で、動画再生中の視聴者の目に入りやすく、自然にクリックを促すことができる特徴があります。広告がクリックされると報酬が発生します。
クリック率も高い広告なので、大きな収入源になるでしょう。
⑦スポンサーカード
「出典:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja」
この広告は動画で登場した商品を広告として表示させることができ、視聴者からの購入を獲得しやすい特徴があります。
利用するには登録者がそれなりにいて、紹介できる商品がある場合です。オールジャンルの動画を投稿しているエンタメ系の方は多くの商品をスポンサーカードで紹介することができるので、大きく稼ぐことが可能です。
2.スーパーチャット
広告収入以外にも報酬を増やす方法はたくさんあります。その1つにライブ配信を行って視聴者からの投げ銭によって稼ぐことができるスーパーチャットがあります。
スーパーチャットではライブ配信を視聴しているユーザーが最大5万円まで投げ銭(寄付)することができる機能です。ライブ配信が得意な方は通常の広告収入よりもスーパーチャットの投げ銭で稼ぐ方も存在します。
ライブ配信の流行はリモートワークが進んだことにより、今後もさらに市場規模が拡大していくはずなので、広告収入だけに頼らない収益の分散化として取り組むのをおすすめします。
3.YouTubeチャンネルメンバーシップ
メンバーシップという収入源を作ることも可能です。メンバーシップとは月額課金性のサブスクビジネスをYouTube上で簡単に始めることができるサービスで、登録者数が30000人以上かつ、18才以上の方が利用することができます。
月額費用は自由に設定することができ、最低価格は490円となっています。また、運営者は売り上げの70%を得ることができます。
広告収入は比較的安定した収入源にはなりますが、さらに安定性を確保したい場合はぜひ活用して、固定収入を作るようにすると良いでしょう。
4.企業とのタイアップ動画
「案件」と言われているのが、企業とのタイアップ動画です。YouTuberの報酬の大部分を占めていると言って良いほど大きく稼げる可能性があります。
企業から動画内で紹介して欲しいと頼まれて、動画で紹介し、リンクに流すだけで報酬を得ることができます。報酬は案件のジャンルや登録者数によって変わります。
登録者数が多く、たくさんのユーザーを誘導することができる方は1本の動画で100万円以上の案件を獲得することも珍しくはありません。
YouTubeを運営して大きく稼いでいきたい方は、企業案件を獲得しやすい内容を目指して運営するのが良いでしょう。
5.アフィリエイト
アフィリエイトと聞くと、以前はブログに掲載したリンクからランディングページに誘導して、成果が発生した場合に報酬を獲得することができるものでしたが、現在は動画の概要欄にリンクを掲載するのが一般的になってきています。
テキストメインのブログよりも、商品やサービスの訴求力が高く、視聴者の行動を自然に促しやすい特徴があります。ブログのようにギラギラしたバナーリンクを作成しなくても、声や表情で信頼を獲得して購入に繋げることが可能です。
ガッジェット紹介系の方であれば、概要欄に記載したAmazonの商品リンクから購入されることが多いので、広告収入よりも稼ぐこともできるでしょう。
6.オリジナル商品販売
YouTubeで稼ぎたい方が最終的に到達すべきは、オリジナルの商品を販売することです。企業案件やアフィリエイトでも稼ぐことはできますが、あくまでも成果報酬という形になり、1番儲かるのは報酬を払っている企業なんです。
案件やアフィリエイトでは企業の利益のほんの一部を宣伝料として頂いているだけなので、オリジナル商品を販売すればマージンを取られることなく、全て自分の利益にすることができます。
オリジナル商品を適切に販売することができるマーケティングスキルのある方は、登録者数万人でもトップ層の方と変わらないレベルで稼げる可能性もあるでしょう。
ユーチューバーで成功するには?
YouTubeで必ず成功する方法などはありませんが、最低限これだけは行わないと成功するのは難しくなる内容について解説します。これから始めて稼いでいきたい方は、以下の内容を意識してチャンネルを育てていくようにしてください。
- 再生数を稼ぎやすいジャンルの動画を投稿
- 概要欄やタイトル・サムネイルは分かりやすく
- 「カード」を使って別動画に誘導する
1.再生回数を稼ぎやすいジャンルの動画を投稿
始める際にまず考えなくてはならないのが、「どんな内容の動画を配信していくか」です。再生数は内容によってあらかじめほとんど決まっており、再生数の稼ぎやすい内容とそうでない内容があります。
もちろん再生されやすい内容はライバルの数も多くなるので、目立つことができなければ埋もれてしまい再生されることもありませんし、ライバルの少ないニッチなジャンルであれば視聴者を独占することもできるかもしれません。
ただしニッチなジャンルで成功するには、登録者が中々増えなくても忍耐強く継続し続けなければなりませんし、ニッチすぎてそもそも見る人がほとんどいない可能性もありえます。
なので特別配信したい内容が決まっていない場合は、初心者でも再生数の稼ぎやすい以下のジャンルから始めてみるのが良いでしょう。
企画・ネタ系
再生されやすい鉄板が企画やネタ系の「〜やってみた」などです。あなたも1度は見たことあるのではないでしょうか?
企画・ネタ系は性別や年齢問わず幅広い世代に再生されやすく、企画のネタも既に出揃っているので、ほんの少しアレンジを加えただけでオリジナルの動画を作ることができ、ネタに困ることはありません。
また、チャンネルが成長したらコラボ動画や企業案件も獲得しやすい特徴があるので、色々な収入経路を作ることができるでしょう。
ゲーム実況
ゲーム実況も非常に再生されやすいジャンルです。顔出しなしのゲーム実況で稼いでいる方も多く、ゲームが好きな方であれば挑戦しやすいジャンルではないでしょうか?
ゲーム実況は面白さが重要なので、ある程度センスが必要になりますが、初心者でも再生数を稼ぎやすく流行りのゲームの実況動画をいち早く行えば先行者利益も狙うことができます。
ペット系
ペット系の動画は凝った編集など行わなくても、ただペットを撮影しているだけで再生される可能性のあるジャンルです。広告収入を稼ぐことは難しいジャンルですが、再生数を稼ぐことができるので、オリジナル商品など色々な訴求を行うことが可能です。
ペットを飼っている方は今日にでも始めることができるジャンルなので、運営のハードルが非常に低くおすすめです。
トレンドを意識
ジャンルの他に再生数を稼ぐには、トレンドを意識することも大切です。YouTube上にもトレンドというものがあり、「踊ってみた」や「ASMR」、「ルーティン」など流行っている動画は再生数が伸びやすい特徴があります。
なので運営を行うのであれば、日頃からトレンドを意識して他の動画を確認して、人気YouTuberがこぞって取り上げている内容などを真似して投稿するのも良いでしょう。
「出典:https://www.youtube.com/user/YouTubeJapan」
再生数の稼ぎやすいジャンルで投稿することと同じ位大切なのが、概要欄やタイトル、サムネイル画像を分かりやすく最適化することです。
どれだけ良い内容で作成しても、最終的にクリックされなければ誰にも再生されることはありません。クリックさせるには視聴者の注目を集めるタイトルやサムネイルが非常に大切です。
サムネイルが魅力的でないと視聴者はわざわざクリックしてまで内容を確認しようとは思いません。サムネイルによって再生数が何倍にも変わることもあるので、時間をかけて作成するようにしましょう。
また概要欄の使い方も重要です。せっかく良い内容なのに概要欄が何も記載されていなければ視聴者の行動を促すことができません。視聴したユーザーにどんな行動をとって欲しいかをよく考えて、行動を促す内容で概要欄を設定してください。
3.「カード」を使って別動画に誘導する
「出典:https://creatoracademy.youtube.com/page/lesson/cards?hl=ja#strategies-zippy-link-2」
カードは動画再生中にリンクとして表示させることができる機能で、正しく活用すれば簡単にユーザーを誘導することができます。しかし、多くの方がカード機能を活用していないので非常にもったいないです。
カードは他のサイトへ誘導させても良いですし、自分のチャンネルの別の動画を再生させても良いです。使い方次第で色々なアプローチを行うことができる機能なので、チャンネルを運営する際はぜひ活用してください。
まとめ
今回はYouTubeはどれだけ稼ぐことができるのか、稼ぐ方法について解説しました。今から始めても遅いのではないかと心配する方もいるかと思いますが、同じことは2018年ごろから言われていましたし、2020年に入ってから始めたチャンネルで既に稼いでいる方もたくさん存在します。
いつ始めても遅いなんてことはありませんので、まずは何か動画を撮影して1本投稿してみることから始めてみてはいかがでしょうか?
YouTube動画について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
YouTube動画で再生数を上げるには?編修・分析・収益法などを徹底解説
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