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2021年08月03日(公開: 2020年10月19日)
インバナー広告とは?メリットや課金方式、具体的事例を紹介
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この記事では、「アウトストリーム広告」の一種である「インバナー広告」について解説していきます。インバナー広告の特徴や課金方式、メリット・デメリットなどの基礎知識をまとめました。
「そもそもバナーとは?」という疑問にもお答えします。インバナー広告の活用方法や活用事例もあわせて紹介しているので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
インバナー広告とは
インバナー広告は、別名「インディスプレイ」広告とも呼ばれYahoo!などのポータルサイトのようにコンテンツの周辺の枠に表示され、通常のディスプレイ広告枠に配信される広告のことです。
インバナー広告と、インリード広告・インフィード広告との主な違いは動画の再生タイミングにあります。
インバナー広告は、動画コンテンツの視聴の有無を問わず、再生が始まりますが、インリード広告・インフィード広告の場合は画面に表示されないと流れません。
つまり、ページを開いた瞬間に再生されるのか、動画を指定された所までスクロールしたら流れるかなど、動画が再生されるタイミング変わってきます。
課金方法はインプレッション型課金( CPM )で、広告の表示回数毎にコストがかかる形式で、1000回表示毎にコストがかかります。
動画コンテンツの枠内に表示される「インストーム広告」と異なり、動画コンテンツの枠外の表示される「インバナー広告」はアウトストリーム広告の一種とも呼ばれています。
現在は、インストリーム広告が多い現状ですが、利用者の動画を再生する度に広告が出てくるインストーム広告は、快適な動画視聴が出来なくなるので、不満を募らせる原因にもなっています。
その点、アウトストリーム広告は利用者に不快感を与えにくい広告になっているため、昨今では徐々にアウトストリーム広告の普及が進んできています。
バナーとは
バナーとは、直訳すると旗、のぼり、横断幕の意味であり、 WEBページの画像付きのリンクや、WEBページ上で他のWEBサイトを紹介する役割を持っています。
テキストに比べ、画像で目的の商品やサービスを紹介するので、視覚的に分かりやすくすぐに伝えることができ、利用者への訴求力アップにも繋がります。
また、バナーにはサイト用バナーと広告用バナーがあります。
DSPとは
DSP(Demand-side Platform)は、広告主のプラットフォームであり、広告出稿時の費用対効果を高めることの出来るサービスになっています。
国内DSPの一つであるマイクロアド社も主要なDSPの一つです。
具体的には、多彩なターゲティングシステムにより、興味関心が高い利用者に絞った広告配信や、入札単価の調整や広告配信の調整を半自動で再調整してくれる機能があります。
広告主の工数削減や費用対価効果に繋がるので、是非活用して欲しいサービスになっています。
インバナー広告のメリット・デメリット
インバナー広告のメリット・デメリットを挙げてみます。
まずメリットは
- 幅広い利用者にアプローチできる
- 従来の静止画配信と同様に、DSPを介してリターゲティングやオーディエンスターゲティングを行うことが可能なこと
などが挙げられます。
インバナー広告は、動画サイト以外にもさまざまなWEB媒体に広告を載せることができるので、普段動画を見ない人など、幅広い利用者にアプローチすることが可能です。
また、DSPを介してリターゲティングやオーディエンスターゲティングを行うことでCV率の上昇や、費用対効果の高めることもできます。
動画を活用して、視聴者の視覚と聴覚に訴えかけることにより、画像やテキストなどのディスプレイ広告と比べると、訴求率が高くなるでしょう。
一方デメリットとしては、
- コストが高くなりやすい
ことが挙げられます。
動画形式の広告配信なので、静止画配信に比べると、CPMが数倍~数十倍と高くなりがちでコストが掛かりやすいというのがデメリットです。
インバナー広告の活用方法
インバナー広告を最大限活用するには、CTR(クリック率)と視聴完了率をアップさせることが必要です。
そのためには、以下の2つを実施する必要があります。
- 適切なCTAを配置する
- サイトになじむ動画を作る
まずは、適切なCTAを配置するようにしましょう。
CTRを高めるためには、動画素材の他にバナーを使うことがおすすめです。なぜなら、動画だけではどこをクリックすれば良いのかわからなくなってしまうからです。
そこで、動画素材の下部に、CTAボタンを取り入れることで、利用者はどこをクリックして良いのか瞬時に判断させることができ、導線が最適化されます。
動画素材に、バナーやテキストを加えてクリックさせやすいように配慮すると、CTRが1.5~2倍伸びるでしょう。
続いて、サイトになじむ動画を作ることも重要です。いくら良い動画広告でも、配信先メディアとジャンルが全く異なっていたり、親和性が低い場合は広告の効果は下がります。
視聴完了率をアップさせるために、そのサイトになじむような動画作りを心掛けることで大幅に改善することができます。そのためには、視聴完了率が低いメディアを洗い出しデータを解析し、PDCAを回すことが重要です。
インバナー広告の活用事例
活用事例はどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、代表的な3つの事例をご紹介します。
- au by KDDI
- PayPal
- NURO光
au by KDDI
はじめに、Yahoo!JAPAN内の広告を紹介します。
auが提供する、次世代の5G広告です。
5Gとは、第五世代を意味します。交通手段に例えると、クルマでの移動が飛行機に変わったようなものです。より多くの情報を最短距離べ運べるようになりました。
5Gを用いると、高速で大きなデータの送受信が可能になり、VRや3D映像、マルチアングル視聴がより楽しく快適に視聴ができるようになります。
動画の再生が遅い、良く止まる、タイムラグが生じるなどのストレスから解放するような、開放感溢れる広告の演出が特徴です。
PayPal Holdings Inc.
続いて、Livedoor内の広告を紹介します。PayPalが提供する、デジタル決済の会員登録を促す広告です。
PayPalは、決済サービスの一種で、最大の特徴は支払い先の情報を一切相手に渡さず、決済を行うことができます。
クレジットカードがなくても、利用することができ、PayPalを利用することでポイントを賢く貯めることもできます。
手数料が日本間なら一切掛からないのも魅力のひとつです。例えば、ショッピング、家族や友人間の送金なども無料です。海外アカウントに送金する場合も安い手数料で利用することができます。
NURO光
最後にinfoseek内の広告を紹介します。NURO光が提供する、インターネット回線の広告です。期間限定・キャッシュバック・割引といった「お得感」を全面的に出して訴求力を高める広告になっています。
さらには、工事費無料・設定サポート無料といったサービスも豊富です。
利用者は、数字で表されたお得感に弱いですから、利用者の心理を上手く突いた広告になっています。
まとめ
今回はインバナー広告のメリット・デメリットや課金方式、具体的事例も交えて解説致しました。インバナー広告は、利用者に不快感を与えずに自然な形で広告に誘導することができるので、徐々に普及してきています。
利用者が広告に嫌悪感を募らせることが多くなったきた昨今では、こういったマーケティング方法がこれから伸びてくると思われます。今後の広告出稿の際に活用してみてはいかがでしょうか。
動画広告についてもっと知りたい方はリンク先で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
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