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2021年04月16日(公開: 2020年10月19日)
iMovieで編集した動画を保存するには?保存できないときの対処法も解説
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iMovieで編集した動画は、iMovieに保存されますが、iCloudに保存すると、ほかのデバイスでも共有して視聴することができます。
ここでは、iMovieの動画の保存方法や保存場所、保存できない場合の原因と対処法について、詳しく解説します。
目次
iMovieで動画を保存する方法は?
MacBookやiMacなどのアップル製PCやスマートフォンをお使いの方は、無料の動画編集アプリと聞いてiMovieをイメージする方が多いかと思います。
そんなiMovieで制作した動画を保存する方法をMacやiPhone、iPadなどのデバイス別に解説していきます。せっかく編集した動画も、正しい方法で書き出さないと利用することができないので、保存方法が分からない方はぜひ参考にしてください。
Macで動画を書き出し~保存する方法
まずはMacBookやiMacなどのPCで、iMovieを利用し作成した動画を書き出す方法を解説します。「動画の書き出し」とは編集した動画を1本の完成した動画として保存することを言います。
編集作業と比べれば書き出し作業は非常に簡単で、やり方さえ把握していれば簡単に行うことができます。方法は以下の手順で行います。
- 動画を選択
- フォーマット等の設定
- 保存先の選択
1.動画を選択
まずは書き出したい編集済みの動画のプロジェクトをiMovie上で開き、画面右上の「共有アイコン」を選択します。
するとYouTubeやFacebook、VimeoなどのSNSと「ファイル」の選択項目が表示されるので、「ファイル」を選択します。
2.フォーマット等の設定
すると書き出しフォーマットや解像度、動画の品質の設定を行う画面に移行します。フォーマット設定では書き出したい動画のクオリティーを自由に設定することができますが、1つだけ注意点があり、「フォーマット」の項目が「ビデオとオーディオ」に選択されていないと動画として書き出しされないことです。
その点だけ十分に気をつけて、その他の設定を行いましょう。解像度は数値が大きければ綺麗な動画で書き出すことができますが、その分データ容量が大きくなりますので、書き出しにかかる時間も長くなります。
品質は低・中・高・最高・カスタムを選ぶことができ、MP4形式での書き出しは「低・中・高・カスタム」MOV形式は「最高」に設定してください。全ての設定を行ったら画面右下の「次へ」を選択します。
3.保存先の選択
最後は保存先の選択を行います。
せっかく制作した動画を間違って削除してしまわない為にも、動画制作専用のフォルダを作成しておくことをおすすめします。動画ファイルはどうしても容量が大きくなってしまうので、空き容量が不足してしまう場合は、外部のHDDなどに保存しておきましょう。
iPhone・iPadで動画を書き出し~保存する方法
続いてiPhoneやiPadでiMovieを利用して動画を制作し、書き出す方法について解説していきます。
iMovieはPC以外のデバイスでも無料で利用できる優良編集ツールなので、PCを持っていない方でも動画編集を手軽に行える環境になりました。スマートフォンやタブレットで動画の書き出しを行いたい方は以下の手順で行ってください。
- 動画を選択
- 保存先の選択
- フォーマット等の設定
1.動画を選択
「出典:https://www.fu-non.com/ios/ios-imovie/ios-render/ios-imovie-render.html」
まずはPCの場合と同様に、書き出したい動画のプロジェクトの画面下にある「共有アイコン」を選択します。
2.保存先の選択
「出典:https://www.fu-non.com/ios/ios-imovie/ios-render/ios-imovie-render.html」
すると上段に共有先のSNSが表示され、下段に「ファイルに保存」や「プロジェクトを書き出し」、「ビデオを保存」などが表示されるので、「ビデオを保存」を選択します。「ビデオを保存」を選択すると、写真アプリ上に保存されます。
保存が正常に行えない場合は、動画を保存する為の容量が不足していない可能性があるので、ストレージの確保を行ってから再度実施してみてください。
3.フォーマット等の設定
「出典:https://www.fu-non.com/ios/ios-imovie/ios-render/ios-imovie-render.html」
最後に動画の解像度を選択すれば保存が完了します。解像度は以下の中から選択することができます。
- 小:360p
- 中:540p
- HD:720p60
- HD:1080p60
- 4K
iMovieの保存先は?
iMovieで編集している動画のデータがデフォルトで保存されるフォルダについて解説します。iMovieの優れた点として、動画の編集中に保存を行わなくても自動的に最新の編集データが保存される仕組みになっており、そもそも「保存」の項目もありません。
もし編集中のデータを他のHDDやUSBに保存する必要がある場合は、以下で解説しているデフォルトの保存先からファイルを移行するようにしましょう。
デフォルトの保存先
iMovieのデータがデフォルトで保存されているのは「Finder/Macintosh HD/ユーザ/ホームフォルダ名/ムービー」です。
※ホームフォルダ名は登録しているアカウント名によって異なります。
「ムービー」フォルダの中に、「iMovie Theater. theater」と「iMovie ライブラリ.iMovielibrary」に別れて保存されています。
「iMovie ライブラリ.iMovielibrary」には編集中のデータが保存されており、「iMovie Theater. theater」には共有を行って書き出したデータが保存されています。なのでiMovieのデータを外部HDDやUSBに移動したい場合は上記のフォルダを探してみてください。
MacでビデオをiCloud保存する方法
「出典:https://www.fu-non.com/imovie/i-render/imovie-render-theater.html」
Macで動画をiCloudに保存する方法は、動画を書き出す手順と同じように、共有した動画のプロジェクトを開き、画面右上から「共有アイコン」を選択します。
iPhone や iPad で ビデオをiCloudに保存する方法
「出典:https://www.fu-non.com/imovie/i-render/imovie-render-theater.html」
iPhoneやiPadで動画をiCloudに保存する方法は、iMovieを立ち上げたらプロジェクトを確認し、画面上部のTheaterを選択します。Theaterが表示されていない場合は、画面左上の「•••」を選択し、「iMovie Theater を表示」を選択します。
保存したい動画を選択し「ダウンロードアイコン」をタップするとデバイスに保存されます。
iCloudからムービーを削除する方法
「出典:https://www.fu-non.com/imovie/i-render/imovie-render-theater.html」
iCloud上の容量が気になる場合は、iCloud上に書き出した動画を削除することもできます。削除する方法は、iMovieでTheaterを開き、削除したい動画を選択し「iCloudから削除」を選ぶだけです。
iCloudからムービーデータを端末に保存する方法
「出典:https://www.fu-non.com/imovie/i-render/imovie-render-theater.html」
iCloudに共有された動画を端末に保存するには、保存したい動画を選択して、「ダウンロードアイコン」を選択するだけで簡単に行えます。
通常の方法で動画を書き出してから端末に送信するよりも、早く簡単に行うことができるので試してみてください。
外付けハードディスクに保存する方法
動画データの容量は大きいので外付けのハードディスクに保存する方法も紹介します。
まずはiMovieを終了してiMovieのデータを外付けのハードディスクにコピーします。「iMovieライブラリ」「iMovie Theater」をコピーしてハードディスク内に移します。これだけでは動画容量を圧迫したままなので、コピー元のデータは削除しておきましょう。
次にハードディスク内に保存したデータをiMovieで立ち上げる方法は、パソコンとハードディスクが接続した状態で、iMovieを起動して「ファイル」→「ライブラリを開く」→「その他」を選択します。
「出典:https://unsolublesugar.com/20180307/153520/」
そうすると、どのライブラリを開くか選択できるようになるので、外付けハードディスク内に先ほどコピーしたファイルを選べば完了です。
iMovieを保存できない場合の対処法は?
iMovieで動画を保存できない場合の対処法をMacの場合と、iPhoneやiPadの場合別に解説します。
ほとんどが以下で解説する原因によって保存できていないので、該当しないかチェックしてください。
MacのiMovieで保存できない原因と対処法
MacでiMovieの動画が保存できない場合に考えられる原因は以下の通りです。
- Macの容量不足
- iMovieのプロジェクトフォルダの破損
- 保存する動画のサイズが大きすぎる
- ファイルをゴミ箱に移動してしまった
- BGMにコピープロテクトが掛かっている
- 1080pでの書き出しができない
ほとんどの場合このどれかが原因で保存できていないので、それぞれ対処方法を紹介します。
1.Macの容量不足
保存できない原因で最も多いパターンは保存先のMacの容量が不足していることです。動画ファイルは解像度が大きければ大きいほど高容量になります。なので高解像度の動画を保存したい場合は、その分だけ事前に空き容量を確保しておかなければなりません。
Macの容量不足を解消する方法は、Macの画面左上のアップルロゴを選択し「このMacについて」から「ストレージ」を選びます。すると現在消費しているストレージの内訳が表示されます。容量を占めている大きな項目の中から、必要のないデータの削除を行って空き容量の確保を行いましょう。 容量が確保できたら再度書き出しを実行してください。
ストレージを使っている要素を削除しても良いですが、他にも外付けのHDDやUSBを使用して、削除せずに容量を拡張する方法もあるので、覚えておくと良いでしょう。
2.iMovieのプロジェクトフォルダの破損
iMovieの動画プロジェクトフォルダが破損している場合、正常に書き出しが行われない可能性があります。なのでMacの取り扱いやHDDの落下によるデータの破損には十分注意するようにしましょう。
対処方法としては、プロジェクトが破損している場合は保存することができないので、新規プロジェクトファイルを作成し、破損したデータの編集データをコピーして書き出してください。この方法でも書き出せない場合は諦めて最初から動画を制作するしかありません。
なので、動画のプロジェクトフォルダは念のため複製しておくと良いでしょう。容量に余裕がある方しか行えませんが、バックアップを作成しておき、管理するHDDを分けておけば破損による損失を最小限にすることができるはずです。
3.保存する動画のサイズが大きすぎる
動画のサイズが大きすぎると、書き出しに時間が掛かってしまい、途中でエラーが発生してやり直しになってしまったり、色々と不具合が生じる可能性が高いので、必要でなければ動画の解像度は最低限にしておきましょう。
また、編集の際に必要のない要素はカットして、動画の尺を短くしておくことも大切です。
4.ファイルをゴミ箱に移動してしまった
iMovieで編集中の動画で使用した動画データや音声データをゴミ箱に移動してしまうと、書き出しが正常に行えません。動画に使っている要素のファイルパスは編集して書き出すまで移動せずに、同じファイルパスで保存しておかなければいけません。
もしゴミ箱に移動してしまっていたら、元のファイルパスに要素を全て戻すようにしましょう。ゴミ箱も空にしてしまった場合は、同じ要素を同じファイルパスにもう一度用意しなければなりません。
5.BGMにコピープロテクトが掛かっている
コピープロテクトと言う著作権を違反した動画の書き出しを防ぐ機能により、書き出しが行えていない場合があります。もし著作権フリーではない音源を使用している心当たりがある方は、フリーの音源のみで制作を行うようにしましょう。
6.1080pでの書き出しができない
1080pでの書き出しのみ行えない場合は、元の動画ファイルの解像度が低い可能性があります。解像度がそもそも低いデータをiMovieで編集したからといって、解像度を高めることはできないので、1080pで書き出しを行いたい場合は、あらかじめ4K/1080pなど高画質で動画を撮影したデータを利用するようにしましょう。
iPhone・iPadのiMovieで保存できない原因と対処法
iPhoneやiPadでiMovieを利用し、動画を保存できない場合の原因は以下の通りです。
- iPhoneのストレージ容量不足
- メモリ不足
- 動画のサイズ大きすぎる
- プロジェクトフォルダの破損
- BGMが著作権フリーのものではない
Macの場合の対処法と同じように、デバイスのストレージを確認して、データの削除を行ったり、メモリを確保する為に書き出し中は他のアプリを閉じる方法を行います。
動画のサイズを小さくしたり、プロジェクトで使用したデータは書き出すまで削除しないようにしたり、著作権フリーの素材を利用することなど、Macの場合と基本的な対処法は同じです。上記が原因に当てはまらない場合は、一度アプリの削除と再インストールを行って最新バージョンのアプリで試してみてください。
まとめ
今回はiMovieで動画を保存する方法や、保存できない際の対処法について解説しました。iMovieは全て無料で利用することができ、MacだけでなくiPhoneやiPadでも利用でき、共有まで行える優れたアプリです。
有料の動画編集ツールを使わなくてもiMovieを使って十分編集を行えるので、iMovieで動画を作成し、この記事で解説した手順を参考に、動画の保存を行ってみてください。
iMovieについては、下記の記事で詳しく解説しています。
これだけでiMovieの全てがわかる!その特徴や機能を一挙紹介!
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