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2021年03月29日(公開: 2020年12月03日)
【初心者必見】AviUtlの使い方まとめ|基礎から応用まで
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「AviUtl」は、Windwos用に開発された無料で使える人気の動画編集ソフトです。シンプルな操作と有料ソフト顔負けの高度な編集機能が特長です。この記事では、そんなAviUtlの導入から使い方まで、網羅的に解説していきます。まったくの初心者が、AviUtlの操作や機能を一通り学べる内容になっているので、ぜひ最後までご覧になってください。
目次
AviUtlとは?
「出典:https://aviutl.info/what/」
AviUtlはWindows用に開発された動画編集ソフトで、昔から多くの方に利用されています。AviUtl自体の機能は非常にシンプルなんですが、拡張プラグインを導入したり、スクリプトというコードを入力することで、機能をアップグレードさせることができます。
この拡張性の高さがAviUtlの魅力で、自分が行う編集に合わせて編集ソフトを作り変えることができるので、条件次第で高度な編集が可能になります。ただし拡張プラグインの導入や使い方は、始めにしっかり覚える必要があることや慣れが必要なので、この記事を参考にAviUtlの使い方をマスターしてください。
AviUtlの特徴
「出典:https://aviutl.info/what/」
AviUtlの特徴は以下の通りです。
- 無料で利用できる
- サクサク編集できる
- シンプルな操作性
- 拡張性が高い
- 調べれば大抵のことが解決する
- 他のソフトと互換性が高い
AviUtlの優れている特徴は無料で利用できることと、拡張性が高いことです。無料の動画編集ソフトでここまで色々な編集ができるソフトはありません。また、1997年に初期版が開発されたのでかなり歴史があり、不具合や操作上の疑問はネットで調べることで大抵のことは解決できます。
AviUtlでできること
AviUtlを使ってできることは以下の通りです。
- カット編集
- 音声・テロップの合成
- トリミング
- 再生速度の変更
- 動画のリサイズ
- 素材の回転・反転
- ノイズ除去
- カラーグレーディング
- エフェクト追加
- エンコード
基本的なカット・テロップ・BGM・効果音などの編集は全て簡単に行うことができます。他にも動画の色合いを変更して印象を変えるカラーグレーディングや音声をクリアに加工するノイズ除去、色々な特殊効果を適用できるエフェクトを追加することもできます。
AviUtlの導入方法
AviUtlを実際に導入する方法を解説します。この記事で解説する手順で進めてみてください。AviUtlはアプリではないので、アプリストアからインストールすれば簡単に利用できる訳ではありません。AviUtlのフォルダをダウンロードして自分で展開する必要があります。
ダウンロード
「出典:http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/」
まずはAviUtlのフォルダをダウンロードします。AviUtlは「KENくん」と言う個人制作者が開発したソフトで、以下のリンクからダウンロードすることができます。
リンク先にアクセスしたらAviUtl本体と拡張編集プラグインの2つのzipファイルをダウンロードしてください。
「出典:http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/」
拡張編集プラグインは、同じくKENくんが制作したAviUtlを最大限使いこなすために必要な機能なので、必ずダウンロードしておきましょう。
注意点は必ずどちらも最新版をダウンロードしておくことです。右側に最新版が公開された日付が書かれているので、1番新しいものを選んでください。
インストール
ダウンロードできたら「aviutl110.zip」と「exedit93rc1.zip」の2つを展開します。そして拡張編集プラグインのファイルである「exedit93rc1」フォルダ内のファイル全てを、AviUtl本体の「aviutl110」フォルダにコピー&ペーストまたはドラック&ドロップで移動させます。インストールはこれで完了です。
AviUtlを起動するには、AviUtlフォルダの「aviutl.exe」をクリックすることで起動できます。
AviUtlの基本的な使い方
AviUtlの知っておきたい基本的な使い方について解説します。以下のやり方を最低限知っていれば問題なく編集作業を行うことができるでしょう。
- プラグインの導入
- 動画ファイルの読み込み
- タイムラインの表示
- カット(分割・削除・結合)
- トリミング
- エフェクトの追加
- 字幕の追加
- 音声やBGMの追加
- 動画のエンコード
プラグインを導入する
AviUtlを使用する1番のメリットである拡張性の高さを最大限活用するには、プラグインの導入方法を知っておく必要があります。プラグインはほとんどが無料で公開されているので、ダウンロードを行ってインストールします。
手順は基本的にダウンロードしたzipファイルを展開して、必要なファイルをAviUtl本体のフォルダの中に移動させることでインストールが完了します。その際にプラグインファイルを格納する専用のフォルダを作成しておくと管理がしやすいです。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【拡張編集】AviUtlの必須プラグインまとめ|入力から出力まで
動画ファイルを読み込む
「出典:https://aviutl.info/yomikomi/」
動画ファイルを読み込むにはタイムラインを表示させた状態で、読み込みたい素材をドラック&ドロップで移動させます。拡張編集プラグインを導入していないとこの方法で読み込むことができません。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】MP4やMOVファイルを読み込む方法を解説!
タイムラインを表示する
「出典:https://aviutl.info/what/」
AviUtlの動画編集を快適に行うためにはタイムラインを表示させる必要があります。タイムラインを表示させるには拡張編集の設定にチェックを入れます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】タイムラインの使い方まとめ|表示・見方・操作方法
カット(分割・削除・結合)
「出典:https://www.fu-non.com/aviutl/aviutl-edit-basic/aviutl-object-basic-edit.html」
AviUtlでカット編集を行う方法はAviUtl本体の機能で行う方法と、拡張編集プラグインの機能で行う2種類があります。おすすめ拡張編集プラグインの機能でカット編集を行う方法で、ショートカットキーを活用すれば
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
トリミング
「出典:https://aviutl.info/toriminngu/」
AviUtlでトリミングを行うには拡張編集プラグインを導入しておく必要があります。トリミングを行えばオブジェクトの必要ない部分を切り取ることができますし、注目させたい部分だけを残すことも可能です。他にもマスク機能を活用すればテキストの中に映像を入れたり、複数のオブジェクトを重ねて表示させることができます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】動画をトリミング(クリッピング)する方法まとめ
エフェクトを追加する
「出典:https://aviutl.info/what/」
オブジェクトにエフェクトを追加するには設定ダイアログから追加するか、メディアオブジェクトから、フィルタオブジェクトからの3種類の方法があります。エフェクトを活用することで動画のクオリティを高めることができます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
字幕を追加する
「出典:https://aviutl.info/zimaku-tekisuto/」
AviUtlで字幕を追加するには、拡張編集プラグインを導入しておく必要があります。字幕は色やサイズ、縁取り、フォント、字間や行間を自由に設定することができ、アニメーションの追加も簡単に行えます。自動で字幕を入力するソフトを活用すれば作業時間を短縮させることも可能です。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】字幕・テロップを入れる方法を解説|自動化も可能
音声(BGM)を追加する
「出典:https://aviutl.info/onnsei-gousei/」
動画に音声やBGMを追加するには、拡張編集プラグインを導入して、タイムラインを表示させた状態で、追加したい素材をドラック&ドロップして追加します。拡張編集プラグインを導入していなくても追加することはできますが、手間がかかるので、ドラック&ドロップだけで追加できる拡張編集がおすすめです。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】音声(BGM)を合成する方法まとめ|設定や編集など
動画を出力(エンコード)する
「出典:https://aviutl.info/what/」
動画の出力をエンコードと言うのですが、AviUtlでは動画編集からエンコードまで全て行うことができます。編集した動画は最終的にエンコードを行わないと1本の動画として完成させることができません。エンコードを正しく行わないと動画が劣化してしまったり、音声が再生されないなど不具合が生じてしまうので、コーデックなどを理解しておかなければなりません。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【出力】AviUtlのエンコード方法まとめ|音ずれの対処法も
AviUtlの高度な機能
AviUtlで行える以下の高度な機能について解説します。
- カメラ制御
- スクリプト
カメラ制御やスクリプトは、無料の動画編集ソフトで行えるレベルを超えた高度な機能で、使いこなすことができれば、動画のクオリティを格段に高めることが可能です。
カメラ制御
「出典:https://aviutl.info/what/」
カメラ制御は、3D的に素材を別視点で捉えたような映像演出をすることができる機能です。拡張編集プラグインさえ導入していれば誰でも利用することができます。正面からしか撮影していない映像も、カメラ制御機能を使用することで、全く違う印象を与えることが可能です。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】カメラ制御とは?使い方解説と便利なスクリプト紹介
スクリプト
スクリプトはプラグインとは違い、オブジェクトごとに設定することができる拡張機能です。オブジェクトの編集画面上でスクリプトコードを入力することで、色々な機能を適用させることが可能です。スクリプトは自分で入力しても良いですが、あらかじめコードが公開されているものを使用する方が手間がかかりません。有名なスクリプトではAviUtlスクリプト一式があります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
困ったときは・・・
AviUtlで動画編集を行っていく際によくある以下の不具合について解決方法を紹介します。
- 再生ボタンが表示されない
- 大きなファイルを読み込めない
- 動作が思い・カクカクする
再生ボタンが表示されない
「出典:https://webmist.info/avi-utl-play/」
編集がどのように反映されているかを確認するために、プレビュー画面を再生させるのですが、再生ボタンが表示されていない場合があります。プレビュー画面で動画を再生させるには、再生ウィンドウを立ち上げないといけません。
立ち上げ方は非常に簡単で、画面上部の表示から再生ウィンドウの表示を選択するだけです。 再生ウィンドウ下部にコントロールバーが表示されるので、再生ボタンをクリックして動画を確認することができます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】再生ボタンを表示する方法|便利なショートカットも
大きなファイルを読み込めない
大きなファイルを読み込めない場合は、ファイルから環境設定、システムの設定を選択し、最大画像サイズの幅と高さを2000に高めておくことで読み込めるようになります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】大きな画像・動画が読み込めないときの対処法
動作が重い・カクカクする
4K動画やエフェクトを多く使用した動画では動作が重くなってしまい、カクついてしまいます。こういった場合は以下の方法で重い動作を軽くすることができます。
- キャッシュフレーム数を高める
- LargeAddressAwareを有効にする
- 画像処理を間引いて表示にチェック
- ハンドル数、キャッシュを上げる
- 読み込みサイズをあらかじめリサイズしておく
- 処理が重い部分を中間ファイルにする
- 処理が重いフィルタを解除する
- オブジェクトのサイズを小さくする
- 拡張編集RAMプレビューを導入する
- パソコンのスペックを見直す
詳しくは以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
→【AviUtl】動作が重いときの対処法|おすすめのプラグインも
まとめ
今回はAviUtlの使い方について解説しました。AviUtlは動画編集を無料で行えるソフトで、プラグインやスクリプトを活用することで、かなり高度な編集を行えるようになります。有料の動画編集ソフトに負けないレベルで機能を拡張することもできるので、ぜひこの記事を参考にしてAviUtlを使いこなせるように頑張ってみてください。
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