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2021年02月10日(公開: 2021年02月10日)
PowerDirectorで再生速度を変更するには?特徴や基本的な使い方も一挙解説!
初心者でも使いやすく、国内では長年トップシェアを誇るCyberLink社の人気動画編集ソフト「PowerDirector」ですが、どのような機能や特徴があるのでしょうか。
ここでは、「PowerDirector」の特徴や基本的な使い方や、再生速度を変更する方法などを紹介します。
PowerDirectorとは
PowerDirectorはサイバーリンク社が提供している人気の動画編集ソフトで、簡単に動画編集を行えることから初心者の方に多く利用されています。ソフトで編集した動画は一度書き出す必要なく、そのままYouTubeやニコニコ動画にアップロードを行うことができるので、非常に便利です。
サイバーリンク社の独自技術によって再レンダリングを回避して、高速で書き出しを行えます。
初心者でも簡単に使える人気の動画編集ソフト
初心者向けにサイバーリンク社が開発した編集ソフトなので、利用者数も国内トップクラスの人気があります。動画編集の仕事の現場ではあまり使用されていませんが、個人的に動画制作を行ってみたい方や、YouTubeを始める方など、全く動画編集を行ったことがない方におすすめです。
使い方もすぐに覚えることができ、カットやエフェクト、字幕やBGM、効果音の挿入、早送りやスローモーションなど基本的な編集機能が搭載されています。
無料体験版も利用できるので、まずは実際に編集で使用してから購入を検討することができます。
6種類のエディションがある
PowerDirectorには6種類のエディション(プラン)があり、各エディションによって機能や購入方法に違いがあります。基本的にはUltrato365の2種類がおすすめです。
- Standard=パッケージ版のみ・公式ストアでは販売されていない
- Ultra=機能制限なし・実況編集におすすめ
- Ultimate=Ultraよりも高機能・公式ストアでのみ購入できる
- Ultimate Suite=Ultimateより高機能・音声編集ソフトと色編集ソフトが同梱
- 365=サブスク型・最大12ヶ月契約
- Director Suite 365=サブスク型・音声編集ソフトと色編集ソフト、画像編集ソフトが同梱
買切り型で高機能のUltraか最新バージョンを常に利用できるサブスク型の365がおすすめです。どちらも上位エディションを購入するメリットはあまりありません。365なら機能制限も一切ないので、快適に編集が行えます。
PowerDirectorの編集画面を理解する
まずはPowerDirectorの編集画面の名前と機能について解説します。編集画面を理解するには以下の3つの要素が重要です。
- 素材集である「ルーム」
- 「プレビューウィンドウ」で内容確認
- 素材を配置する作業場「タイムライン」
最初は難しく感じるかもしれませんが、この3つの画面構成さえ理解できれば、すぐに編集を始めることができます。
1.素材集である「ルーム」
ルームには様々なアイコンがあり、選択すると機能を利用できます。頻繁に利用するルームはメディアルーム・タイトルルーム・トランジションルームの3つです。
まずメディアルームはソフトに読み込んだ動画・画像・音楽素材を管理する機能です。以下で解説するタイムラインに素材を配置する際もメディアルームから行います。
次にタイトルルームは字幕を追加する際に利用します。タイトルルームにはYouTubeで使われているようなアニメーションテキストのテンプレートが搭載されており、活用することで簡単にタイトルが追加できます。
最後にトランジションルームは場面の切り替えで使用するトランジションのテンプレートが搭載されており、クリップの間にトランジションを追加することで使用できます。
2.「プレビューウィンドウ」で内容確認
編集した動画や、素材を確認するにはプレビューウィンドウで行います。プレビューウィンドウの画面サイズは自由に変更させることができ、ショートカットキーの「Space」で再生/一時停止を、早送りはMacの場合は「⌘+F」、Windowsの方は「Ctrl+F」です。
デュアルモニターを使用している場合は、プレビューウィンドウだけを別画面に表示させることも可能です。
3.素材を配置する作業場「タイムライン」
タイムラインは画面下部にあり、メディアルームに読み込んだ素材をドラック&ドロップで配置させることで編集を行えるようになります。基本的に編集作業はこのタイムラインで行います。
PowerDirectorの基本的な使い方
PowerDirectorで編集を行うために動画サイズの縦横比(アスペクト比)と、編集モードの選び方を解説します。基本的に動画編集は制作した動画の活用先に合わせて画面サイズを決める必要があります。また、編集モードを選択することで作りたい動画に合わせて快適に編集できるようになります。
動画の縦横比(アスペクト比)の選び方
動画画面の縦横比のことをアスペクト比と言います。選択できるアスペクト比は以下の通りです。
- 16:9
- 4:3
- 9:16
- 1:1
- 360
16:9の縦横比は最も馴染みがあるテレビと同じ比率で、フルHDのビデオカメラで撮影した素材や、YouTube動画もこの比率です。
次に4:3の比率はアナログ放送で使用されていた正方形に近い形です。今ではあまり使用されていません。YouTubeやSNSでも使用はできますが推奨はされていません。
次に9:16は縦長の比率で、TikTokやInstagramのストーリーズで使用されています。この比率でのショートムービーが流行しているので、使用機会は多いです。
1:1の比率はInstagramの投稿で使用されている正方形の形です。
最後に360は360°カメラで撮影した素材を使用して編集する際に使います。
編集した動画の活用先に応じてアスペクト比を選ぶようにしてください。
編集モードの選び方
PowerDirectorの編集モードは以下の5種類があります。
- タイムラインモード=通常の高機能編集モード
- ストーリーボードモード=簡易的な編集モード
- スライドショークリエーター=写真を簡単にスライドショー動画にするモード
- 自動モード=動画を簡単に自動で編集するモード
- 360°エディター=360°カメラ対応のモード
行いたい編集によって編集モードを使い分けることによって快適に動画制作を進めることができます。基本的にはタイムラインモードで編集を行っていきますが、なるべく時間をかけたくない方はストーリーボードモードで簡易的に編集をしたり、自動モードを活用して自動で編集したりします。
PowerDirectorで再生速度を変更する方法は?
PowerDirectorで再生速度を変更する方法を解説します。再生速度を変更するだけで同じ映像でも印象を大きく変えることができ、視聴者を飽きさせずに最後まで見てもらえる可能性が高まります。PowerDirectorを使えば簡単に再生速度の変更が行えるので、以下を参考に試してください。
1.動画の一部の速度を変える方法
動画の一部分だけ速度を変えるには以下の手順で行います。
- ツールをクリック
- 範囲を指定する
- 速度を調整する
ツールをクリック
まずは速度を変更したい素材をソフトに読み込んでメディアルームからタイムラインルームにドラック&ドロップで配置します。
そして配置した素材を選択して青色になった状態で「ツール」から「動画速度」を選択します。すると「ビデオスピードデザイナー」が開くので、「選択した範囲」をクリックして、再生速度を変更したい箇所の先頭に再生ヘッドを移動させます。
範囲を指定する
次に「タイムシフトの作成」を選択して、再生速度を変更する範囲を黄色の枠で調節します。タイムシフトは複数作成することも可能です。
速度を調整する
タイムシフトの範囲を指定したら、「可変速」の数値をスライドさせて調節すると速度を変更できます。初期値は1.000になっていて数値を上げれば早送りになり、数値を下げればスローモーションになります。
「所要時間」を調整すれば、タイムシフトの範囲が指定した所要時間になるように自動的に速度が変わります。
速度の変更を違和感なく行いたい場合は、イーズインもしくはイーズアウトにチェックを入れます。イーズインはだんだん速度を変更する設定で、イーズアウトはだんだん速度を戻す設定です。全ての設定が終わったら「OK」で適用されます。
2.全体の速度を変える方法
動画の全体の速度を変える方法は、部分的に変更した場合と同様に、速度を変更したい素材をタイムラインルームに配置した状態で、選択して「ツール」から「動画速度」を選択します。
そして「クリップ全体」を選択して、「可変速」で速度の調節を、「新規の動画の長さ」で動画全体の長さを指定します。範囲の指定を行う必要がないので、簡単に行えます。
ビデオスピードデザイナーを開かずに行う方法もあり、Macの方は「⌘」、Windowsの方は「Ctrl」を押しながら素材の端にカーソルを合わせてドラッグを行うだけです。
素材を短くすれば早送りになり、素材を長くすればスローモーションになります。
3.速度を元に戻す方法
変更した速度を元に戻したい場合も非常に簡単に行えます。素材を削除して再度メディアルームから配置しても良いですが、エフェクトを適用させている場合は手間がかかるので、以下の方法で元に戻すのがおすすめです。
一部を変更した場合
素材の一部分の速度を変更した場合は、再度ツールから動画速度を選択して、ビデオスピードデザイナーを開きます。「選択した範囲」タブが選択された状態で、タイムシフトの範囲をクリックして黄色に変わったら、ゴミ箱のアイコンを選択するだけです。「OK」をクリックすれば元の再生速度に戻ります。
全体を変更した場合
全体の速度を戻したい場合も同様にツールから動画速度、「クリップ全体」を選択して「リセット」をクリックするだけです。最後は「OK」を選択してください。
まとめ
今回は無料で利用できる初心者に人気の動画編集ソフトPowerDirectorの特徴や基本的な使い方、再生速度を変更する方法を解説しました。
再生速度を変更すれば動画に抑揚をつけることができ、視聴者を飽きさせない演出を行うことができます。早送りやスローモーションなどはよくよく使用する機能なので、この記事を参考に試してみてください。
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