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2021年09月29日(公開: 2021年09月29日)
エレベーター内を広告スペースとして使おう!活用するメリットは?
現在、広告はあらゆる場所に設置されているほか、テレビCMや動画サイトなど各種メディアにおいても広告が挿入されています。そのため、今では広告を設置するスペースを探すことが難しい状況になりつつありますが、広告スペースとして利用したい場所としては「エレベーター内」があります。
エレベーター内は狭いうえに乗車時間が短いことから、一見すると広告効果が期待しにくい場所のように感じられますが、逆転の発想をすれば、エレベーター内こそ広告効果が期待できることがわかります。
この記事では、エレベーター内に広告を出稿するメリット、広告を出稿する際のポイントを中心に紹介します。
目次
エレベーター内の広告の種類
エレベーター内の広告の種類を大まかに分けると「パネル内の掲示物」と「モニターに表示される動画広告」があります。それぞれについて以下で説明します。
パネル内の掲示物
エレベーター内の広告としては、パネルの中に掲示した広告があります。掲示されている広告は動的な広告とは異なり、表示されている広告の内容が変化することはありません。そのため、パネル内に掲示された広告は動画広告と比べると単調なものになりがちです。
しかしながら、掲示された広告であってもその効果は十分に見込めるため、パネルを利用した広告は有効といえます。また、パネルを利用すればポスターを作成するだけで済むため、コストを抑えられる点もメリットです。低コストで広告効果を高めたいなら、エレベーター内のパネルに広告を掲載してみましょう。
モニターに表示する動画広告
広告の種類として「動画広告」が一般的となっている現在では、エレベーター内でも動画広告が視聴できるようになりました。広告はエレベーター内に設置されたモニターに表示される仕組みとなっています。また、動画広告を配信するシステムは「デジタルサイネージ」と呼ばれます。
動画広告のメリットは、表示内容が刻一刻と変化するため、多くの情報量を盛り込める点です。また、動画広告を視聴する側としては、ポスターのような静的な広告と比べると、動画の内容を楽しみながら広告を視聴できます。
広告の効果としては、パネルを利用した広告よりも動画広告の方が高いといえます。モニターを利用した動画広告は、パネル内に掲示した広告よりもコストが割高となりますが、広告効果が高い点を踏まえれば、費用対効果は十分に見込める広告手段といえるでしょう。
エレベーター内に広告を出すメリット
エレベーターならではの特徴としては、エレベーター内が狭い場所であること、乗車時間が短い点があります。
一見すると、エレベーター内は広告の設置に適していないようにも感じられますが、見方を変えれば、これらの要素はエレベーター内に広告を出すメリットにつながるのです。その理由について以下で説明します。
狭い場所ほど広告が見られやすい
狭い場所に広告を設置すると、広告が見られやすくなる傾向があります。
エレベーターならではの特徴は、狭いスペースでありながら多くの利用者が乗車する場合がある点です。エレベーター内に大勢の利用者が乗っていると、目のやり場に困ってしまい、思わず目線を上の方に向けてしまうことはないでしょうか。
そんなとき、目線の方向に広告が掲載されていれば、目線のやり場に困ってしまった状況が解消され、広告をじっくりと見ることでしょう。
逆に、エレベーター内に自分一人しか乗っていない場合、乗車中のちょっとした時間を持て余してしまうために、エレベーター内を見回してしまいがちです。そのようなときも、目線の先に広告があれば、エレベーターの乗車中はつい広告を見てしまいます。
狭い場所ほど広告が見られやすくなる理由は、狭い場所ほどその室内を見回してしまうことが多いためです。それを踏まえると、狭い場所であるエレベーター内は広告を掲載するために最適な場所といえます。
乗車時間が短いと広告に目が向きやすい
そのほか、乗車時間が短いほど広告に目が向きやすい傾向があります。
一般的な考え方では「乗車時間が短ければ広告は見ないのでは?」と考えるかもしれません。しかし、逆の考え方をしてみると、乗車時間が短ければちょっとしたことすらできず、辺りを眺めていることしかできないものです。
例えば、エレベーターに乗っているときに、カバンやポケットからスマートフォンを出して見ようとする人はほとんど見受けられません。なぜなら、エレベーターに乗ってもすぐに目的の階に着いてしまうことがほとんどだからです。
そのため、エレベーター内では何もせずに乗っている人がほとんどです。そんな状態では、多くの人たちは手持ちぶさたの状態になってしまいます。しかし、エレベーター内に広告があれば手持ちぶさたの状態を解消できるため、多くの人たちは広告を見ようとするでしょう。
乗車時間が短いエレベーター内は広告の掲載には向いていないように感じられますが、乗車時間が短いからこそ広告が見られやすくなるといえます。
エレベーター広告の出稿の際のポイント
エレベーター広告を出稿する際のポイントとしては、以下があげられます。
- 利用者層に合わせた内容の広告を配信する
- 短時間で視聴できる動画を制作する
それぞれについて説明します。
利用者層に合わせた内容の広告を配信する
エレベーター広告を出稿する場合に抑えておきたいポイントは、利用者層に合わせた内容の広告を配信することです。
エレベーターは不特定多数の人々に利用されていますが、エレベーターがどのようなビルに設置されているかを踏まえて考えてみると、それぞれのエレベーターの利用者層はある程度固定されることがわかります。
例えば、高級住宅街に設置されているマンションのエレベーターは、富裕層が多いことが予想されます。そのような場合は、百貨店やマッサージサロンの広告など、富裕層向けの広告を中心に配信する方法があります。
また、オフィスビルのエレベーターには、入居している企業を対象とした商品やサービスを紹介する「BtoB」の広告配信が効果的です。日頃からBtoBの広告をエレベーター内で配信することで、オフィス内で働く人たちの中には広告商品に興味を持つ人も見受けられ、商品の売上につながることが期待できます。
そして、オフィスビルのエレベーター内でBtoBの広告配信を行えば、営業の効果も高まります。広告を配信している企業の担当者が営業に出向いた時点で、商品の内容はエレベーター内である程度説明しています。それにより、顧客である企業の担当者は商品の内容をすでに理解しているため、契約に結びつきやすくなります。
エレベーター広告を出稿する場合には、エレベーターの利用者層を分析し、利用者層が興味を持ちやすい内容の広告を配信すると、売上につながる効果が期待できます。
短時間で視聴できる動画を制作する
エレベーター広告を出稿する際には、短時間で視聴できる動画が適しています。
エレベーターに乗っている時間は多くの場合1分以内となります。それを踏まえると、動画の長さは15秒前後、長くても30秒以内に抑えると良いでしょう。また、各階に停止することが多いエレベーターの場合は5秒前後の動画が最適となります。
長めの動画を制作してしまうと、エレベーターに乗っている人は動画の視聴が終わっていないタイミングでエレベーターを降りることにもなりかねません。エレベーターの利用者の立場も考え、エレベーター広告は短めのものを制作しましょう。
まとめ
エレベーター内は広告スペースとして適さないように感じられますが、少し発想を変えれば広告スペースとしての利用価値が高いことがわかります。
エレベーター内のような狭いスペースでは、目線のやり場に困るという点に着目すれば、目線の先に広告を設置すれば広告効果が期待できます。また、エレベーターは乗車時間が短いですが、ショート動画を配信すれば乗車中に動画を視聴することが可能です。
ビルに設置されているエレベーターは利用率が高いため、多くの利用者に配信できることを踏まえれば、十分な広告効果が得られます。
さらに、市街地に建っているビルはそれぞれ利用目的が異なっています。それぞれのビルは利用者層が異なっている点に着目すれば、利用者層に応じた内容の広告を配信できます。それによって、広告効果をより一層高めることも可能です。
エレベーター内は広告の設置に最適です。マーケティングを十分に行ったうえで、広告の配信を行いましょう。
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