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2021年03月23日(公開: 2017年10月28日)
Facebookのコレクション広告とは?使い方や活用方法を解説
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コレクション広告は、認知からコンバージョンまで、一つで完結できる優れもの。Facebookのコレクション広告では、メイン画像の下に4つの製品を表示でき、自社ウェブサイトやアプリに誘導することができます。
Facebookのコレクション広告の使い方や活用方法など、コレクション広告を使いこなすために必要な知識をまとめて解説していきます。
目次
コレクション広告とは
コレクション広告は、Facebookが2017年に提供を開始した比較的新しい広告です。
メインビジュアルとなる画像や動画と、その下に4つの小さい画像をグリッド状に並べて商品カタログ型式で表示することができます。
最大50枚の商品画像を掲載することができ、画像をタップすることで商品の詳細情報を確認したり、自社ウェブサイトやアプリに誘導することができます。
ファッションや日用品、雑誌などの商品をモバイル環境で購入していることが多く、全ての行動の45%がモバイルと関連していると言われています。
コレクション広告を活用することで、認知から購入までシームレスに完結することができるため時代に合った宣伝方法と言えるでしょう。
コレクション広告の掲載場所
コレクション広告を配信できる場所は以下の2カ所です。
- Facebookフィード(モバイル)
- Instagramフィード
コレクション広告はモバイル環境にのみ対応しており、パソコン環境では表示されないため注意が必要です。
InstagramとFacebookのコレクション広告フォーマットの違い
Facebookのコレクション広告で利用できるテンプレートは以下の5種類です。
- インスタントストアフロント
- インスタントフォーム
- インスタントカタログ
- インスタント顧客獲得
- インスタントストーリーテリング
Instagramコレクション広告で利用できるテンプレートは、グリッドレイアウトのみになります。
Facebookのコレクション広告では、メイン画像の下に表示される製品は4点ですが、Instagramコレクション広告では3点です。製品が4点選択されている場合は、動的に3点の製品を表示します。
Facebookのコレクション広告のメリット
コレクション広告を活用するメリットは大きく3つあります。
- コンバージョンにつながりやすい
- テンプレートが豊富
- 宣伝効果が一目でわかる
それぞれについて詳しくみてきましょう。
コンバージョンにつながりやすい
コレクション広告のレイアウトはメインビジュアルとカタログ型式の2部構成です。
メインビジュアルでユーザーは認知し、カタログ型式で購入を促すことができるため、認知から購入までのプロセスを一括でアプローチできます。
そのため、ユーザーは商品の閲覧をストレスを感じることなく、スムーズに行えるため、コンバージョンにつながりやすいです。
テンプレートが豊富
コレクション広告は、ビジネスに合わせて5つのテンプレートが用意されています。
- インスタントストアフロント
- インスタントフォーム
- インスタントカタログ
- インスタント顧客獲得
- インスタントストーリーテリング
目的に合わせて最適化されたテンプレートが用意されているため、自身でクリエイティブを作成する必要もなく誰でも簡単にできます。
宣伝効果が一目でわかる
Facebookではアウトバウンドクリックを確認できます。
アウトバウンドクリックとは、広告に表示されたウェブサイトやアプリの誘導リンクをクリックした数を測定することです。
そのため、設定したリンクからどれくらいのユーザーが自社サイトやアプリに誘導できたかを一目で確かめることができます。
アウトバウンドクリックからユーザーの反応がよかったコレクション広告がわかるため簡単に効果検証が可能です。
Facebookのコレクション広告のフォーマット
デザイン仕様について解説していきます。
各フォーマットに合わせてFacebookが推奨しているクリエイティブデザインに従うことで品質を高く保つことができます。
画像
画像を使用する場合は、以下のデザイン仕様を推奨しています。
アスペクト比 | 1.9:1 |
---|---|
画像サイズ | 1,200 x 628ピクセル |
※Instagramでは以下を推奨 ・正方形(1:1) ・フル横型/横型(16:9) ・スライドショー(1:1) |
参考:https://www.facebook.com/business/help/1449762585066179?id=370281743380548
動画
動画を使用する場合は、以下のデザイン仕様を推奨しています。
アスペクト比 | 16:9または1:1 |
---|---|
動画 | H.264圧縮方式、固定フレームレート、プログレッシブスキャン |
音声 | ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps |
参考:https://www.facebook.com/business/help/1449762585066179?id=370281743380548
テキスト
広告テキストでは、以下の仕様デザイン仕様を推奨しています。
本文 | 90文字以内 |
---|---|
見出し | 25文字以内 ※Instagramでは見出しについてはサポートされていません。 |
参考:https://www.facebook.com/business/help/1449762585066179?id=370281743380548
Facebookのコレクション広告のテンプレート
コレクション広告で利用できるテンプレートは以下の5つです。
- インスタントストアフロント
- インスタントフォーム
- インスタントカタログ
- インスタント顧客獲得
- インスタントストーリーテリング
インスタントストアフロント
インスタントストアフロントでは、コレクション広告などでカタログや商品の説明をし、商品をクリックすることですべてのアイテムが一覧で表示され、値段や商品名など詳しい情報を確認できるようになります。
商品の販売を目的とした広告に最適化されたデザインテンプレートです。
インスタントフォーム
インスタントフォームでは、広告に関心も持ったユーザーがタップすると、問い合わせ・申し込みフォームが表示されるようになります。
インスタントフォームを活用することで、名前やメールアドレス、電話番号などの連絡先情報を収集できるため、潜在顧客の興味・関心や行動を把握し、目的のゴールへ近づくことができます。
インスタントカタログ
インスタントカタログでは、画像や動画を活用して商品やサービスを実際に使用している様子を見せることができます。
例えば、アパレルブランドなどで実際に服や靴を試着しているシーンをユーザーに表示することで商品の魅力を最大限に伝えることが可能です。
インスタント顧客獲得
インスタント顧客獲得では、商品やサービスをタップすることで、CTAボタンが設置されているモバイル向けランディンページが表示されます。
ランディングページ内でアイテムの詳細をユーザーに伝えることができるため、登録ページ、サブスクリプションページ、購入ページなどコンバージョンの増加につながりやすいデザインテンプレートです。
インスタントストーリーテリング
インスタントストーリーテリングでは、商品やサービスをストーリー形式で宣伝することができます。
そのままウェブサイトやアプリへの誘導することもでき、ユーザーにより詳しい情報を伝えることできます。
魅力的にブランドストーリーを伝えることができる画像や動画を用意できる場合におすすめです。
Facebookのコレクション広告の作成方法
コレクション広告の作成とコレクションの作成手順の2つにわけて解説します。
コレクション広告の作成手順
- 広告マネージャからキャンペーン作成
- コレクション広告に対応した目的を選択(トラフィック・コンバージョン・カタログ販売・来店数の増加)
- 誘導先としてウェブサイトまたはアプリを選択
- 通常の広告と同様に広告セットを設定
コレクションの作成手順
- Facebookページ→コレクションを選択
- フルスクリーンエクスペリエンス→新規作成
- テンプレートを選択し、インスタントエクスペリエンスを作成
- 広告テキスト(本文。見出し)を追加
- メインビジュアルの画像または動画、下に4点の画像を設定
- 任意で誘導リンクを設定
以上で作成完了です。
ただし、キャンペーン目的に「カタログ販売」を選択した場合は、カタログの作成も必要になりますので注意してください。
Facebookのコレクション広告の活用方法
コレクション広告を最大限に活用する方法を3つ紹介します。
- 動画を活用する
- 50点以上の商品を載せる
- テンプレートを活用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
動画を活用する
メインビジュアルには画像だけでなく動画を表示することができます。
コレクション広告はフィード上が配信場所になるため、静止画では目立ちにくく埋もれてしまうことが多く、動画を活用することでユーザーの目に留まりやすくなります。
50点以上の商品を載せる
Facebookでは、50点以上の商品数を掲載することを推奨しています。
商品数が多いほど、その中からFacebookが最も関連のある製品を選択して表示してくれるため、ウェブサイトやアプリで提供している商品に対してより多くのユーザーに興味を持ってもらえるようになります。
テンプレートを活用する
メリットのひとつとしても紹介しましたが、コレクション広告にはテンプレートが用意されているため、目的に合わせて簡単に作成することができます。
クリエイティブを作成する時間を大幅に短縮し、目的に沿った成果を得ることが可能です。
Facebookのコレクション広告の活用事例
コレクション広告を活用して大きな成果を得ている活用事例を3つ紹介します。
- Lids
- Pier 1 Imports
- Michael Kors
それぞれの打ち出し方や工夫しているところを見ていきましょう。
Lids
Lidsは、コレクション広告を活用してNFL公式サイドラインキャップを宣伝しました。
ニュースフィードから商品への関心を示しつつも購入まで至らないユーザーに向けてリターゲティングすることで117%のROIを実現しています。
Pier 1 Imports
米国のインテリア雑貨チェーンPier 1 Importsは、インテリアコーディネートされたリビングルーム内に置かれた家具をコレクション広告を活用して宣伝しました。
カタログにセール品を含むカテゴリーの違う商品を手動で追加することで、ユーザーがスムーズに買い物しやすいクリエイティブになっています。
Michael Kors
Michael Korsは、レディーススポーツウェアのデザインで知られるファッションブランドです。
秋の新作をコレクション広告を活用して掲載し、オンラインと店舗での売上が19%増加、広告費用対効果は11.9倍の成果を得ています。
まとめ
以上、コレクション広告の使い方から活用方法を解説しました。
コレクション広告は、認知から検討、そしてコンバージョンまで一括で完結することができるため、成果を出しやすい広告です。
メリットも多く、テンプレートも豊富に用意されているため、広告出稿が初めての方でも簡単にできます。
ぜひ一度、配信してみてはいかがでしょうか。
Facebook広告について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【保存版】Facebook広告とは?仕組みから運用方法まで徹底解説
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