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2021年04月23日(公開: 2020年07月20日)
【2021最新】動画広告の一覧、媒体おすすめ比較8選
無料:動画広告攻略100のテクニック集
YouTubeやTikTok、VODサービスなどの動画サービスの急速な成長に伴って様々な動画広告の媒体が出てきました。しかし、動画広告には多くの配信先の媒体が存在しているため、どの配信先に出稿すればいいか悩んでしまいます。
動画広告の主な媒体は以下の8種類です。
- YouTube
- TikTok
- LINE
- YDN, GDN
- AbemaTV
それぞれの特徴やメリット、課金形態を含めてご紹介します。初心者の方向けに紹介していきますので、記事を読んで目的にあった動画広告を見つけて、ぜひ挑戦してみてくださいね。
目次
動画広告の媒体一覧
動画広告の媒体は、たくさん種類があります。そこで、各媒体の特徴と配信先としてメリット・デメリットを解説します。
どのようなケースの場合に出稿した方がいいのか参考にしてみてください。
解説する媒体は以下の8種類です。
・YouTube
・Tiktok
・Twitter
・Facebook
・Instagram
・LINE
・YDN, GDN
・AbemaTV
それでは、ひとつずつ解説していきます。
YouTube
圧倒的なリーチ量を誇る世界最大級の動画サイト「YouTube」
YouTubeは、世界で20億人以上のMAU数(2020年3月時点)、国内では6,200万人以上のMAU数(2018年時点)の動画サイトです。
YouTubeの最大の特徴としては、動画サイトとして世界最大級の規模で圧倒的なリーチ量です。世界のMAUから逆算すると単純計算でも、世界のインターネット人口の約3分の1にあたるユーザーが毎月YouTubeを利用している計算になります。
また、出稿方法は、Google広告を活用するため、GDNと同様に出稿目的にあわせた細かなターゲティング設定で多くのユーザーにアプローチすることが可能です。
<YouTubeで出稿するメリット>
・多くのユーザーにリーチできる
・広告コストを抑えることができる
・ユーザビリティーの高い広告フォーマットが揃っている
<YouTubeで出稿するデメリット>
・Google広告の審査に時間がかかる可能性がある
・スキップ不可の広告では、逆効果になる可能性がある
アクティブユーザー数 | 世界:20億人/月 国内:6,200万人/月 |
広告フォーマット | ・インストリーム広告 (スキップ可能) ・インストリーム広告 (スキップ不可) ・TrueViewディスカバリー広告 ・バンパー広告 |
---|---|---|---|
ユーザー層 | 10代〜40代まで幅広く利用している | 課金形態 | ・CPV ・CPC ・CPM |
TikTok
若者から支持されているショート動画SNS「TikTok」
TilTokは、世界で5億人のMAU数(2018年7月時点)、国内では950万人のMAU数(2019年2月時点)のSNSです。
TikTokは、10〜20代の若い女性ユーザーが多く利用しています。TikTokの特徴はユーザーの利用率の高さと特にエンゲージメント率が優れています。
ユーザーが積極的であることから、動画広告に抵抗感を持ちにくく、広告を受け入れてもらやすい傾向にあります。
<TilTokで出稿するメリット>
・動画広告を見てもらいやすい
・ユーザー層に偏りがあるため、ターゲティングしやすい
・IMP保証がついているため、コストパフォーマンスが期待できる
<TikTokで出稿するデメリット>
・広告フォーマットが少ない
・インフィード広告では、国内以外をターゲティングできない
アクティブユーザー数 | 世界:5億人/月 国内:950万人/月 |
広告フォーマット | ・起動画面広告 ・#チャレンジ広告 ・インフィード広告 |
---|---|---|---|
ユーザー層 | 女性ユーザーが6〜7割を占めている。10〜20代を中心に若年層ユーザーが多い | 課金形態 |
・CPM |
リツイート機能による拡散力が武器「Twitter」
Twitterは世界で3億8,600万人のMAU数(2020年4月時点)、国内では4,500万人MAU数(2018年10月時点)を誇るSNSです。
Twitterのは、10代〜20代の若年層ユーザーが多く、最大の特徴であるリツイート機能による拡散力がある点があげられます。
拡散には1次拡散と2次拡散があり、2次拡散からはエンゲージメントに対して課金が発生しないため、広告コストを大幅に削減できる可能性があります。
そのため、動画広告を出稿する際、2次拡散を見込めるかどうかは非常に大切な指標になると言えるでしょう。
<Twitterで出稿するメリット>
・戦略的に運用ができれば、費用対効果が高い
・拡散力が高い
・独自の機能を用いた広告フォーマットが多い
<Twitterで出稿するデメリット>
・匿名性の強い媒体のため、他の媒体と比較するとターゲティング精度は低い
・非公式リツイートされたものは消せない
アクティブユーザー数 | 世界:3億8,600万人/月 国内:4,500万人/月 |
広告フォーマット | ・プロモビデオ広告 ・プレロール広告 ・スポンサーシップビデオ広告 ・ビデオカンバーセーショナル広告 ・ビデオアプリカード広告 ・プロモライブビデオ広告 |
---|---|---|---|
ユーザー層 | 10代〜20代の若年層ユーザーが多い | 課金形態 | ・動画の再生数 ・インストリーム動画の再生数 |
ビジネスパーソンなど、中堅層にリーチできる「Facebook」
Facebookは、世界で23億7,500万人のMAU数(2019年3月時点)、国内で2,600万人のMAU数(2019年4月時点)を超えているSNSです。
Facebookの抱えるユーザー層は、若年層ユーザーの利用が多い他のSNSとは異なり、40〜50代のビジネスパーソンとなる中堅層ユーザーに多くリーチすることができるのが特徴です。
また、動画広告の出稿設定ではターゲティングを非常に細かく設定することができるため、非常に精度の高いターゲティングが可能です。
<Facebookで出稿するメリット>
・中堅層に多くリーチできる
・ターゲティング精度が高い
・視聴完了率が高い。
<Facebookで出稿するデメリット>
・広告の審査に時間がかかる可能性がある
・若年層ユーザーにはリーチしにくい
アクティブユーザー数 | 世界:23億7,500万人/月 国内:2,600万人/月 |
広告フォーマット | ・インストリーム広告 ・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・その他 (プレミアム動画、プレイアブル動画) |
---|---|---|---|
ユーザー層 | 40〜50代の中堅層ユーザーが多い | 課金形態 | ・CPM ・CPC ・ThruPlay |
Instagramは、世界で10億人以上のMAU数(2018年6月時点)、国内では3,300万人のMAU数(2019年3月時点)の大手SNSです。
「インスタ」の愛称で、若い女性ユーザーから多く支持されています。
Instagramは、ユーザーのアクション率の高さが特徴です。FacebookやTwitterとは違い、リツイート機能やシェア機能などの拡散機能がないため拡散力は劣りますが、Instagramの投稿を見てからのアクション率の割合は85%と非常に高い傾向にあります。
<Instagramで出稿するメリット>
・ユーザーから反応されやすい
・ストーリーズ機能などの独自の広告フォーマットがある
・女性ユーザーにリーチしやすい
<Instagramで出稿するデメリット>
・拡散力は他の媒体と比べ低い
・広告の審査に時間がかかる可能性がある
アクティブユーザー数 | 世界:10億人/月 国内:3,300万人/月 |
広告フォーマット | ・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・ディスカバリー(発見)広告 |
---|---|---|---|
ユーザー層 | 若年層ユーザーかつ女性が多い | 課金形態 | ・CPM ・CPC ・CPI ・CPV |
LINE
国内で圧倒的なアクティブ率を誇るメッセージアプリ「LINE」
LINEは、世界で2億1,700万人以上のMAU数(2017年9月)、国内で8,400万人のMAU数(2020年3月時点)を誇るSNSです。
LINEはメッセージアプリとしての機能に加えて、LINE BLOGやLINE マンガ、LINE NEWSなど、たくさんのコンテンツと連携し、それぞれのコンテンツに広告を出稿することができます。
LINEは、DAU数の比率が86%と高く、圧倒的なアクティブ率です。また、国内での利用率が高く、日本人口の約66%が利用しています。
<LINEで出稿するメリット>
・アクティブ率の高さから広告が見られやすい
・提携しているコンテンツが多いため、ターゲティングしやすい
・国内で多くのユーザーにリーチできる
<LINEで出稿するデメリット>
・アジア圏以外のユーザーへのリーチには不向き
・広告審査が厳しい
アクティブユーザー数 | 世界:2億1,700万人/月 国内:8,400万人/月 |
広告フォーマット | ・Smart Channel ・タイムライン ・LINE NEWS ・LINE マンガ ・LINE ウォレット ・LINE BLOG ・LINE ポイント ・LINE ショッピング ・LINE広告ネットワーク |
---|---|---|---|
ユーザー層 | 年齢層は幅広く、男女比は女性がやや多い | 課金形態 | ・CPM ・CPC |
YDN, GDN
世界最大規模のネットワークを活用した広告配信が可能
YDN(Yahoo!ディスプレイ広告)はYahoo! JAPAN、GDN(Googleディスプレイアドネットワーク)はGoogleが運営しています。それぞれ提携しているサイトやアプリなどのネットワークに動画広告を出稿することが可能です。
主な提携サイトとして、YDNは、Yahoo!ニュースやヤフオク!などのサービスに加えて、GYAOやクックパッド、Amebaなどが提携サイトにあげられます。一方GDNは、YouTubeやmixi、食べログなどで、それぞれ配信先が異なります。
両方のネットワークを活用することで多くのユーザーにアプローチすることもできますが、予算などの関係上どちらかに絞りたい場合は、アプローチしたいユーザーへのターゲティング方法や広告フォーマットが用意されているかを確認してみると良いでしょう。
<YDN, GDNで出稿するメリット>
・膨大なネットワークを活用したリーチ量
・潜在的なユーザーにアプローチしやすい
・それぞれ独自のターゲティング設定があり、精度が高い
<YDN, GDNで出稿するデメリット>
・比較的審査が厳しい
・両方を使用する場合、コストがかかりやすい
YDN | GDN | |
ユーザー層 | あらゆる属性のユーザーにリーチ可能 | あらゆる属性のユーザーにリーチ可能 |
広告フォーマット | ・Yahoo! JAPANブランドパネルパノラマ ・Yahoo! JAPANブランドパネルクインティ ・Yahoo! JAPANブランドパネルスクエア ・Yahoo! JAPANプライムボード ・Yahoo! JAPANプライムビジョン ・Yahoo! JAPANトップページカスタマイズ |
・インストリーム広告 (スキップ可能) ・インストリーム広告 (スキップ不可) ・TrueViewディスカバリー広告 ・バンパー広告 ・マストヘッド広告 |
課金形態 |
・CPC |
・CPV ・CPC ・CPM ・CPD or CPM |
AbemaTV
良質コンテンツが生み出す高い広告効果「AbemaTV」
AbemaTVは、国内のMAU数は、1900万人(2019年6月時点)、WAU数では、1000万人(2019年6月時点)を記録しています。
ユーザー層は、18〜34歳の若年層ユーザーが半数以上を占め、支持されています。
質の高いオリジナルコンテンツを多く、ユーザーにとって受け入れやすい広告配置の最適化や没入感の高い広告体験を提供することで、広告視聴率が高いことが特徴です。15秒の動画広告で平均視聴完了率は88%、30秒の尺でも85%と高い水準で見られています。
<AbemaTVで出稿するメリット>
・広告が最後まで視聴されやすい
・態度変容効果が高い
・認知効率が高い
<AbemaTVで出稿するデメリット>
・中堅層以上のユーザーにはリーチしにくい
・AbemaTVとテレビ朝日の競合観点から独自の掲載基準がある
アクティブユーザー数 | 国内:1,900万人/月 | 広告フォーマット | ・CM配信 ・タイアップ企画 |
---|---|---|---|
ユーザー層 | 18〜34歳の若年層ユーザーが半数以上 | 課金形態 | ・ CPV |
動画広告の媒体比較表
媒体 | YouTube | TikTok | LINE | YDN | GDN | AbemaTV | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イメージ | |||||||||
アクティブユーザー数 | 世界:20億人/月 国内:6,200万人/月 |
世界:5億人/月 国内:950万人/月 |
世界:3億8,600万人/月 国内:4,500万人/月 |
世界:23億7,500万人/月 国内:2,600万人/月 |
世界:10億人/月 国内:3,300万人/月 |
世界:2億1,700万人/月 国内:8,400万人/月 |
国内:1,900万人/月 | ||
ユーザー層 | 10代〜40代まで幅広く利用している | 女性ユーザーが6〜7割を占めている。10〜20代を中心に若年層ユーザーが多い | 10代〜20代の若年層ユーザーが多い |
40〜50代の中堅層ユーザーが多い |
若年層ユーザーかつ女性が多い | 年齢層は幅広く、男女比は女性がやや多い | あらゆる属性のユーザーにリーチ可能 | あらゆる属性のユーザーにリーチ可能 | 18〜34歳の若年層ユーザーが半数以上 |
広告フォーマット | ・インストリーム広告 (スキップ可能) ・インストリーム広告 (スキップ不可) ・TrueViewディスカバリー広告 ・バンパー広告 |
・起動画面広告 ・#チャレンジ広告 ・インフィード広告 |
・プロモビデオ広告 ・プレロール広告 ・スポンサーシップビデオ広告 ・ビデオカンバーセーショナル広告 ・ビデオアプリカード広告 ・プロモライブビデオ広告 |
・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・ディスカバリー(発見)広告 |
・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・ディスカバリー(発見)広告 |
・Smart Channel ・タイムライン ・LINE NEWS ・LINE マンガ ・LINE ウォレット ・LINE BLOG ・LINE ポイント ・LINE ショッピング ・LINE広告ネットワーク |
・Yahoo! JAPANブランドパネルパノラマ ・Yahoo! JAPANブランドパネルクインティ ・Yahoo! JAPANブランドパネルスクエア ・Yahoo! JAPANプライムボード ・Yahoo! JAPANプライムビジョン ・Yahoo! JAPANトップページカスタマイズ |
・インストリーム広告 (スキップ可能) ・インストリーム広告 (スキップ不可) ・TrueViewディスカバリー広告 ・バンパー広告 ・マストヘッド広告 |
・CM配信 ・タイアップ企画 |
課金形態 | ・CPV ・CPC ・CPM |
・CPM ・CPC ・oCPC ・CPV |
・動画の再生数 ・インストリーム動画の再生数 |
・CPM ・CPC ・ThruPlay |
・CPM ・CPC ・CPI ・CPV |
・CPM ・CPC |
・CPC ・CPV ・CPA ・vCPM |
・CPV ・CPC ・CPM ・CPD or CPM |
動画広告媒体の選び方
動画広告を出稿するにあたり、適切な配信先を選ぶための方法を紹介します。適切な配信先を選ぶためには、各媒体の特徴をしっかり理解することが大切です。
なかでも、重要な4つの選定ポイントを解説していきます。
・アクティブユーザー数
・ユーザー層
・広告フォーマット
・課金形態
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
アクティブユーザー数
アクティブユーザー数とは、設定した期間内に1回以上サイトに訪れた・サービスを利用したユーザー数のことを指します。
1日あたりのユーザー数であればデイリーアクティブユーザー(DAU:Daily Active Users)、1週間の場合はウィークリーアクティブユーザー(WAU:Weekly Active Users)、1カ月であればマンスリーアクティブユーザー(MAU:Monthly Active Users)と呼ばれます。
1カ月のアクティブユーザー数が100のサイトと、1カ月のアクティブユーザー数が10,000のサイトを比較した時、どちらに動画広告を出稿した方がより効果的なパフォーマンスを発揮するのかは明白ですよね。
つまり、アクティブユーザー数が多ければ多いほど、多くのユーザーにリーチすることができ、広告が視聴される可能性が高くなるということです。
動画広告配信の目的がブランド認知度の向上などで多くユーザーにリーチしたい場合は、
配信先のアクティブユーザー数を確認し、リーチ量が足りるかどうかの指標として使用すると良いでしょう。
ユーザー層
各媒体によって、抱えているユーザー層は異なります。男性ユーザーが多いのか、女性ユーザーが多いのか、または若年層ユーザーが多く利用しているのか、中堅層ユーザーが多いのかなど、動画広告を出稿する前にチェックしておくことをおすすめします。
Facebookであれば、ビジネスマンを中心とした中堅層にリーチすることができますし、逆にTwitterは若年層ユーザーに多くリーチすることができます。また、女性ユーザーにリーチしたい場合は、InstagramやTikTokを活用すると良いです。
しかし、上述したアクティブユーザー数が多くても、リーチしたいユーザー層が少なければ、無駄な広告コストを支払ってしまう可能性がありますので注意が必要です。
逆にリーチしたいユーザー層は確保できていても、アクティブユーザー数が少なければ、リーチ量が足りなくなってしまいます。
ユーザー層は配信先の選ぶポイントとして重要ではありますが、ユーザー層だけで媒体を選ぶと期待していた効果を得られない可能性が高くなります。そのため。他の選定ポイントと比較しながら選ぶようにしましょう。
広告フォーマット
広告フォーマットには、インストリーム広告やインバナー広告、インリード広告などを活用した各媒体が提供している広告の表示方式があります。
例えば、Twitterのプロモビデオ広告はインリード広告を活用した広告フォーマットで、タイムライン上に動画広告を表示させます。また、YouTubeのバンパー広告はインストリーム広告を活用した動画内で6秒以内の短い尺の動画広告を表示する広告です。
YouTubeのバンパー広告はインストリーム広告の一種ですが、6秒以内という短い尺にすることで、ユーザーの広告視聴懸念を取り除き、ユーザビリティーを向上させています。
活用している動画広告の種類は変わりませんが、媒体によって動画広告の表示ルールが異なっているため、広告フォーマットの仕様については、よく確認しておくと良いでしょう。
また、各媒体のサービスや機能を活かした広告フォーマットも提供されていることが多いです。FacebookやInstagramにはストーリーズ広告というフォーマットがあり、独自のストーリーズ機能に動画広告を表示させることも可能です。
こうした格媒体の人気の機能やサービスを理解しておくと効果的な広告フォーマット選びに役立ちます。
課金形態
最後に課金形態ですが、配信先の課金形態を理解しておくと、コストパフォーマンスの向上につながりますので、しっかりチェックおきましょう。
課金形態の種類は大きく分けると3つあります。
・CPM(Cost Per Mille)
・CPV(Cost Per View)
・CPC(Cost Per Click)
それぞれ、”表示された回数”や”再生された回数”そして”クリックされた回数”と課金タイミングが異なります。また、各媒体での課金タイミングも違いますので覚えておきましょう。
例えば、YouTubeのインストリーム広告(スキップ可能)は、CPV課金が基本です。しかし、「ユーザーが動画を30秒間視聴した(30秒以上の動画)」、「ユーザーが動画を最後まで視聴した(30秒未満の広告)」または「ユーザーがリンクをタップするなど、アクションを起こした」のみ課金されるため、広告に興味を示さなかったユーザーが動画をスキップした場合、課金対象になりません。
媒体によって異なる課金形態を理解しておくことで、広告コストを大幅に抑えることも可能です。
【2021最新】動画広告の単価を媒体(メディア)別で比較
動画広告で成果を出すポイント
広告の目的に合った配信先を選ぶ
広告配信で大切なのは、広告配信の目的を明確にすることです。
具体的には、ブランド認知度の向上やサービス導入、商品購入など”広告を視聴したユーザーに対してどのようなアクションを起こしてほしいのか”を明確にするということです。
なぜ、目的を明確にする必要があるのかというと、目的が明確にできないと配信先の媒体選びで期待していた成果を出せなくなる可能性があるからです。
例えば、中堅層のビジネスパーソンをターゲットにアプローチしたいと仮定します。TikTokに出稿したケースとFacebookに出稿したケースを比較した時に、中堅層ユーザーを多く抱えているFacebookの方が、より効果的に成果を出せるのかは明白ですよね。
つまり、「広告の目的に合った配信先を選ぶ」というのは、目的を明確にして、そこから逆算して適切な媒体を選ぶことが成果を出すポイントのひとつということです。
広告フォーマットに沿ったクリエイティブ構成
配信する媒体によって、さまざまな広告フォーマットが用意されていることは冒頭で紹介しました。そこからもう一段階成功に近づくポイントとして、広告フォーマットに合わせて動画を構成する必要があります。
スキップが可能なYouTubeのインストリーム広告を例に説明します。YouTubeのインストリーム広告は動画が再生されてから5秒後に任意で広告をスキップするかどうか選択できるようになります。
つまり、興味を示さなかったユーザーは5秒で離脱してしまうということです。最後まで動画を見てもらうためには、動画の冒頭でいかにユーザーのアテンションを引くことができるかが重要なります。
そのため、動画の冒頭にターゲゲットユーザーに響くキャッチーなセリフを導入したり、「野菜足りてる?」など疑問形で自分ごと化する手法を用いた構成にしましょう。
逆にAbemaTVのような最後まで確実に見てらえるタイプの広告フォーマットでは、動画後半に盛り上がりを持ってくる構成が有効と言えます。
このように広告フォーマットを理解して、広告フォーマットに沿ったクリエイティブ構成が成果を出すためのポイントのひとつです。
ユーザーの視聴態度を考える
ユーザーがどのタイミング、どのような環境で広告を視聴しているかを考えることも動画広告で成果をだすために大切なポイントのひとつです。
例えば、ユーザーは広告を”スマホで見ているのか、パソコンで見ているか”や動画広告を”音声なしか音声ありどちらで再生しているのか”、などです。
これは、使用する広告フォーマットと配信先の媒体を理解しておくことで有効な対策を練ることができます。
TwitterやFacebookなどのタイムライン上に表示されるインリード広告を使用している場合であれば、基本的に無音で再生されていることが想定できますよね。
また、モバイル環境での利用が多い媒体であれば、スマホサイズを想定した動画制作をすることでユーザーに刺さりやすい動画になります。
CTAを動画の最後に用意する
CTA(Call To Action)は、「アプリのダウンロード」や「資料請求」、「自社ウェブサイトへ誘導」などのユーザーにしてほしいアクションを促すボタンを設置することです。
商品購入を目的とした動画広告で「ぜひ買ってね」と音声だけでお願いするだけでは、ユーザーはなかなか動きません。
動画広告では、冒頭でユーザーのアテンションを引き、中盤で自分にメリットがあることを理解することで気持ちが高まっている状態に持っていくことができます。
温度感の高い状態のまま動画終盤に、そのまま商品が購入できるボタンが設置してある場合、「ぜひ買ってね」とお願いするよりもアクション率に違いが出ることは明白ですよね。
動画の最後には必ずCTAを用意しましょう。
まとめ
動画広告の媒体一覧にまとめ、それぞれの特徴やメリット、課金形態を含めてご紹介しました。
動画広告で成果をだすためには、配信先の選び方がとても重要です。用意されている広告フォーマット、抱えているユーザ層などの媒体を理解する必要があります。
動画広告について知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
【2021最新】動画広告とは?配信先、種類、課金形態などを徹底解説
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